『きらめき』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ここは誰よりも真っ暗なのだけれど、
いつかの暗がりで輝いた、誰かの夜道の導。
私の黒に魅入られた輝きに目が縛り付けられた。
それがもう、痛覚に障って、痛くて。
走り回れる貴方と動けない私。
熱いライトが貴方を照らし、暗い闇が私を包む。
増幅された貴方の声、直接届くことのない私の言葉。
ここにいる人間を合わせてやっと貴方ひとりが流す汗と同じくらいなのだろうか。
いくら手を伸ばしても、足掻いても、どうすることも出来ない。
明確な差だ。
それこそが苦しくて、愛するべき距離だ。
『きらめき』
きらめき
輝く星。淡く瞬く惑星。
その光に隠れて深い闇が見える。
暗い、行く末も見えないほどの闇が。
光が眩いほど、影は暗い。
私もまた、眩しいほどの光輝く人の影で深い影を落とし、ひっそりと暮らしている。
3日ぶりに早朝のゴミ出しをした。
玄関のドアを開けた瞬間、凛とした涼しい空気が皮膚の上を撫でて、夏の湿度に抱かれっぱでいた私の首元から汗を奪っていった。
昨夜、意味もなく人生初のオールを決めたこの部屋の空気は、いつのまにか秋めいた外界の季節から置いて行かれていたらしい。
しかし、徹夜の眠気と気怠さの狭間では身なりを整える気力など起きず、寝巻きのまま外へ出たため、まるで悪事でも働いているかのようにそそくさと早足でゴミを放り投げて部屋へ戻った。
中に入ってすぐ目に入ったのは、昨晩久しぶりに懸命に片付けた結果、そこそこな量になった可燃ごみとプラごみの袋の山。
こちらはまだ収集日が先なので、しばらく同居する予定だ。
次に目に入ったのは、流し台の横で雑に干されている皿たち。
朝、生ゴミを捨てに行くという目的ができてやっと洗う気になった。そもそも、今日の日付になってから初めて頑張ったことがこれだ。
おそらくもうその次あたりに目に入ったのはスマホかベッドだったと思う。そして、意味のないオールが完成した意味を再度自分に叩きつける結果となった。
正直、これを踏まえて今の自分の生活が輝いているかと問われたら、光輝くどころか何の影もないと答えるだろう。
何でこうなったのかといえば、まずこの大学のえげつなく長い夏休みに対し、周りとの人間関係が少ないことに加え、1人での過ごし方がよくわからなかったことが主な原因だろう。そしてこれは親に顔向けができない話だが、何かやりたいことをやるだけの熱意も足りなかったという追い打ちもある。
それは怠惰を招き、生活の質を落とし、スマホ中毒になり、昼夜逆転を引き起こし、部屋の状況も家主の状況もボロボロにした。
そんな状況の中から何かひとつでも自分のためにしてあげられることはないかと、昨日少しだけ躍起になって流れを断ち切り、片付け大戦争を勃発させた。
髪の毛が落ちた床やカーペット、ベッドのシーツに布団カバー、物をかき分けないと使えない机、タンスの中等、片っ端から全部ひっくり返して掃除した。さっき皿を洗うことができたのもこの流れのおかげだ。
なのに結局またスマホに舞い戻っているのでは昨日のことがパァじゃないかと、少々がっくりしていた。
その後シャワーを浴びた私は、ひとり暮らし以降初めて綺麗に畳まれて用意された着替えを見て、でもやっぱり人生ってこれなんだろうなと感じたのだった。
今日のテーマ「きらめき」
成長するたびきらめきは形を変える。
この世の全て、輝いていない日などない。
けどいつかそれは失われてしまう。
死んでしまえ。
凛とした華を自分の中に
咲かせている人は
どれほど、歳を重ねても美しく
素敵だなと思う。
手を見れば、なんとなく分かる
生き様…生活感…
お金の受け渡しや
書き物をお客様にお願いする
ことの多い仕事柄
ふと、手を眺めてしまう。
指先は、真っ赤なネイルが施され
高貴な薔薇のようだった。
やはり、素敵だなぁと見惚れてしまう。
私もそんなふうにと、憧れる。
目に見えぬ、きらめきが
内面から醸し出されるものならば
私は、何に誇りを抱いて
生きて行こうかと…ふと、考える。
【お題:きらめき】
きらめき。きらきら、メキメキ、キラキラ、めきめき、キラメキ。メキメキって、カタカナにすると、なんか怖い。
Theme:きらめき
昨夜の雨とは一転して、今朝は朝日が射し込んでいる。
窓の外に見える木の葉から落ちる雫が陽光を受けて宝石のように輝いている。
ベッドに横になったままその光景に見とれていると、君が僕の顔を覗き込む。
目に溜まった涙が一筋、朝日を受けてキラキラ輝いている。
握られた手を握り返そうとするが、力が入らない。
やがて、周囲が段々と暗くなっていく。
彼女が叫ぶように僕の名前を呼び、周囲がバタバタと騒がしくなる。
その音も君の声も、段々と遠くなっていく。
知らなかったよ。世界がこんなに煌めきで溢れていたなんて。
神様からの最後のプレゼントかな。
朝起きると犬が目を輝かせて、私を見ていた。毎日の表情と同じ。朝の散歩にルンルンしながら歩く犬。帰ってきたら、また目をキラキラさせ私を見る。今度は、朝ごはん。じっと私の動きを毎日観察してるんだ。
雨上がりの植物にきらめきを発見
雨上がりの空に7色の橋を発見
雨上がりの空に太陽が顔を出す
キラキラと雨の粒がきらめき始めた
もっとキラキラ輝いて見せて
─────『きらめき』
きらめき
空にきらめく無数の光。星ではない。未確認飛行物体、UFO。
遂にきた!人類を征服するために彼らはきたのだ。
彼らは高度な知能をもち、肉食である。私達地球人は彼らの家畜のなる。核兵器をもっても彼らを倒すことはできない。彼らはいくつもの星を征服してきた。もはやなす術がない。
彼らと戦うことを諦めた。最後の今日、僕らがやることは音楽を奏でること。
さー最後に皆んなで楽しもう!
世界中の皆んなが楽器を鳴らし、歌を唄う。国歌を唄う人もいれば、静かな子守唄を唄う人もいる。ロックンロールに熱狂し、笛を吹けば犬やオオカミなどの動物も遠吠えをする。
あーこんなにも楽しく最後を迎えられるなんて、本当に人類は素晴らしい。きっと地球人は最強だ!
その時、僕が見ていた空の光が一つ消えた。そしてまた一つ、また一つ。最後、きらめきが全て消えた。 来るのか、来ないのか。
地球が静寂に包まれた。
政府からの発表。UFOは地球を離れた。何が原因かわからないが、
「地球は恐ろしい星だ!宇宙から見た地球人の目は異様なまでにきらめいていた。あの無数のきらめきに勝てるわけがない。もう地球には二度と来ない。」
地球が音楽で救われた。全人類の心が一つになれたのだ。
またいつ宇宙人が襲ってくるかもしれない。でも、僕らはこの地球に生きる人間として絆を大切に生きていこう。
絆が強ければきっとこの地球は守られる。
それを全人類が確信した日だった。
バトル作品やファンタジー作品において、戦いの最中で死の直前に放たれる必殺技。
自分の死と代償にするパターンもありますがそういう時にきらめきを感じる。
中でも一番に思いついたのは勇者王ガオガイガーFINALのキングジェイダーが放つジェイフェニックス。
ガオガイガー自体はそんなに好きなロボット作品ではないのだがスパロボなどでは演出もカッコよく熱い展開がイイ。
さてさてキングジェイダーのジェイフェニックスはアニメの中では使われなかったという話もある、ではどこで見たのかと言えばもちろんスパロボで一番やりこんだ第三次スーパーロボット大戦アルファである。
死の直前放たれる大技ということで最初に使われる所は熱い演出だったのを覚えている。
フェニックス=不死鳥。「不死鳥は炎の中から蘇る」との叫び最高でした。
※反省点 うーん書く前(通勤前)はイケルと思ったのですが通勤で疲れたのかまとまりませんでした。
きらめき
いつも家事をやってくれる。
いつも送り出してくれる。
いつも励ましてくれる。
いつも楽しませてくれる。
そんな家族がきらめいて見える。
星の光は、ずっとずっと昔のもので。
今見えている星も今の光じゃない。
おそらく、私が生きている間に星が無くなるとしても、それは何年も前のもの。
星ってのは不思議で、見ていると海と同じで嫌なことを(その時だけにしろ)忘れられる。
私はたまに星空を見るが都会からか、全然見えない。なので、星を見るために仕事を辞め、地方に引っ越した。
初めての夜空はとても光り輝いていた。
『きらめき』
無事に迎えられた朝。
美味しい朝ごはん。
慌てながら整える身支度。
今日も一日が始まる。
こんな当たり前な行為でも、
全てがきらめいて見える。
〜きらめき〜
【きらめき】
幼い頃、一度だけ母にコンサートへ連れて行かれた。ほとんど親と出かける機会なんてなかった当時の僕は、いろいろと荒んでいた時期だったことも相まって、会場に入ってからも終始不機嫌だったことを覚えている。
友だちとの関係、理不尽で大嫌いな先生、僕に対してほとんど無関心な両親……今となっては些細な悩みでも、当時の僕にとっては人生の全てが暗闇に覆われたくらいの心持ちだった。そんな時に関わりの薄かった母親に無理矢理連れ出されたのだから、全身で不満を表すことくらいは許されるだろうと僕は思っていた。
だけどそんなささやかな抵抗は、ライブが始まった瞬間にどこかへと吹き飛んだ。大音量で鳴り響く音楽、華やかで色とりどりの衣装、ステージを染め上げる鮮やかなライティング……ああこの世界にはこんなにも目まぐるしく美しいものがあったのかと、僕の全身に衝撃が走った。
気がつけば母親から押し付けられていたペンライトを夢中で振っていた。あの日以来、僕の世界はすっかりと変貌してしまった。
歌を練習した。踊りを練習した。いくつものライブに足を運び、美しい夢に酔いしれた。そうして今、僕は。小さな小さなステージに、両足を踏みしめて立っている。
幼い頃に見た、星よりも眩しい特上のきらめき。今日から僕は、そのきらめきを纏って生きていく。
ペンライトの海が客席を埋め尽くすステージで、僕は大きく息を吸い込んだ。
どうしていつも楽しそうに笑っているの? そう聞いたことがある。
すると彼はまた笑って言った。
「だって、笑った方がハッピーな気持ちになれるじゃん? それに笑うとみんなも笑うんだ。笑うだけでみんなもハッピーな気持ちになれるならWin-Winでしょ。落ち込んだりしてても何も変わらないし、不幸せな顔してるよりずっといい」
そんな彼はいつもみんなを楽しませていた。周りに気を配り、困っている人がいれば手を差し伸べて、心から楽しそうにいつも笑っている。みんな彼が好きだった。
「笑おうよ」
当たり前だ。私にすらいつも笑って手を伸ばしてくれる。誰でも彼を好きになってしまう。
彼はいつも眩しい。きらめきを持った太陽のような人。あぁ、目が眩む。ただ素敵だと心から思う。
そんな彼が亡くなったのは事故だった。
本当に突然の事故。運転手が急に発作を起こした車が追突した。たまたまその車の先にいただけだ。
恨みたくても、その運転手も発作で亡くなってしまった。それにきっと彼はそういったことを望まない。みんなわかっているんだ。
たくさんの嗚咽が聞こえてくる。世界はこんなに暗くなってしまった。太陽が、消えてしまった。
太陽がなくなった世界でなんか生きていけない。私も彼がいる世界へいきたい――。
「笑おうよ」
彼の声が耳元で聞こえた気がした。
そうだ。彼はいつも笑顔を絶やさない。みんなの笑顔を望んでいるような人だった。
こんな状況を見たら、きっと困って、もっとみんなを笑わせなくちゃって思ってしまう。
笑っていよう。
そういつも望んでいた彼の思いを叶えたい。
きらめきは消えない。だって私が受け継ぐから。太陽の光を、私があなたから貰うから。
このきらめきを胸に、笑顔に、生きていく。
彼が笑った気がした。
『きらめき』
田舎の町
真夜中に家の明かりは無い
そんな真っ暗闇の中輝く物
月と星だ
真っ暗闇の中でも輝く光
月明かり
星明かり....とは言わないか
だが、そう呼ばせてもらう
都会では見れない景色が広がって
人の心を掴んでいく
# 113
返照に虹をたくわえベーカリーナイフの一刀湯気を仕分ける
きらめき。って
あの頃とかいつかの自分とか。
今の自分の事じゃないんだよね。
でもね。きっといつか今のことを思い出して
きらめいてる過去になってるから。
だから今を全力で楽しまなきゃねって
思うんだよね。