『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きっと明日も
約束はしないよ
明日も生きてるか分からないから
「きっと明日も」
大体いつもと同じことの繰り返しで。
ファンタジーのようにある日突然へんてこなことが起きることはなくて。
楽しいことも繰り返し起きるし、悲しいことも繰り返し起きるのだろう。
明日も、明後日も、そしてこれからも、
きっと、ずっといつもの生活を繰り返して行くだけ。
いちど途切れると、もうどうでも良くなってしまう
ここ二、三日、書きたいお題が続いていた
なのに、アプリを開くことすら出来なかった
今日も書けなかった……
きっと明日も開かずに一日が過ぎるのだろう
『きっと明日も』2023,10,01
努力は必ず報われると誰かは言う
けれど私はそんな言葉とは無縁で生きてきた。
人より早く物事を始めたって、人より沢山努力をしたって、それが報われるどころか寧ろ努力すら無かった事になっている気がする。
その度にあれは綺麗事なのだと思ってしまう。
成功している人だけが努力していると言われればそうなのかもしれない。
けれど私だってそっち側の人間になりたくて不器用なりに生きているのだ。
"きっと明日も"、明後日も、下手したら一年後も
そうやって嘆いているだろう
努力は大抵報われないし、大抵裏切る。
でも頑張ったなって思えた時は大体努力していて
そんな自分が見たいから今日も頑張ろうって思う。
不器用でばかまじめな私達に、今日もサチアレ
きっと明日も不幸せ
今日がこんなに不幸なら 明日は倍に不幸なんじゃないかって
考え込む事がある
でもそんなことなくて 何時もとあまり変わらない 日々があるはずだから
きっと明日は幸せ
ある日、君は記憶障害に陥った。
記憶を司る前頭葉に異常が見つかり、以降、君は記憶を翌日まで持ち越すのが難しくなったのだ。
どんなに楽しいことがあっても、悲しいことがあっても。次の日になれば記憶から消えている。
きっと明日も、義親も、友人も、恋人も、今日あった出来事もキレイサッパリ忘れてしまっているだろう。このまま悪化の一途を辿れば、自分が誰なのかですらあやふやになるかもしれない。
だからこそ、ぼくは君にもっとより素敵な日々を提供できたらと思う。
日常に見え隠れする、ほんのささやかな優しいものを。終わってしまうのが悔しくて、どうしようもなく切なくなるものを。
──そんな日々を、君にプレゼントしたい。
ぼくが君を忘れるその日まで。
君にぼくの記憶を移植する、その日まで。
▶きっと明日も #21
きっと明日も
「また明日」
そう言って夕方に手を振った友達とは、もう二度と会えなかった。
そんな明日があるなんて、想像もしてなかったんだ。
あの時何かできたのか、何度考えても答えはなくて、せめてとても大切だったと一言伝えたかった。
――きっと明日も。
そんなの誰にもわからない。今日と同じ明日が来る保証なんてどこにもない。
そのことを思い知った十七の秋。
#43
きっと明日も会えるから
そうやって、伝えなかった思いがいくつあっただろう
明日が揺らいで初めて知った
君との時間が有限であること
もう僕は、間違えない
(きっと明日も)
きっと明日もいい日になるよ。
何てたって君の側には、いつだって私がいるんだもの。
だから、ほら。前を見て。
大丈夫。
ほんのちょっとの失敗くらい、一緒に笑い飛ばしてあげるから。
【きっと明日も】
明日また来るからね、欲しい物持って来るから頑張って
面会の終わりにベッドの上で力なく手を振る患者さん
今日明日って事はないですよね?
正直なんとも言えないです。会わせたい人いますか?
妹に会わせたいんです。明日まで出張で来れなくて。
次の日出勤するとそこのベッドは空だった。
きっと明日もの願いは届かなかった。
最期のお化粧した顔凄い穏やかで綺麗だったよ
同僚のその一言がせめてもの救いだった
ホットケーキにクリームをたっぷりかけた。
その上にカラフルなチョコスプレーをかけると、
息を呑んでいたみんなから、小さな歓声があがった。
薄い布を隔てて、虫の声と夜風が入る。
私達は表情で、めいいっぱい感想を表した。
お腹いっぱいになったら、
外へ出て空を見上げながら歩いた。
星がいくつも流れた。
きっと明日も、楽しくなるんだろう。
パンパンのふくらはぎと靴擦れまでも、
楽しいんだから。
#きっと明日も
きっと明日も…
なんて私が望んではいけない。
そう思い込んでいた時に君と出会った。
私に向けられる笑顔は
真っ直ぐな目をしていて惹き込まれた…
まるで望んでも良いよって言われてるみたいに
笑顔が私を包み込んでいた。
「きっと明日も会えるかな…?」
私は自然と口にしていた。
焦った私は
「あ、いや今のは冗談冗談(汗)」
と誤魔化そうとした瞬間に
ぎゅっ♡
君に強く抱きしめられ…
えっ…♡///
「会える!てか毎日でも会いたいぐらい!」
君が満面の笑みで
私の頭をわしゃわしゃしてきて
「私は犬ぢゃなぁぁいー!」
とツッコミながらも内心ドキドキがヤバくて
心臓が飛び出すかと思った♡///
ん?これは付き合ってる…のかな?
まぁー、いっか(笑)
私も満面の笑みで君を見て
自然と手を繋いで星を眺めてた。
これからだね。
このままじゃいけないんだって、頭の中では分かっている。でも行動に移せなくて、結局今日も変わらずその場凌ぎみたいな生き方をしている。こんなぬるま湯の中にいるような日々を過ごしていて無駄じゃないのか?答えはYESだ。分かっている。それでも僕は動けない。しょせんただの臆病者なのだ。
これでは明日も明後日も、下手したら数十年先も今と変わらずの日々になるんだろうな。
「じゃ、行動にうつせば?」
「無茶言うなよ」
ソファに寝そべりながら彼女が言う。人の家だというのに随分と寛いでいるな。まぁ、今に始まったことじゃないからいいけど。でもそんな簡単に言うなよ。それが出来てりゃこんなにも思い悩んだりしないって。
「だってそれって、理由つけて逃げてるだけでしょユウちゃんは」
のほほんとしながら彼女は口を開く。ただし、言ってることはかなり攻撃的な言葉だけど。知らず知らずのうちに、その真っ当な発言が僕の胸をちくちく刺している。
「いけないと思ってるなら、自分の直感を信じてみたらいいんじゃなくて?」
「そりゃそうだけど」
「けど?」
「僕1人の問題じゃないだろ。社会の中で生きるって、集団行動を重んじないといけないんだ」
決してそんなことはない。まだ学生時分の彼女に向けた言い逃れだ。言い逃れてるという時点で、はなから僕は自信がないのだ。怖気づいている。社会というワードを盾にして現状から目を逸らそうとしている。勿論、その狡さも自覚している。
「でもさぁ、そんなんじゃユウちゃんきっと明日もそんな顔してるよ。それって、つまんなくない?」
「つまんない、とか、そーゆう問題じゃないんだよ」
「じゃあ、どーゆう問題?」
彼女はむくりと体を起こした。正面から見つめられて虚をつかれる。たかが2、3歳年が違うだけでも、彼女のほうがずっと“自分”を持っている。それも充分分かっている。何の行動も起こさないで文句だけ垂らす僕はかなりの小心者だ。やりもしないのに諦めて、悲観するなんておかしい話なんだ。
「何が足りないの?勇気?自信?決断力?」
「……全部だよ」
「全部かぁ」
彼女が少し笑って仰向く。これじゃ、どっちが歳上なのか分からないな。分かってるさ。今挙げられた3つとも、自分で手に入れなきゃ意味ないんだ。誰かから与えられた勇気や自信を振りかざしても自分のためにはならない。
「自信とか、はい、って言って簡単にあげられないけどさぁ」
おもむろに、彼女は立ち上がると僕の目の前までやって来た。
「“味方”なら、すぐあげられるよ」
はい、と。言いながら自らの右手を僕に向かって差し出す。すぐに言葉が出なかった。
「あたし、社会がどうとか分かんないし集団行動とかイミフだけど。けどユウちゃんが何か動き出そうとするなら全力で応援する。何があってもユウちゃんのサポーターする」
にっこりと、何の混じり気のない笑顔を見せながら彼女が言った。じわじわと、僕の中の奥深くに浸透してゆくのが分かる。そっか、そうだよな。1人じゃないって、こういうことなんだ。あんなに思い悩み悲観していたのが途端にバカらしくなってくる。明日もこんな顔見せたら、やっぱりお前は心配するよな。
「ごめん。……ありがとな」
「明日は笑えそ?」
「ああ」
大丈夫だ。明日は、きっと。それを全身で伝えるために、彼女をぎゅっと抱きしめた。
きっと明日も
変わらない生活
なんだろうな
もしかすると
新しい生活を見つけに行ったりして
いつも通りの朝。
気持ち程度に食卓に並ぶ小さなサンドウィッチを口に咥え、家を出ようとする。
その時、つけっぱなしのテレビからニュースが聞こえてくる。
『ーー巨大隕石により、明日で地球が滅亡することが判明しました。』
「は?」
食べていたサンドウィッチが床に落ちる。
…今日はエイプリルフールではないはずだ。
その時、扉の外から声が聞こえた。
「おーい!学校遅れるぞ〜!」
友達の声だった。
「あ、あぁ。今行く」
混乱しながらも落としてしまったサンドウィッチを皿の上に置き、冷蔵庫に入れた。
「なー昨日さ、あいつ彼女できたって言ってたろ?でも、彼女が蛙化起こして彼女から別れたんだってよ!」
「あ、へぇそう」
ニュースのことが頭から離れなかった。
「お前、今日上の空すぎんだろ。」
「うん…ごめん」
「…もしかして今日のニュースのことか?」
ちょうど考えていたことを当てられて図星だとびっくりした。
「なんで分かったんだよ」
「そりゃあ俺も地球滅亡だなんて言われたら覚えるだろ。てか1週間前くらいから報道してたぜ?」
まぁ、地球滅亡だなんてネタがあるなら1週間前…いや、1ヶ月前から報道するのもありえる。
「お前、怖いのかよ」
「…別に。」
心にもないことを言った。
本当はとても怖くて…寂しい。
明日からもう学校に行けなくなるとか。
美味しいご飯も食べられなくなったりするし。
くだらない会話でお前と笑えることもなくなる。
「あっそ」
ぐるぐると脳裏で回る考えが感情を揺さぶろうとしている。
「お前に会えなくなるのは、嫌だな」
口から零れ出た本音。
俺自身、びっくりした。
特別な関係な訳でもないただの男友達なのに。
「俺も嫌に決まってんだろ」
そいつはカラリと笑って俺の前を歩き出した。
「ほら、早く行こうぜ。マジで遅刻するぞ?」
「んじゃぁ…行くか!」
急に元気になった俺を見てあいつは「競争でもするか?」と挑発的に笑った。
「その話、ノッた!」
「おっしゃ!」
勢いよく走り出した俺達はまるでない明日に駆け出しているようだった。
きっと明日も、こんな毎日があればいいと願って。
お題:きっと明日も
きっと明日も
きっと明日も良い日になる、
そう思えるか。
大事なことだと思う。
落語の演目、
「だくだく」
主人公の八公は、ネジが2.3本足りない与太郎さん。
何も家財道具がない長屋に引越して、壁一面に家財道具の絵を描いて貰う。それであったような気で暮らそうとする。
本人の言い方では、気で気を養う。きっと明日は良い日と思える人なのだと思う。能天気かも知れないが、八公は人生それで回していける人。
きっと明日も良い日、そう思えるのは大事です。
だくだくのさげ(落ち)は、もっと話しが飛躍する。
気になる方は、どうぞググってください。
日曜日は嫌い
明日が学校だから
いじめられてる訳では無い
皆と話してる時も
仲いい子で集まってる時も
壁がある気がするから
1人な気がするから
皆が私を嫌いな気がするから
日曜の午後
あぁ、
きっと明日も独りだな、笑
【きっと明日も】
『 アネモネ 』
明日?そんなのこない
てか来て欲しくない...
そんなことを言う俺の好きな人。
俺はずっとこの好きな人が自殺するのを止めている。
ある時は学校の屋上から落ちようとしたり、ある時はアネモネの毒で死のうとしたり、ある時は電車に飛び込もうとしたり、
色々大変だ。
「ねぇ?なんで邪魔してくるの?」
「なんで?死んで欲しくないから...まだ君に明日が来て欲しいから。」
「ふーん...わかったよ。でもなんで私にかまうの?」
「それは、、明日言うよ。楽しみに待っといて」
君ははにかんでわかったと言う。
「ニュースです女子高生が花の毒で死亡しました。警察はこれを自殺と処理しました。」
『 明日への希望 』
【きっと明日も】#9
俺は親が大嫌いだ。
もう高校生なのに、9時までには帰ってこいって言ってくるし。お小遣いは毎月1000円。
そんなん足りるわけねーじゃん。意味わかんねー。
今日もそうだった。
「早く起きなさい!遅刻するわよ?!」
「お弁当持ったの?せっかく作ってるんだから完食しなさいよ?」
「服!脱ぎっぱなしにしないの!」
『あ?黙れよクソババァ!!うるせーんだよ!!』
俺は今までのストレスとイライラを母にぶつけ、早々と家を出る。
少ししか見えていないが、母は悲しそうな顔をしていた気がする。
その日の夕方、母は交通事故で死んだ。
相手の車が信号無視をし、買い物帰りの母を轢いたらしい。
【お題:きっと明日も】
顔を合わせたくない人がいる
気が進まないことをやっている
それが
きっと明日も続く と思うことほど
苦しいものはないだろう
今も苦しいのに
また それが繰り返されるというのは
相当に心身が削られる
藤子不二雄A
「明日は日曜日、そしてまた明日も……」
現代風にいえば
引きこもり
ということになるのだろうが
主人公 坊一郎の様子が
本当に切ない
読み手は ニートの話を読む、
という感覚を越えて
いつのまにか
自分と坊一郎を
重ね合わせてしまう
弁当の1コマにいたっては
もはや
自分の心を握りつぶされたような
苦しさと悲しさを感じた
私たちは誰でも
彼と同じところへ
迷いこむことがあるし
深みにはまっていくような
抜け出せないような
でも誰にも言えない
そんな辛さは
場面や状況は違っても
皆がどこかで一度は
経験しているからだろう
この作品は50年前に
発表されたそうだが
坊一郎の状況に
共感めいたものを感じる人は
いま日本に
どのくらい いるのだろうか
作品の発表当時よりも
恐らくもっと
増えているのではないだろうか