‪✝︎しがない高校生‪✝︎ サブ垢

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お気に入り

もう何年もそのままにしていた、古い数枚の手紙。一枚も読まずに、そっと棚の奥へ仕舞い込んでいた。
ある日、夢を見た。その夢の中で、あの古い手紙が私を呼んでいるような声がした。懐かしくて、どこか寂しい声だった。
目覚めた私は、震える指でその手紙を手に取る。
ゆっくりと封を開き、1文字1文字を噛みしめるように丁寧に読んだ。
それは、かつての私にとって何よりも大切だった――お気に入りの手紙。
気づけば、数枚あった手紙をすべて読み終えていた。滲んだ文字の向こうで、もう戻らない時間が静かに息づいている。
頬には、止めようのない涙が流れていた。

2/18/2026, 5:15:29 AM