あじさい』の作文集

Open App

あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/13/2024, 3:11:49 PM

「解明されていない毒」


「紫陽花のここ。花びらに見えるけど、ガクなんだって。あとねぇ〜紫陽花には毒があるんだって」

娘はそう言って、えへんと胸を張った。
昨日俺が植物図鑑を見せながら教えたのだ。

「ねぇねぇ、ママは知ってたぁ?」
「んー、そうだねぇ……」

知ってたもなにも、これらの知識は俺が子供の頃に妻から教わったことだ。


妻はチラリと俺を見ると、ニヤリと笑った。

────あじさい

6/13/2024, 3:11:14 PM

はくさい


ひゃくさい



あじさい



ハイサイ

6/13/2024, 3:10:51 PM

別れる男には花言葉を一つ教えなさい。
季節が巡るごとに、その花を見るごとに、あなたを思い出すから。

そんな、ある種呪いをかけるような教えを耳にしたのは、何年前だったか。
少なくとも、まだ私の隣にあの人がいた頃だった。


私と彼は、二人揃って花にも花言葉にも詳しくなかった。
でも、綺麗なものは特別好きだった。
だから、あの日も二人で相談して紫陽花が綺麗な所に日帰り旅行として出掛けていた。
梅雨の時期だったのに、珍しく青空が広がっていた日だった。ああ、思い出した。せっかくだからと、お気に入りの浴衣を着て行ったっけ。紫陽花と、蛇目傘が描かれた素敵な浴衣だった。彼も、とても喜んでくれていた。

辿り着いた場所にはよく見る品種だけではなくて、見たこともないようなカラフルな品種や、とても紫陽花とは思えない形をした品種のものもあった。
目に映るもの全てが色鮮やかで、可憐に咲き誇っていた。色とりどりですごく綺麗だね、そう彼に言葉をかけたら、
「紫陽花の色は、土のphに左右されるんだよ。」
だから、上手にやればグラデーションにもできるかもね。そういって、実に科学に基づいた知識を教えてくれた。ロマンの欠片もないな、なんて笑っていたけれども、自身の得意な分野で楽しんでいる姿がとても輝いていたのを今でも覚えている。

そして、その日の帰り道。
それが、彼と向き合う最後の時間だった。

「大事な、話があるんだ。」
彼が言うには、やりたいことのために海外留学に行けることになったということ。卒業までに数年はかかるということ。帰ってくるかどうかは決めていないということ。自分のことを待っていてとは言えないということ。

嫌だと言いたかった。待ってるとも、追いかけに行くとも言いたかった。それでも、全てを決めた彼の瞳を見れば言うことができなかった。私には、笑顔で送り出すことしか出来なかった。
「……体に気をつけて。やりたいこと、大変なことが山積みだと思うけど。目一杯、楽しんできてね。」
そう伝えた時の泣きそうな笑顔が、とても印象的だった。


あれから紫陽花の名所には行っていない。
紫陽花と蛇目傘の浴衣も、もう着ていない。
それでも毎年巡ってくる梅雨の時期に、町中で咲き誇る紫陽花たち。歩くたびに目については記憶の中の彼が甦る。




別れる男には花言葉を一つ教えなさい。
季節が巡るごとに、その花を見るごとに、あなたを思い出すから。


私たちは二人揃って花にも花言葉にも詳しくなかった。
代わりに、知識は豊富だった。
あの日語った彼の知識は、どれだけ年数を重ねていたとしても、私への消えない呪いとなっている。

『あじさい』
#10

6/13/2024, 3:09:38 PM

【あじさい】

植物園に行かなくても
多種多様な紫陽花が
あちらこちらで見られるようになってきた

花屋に無くてもネット検索して購入もできる

色も形も
見たことがない種類が増えたんだね

いつしかそれが当たり前になる

紫陽花の綺麗な姿に
個性が見える

今の世の中と同じかな

6/13/2024, 3:07:53 PM

カシワバアジサイの花言葉
「汚れなき心」「清純」「皆を惹きつける魅力」等
この花言葉のような人でありたいと調べてみた時思った
でも同時にこうも思った
「皆を惹きつける魅力」って誰しも一つはある
その魅力に気付けるかは人それぞれで
気付けないのがいけないわけではなくて
人の魅力に気付けても自分の魅力に気付けないのが大体で
それでもその魅力が自分にも1つはあることを心のどこかで覚えておいてほしいと願う

6/13/2024, 3:06:15 PM

「ただいま」
「おかえり」
梅雨も本格的なってきた頃、久しぶりに実家に顔をだした。
出迎えてくれた義姉は、浅葱色のワンピースにカーディガンを羽織って少し肌寒そうにみえた。
義姉は兄の高校の同級生で、同窓会での再会、からの意気投合で結婚という流れで縁ができた。
「兄さんは?」
「うん、ちょっと出てるの」

一階のコンサバトリーへ通され、お茶をいただく。
ここは天気が良ければ陽当りが抜群で、庭も一望出来るので昔からお気に入りだった。残念ながら今日は曇天だが、梅雨らしく紫陽花が映えている。が、違和感があった。
「あの紫陽花って紅色じゃなかった?」
庭にある紫陽花が朱から蒼に変わっている。
「そうなの?知らなかった」
紫陽花には目を向けずに答える義姉が寒そうに二の腕をさする。
「兄さんはいつ戻るの?」
「もう時期だと思うけど」
なんとなく落ち着きのない義姉と二人、兄を待つ。

今日実家に戻ったのは、両親が亡くなったあとの遺産関連の書類に目を通すためだった。
夫婦で旅行中、車にトラブルが起きあっけなく他界した。四十九日も終わり、片付けなければならない問題をクリアしていかなければならない。
我が家はそれなりに資産があるので色々面倒だ。兄がいてくれて本当によかった。


............


そう、思っていたのに
自分は今、苦しみながら床をのたうち回っている。
どうやらお茶か菓子のどちらかに毒を入れられていたらしい。
兄がロープを持って帰宅し、こちらを見下ろしている。

兄弟仲は良かったとは言えないが、悪くもなかった。
それでも、ドラマや小説のような遺産問題というベタでお決まりの動機に呆れる。
しかも自分だけではなく、すでに叔父も殺られていたようだ。
庭に咲く紫陽花は、これからより一層蒼く映えることだろう。



『あじさい』

6/13/2024, 3:03:50 PM

激しい雨。彼女は灰色の空を見上げ泣いていた。
彼女の周りを囲むように咲く鮮やかな紫陽花や、
私の周りに咲き乱れる季節外れの彼岸花よりも、
顔を歪ませ膝から崩れ落ちる君に目を奪われた。

きっと激しく叫んでいるのだろう。
きっと頬には大粒の涙が伝っているのだろう。
それでも私には見えなかった。聞こえなかった。
雨が全てを、君の全てを隠していた。

私のために流した涙が、雨に流され溶けていく。
私のために叫んだ声が、雨に攫われ消えていく。
私はただ、そんな君を見つめる事しか出来ない。



何時まで眺めていただろうか。
気付けば彼女は泣き止んでいて、私を見ていた。
顔には熱が集まり、瞼は腫れていた。
未だに口元の痙攣は収まらず、顔は歪んだままだった。

そんな君が、何よりも美しくて。愛おしくて。
思わず頬が紅潮した。同時に酷く泣きたくなった。

彼女の口元が動く。雨音に声が掻き消された。
彼女が近づく。手を伸ばせば届くような距離。
それでも、この手が彼女に触れることは無い。
彼女の冷え切った体を温めることは出来ない。

苦しそうな笑みと零れそうな涙を浮かべ、君は囁いた。

「大好きでした。」

君は濡れたまま背を向け去って行く。
雨粒一つ付いていない私の足元には、
青い紫陽花が一朶だけ置かれていた。

君はいつか、私の事を忘れてしまうだろう。
共に過ごしてきたどんなに幸せだった日々も、
いずれ色褪せてしまうだろう。
それでいい。だけどどうか、今だけは。
この梅雨が終わるまでは、私のために泣いて欲しい。
私の最期のお願いだから。梅雨の間は、忘れないで。

私の目から溢れた涙は、雨に混じらず消えていった。

6/13/2024, 3:02:13 PM

紫陽花が咲いた。

 梅雨に入ってすぐの事だ。

 紫に近い青の花を束ね、自己の存在を主張するかのように咲いている。

 空を見上げると、分厚い雲におおわれて、灰色に染まっていた。

 これが青空であったなら、どれほどこの紫陽花が美しく映えただろうか。

 しかし、今は梅雨なのだ。

 青空が見える日の方が少ない時期である。

 私は紫陽花が可哀想に思えた。

 これ程美しい花であるのに、青空を知らず、陽に照らされることも少ないのは悲しいことだ、と。

 だが、それでも紫陽花は立派に咲いている。

 それを見た瞬間、可哀想だという考えは消え去っていた。

 紫陽花は誰よりも、梅雨の時期を美しく過ごすことが出来る、という考えに移り変わっていた。

 私は、それが羨ましく思えた。

6/13/2024, 2:57:34 PM

私…ガーデニングが趣味だ
小さな花壇には色々な花があって
四季折々可愛い花を付けて癒してくれる
もちろん「あじさい」もある。
今は満開に咲いてとっても綺麗な時期だ
色々な花がある…そう言ったが私の庭に
来る花たちは、ほとんどが売れ残って
店の隅っこに追いやられた可愛そうな花
たちばかり…無視されて今にも枯れそうな感じの花を見ると「助けて〜!」って何だか不憫に思えてならない…
店側もホント扱いが適当で枯れた花も
バンバン切ってるから花色さえわからない
なんて当たり前…
今、我が家にある5種類のあじさいたちも
こんな感じでレスキューした花ばかり…
「大丈夫かな?生き返るかな?」
そんな感じのスタートから剪定·植え替え
何より「頑張って咲くんだよ」と…
愛を注いで今は毎年大輪の花を見事につけている…
命ある物すべて基本は愛情!これ一択だ

6/13/2024, 2:54:32 PM

「私、けっこう梅雨の時期好きなんだよね」

帰り道、突然切り出された話。

どうして?と形式的に聞き返すと、彼女は花壇の方向を指差した。

「ほら、あれ」

そこには、青が強めの紫色のあじさいが咲いていた。

「私あじさいが好きなんだ~」

脈絡のない語調で彼女は言い、そのあじさいの前にしゃがみこんだ。自分も座らされる。
そして、また勝手に話し始める。

「あじさいって、土のペーハーによって色が決まるんだって。ん?ペーハー、って言い方はもう古いか、ははっ。…このあじさいは青だから、土は酸性か。よかったよかった、私この色好きなんだよねぇ」

あじさいの花びら(正式には「ガク」だとのちほど聞かされた)をつまみ、軽く引っ張り、撫で、弾き、彼女はつらつらと聞いてもいないことを語り続ける。

そろそろあじさい講座にも飽きてきて、帰ろうかと立ち上がった時、

「ね、綺麗でしょ~」

そういって笑いかけてきた彼女。


その笑顔が、あじさいが霞んでしまうほど綺麗に見えて、不覚にも、この空気を読まない少女にときめいてしまった。





【あじさい】

6/13/2024, 2:52:11 PM

あじさい
梅雨空に、艶やかな紫陽花が映える…雨粒が滴る花弁が、あの時の、あの人の俤と重なる…
淡い恋心を寄せていた、あの人と、しとしと降り続く雨の道を、二人で歩いていた…入学式で初めて其の姿を見かけてから、何となく気になっていた。でも、ずっと、話し掛けるきっかけがなくて、ただ、偶にすれ違うだけの、同級生だった…
其れから一年経ち、同じクラスになって、暫くしてあった学校行事で、初めて言葉を交わして…少しづつ仲良くなって、一緒に下校する様になって、あの道を何度か歩いた…途中にある、民家の庭から、少しはみ出た紫陽花をみるのが、暗黙の日課になっていた…其れから梅雨明けの頃、突然あの人が転校してしまい…
あれから、紫陽花を見かける度に、青い笠から覗いていた、俤を思い出している…

6/13/2024, 2:52:08 PM

カラフルで綺麗だった
白あじさいが最初緑色で不思議
妹と見に行った青あじさいが良かった
あじさいで一人思う人がある
結局は私を写し出す鏡銅鏡
今日は素晴らし人に出会った
俳句談義に花が咲いた
月1ぐらいで俳句を作ろうと思う
彼ら用に
反応が早くてびっくりした
時が動いた流れが変わった
私には目標がある
規模を縮小してもここに居る
見つけ出さないといけない物があるから

あじさい42

6/13/2024, 2:51:29 PM

『青い紫陽花』

『あそこだけ青いのは、
下に死体が埋まっているからだよ』

そう私に教えてくれた人
今は土に帰ってしまった

青い紫陽花を見るたび思い出す
彼の声がまだ耳に残ってる

#あじさい

6/13/2024, 2:49:54 PM

“あじさい”

あじさいだぁとはしゃいだ声がして、ふと我に返る。
派手な色のレインコートを着た子供が、派手な色の傘を振り回していた。その横には子供の背丈ほどのあじさいが色とりどりに咲いている。
子供の親らしい女性が、ほら濡れちゃうでしょう!と言葉強めに子供の手を引いていく。

地球は急に雨が降り出すから困る。
頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れになりながらも急ぐ気にはなれず俺はぼんやりと歩き続けた。
地球から遥か離れた宇宙にも人類が移り始めてどれくらい経ったのだろうか。少なくとも俺の生きている親戚に地球育ちはいなかった。それくらいは昔の話だ。
俺の生まれ育った惑星は空から太陽から大地まで全てが人工で生み出されており、その全ての天気は完全にコントロールされていた。

あじさいの色でさえ、人間のコントロール下だ。
宇宙に住んでいた頃のことを思い出す。
俺が生まれ育った惑星にも、地球から持ち出したあじさいがあった。色は地球ほどカラフルじゃない。土も人工的に盛られたものだから、酸性とアルカリ性の濃度が均一に保たれすぎてあじさいの色もほとんど同じだった。

雨の帰り道、成り行きで相合い傘をするはめになった隣のクラスの女の子が興味津々にあじさいを眺める横顔が、あまりにも綺麗で全身が心臓になったみたいにドキドキしながら俺はあじさいを見る彼女を見ていた。
彼女が何と言ったのかは覚えていないが、何かを聞かれた俺はドキドキしている自分をどうにか隠そうと、聞かれてもいないことまでベラベラ蘊蓄を語り倒してしまったことだけは覚えている。
ああ、喋りすぎた。気持ち悪いと思われただろうなあと落ち込む俺の横で彼女は小首を傾げて相変わらずあじさいを見つめていた。

「そっか。チキュウのあじさいはもっとカラフルなんだ」
「……うん」
「いいなあ。見てみたいなあ」
「……うん」
「ね、じゃあ一緒に見に行こうね!」
「……えっ!?」

ねえ、約束!と差し出された小さな小指に空いている方の小指を絡ませた。

あの約束は、果たせないままだ。
カラフルなはずのあじさいも、俺一人だけじゃくすんで見える。

6/13/2024, 2:49:39 PM

あじさい、… 私はあじさい、というものをあまり知らなくてね、


きっとカラフルなんだろう。青?ピンク?白?

色んな色がある、私たちもそんな、あじさいみたいに、

1つの色に囚われず、綺麗に、そして、

魅せていこう 。( 題 あじさい )


今回も少し手を抜いてしまったね…、そして残念なことに、
18と19日 は 少し、家庭の用事でね、これが書けないのだよ、。
見てくれた君達、ごめんね。20は出来たらやるさ。

6/13/2024, 2:49:25 PM

環境が変われば、君のようになれるかな
君にはなれない、そんなことは知っている
人は変わらない、代われないんだ
言葉が伝わるか、伝えきれるだろうか
悩んでばかりで、ごめんなさい
勘違いされたくなくて黙ってる 
もっと君を真似て表に出してみて
こういう僕なんだと教えてみたい
この色を気に入るかは分からないけど




あじさい

6/13/2024, 2:47:49 PM

紫陽花の咲く

雨の中は心が安らぐ

暗闇の中で一人になれる

6/13/2024, 2:45:11 PM

きれいに咲いたあじさいを見ながら

[2人で見たかったな]

雨が降って傘に雨が当たる音がうるさくて
ひとりごとが聞こえなくなる。

雨の日もたまにはいいかも

マリン

6/13/2024, 2:45:05 PM

あじさい

あじさいの最後は、ひまわりの最後と同じで何処か人を想わせて恐怖する。

人は結局桜の様に美しくは散らない。
けれど錆色のあじさいも、夏の終わりに倒れているひまわりもどこかもの悲しく、この世の諸行無常を想わせて人の世が透かして見えてハッとしてゾクッとする。

雨にうたれて今が旬と咲き誇る艷やかなあじさいの時の後、人が足を止めなくなった静かに降る雨の中に見つける旬を過ぎた錆色のあじさい。

最後の最後美しさを放つ終焉の美のような
錆色のあじさいが私は子供の頃から少し怖くそして何故か惹かれて美しいと思う。

今年もそんなあじさいが見ることが出来る季節がやって来た。

2024年6月13日

心幸

6/13/2024, 2:44:32 PM

梅雨になると思い出す

いつも泣いていたあの子のこと

なにか悲しいことがあったのかな
なにか辛いことがあったのかな

そんな風に思っていつも見ていた私

ある時やっぱりあの子は泣いていて
私は思わず声をかけた

なにがそんなに悲しいの

あの子は言った

悲しくないよ
嬉しんだよ
梅雨は僕らにとって大事な時期だから
いろいろ育つ時期だから
嬉しいから泣いてるの

そっか、悲しくないんだ
辛くないんだ
嬉しいんだ

よかった

Next