『お気に入り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特を極める
暴力を振るわれたら報われなさい
中傷されたらありがとうと言いなさい
相手にされなくなったらおしまいです
人に相手にされているときが生きている花なのだ
ここに道はある
世界にひとりだけなこの真夜中に入り浸るのがお気に入り
お気に入りの物は、何もかも捨ててしまった。
家ごと捨てたのだから。
けれど、その時はそれで良いと思った。というか、それどころですらなかったのだ。
そんな私が心の拠り所にしていたのは、とある公園だったのかも知れない。
誰の設計なのかは知らないが、見晴らしの良い、広さのある美しい公園で、昼間はそこでしばしの安らぎをえていた。
夜もそこで過ごせれば良かったのだが、夜間は門に錠をかられてしまった。どこかに隠れていれば、居られたのかも知れないが、見つかった場合、出入り禁止にでもされてしまった日には、取り返しがつかないではないか?
近くのコンビニで、淹れたての珈琲を買い、公園の椅子に座ってそれを飲むのが、私の最高の贅沢なのであった。
私は酒好きで、あらゆる酒を好んで飲んだものだが、コロナで酒量は大きく減った。何ヶ月かは一滴も飲まなかった。
もともと珈琲はかなり好きだったが、酒の方が上だとずっと信じていた。
けれど珈琲の方が上だったのである。自分でも意外だったが、酒は辞められるが、珈琲は辞めたくない。
その公園から、私はある種のエネルギーを感じていた。大地と空から気を分けてもらっていたのだと思う。そして1杯の珈琲と。
少しだけ、しあわせだった。
目が会った瞬間、この人だと思った。
優しい眼差し、芯の通った声、鼻筋の通った顔つき。
まさに神の最高傑作。彼以上の生物など存在しない。
彼を見た瞬間、恋情より先に、独占欲が私を支配した。
誰のものでもないのなら、
誰より先に私のモノにしなくちゃ。
たしかに綺麗な声だけど、叫ばれるのは面倒ね。
柔らかい目が取り柄なんだから、睨まないでよ。
傷付かないよう丁寧に、気付かれないように素早く。
大切に、誰にもバレない所に隠すの。
お気に入りだから、誰にも盗られたくない。
お気に入りの服
お気に入りのカバン
お気に入りの人
あらゆる「お気に入り」に囲まれている時は
とても幸せ
そこでひらめいた
いろんな人を幸せにするには
自分がその人たちの「お気に入り」に
なればいいんだ
でも、
お気に入りになろうとし過ぎると
あざとい奴、と思われるかもしれない
お気に入りになろうと考え過ぎると
自分が自分でなくなって
肝心の自分自身が幸せでなくなるかもしれない
自分が幸せでないのに
人を幸せにできるはずなんてない
う −ん、アタマが痛い・・・
とりあえず
お気に入りに囲まれて
幸せな気分で寝るとしよう
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「……ってのはどう?」
「ワンクリック詐欺でよく見るやつじゃん」
「だめ?」
「垢BANくらってもいいならいいんじゃない」
「いいわけない〜見てくれる人増やすの難しい〜」
「継続は力なりだよ。毎日コツコツがんばりな」
「はぁい」
6.
推しが出ている番組を見る
もう出ていなかった。
推しを見るために見ていた番組だけど愛着が湧いた。
しかも、見ているとそこにいるかのように感じた。
もういないのに...バカみたい。
私は泣きながらお気に入りの番組を見ていた
僕のお気に入りは早朝の誰にも邪魔されない
この時間だ
♯お気に入り
教室の扉を開くと今日も甘い声がする。
「あ、牧くん!おはよう!」
ふわふわとした髪を靡かせて花崎が近寄ってくる。
「…おはよう」
少し距離をとりつつ席に向かう。
席に着くと隣の席の田中に話し掛けられた。
「おはよ。なあ、もうちょい愛想良くしてあげれば?」
「おはよ。え…なんで?」
困惑して訊ねる。
「なんでって、どう見てもお前に気ぃあるじゃん?」
「そうよー、少なくともお気に入りっぽいし。さっきそのんな話してたよ」
反対側の席の小川まで話に加わってきた。
「ええー、お気に入りって俺、物や飾りじゃないし嬉しくないんだけど」
「え、酷い。冷たくない?」
聞こえたらしく酷くショック受けた顔で花崎がこっちを見ている。
「いや、仲良くしたいとか言われたら嬉しいかもだけど、そんなお気に入りとか物みたいに上から目線ぽく言う方が酷くない?ホストとかアイドルみたく自分を売り出してる訳でもないし」
なんか泣きそうな顔で見られた。
こういう子、苦手すぎる。
「ああ、確かにな〜!変な気の回し方してすまん!花崎も深堀してすまんかった!」
田中が冗談ぽく濁してくれた。
「いや、空気悪くしてごめん」
自分でも謝った。
言葉って難しい。
お気に入りのゲームソフトを子供に壊された
諸行無常
形あるものはいつか壊れる
悟りの瞬間はいつも日常に
[お気に入り]
お気に入り(注意:なんか作者的にもよく分からん)
██の1番になりたい。
可愛いも
かっこいいも
恋愛も
愛情も
悲しみも
苦しみも、
██の1番になれるなら何だってする
愛してる。大好き。とかもそうだけど、
どうしたら██は僕を忘れない?
お気に入りになれば、全部手に入るのかなぁ
って思ってくれてるのかな、なんて…。あは、
きっしょ…w
久しぶりだね
って言葉はいらない
暗黙の了解 どんな関係
ほどなく落ちる身体に
馬鹿みたいな感情
ぶつけて寝転んで
甘い言葉なんかいらない
翌朝 着込む君
傷負い 出かけるなら
毎朝料理だって出してやるのに
知らない場所で傷付いて
知らない場所で悩んで
知らない場所で知らないことをして
新しい癖増えったって
気づかないフリするよ
俺だって守ってるわけじゃない
お気に入りのメイク道具でお気に入りのメイクをして、お気に入りの服を着て、お気に入りの髪型にして、お気に入りのアクセサリーをつけて、お気に入りの靴を履いて…
そうしてお気に入りの私ができる。
お気に入りの私で外に出て、お気に入りのカフェに入ってお気に入りのメニューを注文して…
そうしてお気に入りのルーティーンができる。
これが私のお気に入りの人生。
芋っぽくて長いままのスカートを履いた制服姿の私と薄汚さを知っているあなた。まるで違う世界に住んでいた。
なのに、出会ったんだ。
駅のホームで肩をぶつけた。
テストのためにと抱えていた参考書が転がる。
「ごめん。」
昼間だというのに千鳥足のあなたは何も知らない私よりずっと弱く見えた。
穴だらけの耳にブリーチで痛んだ白い髪。
今にも確立した『自分』を投げ捨ててしまいそうな姿は、私の手をあなたの手へと導いた。
ビクッと肩を振るわせる。
目には威嚇と嘆きが共存していて、色の縁で誤魔化せないモヤがあった。
「…なに。」
掠れた声。
「わからないです。なんか、引き止めなきゃって。」
「なにそれ。でもね、もういいや。」
嘲笑は私ではなく、彼女のこれまでに向けられたものなんだろうな。
「逃げるのって、悪いことだと思う?君は。」
唐突に飛び出たそれは、意図がつかめてはダメな気がした。
「一つの選択にしか過ぎないと思います。」
「そっかぁ。」
ホームの壁に縋りズルズルと腰を落とすあなた。
潤む瞳は肩の荷が軽くなったからなのか。
私もスカートをなぞりしゃがむ。
「お姉さんの選ぶこと、私は止めません。責任なんて取れないし。ただ、単純にお姉さんに引き込まれました。いなくなるのは惜しいって思っちゃったんです。」
「初対面なのに。」
「まあ、そうですけど。」
思えば変なことしたと少し反省した。
「困らせてごめん。それ聞けただけ今日に意味ができた。」そう言って左耳に手をかける。
さっきまで揺れていたピアスが前に差し出された。
「なんのお礼でも無いけど、これあげる。」
あげると言いながら惜しそうな顔に見えるのは気のせいか。
「いや、でも…」
「いいから、いつかつけてよ。きっと似合う。」
地をつたい掴んだ参考書。
汚れを払い私に押し付けた。
よろよろと立ち上がり階段を上がっていってしまった。
なぜか追いかけることはしなかった。
出かける支度はできた。
カバンを肩に掛け、靴を履く。
玄関の小さな鏡に顔を向ける。
「あ、忘れてた。」
再び靴下で廊下を戻り左耳を彩る。
あなたに憧れてやっと開けたよ。
あなたに今日は訪れていますか。
『お気に入り』
1番のお気に入りって何?と聞かれ困った事がある。
自分にとって全部がお気に入りなのに、
何で1番を決めなくちゃならないの?
と心の中で思いながらも、ついついこれかな?と答えて
しまう。
そんな事を言った自分に対して、
お気に入りって何?って考えされられる。
お気に入りのこのクラスで、このメンバーで、一生笑ってたい
あと1ヶ月、離れたくないなあ…
あんたそのキーホルダーまだ持ってたの?いい加減捨てなさいよ。
母のその言葉を毎年聞いている気がする。母にとってはどうでもいいものなのかもしれないが私にとってはとても大切なお気に入りのキーホルダーなのだ。
何の変哲もないただのアザラシのキーホルダー。だがアザラシのキーホルダーをつけている人には早々で合わない。その点で言うと少し変わっているのかもしれない。なぜアザラシなのか私にも良くわからない。その当時は可愛いから何でも良かったんだろうけど。
キーホルダーをくれたのは隣の家に住んでいた薫。高校までは一緒だったけど卒業してから上京して会えなくなってしまった。薫の両親はそのまま残り家にいるからたまに近所で顔を合わせるが正月など薫が戻ってきている姿はここ数年1度も見ていない。向こうで可愛い彼女作ってるのかもしれないし、もしかしたら結婚してる可能性もある。
卒業してから10年も経てば何が起きてるか予測できないものだ。私も実際この歳になって実家に戻ってくるとは思っていなかったことだし。
毎年雪が降り出すこの時期になると小学3年生だった頃を思い出す。父が出張先で事故にあった。幸い命に別状はなかったものの暫く入院しなくてはいけない程の重症だった。当時の私は家族が大好きで父の状態を聞きショックで寝込んでしまった。
そんな時私に元気が出るようにと毎日声をかけに来てくれていたのが薫だった。小さい頃からずっと一緒で、家族ぐるみで仲が良く性別は違えど気が合うとても大切な幼馴染。父の話を聞いた薫は私が泣き止むまで隣にいてくれた。なかなか泣き止まないものだから薫が大切そうに持っていたキーホルダーをくれたのだ。
「あげる。だから泣かないで」
「なんっで……大切な…ものでしょ?」
「大切だからあげるの」
少しぶっきらぼうな顔をしながら私の手に置き握ってくれた。よく分からないけど心が落ち着いて私はそのまま寝てしまった。だからその後のことはよく知らないが母の話を聞くと薫も一緒に寝てしまったらしい。
そんな大切なキーホルダー。母にも父にも話していない。ふたりの秘密。
だから捨てられない。ずっと大切に持っている。
薫はもう覚えていないのかもしれない。それでも私の中には確かに思い出が残っている。
そしてもうひとつなんというのかよく分からないがこのことを思い出すと胸が苦しくなる。思い出に限らず薫のことを思うと不思議な気持ちになる。高校卒業する前会えなくなるのを聞いてとても寂しい気持ちになったのも覚えている。言葉で表すのは少し難しいこの気持ち。なんて言うのか私には分からなかった。
(続?)
『お気に入り』
お気に入り
アイロンがけをした時にふわりと香る温まった生地の匂い
クリーニング屋さんで感じるような
ストーブの前で暖まっている時に感じるような
そんな香り
寒い日に感じたその香りのもつぬくもりの気配ごと
わたしの大のお気に入り
昔好きだったぬいぐるみ。
引越しの時に
泣く泣く手放したけど、
今でも思い出しては
ネットで検索している。
画像を見て
思い出に浸りたいだけ。
だけど、
かなり昔のものだから
類似品はあれど、
当時の
思い出のぬいぐるみじゃない。
欲しいものを
買ってと言えなかった
子供の頃、
貰ったおもちゃやぬいぐるみは
宝物だった。
今になって
手放さなきゃいけなかったことを
後悔するなんてね。
お気に入り(2024.2.18)
べつにこれに限った話じゃあないのですが。
「書く習慣」って、誰が、自分の作品をお気に入りにしてくれてるのか、誰が、「もっと読みたい」って言ってくれてるのか、わからないじゃあないですか。
まぁときにそれがもどかしいこともあるわけですが。
ふと、考えてみると、
何気なく、電車で隣り合った人が、通りですれ違った人が、自分の作品を読んでくれているかもしれない。
近所のコンビニの店員さんが、帰り道でいつも会うあの人が、自分の「お気に入り」の人なのかもしれない。
そう考えると、ちょっと外に出てみたくなるなぁと。
物語がつなぐ奇縁を覗いてみたいなぁと、思ってしまうわけです。