とある恋人たちの日常。

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「きーらーきーらーひーかーるー」
 
 夜空の星を見上げながら、恋人は小さい声で歌う。
 俺に目もくれずに、その目に星を写して歌い続ける。
 そんな彼女は、どこか楽しそう。
 なにより神秘的だった。
 
 冬の寒さで透きとおる空気は夜空の星をより輝かせて彼女の目を惹きつける。
 
 俺は君に惹き付けられているというのに。
 
 ねえ、こっちを見て。
 俺だけの星の唄。
 
 
 
おわり
 
 
 
五七七、星になる
 
 
 

12/14/2025, 12:41:09 PM