きすをすると恋に落ちる
わたしの住んでいる地域ではこんな言い伝えがあった
あの日は空が鈍くひかっていて、分厚い雲の上が光っていたんだ そのぼんやりとした弱い光を見ていたら、小さい何かが降ってきた
ゆっくりゆっくりと くるくる回りながら
何かわからなかったけど近くに来たときに目を凝らしてみたらクリオネに似たものだった
それはわたしの口元まできて触れた
その瞬間その何かは姿を変えて、綺麗な男の子にはって 地面に倒れた
わたしはいそいで頭を支える
美しい顔をして眠っているその人は綺麗な金髪をしていて、星が染まったようなキラキラとした髪をしている
わたしが髪をなでると、わたしの指も光り、美しく輝いた
何とかして彼をかつぎ、家のベッドに寝かせた。
色々あった不思議な日だったな…
目を閉じて眠りについた
暗い影、誰かの息遣い
唇に何かが触れた
ぼんやり何かを見ていると綺麗な男の人の顔が現れた
その唇はひんやりと冷たかった
2/5/2026, 8:24:47 AM