『枯葉』涙が頬を伝うのを止めたくて、ふと、上を見ると味気ない空をバックに、細く揺れた枝にピントが合った。そこには一枚、色落ちした葉。風に揺れ、今にも支点は力尽きそうである。其れは、僕の涙が零れるのと同じくらい、ぎりぎりで。 ぱ と、1枚残っていた枯葉はひらひらと風に流れてゆく。気付けば僕の瞳からは、泪が伝っていた。
2/19/2026, 3:33:23 PM