『つまらないことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
つまらないことでも、笑って聞いていて欲しい。
くだらないことでも、隣で楽しんでいて欲しい。
抱き締めて欲しいとか、慰めて欲しいとか、
恋人でもない君に望むのはおかしな事かな。
私は君のことが好きなのかな。
人肌恋しい時に君の顔が思い浮かぶのは、
つい君のことを目で追ってしまうのは、
君が隣に居てくれると落ち着くのは、
私が君のことを好きだから、なのかな。
恋って、こんなに淡白で冷たいものだったのか。
誰でもいい訳じゃないけど、君じゃなくても良いんだ。
純粋な愛情じゃない。邪な思惑で穢れている。
あわよくば、なんて言葉で詰まっている。
今だって君と手を繋ぎたいし、その胴に腕を回したい。
その頬に口付けたいし、今すぐ押し倒してしまいたい。
間違っても恋や愛と一緒くたにしていい感情では無い。
言い切ってしまおうか。
君は私にとって都合のいい人間だったんだ。
強気に出れば丸め込めそうで。
一線を超えても後腐れがなさそうで。
いざとなったらすぐにでも縁を切れそうで。
最低な思考だということは自認している。
それでも、君といる時が一番楽しくて。
私を晒け出せるのは、君の前だけだったから。
純愛とは程遠いけれど、呆れるほどに欲深いけれど、
私なりに君を好いているんだ。きっとね。
つまらないこと
とは、なんだろうか?
この世にある全ての物や事には意味が必ずあるのだ。
つまらないことの、本来の楽しさや大切さの意味をいつか見つけたい。
お題…つまらないことでも
僕は好きな事として絵を描いている。
でも、親や友人…周りの人達にはそんな「つまらないこと」辞めてしまえ
そんなことより勉強をしろと言われる。
だけど僕が投稿しているサイトでは違う
「貴方が描く絵は繊細な心を表していて綺麗」、「絵がこんなにも心に訴えかけれるものだと思わなかった」、「親が亡くなって悲しかったけど貴方の絵で元気が出ました。」なんて言ってくれる人がいる。
周りからなんと言われようと、例えそれがつまらないことだろうがくだらないことだろうが、もしかしたらそれは誰かの助けになっているかもしれない。
だから今、周りに流されて好きな事を辞めようとしている君たちに伝えたい
絶対に辞めない方が良い。自分が苦しくなった時の解決策を狭めるだけだから。
つまらないことでも、やり遂げましょう?
つまらないことなら、始めないよ。
貴方の言う、私のやり遂げた、つまらないことはね
私が必死にかき集めてやったことなんだよ。
だからお願い。つまらないこと、なんて言わないで
つまらない。退屈だ。私は今日も同じ日々を繰り返す。そんな日々から逃げるように、仕事に向かう途中は音楽を流し、現実を直視しないようイヤホンで耳を塞ぐ。
それが今日を乗り切る唯一の方法だというのに、なんとイヤホンを家においてきてしまった。
わざわざコンビニで買うほどではないし、そのまま向かうことにした。雑踏の中、目的地へひたすら向かう。
多くの足音。広告のポスター。飛び交う車。
電話をしながら歩く人。スーツ姿で何かを待っている人。
これはいつもの光景でつまらないことなのだろう。だが、生きている。みんな、つまらない中、今日までをひたすら生きているのだ。
例え退屈な、いつもの1人の夜だったとしても。何も成し遂げられなかった日だったとしても。
みんな、今までを、生きているのだ。
それはとてつもなく果てしないことで、「つまらない」なんてことはない。
つまらない日々を生きている私たちは、「つまらなく」はないのだ。
な〜んて。実質今がつまらないから、とりあえず私は脳内で音楽を流した。
社会つまらない
人生がつまらない
とか言ってる自分が一番つまらない(笑
そりゃ確かに、
全部が全部楽しいわけない。
苦しいこと辛いこともあるけれど、
それもひっくるめて君の人生じゃん
面白くするのもつまらなくするのも全部自分次第だ。
つまらないことがあっても
不平不満は心の中だけにしておこうよ?
【つまらないことでも】
つまらないことでも
私の人生は本当につまらない。
人の心だけを考えて、
自分の気持ちなんて押し殺して。
周りに流されるまま、
一人で抱え込んでさ。
君はどう?
今の君は何がしたいの?
まだ時間はある。
君の人生生きてみな。
案外楽しいかもよ。
つまらない事やくだらない事でも話し合ったり笑い合ったりしていた。
二人の星を探しに行く旅をしよう、なんて言いながら過ごす日々がすごく楽しかった。
なんか、ふわふわしていた。
私は世間に適合する方法がわからなくて置いてけぼりを食らっているような気がしていたけど、それでも歳を重ねる毎に、つまらない事やくだらない事を重ねて重ねて積み重ねていくうちに、普通を装ってひっそりと生きる事を覚えた。
普通を装う事は、武装だ。
外に出る時は、武装が必要だ。
「もっと楽に生きたらいいのにね」
あぁ。本当に。
あの頃のように丸腰で、ふわふわとしていたいよね。
そして何処か遠くにあるかもしれない二人の星に想いを馳せる。
観音経
今の自分は観音様なのか修羅なのか
定期的に心を律して振り返る
観音様でも次の瞬間には修羅になることもある
__ねぇ、だいすきだよ。
つまらないセリフ。
在り来りなセリフ。
こんなもので僕が満足、君が満足するとは思えない。
…だけど、だけどね。
君への想いを表す言葉が、他に思いつかない。
【つまらないものでも】
どんなにつまらないものでもよかった。
それが私の全てで、この手で唯一守りたかった大切なもの。
私の心を何よりも綺麗な色に染めるのは、あの変わり映えしなかった毎日。
それ以下も以上もしらなかった。
未熟で無知で純粋。
大人になるのは怖い。
こんなにも違う。
こんなにも。
こうやって変わっていくのだよと現実に見せられているようで苦しい。
目が覚めれば心を締め付けられるようなこんな毎日もいつか、触れれば温もりを感じる美しい部分だけを残して私を救ってくれるのか。
どうか救われて。
私はきっとそのために大気を吸うのだから。
「あんたはそう、あれだ。あの、天才だ。会話の。」
「ええ?そう?」
あのお店のマスコットはどうしてうさぎなんだろね?
このボトルの溝。なんであるんだろね?
ここ、何のお店が出来るんだろね?
他の奴が聞いてきたら
さあ、とか。なんだろうな、とかで終わるような
とりとめのないつまらない時間になるだろう。
「楽しい。何を話しても。」
「ふふ。そっかあ。天才なんだ、私。」
やさしい、でもどこか遠くに心を置いてきたようなこの人の笑顔。好きだけど少し胸がざわざわする。
「でも、もしかしたら。」
急に体をこちらに向けてその整った顔で俺の視界をいっぱいにしてきた。なんだなんだ。
「それ、私が天才というより君が私のこと大好きだからかもしれないね。」
は、いや、まあそれはそうだけど。
大好きフィルターがかかるとどんなにつまらないことでも楽しかったり面白かったりするのか。
「私は君のこと大好きだからどんなお話してても楽しいよ。」
ひょっとしてこのやりとりも側からみたらつまらないことなのだろうか。
俺は、今、すごく楽しい。
つまらないことでも
つまらないなぁと思う所に自分自身のつまらなさが鏡のようにある。またつまらないだろうなぁと思ってたのに目や心を一瞬にして奪われる出会いもある。常にその時真剣につまらなさと向き合うべきなんだよな、きっと。
お互いを知らないから
出会うまでの時間を 取り戻すみたいに
ようやく解ってきたのに
明日がこれまでに戻そうとしている
止まる筈は無いと 解っているけど
止まってくれと祈る 最後の日
言葉に直る前に
次々と生まれてくる この気持ちが
もっと話をしなくちゃ
つまらない事でも 勿体無いからと拾っている
僕等の間に 一体 どんな言葉があっただろう
つまらないことでも
人にはそう見えても
自分にはとても大切なことだったりする
その逆もまた然り
故にどんな事でも
大切に思い、扱い
一生懸命取り組むべきなんだろう
「つまらないことでも」
僕は生きる
「聴いてください。」
演奏が始まる。俺は嫌いだった音楽に耳を傾けた。
「ありがとうございます。」
演奏が終わった。一日二・三曲の路上ライブ。誰一人立ち止まらない、お世辞にも上手いとは言えない演奏だ。
「今日も来てくれたんだ。ありがとう。」
帰宅準備が終わった彼女が、俺の前まで来た。彼女は幼馴染で初恋の人。突然、路上ライブを始めた時は驚いたけど、今は素直を彼女を応援したいと思っている。
帰り道。彼女と喋りながら帰った。
「そういえば、いつからギターやってたの?」
「小学校高学年の時かな?」
「結構長いね。でも、俺が知ったの最近なんだけど。」
「言ってなかっただけ。だって君、音楽嫌いじゃん。」
俺は黙ってしまった。そんな俺を見て彼女は笑った。
「私の音楽だけは、好きなのにね。」
彼女のこういう所が好きだと思った。どんな時でも明るく、笑わしてくれる。
「だって俺は、君のファン一号だしね。」
音楽は嫌いだ。くだらない事に思えてしまうから。実際に音楽を聴いても、つまらなかった。だからそんな音楽を聴く時間が無駄に感じていたんだ。でも、彼女の音楽は嫌いじゃなかった。むしろ、心が安らぐ気がした。
「私は病んだ時に、音楽に救われたんだよ。」
彼女が言った言葉がよく分かる。きっと俺も救われているんだ。彼女の音楽に。これからも傍で聴いていたい。そう願っていた。
彼女が事故に遭い、この世を去るまでは。
彼女が死んでから俺は、暫く泣いていた。でももう、このままじゃ駄目だと思った。俺は彼女が路上ライブを行っていた場所に向かった。形見となったギターを持って。
くだらない事でも、つまらない事でも、それらで彼女が作られていたのなら。俺はその全てを愛したいと思った。
「聴いてください。」
彼女に贈る、下手くそな演奏を。
「あぁ、つまらない。これだから嫌なんだ。」
見た目には似合わない太い葉巻を咥え火をつける。
ほんの少し前までやっていた仕事を放り出してきたのだ。つまらなかった、それだけの理由で。
世の中そうだろう。つまらなければ全て無だ。
楽しいからこそだと思うのは世の中舐め腐っているだろうか。
つまらなければ、もう…
「いや、そうでもないのか?そろそろ私の頭も腐ってきたな。」
つまらないことでも誰かのためになっているのでは、と考えてしまっている自分を見捨てられないのは自分が"未熟者"だからだろうか。
長い髪を結び直し、葉巻の火を消す。
さて、残りの仕事を片付けよう。
なんせ、私はこの国を守る警察官なのだから。
__つまらないことでも__
つまらないことでも
詰めていけ。
だからこそ面白いこともある。
最近思うことがある。
私は大抵の人が笑わないところや退屈に思うところで、変に笑ったり楽しんだりすることが多々ある。
所謂ゲラ、とか暇つぶし名人とでも言うのだろうか。そんな私がつまらないと思う時間が今一つ思い浮かんだ。
それはカラオケで自分が歌うまでの待ち時間である。
最初の方は自分が歌ったり友人と点数で競ったりして楽しんでいる。が、最後の方になってくると各々の歌いたい曲を入れたり流行りの聞き馴染みある曲を歌うフェーズにどうしてもなってしまう。
そうなるともうダメで、デンモクをいじったり適当にマラカスを振ったりなど、表面上では盛り上げているようで結構手を抜いてしまう。
すると雰囲気はまるでディズニー帰りの高速道路。ワイワイと話すわけでなく、疲れて眠っているのを起こさないように注意する運転手気分。
一人はスマホを触り、一人は公式MVで騒ぎ、一人は食べ物を黙々と食べ、私はマラカスで下手にリズムを取る。みんなのダラダラペースに呑まれないようにと注意を払っているつもりでも、やっぱり少し呑まれてしまう。私もどちらかにしろと思っている。
でも自分の番が来たらマイナーなノリのいい曲を入れて一人で勝手にノリノリになる。こう言うところで、やっぱり私も自分勝手だなとか思ったり思わなかったり。
それでもカラオケに行ってしまうのは、そう言うつまらない時間も含めて友人といる時間を長くしたいという私の無意識の願いがあるからかもしれない。
初がきで難しいと思いました。はい。
お題「つまらないことでも」