『ブランコ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ブランコ」
もっと高く もっと遠くにと
子供が大好きで
よく背中を押したものだ
あの時の
背中の感触も笑顔も
ついこの間のように思い出される
そんな事を思っていたら
ブランコで風を感じたくなったので
あした 乗りに行こうかなぁ❢
夕方の公園。
防災放送からカラスの曲が流れた。
公園で遊んでいた子供たちは、自転車に乗って帰って行った。
公園に誰もいなくなり閑散となった。カラスの曲が流れ終わると、公園の入り口から親子が入ってきた。
父親と子どものようだ。子どもは一目散に誰も使っていないブランコへ駆け出した。
錆びついたチェーンが、ジャラジャラと鳴る。
子どもは父親を呼んだ。
父親はゆったりとした足取りで、ブランコのところへ来た。子どもは父親に『おして』と頼んだ。
父親はブランコに乗る子どもの後ろへ周り、背中を押してあげた。ユラユラと前後にブランコが動く。
子どもは楽しげに笑う。
父親の背中を押す力がどんどん強くなり、子どもが乗るブランコも天までいきそうなくらい高く揺れた。
子どもは、楽しく笑っている。
『もっと! もっと!』
父親は子どもの楽しげにしている姿を見て、微笑んだ。
父親の背中を押す力がさらに強くなり、ブランコは高く高く揺らいだ。
「カーカー!」
公園の木に止まっていたカラスが飛んだ。
同時に背中を押す手も止まった。
子どもはーー青年の姿になっていた。否、初めから青年だったのだ。
青年は自分を押していた後ろを振り向く。
そこには、誰もいなかった。
青年は、ブランコの手すりから手を離した。
青年は、くれない色に染まる空を見上げた。
「……ありがとう、父さん」
そう呟くと、青年は姿を消したのだった。
私がブランコからぶっ飛んで死にかけたときに笑ってたあいつ絞め殺して〜誰か
【ブランコ】
キィキィと軋む音。
空は抜けるような青さを見せ付ける。
するりと頬を撫でる風は、心地良い冷たさを伝えて通り過ぎて行った。
青い空を手繰り寄せるように、青い空へ飛び込むように、ぐんぐんと漕ぎ出す。
まるで船出のようだと、少し笑う。
「―――っ!」
童心に還って、海のように青い空へ漕ぎ出したブランコに乗って、前へ後ろへ、もっと高くと漕ぎ進んだ。
「めっちゃ楽しんでるなぁ。」
途中で声を掛けたら落ちてきそうで、遠巻きに眺めることにした。
「あ〜!」
勢い良く漕いでいる良い大人が、ブランコの上で童心に還ってしまっている。
「…体重制限、ないよな?」
気になってしまい、眺めるのを止めてブランコに近付いた。
「カズ、漕ぎすぎ。子供用だよ、それ。」
キィキィと小気味よく金属が軋む音を鳴らして、ブランコの上の大き過ぎる子どもは首を傾げた。
「かっちゃんも、やる〜?気持ち〜よぉ!」
聴こえていないだけか、と苦笑いして隣のブランコに腰掛けた。
「懐かしいな…。」
足が届く範囲で軽く漕ぎながら、見上げた空の青さに、目を細めた。
「…かっちゃん、漕がないの?」
ブランコに立っていた大きな子どもが、いつの間にか座っていて、足を地面に触れさせてブレーキを掛け始めた。
「着地しまっす!とぉっ!」
ざざざざざっと、ブレーキを掛けたままの勢いで着地を決めた大きな子どもは、胸を張って静止ポーズをしている。
「はい、10点満点。帰ろう。」
キィキィとブランコが軋む音を残して、2人の大人たちは、去っていった。
遠くで放課後を報せるチャイムが鳴った。
心許ない2本の鎖に繋がれて
足をブンブン振って、高さを競って
まるで人生みたいだなって
思ったりなんかしちゃって
自分の悲壮感に驚いた
わたしにとっての鎖はなんだろう
今はきっと母親とプライド。
どちらかが切れた途端
わたしはどうなるのだろう
【188,お題:ブランコ】
ブランコに乗りながら、夕焼けの空の下公園で1人空をあおいでいた
他に子供はいない、ブランコをギッコギッコとやりながら
ただひたすらに赤い空を見ていた
だんだん高度が上がっていって、だんだんスピードが増していって
ついにくるりと空が回った、上下が回って、ついでに目も回って砂の地面に放り出された
「痛っ...!」
たまらず声をあげ、身を起こすとそこはもう別世界
赤い空はどす黒いワインのように色を深め、木々はザワザワと小さなお客の来訪を囃し立てた
夕暮れ時、この世とあの世の境が曖昧になって
ふとした時に違う世界へ入ってしまうことがある、子供は特に
少年はあんぐり口を開けながら、その場に座り込んでいた。
海の見える 丘の上に
白いブランコが揺れている
あまりにも素敵な風景で
思わず年甲斐もなく ブランコをこいだ
あれは 何年も前に行った
沖縄での 一コマ
気持ちよかったな
ブランコ
ゆらり、ゆらり
貴方に届きたくて
ゆらり、ゆらり
声が聞きたくて
明日に届くように
世界に届くように
自分に届くように
へこんで、楽しくなって、笑って、泣いて
ゆらり、ゆらり
今日も生きていきます
人という物がある限り。
知覚というものがある限り。
物事は常に「揺れ動き」、そして変わってゆく。
本当の永遠というものは存在などせず、
私達の限界のその先のことを「永遠」と呼ぶ。
そんなことを…
人が乗るたびに沈んでゆく、自然のブランコに乗って
想い、そして酔いしれる。
ゆーらゆら
私はブランコに揺れながら真夜中の公園で星空を見ていた。
ゆらゆらしていると何もかも忘れてしまえる気がした。
明日は会社に行きたくないなぁ。
そう思いながら星空を視界一杯に入れていると、何だか星空と一体化しているような感覚になる。
ここまま溶けて空と混ぜられて永遠に空に留まれればいいのに。
空から人々を眺めるのは楽しいだろうな。
私は揺れ動くブランコの振動をゆるやかに感じている。
そうしているとだんだんブランコの揺れが落ち着いてくる。
ふぅー。
私はため息をついた。
何でこんなに苦しいんだろう。
毎日会社に行くのが辛くて。
一日一日をやっとこなしている。
ブランコが止まってもしばらく私は動けないでいた。
「明日行けばお休みだから」
「明日行けば祝日だから」
「あと少しで定時だから」
こんな誤魔化しでどこまで頑張れるんだろう。
幼い頃を思い出す。
こんな風に同じように、ブランコに揺られていたけど、
小学校の時は無邪気の塊で明日の心配をすることがなかった。
ただ、私は明日が楽しみで、希望に満ちた明日が確約されているのだと思っていたのに。
それでも明日は無情にやってくる。
私はため息を付いて幼い頃の楽しい記憶がつまったブランコを振り返る。
そして、重い体を引きずって、家への帰り道を辿りだしたのだった。
ブランコ
幼い頃に遊んだ遊具は
危ないから と
いくつか見かけなくなったものがある中
ブランコはいつまでもある
二人乗り ツイスト
靴投げ 飛び降り 一回転
今や乗ることさえ恐ろしい
あの時楽しいと思っていたことが
どんどん怖くなっていく
それは
目線が高くなり
遠くまで見渡せるようになったからで
寂しいばかりじゃないと 思うことにする
2024/02/01
ゆーらゆーら
懐かしー
昔はよく遊んでたな
二人乗りとかして
飛び降りて1番遠くに着地した人が勝ちとかあったわ
昔住んでた地域は公園がいっぱいあって
必ずブランコあった記憶がある
どんなにちっちゃい公園にも必ず
しかも誰も通らないような公園だった
1人分しかないから子供は誰も使わなかったけどな
敷地小さいし
あれ、なんで1人分だったんだろう
…ははっ俺みたいなやつの為なのか?
虚しくプラスチックの板に座り足で揺らす
広い空間に俺1人とブランコ
キシキシする服を脱ぎ捨て勢いよくこぎ始める
ゆーらゆーら
小さい頃
戻りてぇな
ブランコと言えば幼馴染の親友が引っ越す前に住んでいた家の隣にある公園を思い出す。
その公園でよく弟や幼馴染と遊んでいた。ブランコの取り合いもよくしていた。今となっては懐かしい思い出。幼馴染が引越してから行かなくなっていたが、また遊びにいきたい。
I want to ride ブランコ
ブランコは前と後ろに動くだけたのに
ブランコ乗る?
あのブランコさ、凄い嫌な音するんだよね
ギイイイって感じでさー
え?好きなの?そういう音
変な人もいるもんなんだなー…
まあ、そんなもんか
…なんか、分かるかも
静かだと気持ちいいよね
普段は周りに人がいるからさ
でも寂しいな
独りは
まるでブランコだ。だが現状はとても芳しくない。
振り落とされないようにと手すりを強く握りしめる。揺れが収まる気配はない。それどころか橋の根元がギリギリとすり減っている。
このままいけば。
嫌な汗が首筋を伝う。
迷っている暇はない。
揺れ幅、感覚は覚えた。足を踏み締めタイミングを見計らう。
ブランコ
【ブランコ】
どれだけ地面を蹴ろうが身を乗り出そうが
同じ場所を行ったり来たり
一生その場を動けず
進む事も引き返すことも出来ない
そんな私を嘲笑うかのように
錆びた鎖がキィと鳴いた
子供の頃、ブランコを一周させるのが流行っていた。グルッと回して、上部のバーに鎖が巻き付くような形にするのである。
もちろん私はできなかったが、できた人もいた。さながら大回転のように、大きく回る様は見ものだった。
当然今度は逆に回して鎖の巻きつきを戻さなければならない訳で、立場が弱いからその作業を押し付けられる訳で、それがまた面倒で面倒で。
ブランコ
たくさんこいで、大きくなった振り幅。
大きく後ろに下がった時には、靴の準備はできてる。
「ヤーーーッ!!」
前に振れるのに合わせて、靴を飛ばす。
靴は弧を描いて、青空に向かっていった。
とある日のブランコで遊んだ子供の話。
『ブランコ』
といえば
公園遊具の定番
誰もが一度は
世話になったと
思う
だが
子供の頃の
記憶はない
あるのは、
•••
もちろん、
子供と遊んだ
記憶だけね
まー