『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ひかりのあたるところ
くらくみえないところ
みかづきにみえるけど
まんまるのおつきさま
なにとくらべているの
だれとくらべているの
かずをかぞえてみるの
ひかりのあたるところ
こんなにもあるのにね
めぐまれているのにね
ありがとうのことばで
おおきくできるのにね
『ないものねだり』
∞ないものねだり∞
あの時 違う選択をしていたら
幸せになれていたのかな?、、
違う選択をした世界に生きるわたしも
あの時 こちらを選択していたら
幸せになれていたのかな?って
呟いているのかしら、、
どちらの世界が 幸せだったんだろう?
なんて 答えの出ないこと 想像するなら、、
今 自分が生きている この世界を
幸せにすることを 創造しよう
欲深く
ないものねだり
キリなくて
手に入れてなお
他を欲しくて
お題☆ないものねだり
玄関の鍵が開く音に身を強張らせる。一挙一動、相手の都合のいいように振る舞う。声音や表情を窺って、自分の心と相手の機嫌を天秤にかける。
そうやって気を張り続けることのない生活を求めるのは、全部ないものねだりなんでしょうか。
毎晩怯え続けなくてはならないことに、ほとほと疲れました。こわいなあと呟いてしまわないように、どこか遠くを見つめ続ける日々です。
「上京」という言葉に、希望を見出して生きています。頑張って、頑張って、どうにかここまで漕ぎつけた。あと1週間で、2度とここで暮らさなくていい。ようやく本当の社会的自立へと、一歩踏み出せる。それがどれだけ安定剤となるのか。きっとわからないでしょう。
平穏な暮らしをください。心の安寧をください。そう神様に祈る。求めてはいけないものだっただろうか。
そんなはずはない。だから、あと少し。
大丈夫。今の自分には、ないものだけれど、絶対に手にいれるから。
That's dream.
That's yearn after.
Because I can live happiness life
in ownself heart to sprout.
◆ないものねだり◆
あの人みたいになりたい
これがこうならいいのにな
私の立場が最初からああだったら
色々と、どうにもならないことがあって
欲しい欲しいと願うけど
それが全て叶ってしまったら
私が私じゃなくなるのだろう
それは怖いしつまらないから
私のまま、ないものねだり
私のまま、上を向いて
同じときに
同じものを好きでいる、或いは、見ている
というのは、
当たり前じゃない
ということを、覚えておきたい。
----- ないものねだり
「何千年」も前から
生きていく中で「満足した」と思ったことはなかった
こんなにも長く生きているのに、
周りの人間が思う幸せもある程度は掴むことが出来ていたのに、だ。
不足しているものが分からないのに、
心が満たされることを望んでしまうのは
ないものねだりなのだろうか
✰
#エピソード1
親が離婚して元から仲が悪かったの思い出した。
親の仲が良い家に生まれてきたかった。2次元の世界に行きたい
私の方が美人だし、私の方が足が長いし、私の方が成績が良いし、私の方が人望があるし、私の方がお金持ちだし、私の方が付き合いが長いし、私の方が彼のことをよく知っているし、私の方が彼のことを慮っているし、私の方が、お似合いな、はずなのに。
「フッ…おもしれー女」
あの女の後ろ姿を一心に見詰めて彼は嬉しそうにそう呟いた。
"ないものねだり"
「ないものねだり」
あなたは私の容姿を欲しがるけれど
私はあなたの声が欲しい
あなたは飛行機
気持ち良さそうに真っ直ぐ雲を突き抜ける
私は紙飛行機
飛んだと思ったらすぐ落ちてしまう
空へは届かない
私の憧れ
でもひとつあなたが望んだものを私は持っている
それは忘れてはいけない気がする
ないものねだり
いつだって、圭ちゃんの取ったケーキが美味しそうで。
あたしはいつも圭ちゃんが大事にとっている最後の苺を食べてしまうのだ。
「ジェノベーゼも美味しそうだけど、カルボナーラも…あー、でも太るよなぁ。うーん、圭は何にするの?」
仕事帰りに幼なじみの圭と待ち合わせたイタリアンで、私は地球の命運を担ってるかのように悩みこんでいる。いつもの事だ。
どれも美味しいのは、通い慣れたこの店ならば知っている。しかし、今日の気分はいつだってまちまちなのだ。
「俺はもう決めたよ」
食前のシャンパンをすました顔ですすりながら、圭はチェシャ猫のようにニヤついている。いつもの事。
「圭何食べんのよ?」
そんなことより早く選びな、というようにメニューをノックされる。
すぐに泣いてしまう可愛かった圭ちゃんはもういないのだ。
「んー、じゃ、ボンゴレ!」
最後には面倒になって今日のおすすめに頼る私。
運ばれてきた圭の皿はカルボナーラ。なんで私が太るの気にしてるのわかってて目の前でカルボナーラなんだろう。
白ワインのきいたボンゴレは、おいしい。おいしいんだけど、なんだか途中で手が止まってしまう。
「食べる?」
くるくると綺麗に巻き揃えられたカルボナーラが、口元に運ばれてくる。反射的に口を開きぱくりと食べてしまった。
おいしい、涙が出るほど美味しい。カルボナーラはこんなにもおいしいのだろうか。違う。これは圭から奪った罪の味。この世でいちばん美味しい果実。
君、いつも自分の皿に飽きるだろ?だから、俺はいつも先に君が本当に欲しいものを取っておくんだよ。
君のことこんなにわかってる男他にいないからさ…
最後の苺は俺にしときなよ。
圭が、いつの間にやら運ばれてきたちっちゃなホールケーキの上に輝くひときわ赤い真ん中の苺をつまんで、ぽとりとシャンパングラスに落とす。
差し出されたシャンパンに沈められた赤い果実を唇ではみながら、やられたなぁ、今の、圭ちゃんにしては上出来じゃないの?と、私は首を縦に動かした。
昨日奪い損ねた男のことは、どうでもいいや。
夢に見る 微笑むあなた 笑う友
泣かない私 明るい未来
─ないものねだり
ないものなのに
何故、存在を知ってしまったのだろう
存在を知らなければ
ねだることもないのに
【ないものねだり】
私には双子の妹がいる。
私は勉強が得意で運動が苦手。
妹は運動が得意で運動が苦手。
私は校内順位30位には入るくらいには勉強が得意だ。
それに対して妹は陸上の県大会に出場するほど運動が
得意だ。
私は勉強が出来るのは勿論いい事だと思っているけど、
最近は妹のようにすばやく走ったりしてみたいとも
思っている。
だが、運動だけはどうしても出来なかった。
対して妹も運動だけでなく、勉強も出来るように
なりたいらしい。
私達の体が1日入れ替わったらどんなに思い通りに
過ごせるだろうか。
全く、私達は2人そろってないものねだりだ。
何かを手に入れてしまうと、ないものねだりになることが分かってるから、意図的に無い状態であり続けてます。
自分にできないことをやろうとして苦しむよりも
自分にできることを頑張ればいい
自分のダメなところを数えるのではなく
自分のいいところを数えよう
生きる価値のない人間はいない
今までのあれこれ 全部 詰め込んだ鞄
棄てようとすれば いつでも棄てられる
けれど 未だ 大事に抱えて持っている
死に損なった体 生きようとしたのかな
例えば誰かと交換 代わりに過ごしても
すぐ嫌になるのは多分 偽物 船の喩え
僕のままじゃなきゃ 欲しくもないから
知識
人望
会話力
役職
魅力
応用力
すべて
ないものねだり
すべて
少しずつ持っているもの
「おれね、ほんとは魔法使いなの。」
橋の上で川を眺めていたら、隣にいる入江が言った。
唐突だったが特に驚くことでもない。
魔法使いなんて意外とどこにでもいるし、入江の持つ独特な、淡いドロドロとしたバリウムのような雰囲気から、そうなのではないかと予感はしていた。
「どんな魔法が使えんの。」
率直に気になったことを聞いてみると、入江は俺がそう言うだろうと分かっていたように眉を寄せて笑った。
笑ったというか微笑んだ。
俺は入江が心から楽しそうに笑っているところを見たことがない。
そいつはそっと俺の方へ手を伸ばし、左手の付け根に触れる。
互いの胸の高さまで腕ごと持ち上げると、もう片方の手で俺の肩から手のひらまでをなぞった。
何かが通り抜ける感覚がしたけど、嫌な感じじゃない。
血とはまた別の似通った液体が、肉の内側から汚れを洗浄していくような気分。
夏の暑い日に麦茶が喉元をくぐっていくあの感じ。
俺は手首のボタンを外してシャツを肘上までめくった。
「おあ、すっげえ。」
きれいな日に焼けた肌色が出てきた。
何がすごいかって、そこにあった筈の紫や赤黒に染みる点々の痣が消えていたのだ。
何年経っても色褪せないものもあったのに。
「回復魔法?すげえじゃん、ヒーラーじゃん。」
傾いた夕日に腕をかざし、くるくると回っていろいろな光の差し加減から見てみる。
そしてちゃんと幻ではないことが分かる。
魔法使いは案外どこにでもいると言ったが、俺自身はこうして間近で魔法を見る機会は今までになかったので、初めての体験に心の内が興奮した。
入江は相変わらずにこにこしていた。
「ヒーラー、ヒーラーね。たしかにいい響きだけど、ほんとはちょっと違う。」
「じゃあなんなの。」
「修復魔法。」
〈俺〉
高校生。入江の友人。不幸を不幸と思えない精神性を持つ。
〈入江〉
高校生。修復の魔法が使えるらしい。