『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜歩くのが好きで思い立って散歩に出ることがある。
散歩とは当てもなく歩くことであろうが私にとって目的地がないことはどうも落ち着きが悪く大抵は近所のコンビニまで行こうとか公園まで行こうとかゴールを設定してしまう。
街灯の薄明かりを進みながらよく考えるのは、なぜ自分は夜の散歩が好きなのかということだ。色々ととってつけたような理由は思い浮かぶのだが考えたあげくの結論はシンプルだ。どうも私は夜に散歩する自分がなんかお洒落で格好いいと思っているらしい。
こんな恥ずかしい結論もないのだが自分に正直であろうとするならこれが一番的を射ている気がする。私は夜の散歩を好むようなお洒落な自分が好きでなぜそう思うかと言えば私の敬愛する小説家や音楽家などの表現者たちが夜の散歩を慕い、またそれが似合う人たちだからだ。要するにかぶれているのだ私は。
冬の街はひどく冷たい。点滅する光と闇の狭間を私は愛慕する人たちに歩かされている。
お題『光と闇の狭間で』
これは、主様が5歳だった頃の話。
書庫の扉が勢いよく開き、そのバンッという音に本の整理をしていた俺はドキッとした。もしや天使の奇襲か? 主様はご無事だろうか? 早くお迎えに行ってお守りしないと……脳裏にさまざまな思いや作戦が浮かんでくる。とにかく武器庫に行かないと……。
突如、バサっという羽音にも似た音が背後から聞こえ、「しまった、後ろを取られた!!」と思っていたら——その、お守りしなくてはならない主様ご本人が俺の燕尾を捲って入り込み、じっとしている。
「あの、主様?」
「しーっ!」
主様はそう言ったきり、うずくまってしまった。
「……?」
俺は自分の仕事に戻っていいものかどうなのかうろたえていると、そこにハタキを片手にしたラムリがやって来た。
「ねぇねぇ眼鏡くん! 主様を見なかった?」
「主様なら……ッ」
どうやらふくらはぎをつねられた。
察するに、多分ラムリは掃除から、主様はマナー講座から逃げているうちに追いかけっこから鬼ごっこにエスカレートしたのだろう。
さて、この状況、どうしたものか。うーん」
「ねぇ、早く掃除を済ませて、それから遊んだ方がいいんじゃないかな?」
「げ。眼鏡くんまでハウさんやナックの味方なの?」
「そうじゃないよ。怒られる前に手持ちの仕事を終わらせてからの方がラムリの評価も上がるし、何より主様と遊ぶことに集中できると思うんだ」
ラムリは少し考えて、でも、と何か言いたそうにしている。
「主様を見つけてあげないと、ボク、心配になっちゃう」
「それだったら大丈夫。俺が探しておくから」
「……育ての親が言うんだったら大丈夫かな。
ありがとう眼鏡くん、主様をよろしく!」
そしてラムリはバタバタと出て行った。
それじゃあ、次は主様をどう説得したものか。
「主様、ラムリも自分の仕事を終わらせるために行ってしまいましたよ。主様もベリアンさんのマナー講座を頑張りたくないならそれでもいいんです。お茶を淹れますから気分転換しましょう……主様?」
足の間を見れば、そこには気持ちよさそうに眠っている主様の姿。
「フェネスくん、主様をお見かけしませんでしたか?」
よほど慌てていたらしく前髪が乱れているベリアンさんがやって来た。
「主様がつまらないとおっしゃって食堂を出て行っ……おや」
ベリアンさんの視線が俺の腕に止まった。
「あらあら、フェネスくんの腕の中がよほど気持ちいいみたいですね」
ベリアンさんはそう言うけれど、どうなんだろう?
「とにかく主様をこのままにしておけないので、寝室までお運びしてきます」
ラムリとの廊下という比較的明るい場所での追いかけっこからの、燕尾の薄闇に隠れたことで疲れが出たんじゃないかな。
その後——
「フェネスがいないー!」
午後から夕食前という、長過ぎるお昼寝から目覚めた主様は、控えていたハウレスではダメだとばかりに号泣する声が屋敷中に響き渡った。
「主様、俺では駄目でしょうか?」
「ハウレスも好きよ。でもねフェネスが大好きなの」
俺が主様の寝室に到着したとき、ちょうどハウレスが主様の頬を拭って差し上げているところだった。
「さあ、主様。大好きなフェネスが到着したようですよ」
すると照れているのか、主様はハウレスの腕をポカポカ殴り始めた。
いいなぁ、ハウレス。俺も一度でいいから主様にそれをされてみたい……。
自分を照らすものはたくさんある
自分に影をさすものもたくさんある
ただ、もし
照らすものと影をさすもの、
両方と出くわしたとき
あなたはどちらの手をとるか?
『光と闇の狭間で』2023.12.02
この世のありとあらゆるものに表裏があるように、人間にも表と裏がある。
光の部分と闇の部分だ。
誰にも愛想よく人懐っこく接している友人なんて、その裏の部分はとても繊細だ。不甲斐なさを感じたときに憂鬱になる。
なんでも器用にこなしてたいていのことはなんでもできる友人。でも、裏ではそれに見合った努力をしている。
友人はそういう男である。
目の前で酒を飲みながら、ぐだぐだとくだを巻く友人。あれがダメだった、もう少し出来たはずだ。と友人は呂律の回っていない口で愚痴をこぼす。
酒がそこまで強くない、というのも彼のもう一つの顔だ。
でも、愚痴をこぼしながらも、次はああしたいこうしたいと自分に言いきかえている。
これが彼の中間。そう、光の闇の狭間。
友人は光と闇の切り分けが上手い。落ち込むときはとことん落ち込んで、そのあとはがんばって気分を上げようとする。多少、わざとらしくても、それが彼のやり方なのだ。
これはここだけの話だが、自分は彼の浮上途中の姿が好きだ。
光にも闇にも属さないその狭間が、彼らしくていい。
「光と闇の狭間で」
僕は綺麗な光を見た。光にはキラキラ輝く太陽があった
暗闇も僕は見た。暗闇の中には沢山な星に囲まれた三日月があった。
でも綺麗を見た僕はなんだか綺麗にはなれないらしい誰か光を僕に頂戴と土の中にいる僕は呟いた
お題 「光と闇の中で」
僕には好きな人が居ました
その人は 誰にでも優しく
温もりと暖かさをくれる人でした
夜になると皆を照らしていました
僕の大好きな人でした
でも、その人は
夜になると1人静かに泣いて
自分を傷付けて また、泣き崩れて
自分より他人を優先させる人でした
「ありがとう」
もう、大丈夫だよぉ
ゆっくり休んで
おやすみなさい
光と闇の狭間で
あなたは今狭間に立っている。
光の世界に入ったらいいのか
それとも闇の世界に入ったらいいのか。
それを決めるのはあなただから
私はあまりどうのこうの言えない。
でも私が言えるのは
「自分が後悔しない正しい道に進んでね。」
私が言えるのはこれくらいかな。
むき出しのベットの上で鬱ら鬱
薬利を待ってもう朝日射す
光と闇の狭間で聞くその音は、ひどくやさしい。
たゆたうような闇の中、じんわりと光がさしてくる。
おはよう、おはよう
ゆりかごにゆられるようなやわらかな振動。
「そろそろ起きないと、朝ご飯は抜きになるぞ」
ぱっと飛び起きると、してやったりと満面の笑みのパパがいた。
『光と闇の狭間で』
「光と闇の狭間で」
まったり重くて真っ暗闇な静寂に
包まれているのもいいものだ
聞きたくない事は耳に入らず
見たくないものも見なくてすむ
いつまでこうしていられるか
闇が深ければ深いほど
光が眩しすぎて狭間にいることさえ……もう
"光と闇の狭間で"
はっきりとした光と闇は稀。
殆どは霧に包まれているようにボヤけてて、色もはっきりとしていない。
けれど、ボヤけて見えるのは俺だけで、他の人にははっきり見えているのかもしれない。
その逆もあるのかもしれない。
もしそうなら、もしかしたら。
自分自身を真実から無意識に隠しているのかもしれない。
なら、ボヤけてはっきりしていないのは、防衛本能が働いているから?
真実を見てしまったら、傷付いてしまうかもしれないから?
こんな俺でも、心のどこかで『傷付きたくない』とか『知りたくない』とか思って、隠したり遠ざけたりして自分の心を守ったりするのか。
腐っても、無意識にでも《自分を守ろう》とする自分がいるのか。
「光と闇の狭間で」
光と闇の狭間にたっている今
光に進んだり闇へ進んだりした過去
どちらへ進もうか考える未来
光と闇の狭間で
くっ・・・
お前につけられた傷が疼くぜ・・・
【光と闇の狭間で】#91
あんなところで
「泣かないで」と叫ぶのは、卑怯だ。
では私も叫んでも良いのだろう。
『どうか、行動を否定しないで』
『どうか、夢を否定しないで』
この二つだけは願っても叶わぬ願いなのか。
だから現実は卑怯なんだ。
光を持って生まれ、いずれ闇を歩む。
人間の宿命なのであろう。
じゃあ、何故だ、何故なんだ。
光を持ったまま、闇を歩めぬものなのか。
光よ、夢よ。
貴方を手放す前に。
闇よ、現実よ。
貴様を蝋燭の光さえもなく歩む前に。
『夢だけは、否定しないでほしい。』
光と闇の狭間はグレーなのだろうか
答えが出ない事
『グレー』ってのは色だから少し違うのでは、とか
光が白で闇が黒だったら狭間はグレーかな、とか
でも光が黄色だと言う人もいれば、
闇は赤紫だとかグレーだとか言う人もいる
狭間とは何だ?
『灰色』だったら?『鼠色』だったら?
言い方によって変わってしまうのか?
小一時間が経った
未だに答えは出ない
#1 光と闇の狭間で
「光と闇の隙間で」
光と闇か。、
光は闇の敵で闇は光の敵だよね?もし、どっちかを選ぶとしたら…
光を選ぶかな?闇を選ぶかな?それは人それぞれだけど…
光でも闇でも、どちらを選んでも自分の選んだ道って事に変わりはないでしょ?
人間関係で表すとしたら、、自分と正反対の人と仲良くってできたりするのかな?
できないって人とできるって人どっちもいると思う!それだって自分の選択だよね〜!
まわりに流される人になる事が多いけど、まわりに流されず、自分の意見を持てる人になりたいな〜
自分で選択していくのが大事だね!(❁´ω`❁)
明日も頑張ろう(๑•̀ㅂ•́)و✧
光であれ!と思う反面
闇の中で寄り添っていて欲しいと望む
なんて我が儘な両極端
ライブハウスの裏口で
推しの出待ちをしながら
「今日も素敵でした!大好きですっ」
その一声を言うために
何度も身嗜みを整えている
#光と闇の狭間で
光と闇の狭間で私は生きている。
今は光を過ごすことが出来ていても、明日、いや5分後には闇を生きているかもしれない。
光と闇の定義は人それぞれだが、私が14年という短い年を生きてきて体験した闇はちょうど1年ほど前。
学校に行くのも難しくなり、毎日死を考えながら生きる生活。毎日死にたいと思うのが当たり前で全てに絶望していたあの日。
明日こそ頑張ろう、と思い続けその想いが叶わず
また絶望や不安に包まれて眠る午後1時。
この地獄が、闇が明けて光が差し込む日が来るのだろうか。そんなことを考えて目を腫らす日々。
こんな人生、生きる意味はあるのか。
私は当たり前ができないいらない子なのだろうか。
長い長い闇をすごし諦めかけて始業式と共に死のうと考えた新たな春の前日。
一通のメッセージが届かなければ私は今ここに存在しないかもしれない。
「明日一緒行ける?」
学校に行けていた頃に毎日一緒に登校していた友達。
軽いようで重たい言葉。
考えてないようですごく考えてくれた言葉。
私はこの言葉が目に入った瞬間、視界がぼやけた。
ああ、私、学校に行っていいんだ。
始業式行こうと思った瞬間心臓がバクバクし、寝ることはできず無眠で友達と会った。
「久しぶり!なんかちょっと可愛くなった?笑」
うまく返事が出来ないし言葉を発することが怖かった私に、その友達は
「大丈夫?」ではなく
「緊張するね、同じクラスがいいね!」
と私の不安に触れずに優しくスルーをしてくれた。
2023年4月。私の闇に光が差し込んだ。
最初は闇と光を行き来していた。
2023年11月。私は光を生きれていた。
体育大会では応援団。好きな人だってできた。
2023年12月2日 21:38
光っていた私の人生の前にこのアプリが現れた。
お題は「光と闇の狭間」
私にぴったりな話題だなあ笑
光と闇の狭間。人生誰にだって辛いことはある。
そんなことは分かってる。
綺麗事は言いたくない。ただ私は
闇を生きた人間は絶対強くなる。
逃げたっていい。逃げるのもひとつの選択で乗り越えるのと同じだと私は思う。
常に光と闇の狭間を生きる社会
光を生きても闇を生きても自分は自分だ。
光と闇の狭間で眠る猫の尻尾がどちらへ往こうか迷っている。太陽のにおいのするほうへ、どうかそちらへ進んでおくれ、と祈るように見つめている。
怠惰な私とあの猫をどうか一緒にしないでおくれ。尻尾の毛の隙間から差す光は、私の弱さを取り込んで、身体中を巡る。太陽の光で蒸発させよう。沸騰する血液。青くて黒くて赤くて、どろどろとして誰にも見せられない。誰にも見られたくない。名前を知られたくない。
猫に名前をつけて、愛してほしい。
[光と闇の狭間で]
好奇心が高まり
光と闇の狭間の世界に足を踏み込んで
光と闇の世界の本当の狭間の意味を知る