雪の静寂
しんしんと振り続ける氷晶に手を伸ばす。
すると溶けて液体に変わり手のひらがひんやりと感じ笑みがこぼれる。
雪の始まりは12月頃が最も多く見られるが早い所だと11月頃には白銀の世界に覆われる所も多い。
雪は美しいとされるが雪崩や車のスリップ事故など被害が多い事も忘れてはならないだろう。
季節には必ず始まりがあれば終わりもある。
雪の静寂を目にする時、自然の変化に人々は驚きに充ちている事だろう。
当たりを見渡せば空は赤く染まり木々の間から光がそそぐ幻想的な世界が広がる。
さらに息を吸えば澄んだ空気が全身を廻り、優しく髪を掠める暖かな風や、耳を澄ませば動物たちの声が聞こえ次の季節への訪れを感じる。
フィルムを通すものよし。目に刻むのもよし。
声や身体を使って表現するのもよし。
それも風情があり個性だと考える。
静寂の寂しさは時として新たな芽を出す機会になり得る事を忘れずにおきたいものだと私は思う。
12/18/2025, 4:48:39 AM