『私から届いた手紙』
ポストに入ってた古びた封筒
忘れてた記憶を呼び覚ます
中に入ってた手紙には
褪せた数枚の桜の花びら
パリパリに乾いた茶色の欠片が
セピア色から色づいていき
記憶の中の桜が咲いた
手紙に書かれてた名前は
まごうことなき自分の名前
『10年後の私は何をしてる?』
それには返事を書けそうに無い
でも
水墨画のような心の中で
桃色の雫が広がっていく
10年後の私宛には
なんとか言葉を紡げそうだ
部屋に埋もれていた封筒に
同じ言葉を書くことにした
2/15/2026, 10:12:05 AM