佐々宝砂

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心の片隅で

心に片隅があるということは、心は広大な空間や広場みたいなもので中心があるのだろうか。中心にあるのは普通自我だろう。そんなことを思いながら、ぼくは君の心を視る。心は言語と五感とモヤモヤでできていて、言語や視覚、聴覚はかなりわかりやすい。他の感覚はちょっとわかりにくい。モヤモヤはいまだに意味がまるでわからない。君の場合、出会ったころはモヤモヤが小さくてそれこそ心の片隅でひっそりしている感じだった。それが今や君の心のほとんどを占めている。君の心の片隅にある君の自我の叫びが、つらくてたまらない。君に何が起きているのだろう。

12/18/2025, 11:21:09 AM