水無月はじめ

Open App

『枯葉』

さわさわ鳴る振袖草が
沈む夕日を見送っている

くるくる落ちるもみじ葉が
かさかさと音を立てて
風下に積み重なっていく

払っても払っても
掃いても掃いても
次々風に流されてくる

いっそ燃やしてしまおうか
もう構うことは無くなるだろう

ふと遠くの山を見た
燃え盛るような
赤と黄の着物を着た山が見えた

僕が燃やす必要はない

自ら燃え盛り生きている

見上げた空はどこまでも青く
それで頭を冷やすことにした

2/19/2026, 10:10:45 AM