天音

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 拝啓


 こんにちは、お元気ですか。私です。・・・そして何と、あなたでもあります。大真面目に。

 あなたが目を通しているこの手紙は、言わばタイムマシンの若芽のようなものです。まずは物質だけ時間軸を転移させるとかなんとか。正直半信半疑ですが、色々とあって十代の私自身宛に手紙を送ることになりました。

 
 何も悟ったようなことを書くつもりはありません。


 だって(環境やタイミングに応じて)人の意見なんてころころ変わるし。性格だって思想だって、感化されて影響されて染まって移りゆくものだと思うんですよね。
 ブレンドコーヒー。私とあなたは同一人物だけれど、多分きっと別人です。だから個として尊重しますとも。

 そもそも「何を未来の自分に偉そうに指図されなきゃいけないのか」だなんて思ってしまうひとなんですよね、私は。あとネタバレは大っ嫌い。未知こそが魅力です。
 
 こればっかりは生まれ持った気質ですから、恐らく
あなたと同じかな。というよりも、事実「そう」だったと記憶しています。


 そんなだから、書きたいことだって特にないんです。私は私を信頼していて。それはつまり、私が過去に歩んで積み重ねてきたものを認めているということで。

 あなたを信じています。





#41 10年後の私から届いた手紙

2/15/2026, 4:51:51 PM