自己紹介をしよう。俺はヤイ。ここ幻想郷のなかにいる大妖怪だ。大妖怪なんだけど…昼間はいつも狐姿(赤色)で博麗神社にいる。なんで妖怪が妖怪巫女のとこにいるかって?まぁ、実際のところよくわからない。気づいたときには巫女の近くにいて、いつしか巫女のところにほぼ毎日行くようになっていた。使命感ってやつかな?しかし、俺の飼い主は博麗の巫女ではない。さとり様である。なぜって思ったでしょ?俺はもともと妖怪の山に住んでたんだ。でも、なんやかんやで出会ってしまって、今地霊殿の執事みたいなことをしてる。執事って言ってもちゃんとした服を着てるわけでも、片眼鏡をつけてるわけでもなく………
猫凛「あ、それ、私のデザート。なんで勝手に食べちゃうの?」
空「え?これ私のじゃないの?」
猫凛「あんたさっき食べたでしょうが。」
こいし「お兄ちゃんこれもう一個ほしい。」
ヤイ(あは、あははは…まるで騒がしい子供たちの世話をしている親のようだ。俺は親なのか?さとり様は静かにこっちを見ているようだが…って、絶対内心笑ってるでしょ、心を読んで。てか、普通に笑ってるし。お空もお凛もこれから仕事だっていうのに、まだ、心が幼い。こいしに至っては、普通に子供。いやでも、一般的に考えたら、普通の人間より生きてるはずなんだがなぁ。そんなことは別にいいか。)
今後の僕の予定について説明しよう。
〜朝食準備片付け(NOW)→部屋、廊下、ロビーなど館の掃除→昼外出(昼飯は各自で)→夕方帰宅→夕食準備片付け→風呂(sometime)→就寝〜
ヤイ「こいしよ。それは一人一個だよ。」
猫凛「ねぇ、お空に撮られたんだけど…。」
ヤイ「お凛はまた今度何か作ってあげるから。」
猫凛「やったぁ〜。」
空「私は?」
ヤイ「ないよ。お凛のやつ食べたじゃん。」
空「えぇー。私が何したっていうの。」
ヤイ「今言うたやん。さとり様には度々持ってきますからね、試作品とか。」
さとり「えぇ。楽しみにしてるわ。」
ヤイ(おっしゃー。さとり様が楽しみにしているならば、じっくり考えなければ。さぁ、片付けと行きますか。)
そうして僕は仕事を始めるのだった。
屋敷内の掃除も終わったぜ。俺には「止める程度の能力」を持っている。どっかしらのメイドと同じで時を留めて一瞬で掃除したのさ。まぁ、妖怪だから寿命とかはないんで、リスクNothingなんだよね。でも、あのメイドさんも大変なんだなぁ。また今度何か送るとしよう。時計を確認するとまだ正午になってないな。よし、外出しよう。いつもどうり支度してレッツゴー。
ヤイ「行ってきまーす。」
館を出るとたまに鬼がいるから、気づかれないように狐姿で道を進む。
勇儀「お?ヤイじゃないか。」
ヤイ(なぜ見つかるんだよぉぉぉお。終わった。人生終了のお知らせ。人ではないけどね。)
勇儀「どうしたどうした、固まっちゃって。」
ヤイ(いやいや、あなたのせいですよ?また戦わされるんでしょ?いやだよ?鬼の力って半端ないんだよ?まじで死にそうになるときだってあるんだよ?)
勇儀「もしかして、もう戦闘態勢に入っているのか?」
ヤイ(いえ、違います。どう、この場面から切り抜けようか考えているんです。)
普通に考えたら、時を止めて行けばいいって思うだろう。何度かしたことがある。
〜勇儀「ヤイじゃ~ん。ほれ、戦いに行くぞ。」
ー萃香「つっかまーえた。勇儀。見つけたぞー」
ー勇儀「ナイスナイス。ヤイよ。戦いに行くぞー。」
〜勇儀「今度は逃げないでくれよ?」
ー勇儀「三度目の正直って知ってるか?」
ーヤイ(知るかぁぁぁあ。それは三度目に言うもんだろ。ていうか別に良くない?勝手に戦闘態勢入ってんのそっちでしょ?俺関係ないと思うんだが。)
そんなことがあったんで。戦わずして勝負することを考えている。んー…前はスピード勝負したしなぁ。
ヤイ「しゃーないな。今回も付き合ってやるよ。」
ヤイ(マジでしゃーなし。鬼の気分には逆らってはいけないんだな。しくしく(T_T)。)
勇儀「今回は普通に戦ってくれよ。」
ヤイ「へいへい。」
ヤイ(なんで毎回こんなことになるんだ。)
俺は勇儀に連れられ、地霊殿のなかにある広場の一つに来ていた。
パルシィ「勇儀と近くにいるなんて妬ましい」
ヤイ「2人ってそういう関係だったか?」
2/24/2026, 8:26:57 AM