春先の公園。ブランコを漕ぐ。頬を撫でる風が心地よい。私は不意に下半身にも風を直接感じてみたくなった。ブランコが前後に揺れる。きっと、あそこも前後に揺れる。しかし、今ここで出すわけにはいかない。街が寝静まったころ、誰にも気づかれぬように忍び足で、またこの場所へ。あのブランコが前と後ろを往復するように、私もまた、この場所へと揺り戻されるのだろう。『ブランコ』
2/2/2026, 9:28:23 AM