陽の当たる住宅街の角に
僕たちはやってくる
西日は好きでよく行動する
僕の言いかけを無視して、聞かないフリをしながら
前を歩いていく
いつからか、歩幅がこんなに違うようになったんだろう
知り合った年月で君は少し前進した
変わりようのない僕らは互いのために
夫婦を嫌がり、夫婦を好み
夫婦を演じて生きている
良くもまぁ、ここまできたもので
君に感謝の意味を込めて沈黙を語る
いつの間にか君に聞くことも辞めた
無常の中、回転していく人の流れ
悲しい声の持ち主は太陽を浴びながら
目を細めて身体を丸めてスヤスヤ寝ている
相性の悪さは情熱的に互いを成長させるもので
女の言いたがり、喋りたがりを
君は軽く伏せさせてみる
最近はそんなバランスだ。
不思議なことに、逆の時も今日でも
真逆のことをしていても心地よいと気づいた
ヤドカリの抜けた貝殻達が
波際で小さく揺れる
遠くの灯台は太陽のように
ここだと場所を示す
一斉に魚たちは泳ぎ僕を自由にさせてくれる
ふと無言に出会った時
それが君だったと知る
ふたつの心は重なり合い
もう一方の毒はあられ菓子のように散らばった
まるでそれが自然であったかのように
小さく散った
2/23/2026, 9:06:34 AM