(誰よりも)
全員に平等なところが私の唯一の取り柄。
人のいい笑みをまき、助けを求める人には手を差し伸べられる。
ちゃんと平等に愛せていた。
そんな私を、私は好きだった。
でもね、私は、誰よりも大好きな人ができてしまった。
特別、可愛く見える。
特別、優しく見える。
特別、輝いて見える。
特別にうんと特別だった。
…呑気な顔してるけど、貴方だよ。
「え、そうなの?」
「そう。」
私の言葉を反芻し、可愛く笑う貴方にクラクラする。
そういうところ。
「引いた?」
「ううん、嬉しい。」
こういう返しができるところがどうしようもなく好き。
「あのね、」
「うん。」
「私ね、特別、貴方のことが好きだよ。」
「あはは、光栄すぎるかも。」
「貴方はどう思っているわけ。」
顔を覗き込んで、目を見つめる。
ふと、貴方は目を細めて、本当に楽しそうに笑った。
「貴方には、誰よりも私のことを想っていて欲しいって思っているよ。それくらいには、好き。」
「…私、平等主義なんだけどなぁ。」
誰よりも特別な貴方へ。
いつか、貴方の特別が私になるように、頑張らせてね。
2/17/2026, 7:44:37 AM