みかん』の作文集

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みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/30/2023, 1:05:13 AM

おさなごが ほおばり過ぎて 手が黄色 喜ぶ顔も 染まれば心配

            あたりめ

12/30/2023, 12:48:22 AM

お題〖みかん〗

さむい冬。

仕事から急いで帰ってこたつに入る。
買ってきたみかんを剥いてぬくぬく暖まりながら食べる。

『 冬だなぁ』

そんなことを思いながら食べるみかんはとっても美味しい。

12/30/2023, 12:44:35 AM

『炬燵の主』
朝晩、蜜柑が隣にいるよ 肌も黄色くなっていく
私は炬燵の主なのです 浪費するのは時間と蜜柑
テレビは良いなあ くだらなくて感性に影響を及ぼさない そのまま眠る 炬燵で眠る 気づけば明日がとなりにいるよ

12/30/2023, 12:28:08 AM

「食べてる姿がかわいい」
「ジョシってすぐかわいーっていうよな」
「ダンシってすぐやべーっていうよね」
「それジョシもいうよな」
「まじだわやべー」

白い筋全部取ってから食べるとかギャップやばすぎて笑い死ぬかと思った。
マジで寒い公園のベンチでみかん食べるのはなんか違うなと気付いたのは食べ終わって冷たくなりすぎた指に息を吐きかけてる時だった。



2023/12/29 みかん

12/30/2023, 12:17:03 AM

みかん
ーこのみかん、やわらかいよ。
ーえぇ〜 少しかたいのが好きなんだけど。
ーあっ ちっちゃいみかんあった。
コタツに入って、みかんを食べる。
みかんだけで、こんなにも会話が進むのが面白い。

あなたはどんなみかんがいいですか?

12/29/2023, 11:58:15 PM

「こたつにみかん……?」

 知らない組み合わせに真顔で聞き返してしまった。何でも同僚が言うには、冬はこたつに入ってみかんを食べるのが良いらしい。
 ストーブしか知らなかった私は、一度入ったら抜けられなくなるというそのこたつ……そして相性抜群のみかんにとても興味を持った。

「知らないの?ダサっ」
「ダサくて結構。君の部屋に行きたいのだが」
「はぁ?無理だけど」
「皆で行けばいいだろう?」

 私と二人きりになるのが嫌な同僚女子を説得し、約束を取り付けた。



 そして念願のこたつに入る時が来た。
 こたつ布団をめくると、熱気が広がるのがわかる。

「ああ……」

 足の先から太ももまで、あたたかさで包まれた。こんな感覚知らなかった。ずっとこの中に留まっていたい。

「これは心地よい。このまま寝てしまいたくなるね」
「ふっ、まだ早い」

 気分を良くした同僚はお盆に乗せたみかんの山を持ってきて、テーブルの上に置いた。

「ほら、食べてみなよ」
「ではありがたくいただこう」

 皆にみかんが行き渡る。実はみかんは初めてだ。見様見真似で剥いて口に入れると、みずみずしく濃い甘さが訪れた。

「甘い……病みつきになりそうだ」

 もうひとつみかんをおかわりすると、皆は笑った。

「ここで仕事をしていたい」
「それは却下だ」
「帰れよ」

 わいわいと団欒は暫く続いた。
 こうして皆で過ごす時間を大切にしたい。
 願わくば、この幸せがずっと続きますように──

 


【みかん】

12/29/2023, 11:55:41 PM

【みかん】

 面会室に入れば、柑橘類独特の爽やかな甘い香りが鼻をくすぐった。
 この世界を守護する偉大なる盾と称される男が、みかんの皮をぺりぺりと剥がしている。皮がむければ次は白い筋を。丁寧に、丁寧に、彼の手の中でみかんは美しく整えられていった。
 囚人を待つ間にみかんをむき始める面会者がどこにいるという話だ。刑務官たちも完全に戸惑いの顔を浮かべていた。
 何をやっていると問うのは簡単だったけれど、革命を望んだ僕たちを鎮圧し、殺戮し、そうしてお飾りの指導者だった僕をこの牢獄へと捕らえたヤツに話しかけてやるのも癪で、黙って男の行為が終わるのを待つ。やがて満足したのか、男はみかんを半分に割り、そうしてその片方を何故か僕へと差し出した。
「食べなよ。その腕じゃみかんなんて、むけないだろ」
 ひらひらと揺れる、中身の詰まっていない薄っぺらい囚人服の右袖を見つめながら、男は淡々と口にした。自分で人の腕を斬り落としておいて、よくもまあ抜け抜けと言えるものだ。小さくため息を吐いた。
「ひとつ教えてあげる。貧民街ではみかんなんて、皮ごとかぶりつくものだ」
 だから別におまえの手助けなんてなくったって、僕はみかんを食べれる。そう遠回しに主張して、僕は男の差し出すみかんを口に食む。英雄様と人々からもてはやされ飾り立てられた、世間知らずの馬鹿な男。どこか僕と似通った哀れな男の施しを、寛大な心で受容してやることが、無機質な監獄につながれた僕に与えられた唯一の役割だった。

12/29/2023, 11:42:42 PM

小さい頃はよく食べていた、橙色の丸っこい果物。
その当時は、あまりにも美味しくて一日に十個も食べていたこともある。
その日はお腹が緩くなってトイレが近くなったような気もするけど、もう昔の話だ。
この時期、親が小さいものを大量に送ってくることもあって、食べきれないからと近所の人や知人に配っている。
私の分は五.六個で充分だ。
食べれば甘くて少し酸っぱい。
久しぶりに食べたみかんと懐かしい記憶を思い出して、炬燵でゆっくりと年末を過ごした。

12/29/2023, 11:39:32 PM

買ったみかんが傷んでいた。
買う時によく見なかったのがいけないと傷んだ部分をカットした。
こういう場合はさっさと食べてしまうに限る。
これで傷んだみかんは無かったことになる。それに腐る一歩手前は不思議と美味しい。
他の食品を冷蔵庫に押し込めるとこたつに向かう。まだ口の中がみかんの味がした。



みかん

12/29/2023, 11:26:05 PM

君と一緒にコタツで温まって

一緒にみかんを食べたいな

「これめっちゃ甘い!」

「こっちはちょっと酸っぱい」

とか言い合って

ゆっくり過ごしたいよ





─────『みかん』

12/29/2023, 11:20:02 PM

みかんを1つ
  朝食代わりに

  まだ半分眠っている身体に
  程よい甘さの果汁が
  滲みていく

  ついつい2つめのみかんに
  手が伸びる


 
  窓を開ければ
  どこまでも青い空

  冷たい空気に
  思わず身を引き締める


  
  わたしの今日は

  この青空と
  みかんの味わいで

  爽やかに始まる




           # みかん (365)

12/29/2023, 11:09:41 PM

みかん

オレンジ色のみかんは昔から馴染み深い果物のひとつだ。特に寒い時期になると、家にみかんが登場し、ひとつずつ剥いて食べる。白いワタのようなものを綺麗に取る人と、取らずに食べる人と好みが分かれる。私は取らずに食べてしまうけどね。
食べ過ぎると手が黄色くなるのも、懐かしい思い出のひとつだ。

12/29/2023, 11:05:56 PM

ソファに座って

君がページをめくる

ファッション雑誌の誰かに

何の気なしにもれだした

褒め言葉…

不機嫌になる君。


悪気はないんだ…


でも 僕だって

同じこと言われたら

きっと 嫌だろうな…

そんなこと思いながら

君の好きモノ

たくさん詰めた

コンビニの袋を持って

ドアを開ける。


さっきは…

そんな言葉を遮るように


あの人ほどじゃないけど…

少しだけ うつむきながら

そう言って 笑う君の頬に

オレンジ色のチーク


なんだか大人びて

だけど いつもの

あどけない 笑顔が

甘い一粒みたいに

じんわり 溶けて

頬を緩ませる。


とっても かわいいよ…


レース越しに差し込む夕陽と

恥ずかしそうに微笑む

甘い 愛しさのオレンジが

とても綺麗な夕方の話。



- 夕陽とみかん -

12/29/2023, 11:02:54 PM

みかん
酸っぱい
酸っぱい
これあまーい
酸っぱい
酸っぱい
これあまーい

12/29/2023, 10:56:53 PM

いっきにみかん4個は食べすぎた。
夕飯もたらふく食ったので腹がはち切れそうだ。
今すぐはち切れてもおかしくは無い。

『みかん』

12/29/2023, 10:34:44 PM

実家からよく送られてくる、みかん。
一体実家の庭のどこになっているのかわからないが、一人暮らしを始めてから、冬に送られるようになった。
もしくは近所の貰い物?出所は不明だが、腐らせては困る、早くいただこう。
みかんを手で握り、軽く弾ませる。これで皮と身を内側から外し、剥きやすくする。
筋は綺麗に取る派だ。苦くても味わいがあるが、あの筋がつるんと取れる感覚がたまらなくてすべてとってしまう。
そうして一粒ずつ外して、甘い汁を味わうのだ。
うん、今日のも当たりだ。

12/29/2023, 10:09:00 PM

【みかん】


頬の内側が痛む程の
酸っぱいみかんが好きだ

「はずれ」
と言われがちだけど
私にとっては
「あたり」

霜の立つ朝の空気に似た
冷たい酸味が身体に染みる

12/29/2023, 10:01:22 PM

10(みかん)

寒い寒いとひょこひょこつま先で歩きながら家主が今しがた届いた荷物を両手に抱えて戻ってきた。
「実家からだったわ」
「みかん?」
「ん、毎度だけど1人じゃ食えない量なんだよなぁ」
確かに一人暮らしに1箱丸々は多いだろうなと思いコタツに足を突っ込んでくる家主の脇に置かれた箱に視線を向ける。
「冷てぇよ。退けろ」
「俺ん家で〜す。おらっ」
「止めろバカ」
突っ込んで来た足が俺の足に当たってヒヤリとした感触がする。ただでさえ一人暮らし用の狭いコタツだ。宅配を取りに行った少しの距離の廊下を歩いただけで素足のコイツの足裏はすっかり冷たい。それを悪気も無く折角コタツの温もりで温まった俺の足に押し付けてくるのだからこちらも負け時と押し返す。半分から出てくるな、俺の陣地だ。なんなら明け渡して欲しい。俺がいる間は。寒いし。
「みかん食べる?」
「食べる」
「お前帰りさ……」
「なんだよ」
体を捻ってビリビリと音をたてながら封をしたダンボールのガムテープを剥がして、丸めたガムテープをコイツはコタツから出ないままゴミ箱を投げながら言う。丸めたガムテープはゴミ箱の縁に当たって床に落ちた。それをあー……と声を漏らして見ていたがコタツから出て拾うのが億劫なのだろう。数秒見つめていたが開いたダンボールに視線を落として中のみかんを手に取った。明るい色のオレンジ色が目に入る。
「半分、持ってく?食いきれねぇから」
「いいのか、そんなに。お前みかん好きだろ」
「好きだけど1日何個も食えねぇって。腐らせんのも勿体ねぇべ」
手に取ったそれを俺に投げて寄越し、もう1つを手に取ってコタツに上体をだらしなく倒してみかんの皮を剥き始めながらコイツは言った。
「じゃあもらう」
「ん」
「それと、そのみかんであれ作れよ」
「あれ?」
「牛乳寒天」
えぇ、と顔を顰めて難色を表した。まぁ確かにこんな寒い冬で寒天は無いだろうと言いたいのはわかる。しかし先程勝手に冷蔵庫を開けた時に牛乳パックがあったのは把握してる。ゼラチン粉は……無かったら近々買ってくればいいだろう。どうせまた日をおかずにここに来るだろうし。缶詰めがデフォルトなんだろうけど、丁度新鮮なみかんがあるのだからそれで作って欲しいと言うと皮剥き手伝うのを条件にしぶしぶ了承してくれた。
コイツが元カノに影響されて暇な時に簡単な菓子を作れる様になったのは俺としては有難い限りだ。なんせ、甘党なので。
「頼むぜ親友」
「調子いいなぁ〜」
善は急げだ。ケラケラ笑うコイツの気が変わらぬうちに、次来る時にとは言わず必要な物を揃えるべく俺はコタツから渾身の覚悟を持って寒い外へ出る決意をした。

12/29/2023, 9:58:35 PM

「みかん」

母が認知症になったと同時に、私の母への尊敬は
憎しみに変わった。母の言動が何一つ許せない。
母はその前から散らかし魔で、台所も物が積まれ
て酷い有様だった。私がそこを片付けていたら、
プラスチックの物入れの中に黒く変形した缶詰が
あり、更にその中のみかんは黒い炭になっていた。
幼い頃の夏、母がよくみかんの缶詰を開けて、ガ
ラスの器で食べさせてくれたことを思い出す。あ
の頃の私に今の母を見せたら何と言うだろう。あ
んな母でも好きと言うか、それとも今の私のよう
に母を罵るだろうか。母は施設に入ったが、それ
でも私の心の隅には、今も母への憎しみがあの黒
い炭と化したみかんのように残っている。近年、
私が自分からみかんを買わなくなった理由は、そ
こにあるのかもしれない。

12/29/2023, 9:49:59 PM

冬はコタツでみかん。
 我が家ではお決まりの光景だ。
 僕と君と三人の子供たち。
 人数が多いからスーパーで買ってもすぐに無くなる。
 食べ出すとついあともう一個と、誰もが手を伸ばしてしまう。


「今年はなかなかなくならないなぁ・・・・・・」


 子供たちが寝静まったあと、僕は一人でコタツに入り、みかんが積まれたカゴを見つめながら呟いた。

「いちばん食べてたのも君だったものね」

 みかんのカゴの隣で写真立てに収められた君が笑う。

 僕はそっとカゴからみかんを一個掴み、皮をむいてその一房を口に入れた。
 噛むと果汁が口に広がる。
 少し酸っぱいみかんだった。


『残念、貴方のはハズレだったみたいね』


 そう言って何だか勝ち誇ったように笑む君が脳裏に浮かぶ。僕がハズレを引くと、君は必ずその後に、自分が剥いた甘いみかんを半分お裾分けしてくれて、勿体ないからと、僕のハズレのみかんを半分食べてくれる。

「きっと丸々一個、酸っぱいのを食べたせいだ」

 だからこんなに涙が溢れてくるんだ。



【みかん】

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