須藤 東

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『いつかの僕はどこかの砂』

蟻が死んで砂をつくる
鳥が閃けば水面が光る
夏の風が橋を打って砕けば
その時だけは夜になる
降った雨が悲しみに混ざれば
やがて土になって朝日で固まる
暗い部屋でタバコを燃やせば
紫色の髑髏が耳打ちする
「君もいつかどこかの
綺麗な砂の粒であるのだ」


『亡霊』

死んだら好きになりましたって
君は言うけどそれはずるくない?
だったらすこし互いに
忘れ去ってしまうまで
君は生きれよ。

2/19/2026, 5:54:21 AM