題名:枯葉
「枯れ葉って落ちた葉でしょ。つまり、縁起が悪いって思わない?」
白い息を吐きながら、君は言った。
「縁起が悪いってどういうこと?」
僕は君の言葉の意図が分からなかった。
「受験に落ちるっていう連想をしちゃうから。」
フフっと君は笑った。
「それだけで悪いだなんて、思わなかった。」
落ちるモノは全て悪いなんて、限られてくる世の中だ。そんな世界で僕らは生きていたのか。
「常識知らずだね、君は。」
君の言葉。
「知らなくて良いだろ。」
僕の言葉。
「それじゃあ、さよなら。」
手を振って、君は去っていった。
2/19/2026, 11:44:48 AM