終わらない問い 波音希星作
夜の帳が降りて
街の灯が滲む頃
胸の奥でまだ
あの日の声が呼んでいる
夢の中で交わした
言葉の欠片を拾って
形にしようとしても
指の隙間をすり抜ける
――ねぇ、なぜ人は愛を求めるの?
答えを知らぬままに――
終わらない問いが 心を揺らす
「さよなら」も「ありがとう」も まだ遠いままで
時の川に流されながら
見つめる空に浮かぶ
ひとつの願い
凍える風が頬を撫でて
季節はまた巡るけど
あなたの影を追うたび
世界が静止したようで
誰もが何かを失って
誰かを信じて傷ついて
それでも明日を選ぶのは
希望という名前の光
――ねぇ、痛みの先に何があるの?
歩き続ける意味を――
終わらない問いが 胸を叩く
「幸せ」とは何かを 今も探してる
涙の跡に咲く花は
きっと誰かのために
咲いている
夜明けの色が染めてゆく
心の迷いさえも
答えじゃなくていい
問いのまま 生きていこう
10/26/2025, 9:04:30 PM