『きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何も消えないし
流れ去りもしないけど
寄り道してくれた
通り雨に
ただ
濡れていたくて
誰もいない
真夜中の歩道
佇む自分に
容赦のない雨粒
カラカラに
乾いてた心に
冷たさが染み入り
ずんとした疼きが
遠のくように
ほんの少し
麻痺して
痛みも
少し
麻痺して
使い古した
穴だらけの雑巾のように
ボロボロになった自分が
何だかちょっと
笑えてきて
こんなんでもまだ
必死に息をしてる事に
滑稽ささえ覚えるけど
まだ
終わらない
終われない
終わらせる事は
いつだって出来る
夏の
優しい雨に
傘はいらない
「雨に佇む」
自分の心の中に
きらめきなんてあるのかなって思う
ずっと前から人のことに興味がなくて
人生冷めきってる
裏切られたって
傷つきもしない
人を信じてない
どうでもいい
ちっちゃい頃はこんなに
冷めきってなかった
もっと、希望に満ち溢れてた
好きなもんは好きって言えてた
裏切られた時は泣いていた
悔しい気持ちも悲しくなる気持ちも
たくさんあったのに
いつの間にか
諦めてた
ねぇ、私に感情を教えてください
辛い時は泣きたい
嬉しい時は喜びたい
笑顔だけの仮面を本当の自分にしていた
私どこで道を間違えたんだろう
何も言えない 感情もない子になんて
なるはずじゃなかったんだけどな、
私の心の中にきらめきがもし
ほんの少しでも残っているなら
明かりを灯してください
人らしく自分らしく生きたい
『きらきら』
きらきらしたモノに憧れて 触れてみるルビーサファイア 行方不明のカナブンが今朝ちり箱から姿を見せた 欲を持ちすぎてドロドロだ 無欲は無欲でシャバシャバしてる 丁度良いバランスできらきら光るソフトな身体 変えようが無い もう変えようが無い
仕事場に若いお母さんが居て
この度産休に入りました
とてもとても良い方で
それでいて楽しくて
常識的な価値観の持ち主で
小さな悩みもあったり
珠には愚痴を吐いてみたり
何せもう煌めいていて
眩しくてこの上ない
我が子と余り歳も変わらないもので
孫の姿が楽しみ位のはっちゃけ
それもそうですが
彼女の身体が心配で
また笑顔で再会出来る日を
楽しみにしています
どうかどうか
母子共に健やかに!
きらめき
初めて出逢ったのは、中学生の時、古びた木造校舎の図書館…図書委員だった僕は、何時ものように、カウンターに座って貸出の仕事をしていた…そろそろ戸締まりをしようかと思い始めた頃、女子生徒が入って来た…見かけない顔だと思い乍らネームを見ると、一つ下の学年だった。彼女は、ペコリと頭を下げると、本棚の向こうに行き、何やら探していたが、直ぐに一冊の本を持って来た。クラスと名前を確認して、カードに記入して貰って、本を渡す時、初めて来たの?この本、面白いねと言うと、彼女は嬉しそうに笑って頷いた…その時、何だか古びた図書館に光が射したように感じた…それから、週に二度、彼女の姿を見掛けるようになり…
華やかな大都会。
彩り鮮やかなネオンの下で。
豪奢なファッションと高貴なアクセサリーをこの身に飾り付け、派手なメイクに艶やかな香水をその身に纏う。
そこはまるで摩天楼に囲まれた桃源郷。
どこもかしこも眩さに溢れている。
私はその輝きに当てられて。
きらめきの中に沈んでいく。
私を沈ませるために足を引きずる何かが。
きらめきとは程遠い、暗い闇底に続くものだとは知らずに。
【きらめき】
ごく
普通の
地味で
平凡な
わたしの人生。
決して
人より
目立つ
人生
なんかじゃない。
でも
それなりに
良いことも
しんどいことも
悲しいことも
頑張ったことも
後悔もあるし
なりたい
【わたし】
像だってある。
目立たなくたっていい。
わたしだけの
オリジナルな
人生を
これからも
大事に
歩いていくんだ。
#きらめき
「きらめき」
「きらめき」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?
星?月?夜景?それとも、好きな人?舞台やステージに立つ人?
個人的には、好きな人が出来た時の自分自身が1番きらめいてると思う
今これを読んでる恋してるあなた
今、とても輝いている
好きな人ができると男女問わず笑顔が増えたり、性格もマイルドになったりするものだと思う
ただ、そのきらめきは星と一緒だとも私は思ってる
星は実際の輝きと、今地球から見える輝きは異なってる
星と地球の間に距離があるから
好きな人が出来た時のきらめきも「距離」で見え方、感じ方が変わってくる
でもそれは星のような物理的な距離ではなく、心理的な距離
見ようと思って空を見上げないと星は見れないし、近くにそれ以上に輝くものがあればきらめきは劣る
人も同じ
見ようと思って見ないとその人のことをちゃんと知れないし、その人がどうきらめいてるかなんて分からない
その人以上にきらめく人(好きな人の好きな人)がそばにいたら、星と同じできらめきも劣る
私自身はきらめいていないかもしれないが
これからたくさんの人がもっときらめいていけるように願いを込めて
きらめき
推しってLED搭載してんの? 眩しすぎない?
舞台の上で歌って踊る推しは、現実にはLEDに照らし出されて、舞い散る汗がキラキラと。いや実際は見えないけど。そんな近くないけど。心の瞳で見えるわ。
今、笑顔でここに立っているけど、これまでいろんなことがあった。苦節の下積み時代。怪我で療養。ファンの炎上事件。まあ全部インタビュー記事とかSNSで見たんだけど。
とにかく、過去も全部ひっくるめて、推しは輝いている。
些細なことでも
眠れない夜のココアにマシュマロが浮かぶ。
枕が毎晩ふかふかになっている。
テストの日の朝ごはんに好物が並ぶ。
暑い昼間にレモンソーダが冷やされている。
午睡から目覚めるとブランケットがかかっている。
頭痛に顔を顰めているとチョコレートがそっと置かれる。
虹を見つけたと写真が送られてくる。
そういう毎日の積み重ねすべてが、愛されている実感になる。大切だと、心配していると、応援していると言葉より雄弁に伝えてくる。
心の灯火
真っ暗だった。
疲れた。何も考えたくなかった。自分が嫌いだった。誰にも愛されない自分に価値はなかった。どうしようもない失敗作。褒めてくれる人は同情で、笑いかけてくる人は計算で、好きだと言われても疑問しかない。
だけど。
「ウォン!」
だけどこの子は真っ直ぐにこちらを見て、パタパタ正直な尻尾を振っていた。擦り寄って、舐めて、お腹を見せて甘えてくる。愛していると全身で伝えてくる。
生きなきゃ、と初めて思った。
開けないLINE
やってしまった。勢いで送ってしまった。
読み返そうにも、開いてるときに返信が着たら、即既読をつけることになる。心の準備もなく返信を見るのも怖い。
やっぱり素早く開いて送信取消すべきだろうか?
今ならまだ見てないかも。取り返せるかも。
でももう見てたら? それに言いたかったのは事実だし、勢いがなかったらいつまでも進展なんてないし。
「夏祭り一緒に行かない?」なんて。
ぴんぽん。
音と振動にスマホを取り落とす。
返信。
不完全な僕
僕には大切なものが欠けている。
生きていくのに必要なもの。
自由に生きるためにあるべきもの。
腕を失くして義手にし、足を失くして義足にし、体が壊れては継ぎ接ぎして、それでも義務に縛られた。あの女は僕を愛してると言うけれど、僕はそれには応えなかった。
そして最後は呪われた。
僕には心がない。痛む胸がない。ハートがないから人を愛せない。
あの女は僕の身体を奪っただけではなく、彼女を想う心まで壊してしまったのだ。
きらめき
今日は、特別な日。素敵な日!
眩しい太陽の光も、今日は私のために照らしてくれるスポットライトのような気がする。
ベットから出て、パパとママの元へ走る。たったったっとお気に入りのパジャマを揺らして、リビングへ向かった。
「おはよう!」おっきな声でそう言うと、パパとママは嬉しそうに「おはよう」って言った。
今日は、パパとママと私の3人でお出かけ!沢山ほしいものを買ってもらうの!
朝ごはんを食べ終えると、私はお気に入りのお洋服を取り出した。大きなリボンの付いたワンピースと、いちごのヘアゴム、うさちゃんのぬいぐるみを持って、今日は出かけるの!
車に乗って、移動の音楽は私の好きなお歌にするの。ドレミの歌を流して、皆で歌いながら目的地へ!
最初は、おもちゃ屋さん!ヒーローやヒロインになれる変身道具、小さなお家に住むお人形さんたち、おままごとセット……好きなものを一つ買ってくれるんだって!どうしよう、どれも可愛くて迷っちゃうよ……うさちゃんのためのお洋服とか買っちゃおうかな!
次は、インテリアショップに来たよ!お部屋を飾り付けしてくれるんだって!もし飾るなら、私の好きな色のお部屋にしてほしいなぁ。私はピンクが好きだから、ピンクの輪飾りとハートの風船を買って貰ったよ!
次はスーパー!今日のお夕飯は、私の好きなもの!カレーに、ハンバーグに、エビフライに……私が沢山迷っていると、パパとママは「お子様ランチにする?」って聞いてくれた。お子様ランチ!たくさんのお皿に私の好きな物がぜーんぶ乗っかっちゃう!今日はパパもママもお子様ランチだ!
帰りに、ケーキを買ったよ。私はいちごがだーいすきだから、いちごが沢山乗ったショートケーキを買ったよ!
沢山の買い物を終えて、お家に帰る!私は少し疲れちゃったから、ちょっとだけ寝っちゃった……
でもねでもね!お目目が覚めて、リビングへ行ったら……ぱーん!って音が鳴ったの。よく見てみると、パパとママがクラッカーを鳴らしてて!
テーブルには、私の好きなものが沢山乗ったお子様ランチ。壁にはハートの風船と、ピンクの輪飾り。
そして、ケーキに私の名前と、「Happy birthday」って書かれたチョコが!
そう!今日は私の誕生日!
目に映るもの全部、いつもよりピカピカしていたのは、きっと、今日が誕生日だから!
今年も、キラキラした一年になりますように!
お誕生日おめでとう!
題:きらめき
オーラがあるとか
きらめきが違うとか
スターになった人達にそんな言葉を言う人が多いと思う。
生まれた時からオーラが出ていたとか
よく聞くけどさ、そんなのありっこないって思ってる。
もちろん、才能とかに関してはなんとも言えない。
その人のずば抜けた長所って事だから、
最初からあるって言うのはよく分かるよ。
だけどね、オーラやきらめきって
最初からあっても、
それを輝かせるための努力をしないと、
出せないと思うんだよね。
私はね、
オーラやきらめき、人を惹きつける魅力は
最初からぜっったいに自分の奥深くに眠っていると思うの。
才能とは違ってたくさんの努力をしないと出せないけど
ぜっったいにみんなにあると思うんだ。
自分が醜くて仕方がないけど、
私はそれを信じて
今日の残りの時間も
明日も明後日も
自分を好きになる努力をして、
生きていこうと思うよ
最近は空が綺麗だ
杪夏であり初秋だからかも
きらめきとはなんなのだろう
残念ながら私が住んでいるとこでは星があまり見えない、そういえば今日は月を見ていないな見えないのかもな
私は自然の明かりが好きだ
夕日や星や月などだな
ずっと見ていられる綺麗なものは好き美しいものが好き
きらめき
幼い頃、クリスマスツリーの飾り付けを手伝うのが好きだった。
もくもくふわふわのワタはまるで、木に雪がつもったみたいに見える。
可愛い小さなプレゼントやトナカイ、赤や緑、金や銀の丸いオーナメントたちは踊っているようだった。
可愛いねと母と一緒にツリーを綺麗に飾っていく。
頂上の星は、まだ身長が低かったので、母に抱っこしてもらって飾りつけた。
くるくると木にライトを巻きつけていく。そして、電源を入れると赤と緑に光ライト。
ただの部屋だったのが、キラキラと煌めき、幻想的な世界に変わった。
その光を見つめながら、早くサンタさんが来る日にならないか、ソワソワしていたのを覚えている。
光輝くライトとオーナメントたち。忙しいサンタさんに、この幻想的な世界をお裾分け。そして、癒されて欲しいと――
#きらめき
あなたがきらめいて見える。
昨日までは普通だったのに。あなたは私にどんな魔法を使ったの?
視界の端にあなたが居るだけで、キラキラしててつい目で追ってしまうの。
この魔法はどうすれば解けるのかしら。
早く解いてよこの魔法。
目がチカチカしてかなわないわ。
きらめき
本当は毎日そこかしこに心があたたかくなるきらめきが沢山ある。
そっちに目を向けるか、見られる余裕があるか、
自分で自分を感動させてあげられる人になりたい。
「あ、」
できるだけ綺麗な流星群がみたくて、街灯の少ない山道の駐車場へきた。
空を飛び交う流れ星が綺麗で、隣で見ている彼女の表情が見たくて顔をむける。
「綺麗だねぇ」
そういう彼女の黒い瞳に映る、輝く星々。
空にあるものよりももっと綺麗に見えて、ずっと見ていたくなる。
「なぁに?」
そう言いながら微笑む彼女に、なんでもないと返しながら手を握った。
(空じゃなくても、特別な天体イベントじゃなくても、きらめきってすぐそばにあるんだな)
このきらめきは奇跡だ。この先失ったらもう二度と手に入らない何よりも貴重なもの。
ずっと大切にしよう。そう心にきめて、握る手に力を込めた。
きらめきは、まさに君そのものを現す言葉。
キラキラとひかり、かがやき、俺を魅了する。
だが君は言う。
俺のかがやきは君を照らすひかり。キラキラときらめき、君を誰よりも魅了させる。
俺のかがやきは、誰かを照らすひかりなんだ。
君を照らせて、とても嬉しい。
君はそう冗談めかせてエヘヘと笑うから、俺もそんな君にただただ目を細める。
眩しくて、まるで何も見えないかのように。
▼きらめき
俺の世界に、希望という名の光は存在しなかった。
親からの英才教育を受ける勉強漬けの毎日
思い通りに出来なかったら、その度に暴言を吐かれ、時には暴力まで振るわれ
俺の心は徐々に擦り減っていた。
外を自由に歩くことも許されず、薄暗くて、だけど無駄に広くて豪華な一人部屋。
それが俺の見れた世界の全てだった。
相談相手なんて、頼れる人なんて、友達なんて、手を差し伸べてくれる人なんて
誰一人としていなかった。
///
知らない世界。
本の中でしか見れない、不思議な世界。
そんな世界には、
しっかり家族に愛されて、幸せに暮らしている親子
友だちに囲まれながら、楽しく遊んでいる子供
海や山、知らない街なんかにも行って、自由気ままに冒険を楽しむ放浪者
俺の知らない世界が、本には全て載っていた。
本の中の世界だけが、俺が知らないきらめきを教えてくれた。
それと同時に、俺もいつか、こんな事をしてみたいという、淡く現実味のない幻想を見せてくる。
叶うはずもない夢に、幻想に目を向けて、希望を持てるような人間じゃなかったから。
少しでも夢を思い浮かべる度に、俺の胸は苦しくなった。
#きらめき
48作目
きらめき
君の横顔をそっと盗み見た。
月明かりに照らされた瞳が潤んで、瞬きをすれば柔らかく煌めく。
「泣いてるの?」
そう呟くように問いかければ、君はこっちを見て微笑みながら頷いた。
「うん。星空が綺麗で涙が出るの」
そう言った君の瞳は、まるで星空に恋をしているようだった。
流れ星を初めて見た夜。
昔は蓄光して、電気を消したら光る星を天井に貼っていた事を思い出した。
緑色に光る大小の星を、ぼんやりと見つめているといつの間にか眠ってしまう。手を伸ばせば届く星は今もぼくの部屋の天井にあるのだろうか。
手の届かないそれは、あっという間に流れて濃紺より黒い空に溶け込んでいった。
自ら放つ、強い、息を飲むうつくしさ。
あの夜、瞳をビー玉のように輝かせた箒星を。
ぼくは生涯わすれない。
「きらめき」