『つまらないことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
仕事も遊びもつまらないことでも全部全開で。
俺は失敗なんかしない、あれは間違いじゃないんだよ!
そっとしといて、どんな瞬間もカッコよくランウェイ歩いてるつもりだし
あぁ、頭ん中ではキマってるんだわ,,,
空見てるだけで全部笑えてきちゃうね
動じない動じない動じない 絶対
動じない動じない動じないよ 約束
何があったって、空回りしたって
頭の悪いとこもみんな愛して欲しいんだよ!
そんな時はみんなで同時に笑うんだ
全て大切な“今日”だから
つまらないことでも
続けていれば
大きな成功に繋がるかもしれない
知らないところで
誰かの役に立っているかもしれない
つまらないかどうかは
今、決めるものではない
つまらないことでも
全力でやってみよう
いつか君の為になる事を祈って
③つまらないことでも
毎日、その日にあった事を手帳に記している
目覚めがどうだったとか
いつものカフェに行って癒されたとか
仕事は忙しかったけど、無事終わったとか
ちゃんと風呂に入れたとか
ソファで寝ずにベッドまでたどり着けたとか
そんなことを書いている
自己満足かもしれないけれど
振り返ると結構面白い
自分
頑張ってるな
そう思う
つまらないことでも
子供のころから家業を継ぐことが決められ、俺自身が将来について考え、選択したことは一度もない。
家業は呉服屋だ。
客商売だからつまらないことでも噂を立てられたら、50年以上続いた店は終わる。
店についている客は、高級志向で自分たちが使う物にも品格を求める。もちろん、買った店に対しても厳しく、店の、いや店主のスキンダルなんて考えられない。
なのに、親父が援助交際しているとの噂が立っていた。
親父に確認したが否定はしなかった。
軽率すぎる。馬鹿じゃないのか。
自分の立場が分かっているのか。仕事に不安があっただの、金の工面でストレスを感じていたなんて言い訳が通るわけない。
このままだと本当に店は潰れる。
いっそ、親父に死んでもらって俺が店を継ぐことにすれば、店主が変われば少しは評判も持ち直せるかもしれない。
いや。ダメだ。
親父が死んだくらいで店を立て直せるわけがない。
どうする。どうすればいい。
結局、店はあっけなく潰れた。
俺は今、アメリカにいる。
アメリカで呉服屋を始めることにしたからだ。日本では着物なんて着る人はほとんどいないが、こっちではアメリカに滞在する日本人のマダムたちが、パーティー、式典、コンサートなどのさまさまな場面で着物を着たがる。上客ばかりだ。
俺はアメリカで呉服屋を始めた初代となった。これから50年は続けていけるだろう。
俺は自分の手で成功を掴んだ。
まあ、親父の援助交際の話しを常連客に流したのは、俺だけどな。
つまらないことでも
笑って話せる人
つまらないことでも
聞いてくれる人
つまらないことでも
隣にいてくれる人
大切な時間を
分けてくれる優しい人
「つまらないことでも」
これ読んでるよね。
読んじゃってるよね。
私頑張ったんだ。
負けたくなくて頑張ったんだ。
でもね、ダメだったみたい。
だから、あなたに伝えたいこと全部書くね。
私は臆病な人間。
失敗が怖かった。
成功できないことが恐ろしかった。
そんな私とは裏腹にあなたは
なんにでも挑戦する人。
失敗を恐れずに突き進む人。
私はそんなあなたが羨ましかった。
そんなあなたに私は引かれた。
あなたに声をかけるのさえ緊張したな。
あなたの手を握るのは
心臓が止まりそうだった。
そんな私に呆れず
手を取り話しかけてくれたのは嬉しかった。
いっぱいごめんねを言ってしまった。
いっぱいありがとうを伝えたかった。
もっと話したかった。
もっと手を繋ぎたかった。
あなたは私を変えてくれた。
あなたのおかげで変わることが出来た。
あなたのことはこれからも見守っています。
こんな私を好きになってくれてありがとう
私のために泣いてくれてありがとう
私のために怒ってくれてありがとう
たまには自分のことも考えてよね
あなたの事が好きです大好きです
今まで本当にありがとう
楽しかったよ
欲に塗れ、嘘に塗れた偽笑じゃなくて
心の底から笑顔になれるのなら、別にいいと思ったんだ
---二作目---
子供みたいな、貴方との口喧嘩
馬鹿馬鹿しいなと謳いつつ
最後は馬鹿みたいに笑ってて
だから
貴方との口喧嘩がない日は
世界から色が抜け落ちてたんだ
#つまらないことでも
378作目
どれほどつまらないことでも、全力でやった。
何もかも全力でやることで、自分の輝ける場所が見つかることを願った。
そしてその努力が実り、全てを手に入れた俺はいつのまにか、今までどれほど魅力を感じていたものも、何の関心も持てなくなっていた。
だが俺には、つまらないことでも全力でやる癖がついてしまっている。
だからこれから、何の魅力も感じない長い人生を謎に全力でやり遂げることになる。
かつての俺は、そんなこと望んでいたっけか?
でもそうするしかない。
そうすることしかできない。
これが俺「林田幻醐郎(はやしだげんごろう)」93歳のこれからの人生。
【お題/つまらないことでも】♯2
つまらないことこそ、
見方や考え方次第で、見える世界は変わる。
そして、それが自分の価値観となる。
と私は思う。
「つまらないことでも」
何と言われようと
自分にとっては
とても大事
曲げられない事
信念だったりする。
他人も然り。
つまらないことでも
朝2時にサンダルを履き、一本しかない道を歩く。
波を引く音が耳に響いている。それがなんだか心地よい。
「アーサー。君はなんで毎朝2時に海に行くんだい?」
「レオ。海を見に行くんじゃないんだ。僕は砂浜に会いにいくんだよ。」
「砂浜に行ったってなんもないじゃないか。海を見に行くなら分かるが、砂浜になんの用があるんだい?」
「レオにとって、孤独とはなんだろうか。」
「寂しいものだと思う。」
「そういうことなんだ。砂浜は一人なんだよ。だから僕が毎朝会いに行かなければ孤独になってしまう。」
「砂浜は人では無い。アーサー。そんなつまらないことをするよりも僕と一緒にサイクリングに行こう。」
「いいや、サイクリングなんてもっとつまらない。それよりも毎朝、砂浜に行くと僕に砂を一粒くれるんだ。それを集めることが楽しいんだ。」
「アーサーのことはよく知っているつもりだけれど、これに関してはよく分からないよ。つまらないのに。」
「レオにもいつか分かるよ。」
海岸を歩く度に砂が僕に話しかける。
孤独とは辛いものだ。誰の温もりも感じられない。僕には耐えれないものだ。
「レオ。見てよ、瓶いっぱいに砂が埋まったよ。」
「アーサー。孤独に呑まれるとどんな気分になると思う?」
「道が分からなくなるんじゃないかな。」
「アーサー。それは瓶じゃない。君の手だ。」
「レオ。あの時君とサイクリングに出かけていればこうはならなかったのだろうか。」
「アーサー。砂を集めることはつまらないことでは無いのかもしれない。だが、僕と一緒にいることもつまらなくはないはずだよ。」
「そうだね。つまらなくないな。」
「アーサー。つまらないことでも共に時間を過ごさなければ君は呑み込まれるんだよ。」
「つまらないことでもね、それが大切だったりするんだ。」
「そうだね。案外楽しかったりする。」
波にさらわれる感覚が分かる。
「つまらないことでも。」
#16
高田くんが新しい自転車を買った。
今乗っている自転車は来週には粗大ごみになるらしい。
最後になにか面白いことは出来ないか?という話をしながら河川敷を歩く。
どちらからともなく、土手から自転車を滑走させるという話に落ち着いた。
土手はかなりの急斜面で、その先には田舎の、開けた道路がある。見渡しがとても良く人の気配はないので事故の心配は無い。
高田くんは自転車のハンドルから手を離し、
無人の自転車が猛スピードで斜面を走り出す。
土手と道路の間にある側溝に、衝突と呼べる勢いで到達した瞬間、自転車は斜め前方へ高く舞い上がった。
くるくるニ回転し着地...するかと思ったが反動でまたきれいにバックフリップを一回転。
今度こそ着地し、よろよろと道路を数メートル前進し、推進力のない自転車は横倒れした。
呆然とし、会話もなくしばらくの間動けなくなった高田くんと私。
両タイヤともパンクした自転車を押して帰った高田くんも、私も、それ以降宙を舞った自転車の話は特にしなかった。
こんな嘘みたいな話誰も本当だと思わないし、当事者すら嘘か幻だったんじゃないか? と今でも思っている。
信じてもらえたとしてもつまらない話ではある。
つまらないことでも、あの自転車の供養として文字に起こしてみた。
もうすぐお盆ですね。
とにかく
かいて って 言われても
箪笥の角に 足ぶつけた くらいの
つまらないことでも
ネタにしながら
かいーとこかいてます。
「つまらないことでも」
つまらないことでも、手を抜かないこと。
そのつまらないことが、後々重要になってくる。
子供のころは、つまらないと思ってたことが、
今になって役に立っている。
途中で辞めなくてよかった、と自分を褒めたい。
つまらないことでも地道に頑張っていこう。人生にはいろいろなことがあるだろうし、つまらないなと思っても、それを一生懸命に取り組み、こなすことが大切である。
あなたにとってはつまらないことでも、
私にとっては大事な大事な思い出なの。
でも、その逆も然りよね。
そんなことを考えながら、
インスタの画面をひたすらスクロールする。
つまらない事でも僕には大切な事だ。
今まで色んな人達に、
「それがお前の夢か?つまらないな」
「つまらない事にいつまでも意地になってる意味があるのか?現実を見たらどうだ」
そんな事ばかり言われてきた。
でも僕はみんなに ''つまらない''そう言われた夢を諦められない。
誰も応援してくれなくても、1人で叶えてやる。
そう思ってた。君に会うまでは…、
「素敵な夢じゃん」
「えっ、」
「だから!素敵な夢だって言ってるの!!」
「君は、僕の夢が ''つまらない'' って思わないの?」
「思うわけないじゃん、だってそれがあなたの大切な叶えたい夢なんでしょ?」
そう言って僕に君は微笑んできた
「それに、あなた自身が、自分の夢を ''つまらない'' なんて言ってたら本当につまらないものになるって私は思うよ?」
そうか…、1番 ''つまらない'' って思ってたのはもしかしたら僕自身なのかもしれない…、
僕自身が叶えたいって大切にしてきた夢を否定してしまっていたのかもしれない。
「ありがとう。君のおかげで気付くことがあったよ」
「そう。なら良かった。私はあなたのその ''素敵な''夢、叶うことができるように応援しているわ」
そう言いながら君はどこか寂しげな顔をして僕の前から立ち去って行った。
あの時の君へ
僕は僕の''素敵な''夢を叶えることができたんだ。
君にその報告をしたいよ。
次の僕の夢は
君とまた出逢う事だよ。
素敵な夢だろ?
つまらないことでも
貴方にとってはつまらないことでも
私には重いことなんです
例えば、体重が2㎏も増えたとか
貴方にとってはつまらないことでも
昼下がりのある授業のこと。誰もが興味を持たず、寝ていたり漫画を読んでいたり。窓側の後ろの席に座っている自分も例外ではなかった。でも自分の全意識は前の教壇に立つ、物静かな教師に向いていた。静かだけど通る声、教科書を見る伏せがちの瞳。チョークを持つ整えられた指先から、黒板に書かれる几帳面な字。チョークの音を聞きながらそっと目を閉じる。昼下がりのいつも通りのつまらない授業。自分がいつも楽しみにしている授業でもある。
#つまらないことでも