恵美

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ふんふんと優しげな音色が宙に響く。

その鼻歌を近くで聞いていた僕は、苦笑交じりにそちらを見ると、一緒になって鼻歌を歌い出した。

響いている二つの旋律は何処か楽しげで、なんだか目から熱いものが溢れ出てきた。

そんな僕を見て君は少し驚いた顔をしたけれど、何も言わないまま、そっと近くで寄り添って、一緒に鼻歌の続きを歌ってくれた。

決して立派な音楽ではないけれど、僕にはこの鼻歌と君が支えのようだ。

そんな事実がなんとなく嬉しくて、鼻歌に少し力がこもってしまった。


#歌

5/24/2025, 10:49:05 AM