『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題:スマイル
褒められたのが嬉しくて笑った
意地悪されたので怒った
喧嘩を見ていると悲しくなった
誰かと遊ぶのが楽しくて笑った
心から笑い、心から泣く素直な子どもだった
少し大きくなった
泣いたり怒ったりすると、周りは困るらしい
あなたに笑いかけると、笑顔が返ってきた
なるほど、笑顔には相手を安心させる効果があるのか
それからは、気がつけば何もなくてもよく笑うようになっていた
それからもう少し大きくなった私は気がついた
大人はよく暗い顔をする
笑いながら話を聞いてみる
先の見えぬ未来や日々の不満
そんな話を聞いていると、固かった表情は柔らかくなっていて
笑顔で「ありがとう」と返ってくる
なるほど、笑顔には人の不安を解消する力があるのか
それからもっと大きくなって
私は笑顔が外せなくなった
私が前向きでいると、あなたは笑った
私が真面目でいるとらあなたはホッとしていた
ポロッと吐いた弱音は
誰かの言葉に掻き消された
あなたの理想の私以外は許されないのだ
しかし、それで笑ってくれるなら
泣いてる縋ろうとする私を刺し殺した
それから少し時が経って
私は笑顔の仮面を被り続けた
苦しくて痛くて、気づけば心は泣き叫んでいた
死にたいと言う思いが込み上げてくる
なぜ?訳がわからない
大人なら助けてくれるかもしれない
私はほんの僅かな希望を込めて伝えた
「死にたい」
助けてなどくれなかった
世の中には生きたいのに生きられない人がたくさんいる、そう言った
そんなことは知っている
何を伝えたいのかも、知っている
私の死にたいという思いは我儘でしかない
本来この思いは早急に消すべきなのだ
笑って返した
「そうだね、ごめんね」
周りを困らせてしまった、なんとかせねばならない
心の中に渦巻く苦痛を取り除くにはどうするべきか?
簡単だ、苦痛を感じなくすればよい
つまり、苦痛がわからなくなればいいのだ
悲しむ私を刺し殺した
怒り狂う私を沈め殺した
不安がる私を締め殺した
助けを求める私を突き落とした
希望と幸福、喜楽以外の感情は必要ない
いつの間にやら
心にぽっかり穴が空いて
苦痛だけが心を蝕む
私が音を立てて崩れ落ち、何者でもなくなっていく
そんな形をなさなくなった心を、笑顔の下に隠す
笑顔以外を浮かべることは許されない
ああ、なんて醜い笑顔だろうか
スマイルください
粘着質に絡みつくようにではなく
お互いに詮索するようにでもなく
一瞬微笑みを交わして
エールを送り合って
仲間であることを確認し
それぞれの生活に、人生に戻っていく
狂った笑顔は只々怖いし、
白々しい笑顔は泣いてる顔よりも嫌いだ。
薬は毒にもなるように
伝染しない笑顔には毒性があるらしい。
『スマイル 値上げへ』
手に持った新聞の一面にはそう書かれている。
なんというセンセーショナルな見出しだろうか。
私は寝起きにもかかわらず、一気に目が覚めてしまった。
スマイルというものは0円のはずだ。
いったい何が起こったというのか?
朝の支度もせずに新聞を読み込む。
『近年の急激な物価高により利益が確保できず』、『またスマイルを提供する人材の人件費が高騰』、『もともと利益が確保できていなかったため今回の値上げに踏み切った』と書いてある。
なるほど、どうやら時代の流れらしい。
スマイルは登場以来ずっと0円だった。
だが企業努力ではもう限界なのだろう。
これもまた一つの時代の終わり。
諸行無常、変わらないものが無いのは分かっているが、それでもどこか寂しさを感じる。
私は急にスマイルが欲しくなった。
普段は何とも思わなかったくせに、手に入りにくくなると急に物欲しくなる。
我ながら最低だな。
だが欲しい物は欲しい。
家を出て近所で一番近い店に向かう。
店に着くと、朝が早いにもかかわらず、行列ができていた。
みんな朝の新聞を読み、スマイルが欲しくなったのか……。
お店的には売上が増えるが、複雑な心境であろう。
そんな何の役に立たないことを考えていると、ついに自分の番がやってきた。
何も考えていなったが、とりあえず目についたセットとスマイルを注文する。
すると対応してくれた店員は、即座にスマイルをくれた。
うむ、いい笑顔だ。
私はそういえば、と思って聞きたいことを聞くことにした。
新聞には値上げの事が書かれていたが、値段のことは書いてなかったのだ。
「新聞にスマイル値上げって書いてあったんですけど、いくらになるんですか?」
言った後で、忙しい中こんなことを聞くのは迷惑だということに気づく。
慌てて訂正しようとするが、店員は気を悪くした風もなく笑顔で答えてくれた。
「お客様の笑顔です。
実は先ほど無料分の笑顔が切れまして、お客様より有料となります。
ではお客様、笑顔をどうぞ」
君に、おはようって言う時、毎回とびっきりの笑顔なんだ。長い夜が明けて、君に会えたからかな。君に会えるのが幸せなんだ。
スマイル スマイル …
わかっていても なかなか笑えない
楽しいから笑うのではなく
笑うから楽しい
って、どこかの掲示板で見たな…
うん、そうかもしれない!
じゃぁー、笑える日が来るように
呪文を唱え スマイルしてみよーっと!
#スマイル
はいっ、おつかれー。
今日はもう終わり。だから考えるの、ひとまずやーめ。
明日の悩みは明日の自分がどうにかするからほっとこ。どうにかなるなる。
いったん、笑って?
なんかどーでも良くなってくるでしょ?
笑顔って、魔法なんだよ。
口角上げるだけで自然と気持ちが穏やかになるの。
そこに、甘いものプラスしたら最強だね。
今日を振り返るより、明日を心配するより、
とりあえず今!
今のあなたはどうしたいのか。
たまには自分に正直になって行動してみなよ。
絶対そのほうが気持ちいいから。
それから、自分のこと褒めたげてね。
今週もよく耐え抜いたねって。
はい、スマイルスマイル。
よくがんばりました。
花が開くように笑う君の姿。僕はその姿を見るたびに、自然と口角が上がる。いつまでも、君と笑っていけたら良いな。
スマイル
初めて会う人
初めてみんなの前で話す時
私たちは 緊張する
だから にっこりしていよう
たとえ ひきつっても
今日は大好きなお姉さんのお芝居を見に行く日、それは私にとって月に1回だけの幸せな日なの。
お姉さんは舞台役者でね、お芝居の時は別人かと思っちゃうけど終わったらいつもの優しいお姉さんに戻るんだ。
それでね私を見たらすぐに来てくれて『いつも来てくれてありがとう』って笑顔で優しく言ってくれるの。
私ね、そんなお姉さんが大好きでいつもお芝居を観に行くことを楽しみにしているの。
大好きなお姉さんに会うのとお芝居を見るのを今日も楽しみにしてるの!
お姉さんのこと、本当にだーいすきだよ!だから劇場で待っていてね!
皆が、笑う。綺麗に笑い、顔をくしゃりとして笑い、泣くように笑う、悔しさを隠すようにひっそりと笑い、無理に笑おうとして下手くそな笑みを浮かべる。
皆が、求めた笑い方。誰もが、普通と感じる笑い方、皆が、安心できる笑い方。
皆が、馬鹿にするから学んだ笑い方。それは、どれも納得のいく形にならなくて仏頂面に戻してしまう。
私は、彼のその下手くそな笑みが人間臭くて安心した。
彼の笑顔は素敵、私のスマイルは二の次。
お終い
待ち合わせ
私に気づいた瞬間
ぱぁっと光を放つ
彼の笑顔は私の
温かい太陽だった
たくさんの眼が僕の方を見ている。
「なんとしてもみんなを笑わせる」
自分に課せられたそんな使命を考えるとどうしても緊張はする。
でも僕が緊張感を出してしまったら僕を見ているみんなにも緊張が伝わってしまうからそんなことはできない。
「はい、笑ってー」
と言って笑ってくれるならそんな簡単な仕事はない。
最近あったちょっとした失敗をユーモアラスに話せる話術はあいにく持ち合わせていない。
変顔でもしてみようかなって一瞬思ったけど変顔は普段の顔からのギャップがあるから面白いわけであって、普段の顔がそんなにイケてない僕がしたところで…と思い直す。
よし。そろそろ行くか。
何人か笑ってくれているけど、緊張で顔がこわばっている人も結構いる。
こざかしいことをしてもスベって変な空気になるだけだ。
もう正攻法で行くしかない。
一瞬を逃さないぞ。
みんなに向かって声を発する。
いちたすいちはー?
「にっ!!!!」
《スマイル》
笑顔——それは時として、自分自身の心を守る為に使われるのです。
ある資産家が、その財産を狙ってか刺殺されるという事件が起こりました。
彼にはそれはそれは美しい妻がいて、彼女は彼を深く愛していました。
ですから、彼が亡くなり酷く悲しみました。
けれど、人脈も広く友人の多かった彼を弔う為に、葬式主として葬式をせねばなりません。
式中彼女は一滴も涙を流すことなく、柔らかい笑顔でこう言いました。
「きっと夫も、皆さんが来て下さって喜んでいることでしょう。彼なら持ち前の明るさで、あの世でも幸せに暮らしているでしょうから」
そうに違いない、と皆彼女に同意します。
彼女の表情はたしかに笑顔ですが、陰りがあったからです。
その言葉を否定すると、彼女は悲しみに泣きくれてしまうのではないか、そんな思いが皆の心に共通していたのでした。
そうして悲しい葬式を終えた後、パーティが開かれました。
この国では、葬式で故人の死を悼み悲しんだ後は心配させないように、と故人の冥福を祈ってパーティを開く習わしがあるのです。
空気を明るくするのが狙いですから、服装は色を問いません。寧ろ明るい色のドレスを纏う方が好まれるのでした。
赤、黄、青、水、桃、緑……色とりどりのスカートが揺れる中、彼女だけは黒のドレス姿で壁の花となっていました。
黒は故人への悲しみを表す色ですから、本来葬式後のパーティで着るのは御法度です。しかし、夫を亡くしたばかりの彼女に、その死を悲しむな、などと言えようもありません。
その所為もあってか、彼女に声を掛けられる者もいませんでした。
そしてパーティは幕を閉じます。
「本日はどうぞ、いらして下さりありがとうございました」
最後の最後まで彼女は、一切の涙を零すことなく気丈に振る舞いました。
彼女はとても美しい女性です。
不謹慎にも、その可憐さに心惹かれた者が数名いたのです。
彼女がパーティの片付けをしていると、扉をノックする音がしました。
不思議に思って行くと、そこには生前夫ととても親しくしていた男性がいました。
「君のことが心配になって、少し様子を見に来たんだ。大丈夫かな?」
男はそう言います。
本心でしょう、その目は不安で満たされていました。そして、もう一つの本心も微かに顔を見せていました。
それは彼女に惹かれたということです。
彼女はそのもう一つの本心に気が付かないまま彼を家に招き入れました。
「心配して下さってありがとうございます。でも、大丈夫です。彼がいなくて……少し、寂しいけれど」
そっと目を伏せた彼女は、とても儚い花でした。
男はその方を優しく抱き、こう言います。
「無理しなくていい。今ここにはあなたの夫の親友しかいないのだから」
その言葉が、きっかけだったのでしょう。
彼女は彼との思い出を語ります。
笑顔が好きだと、最初に言われたこと。
初デートは緊張してよくわからなかったこと。
恋愛映画を見ると初心な反応をしていて、それがかわいく思えたこと。
たわいない日々が愛おしく思えたことを。
思い出話をする内に彼女の笑顔の仮面が崩れ、泣き始めてしまいました。
それを男はそっと抱き留めます。
彼女が泣き腫らした瞳で男を見つめ、男は真摯な瞳でそれを受けます。
それからどちらともなく顔を寄せました。
男が彼女の悲しみに付け込んだという卑怯さに、きっと目を逸らして。
外では雨が、降り始めていました。
そして彼女は、二年後、ある大企業の社長の男と結婚に至るのです。
その男もまた、すぐに死んでしまうとは知らずに。
「笑顔の仮面の下が、素顔だなんて誰が言ったのかしら? ……騙される方が愚かなのよ」
スマイル !笑顔大事です!
にこにこしてれば自然と人は寄ってきます!
やっぱり愛想が1番大事だと思うんです!
人気者って愛想が良いと思うんですよ!
ちょっとしたことでも微笑むなりなんなり
しておけばいい人だなって思われます。
朝鏡の前で全力笑顔!やってみてください!
彼女と別れました。
"友達に戻りたい'''
何となくわかってた
ぎこちなくて、ただ淡々と過ぎてくから
親友とよく話してた彼女
全てが繋がったんです。
今までそんなこと無かったから
不思議を感じてた
1人で抱え込ませてた。
多分キープしてるだけと思われたのかな
笑顔って、大事です。
沢山スマイルしてあげてください。
それはお面ではなく素直な気持ちで。
【スマイル】
私はしんどいと感じる側では無い。
彼女を彼女という名義で縛ってしまってたのだから
さようなら。
心の底から大好きでした
ごめんなさい、素直に言えなくて
貴方の気持ちに甘えてた。
幸せになってください。
私にはできなかった分愛されてください。
「スマイル」
ずっと笑っていよう
自分のネガティブで周りを傷つけたくないから
ずっとずっと、
この ス マイルの裏側には何があるんだろう
もうわかんないや
スマイル
スマイルかぁ、スマイルって笑顔って意味だよね。満面の笑顔でいるってけっこう大変なんだよ。
嫌なことあっても常にスマイルでいなきゃいけないお仕事してる人も多い世の中。
簡単に笑顔を振り撒くってけっこう大変だし、難しいんだよって知らないんだな。これがさ。
誰とも本気で関わらない。関われない。
怒られたら面倒だから。平和な方が楽だから。
みんな私に、「良い子」でいてほしいでしょう?
そうやって、生まれた頃から怠け者だった私は、人と本気で付き合うことさえ怠けて生きてきた。
「どうして君はいつも笑っているの?もっと怒ってよ。泣いてもいいんだよ!」
沢山の人にそう言われて、今度は私は、存在しない「本音」を話すようになった。
声を震わせて、涙なんか浮かべてみちゃったりして。
分からない。この人は私に何を期待しているの?
私の中身は空っぽだ。もう随分長いことそうだったから、今更本音も何もない。
何もかも面倒になって、それでも私は私でいることを辞められやしない。
今日も私は、いつも通りに明るいスマイルを、誰彼構わず振り撒いた。
――推しが亡くなった
声とか何気ない表情の変化が自分の中にストンと落ちてピッタリはまり込んだような感覚だった。CMでみたその姿に一瞬で恋をした。恋愛や親愛とはちがう、最近流行りの『推し』というものの意味を身をもって理解したのだ。
推しが出演するドラマや映画を観てきゃあきゃあと叫び、たまに流れるCMで見かけたらとてもいい日だとほっこりする。そんな感じのゆるい推し活を日々楽しんでいた。
なのに、ある朝とつぜん緊急速報で推しの訃報が流れた。青天の霹靂なんてものじゃない。自身の片割れを失くしたような消失感だけが残った。
毎日帰宅したらまず一番に録画したCMを観る。
画面の向こうで少しいたずらっぽく微笑み、人差し指を口角にあてながら宣伝文句を読み上げていく。そしてくるりと一回転してポーズを決めたあと、アップで映された推しの笑顔と決めセリフでそのCMは終わる。
「…スマイル、スマイル」
すっかり覚えしまった短いセリフを口ずさむ。
全然笑えないのに、推しがそういうから笑う。何か嫌なことがあっても、その言葉に励まされてきたことを思い出してまた頑張れる。
だからもう一度、いや何度でも。
『スマイルスマイル☆』
【題:スマイル】