「いつからだろう、、」
彼の言葉に、僕は手を止めた。
「何がだ」
「さっきの店員の態度だよ。最近はあんなもんなのか」
彼は口を曲げていう。
「まぁ、Z世代とか何とか言うもんな」
僕は肉まんを頬張る。
「それにしてもお前も悪い。あんな事されたら誰でも身構える。年齢を考えろ」
彼はタバコを吸うと不機嫌そうに言う
「お客様は神様だろう?それに別に、、、そんなに難題な事は言ってない」
彼は不貞腐れたように足を組む
「どうだ、もし80代の叔母さんに”スマイル一つ“なんて言われたら、ある意味震えるだろう?」
彼はケラケラと笑う「あぁ、違いない」
「それがさっきの状態だ。なぜお前はそんな事を言った。飢えてるのか?正直、恥ずかしかったぞ」
彼は再び機嫌を損ねたようにムスッとする
「いけると思ったんだよ。俺でも」
僕はくつくつと笑う「50でもか?」
「あぁ、そうだ50歳でもだ。俺はまだ男を捨ててないぜ」彼はニヤリと笑う。
「昼ドラの見過ぎだ」僕は呆れたように彼を見つめる
「なぜ、お前は気づかない?」
僕は彼の肩を掴む
「何がだ」彼は驚いたように見つめると、スーッと煙を吐く
「お前の目の前にいる男に」
その瞬間、彼は思わずタバコを落とした
「お前っ、、何言って!」
「もう誤魔化す事なんてできない。止まれないんだ。
好きだ、付き合ってくれ」
僕は彼を見つめる。夏が終わろうとしていた。
〜君に会いたいなぁ 揺れる揺れる〜
、、とスキマスイッチの「Revival」が流れてきそうですね。
お題「スマイル」
2/8/2026, 10:23:23 AM