『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【半袖】
お母さんの帰りが遅くなる日
冷房を下げてカルピスを濃く作る
ダラダラと宿題をしながら
ポッキーを1箱全部食べる
それが小学生の頃の贅沢な時間
昔は確かにそれで幸せだった
ガンガンに冷房をかけた部屋で
長袖長ズボン毛布をかけて
カップラーメンを食べる私
夜ご飯を作るのは面倒臭い
いい大人が何をやっているんだろうか
最近家から出てないから不健康だし
最近は光熱費も食費も上がったし
せっかく買った半袖も使い所が無い
あの頃に戻りたいな
お母さん元気かな?
ご飯を食べながら
スマホを触る私を見たら
お母さんはなんて言うかな?
半袖から出た
木の幹のような貴方の腕が
眩しくて
ドキドキした
あの頃…。
野球漬けだったと笑う顔よりも白い素肌の二の腕に触れ
題-半袖
【半袖】
子供の頃
白Tシャツ
胸にでかでかと
"小麦ちゃん"
の一文字
それから私のあだ名は
小麦ちゃん
確かヨーロッパでは、うちらがいう上着、つまりジャケットのレイヤーが衣服で、実はシャツは下着扱いらしくて、だから半袖のシャツってのはなくて、それは半袖のジャケットって概念がワイルドとか以前にないからと聞いた。
だからシャツだけで過ごしているのは下着でいるようなもので、袖もせいぜい捲る程度。ましてや、シャツの下にTシャツとかエアリズムみたいなのを着るのも、実際にダサいって扱いがされてた。
でも、汗でシャツがベタベタくっついたり、汗臭がしたりするのは正直不愉快なので、日本のスタイルの方が賢いと思う。というか、日本の湿気がこれまたマジキチなんだけど。
『半袖』
袖丈って、たくさん種類があるみたい。
半袖は五分袖でもありますね。
そういえば、着物って半袖がないですね。
着物の構造(通気性の良さ)と着用方法、そして美的観点から、半袖にする必要がないらしいです。
お祭りの多い季節ですし、そろそろ浴衣を着たいですね。
宿題がほんとに進まない それに腹たってます
書くこと無くて悩んでます笑
多くのいいねが欲しいです笑
なぜだろう。あの人は半袖を着ない。
暑いのに。異常気象にも負けない意志で
彼女は長袖を着ている。
なぜだろう。
髪はポニーテール、上品なメガネに愛情深い笑顔。
仕事ができて気配り上手。
狐の嫁入りみたいな不思議な人。
少し腕をまくる瞬間、雨の匂いがした。
『半袖』
半袖は出来るだけ着たくない
二の腕痩せなきゃいけないし
日に焼けるのは絶対に嫌だし
好きな人も私的に長袖が良い
長袖からの腕まくりって良い
なんか分からないが凄く良い
「半袖」 #74
部屋着は冬でも半袖のあなた。
逆に、夏でも長袖の私。
まだあなたのことを何も知らなかった頃。
通話越しの「今半袖だからちょっと寒いかも」という言葉にすごく驚いたのを覚えている。
それで私も冬に半袖を着てみて風邪をひいてしまったのは内緒にしておこう。
私はね、夏の間はできる限り涼しく過ごしたいのだよ
私の外見を見てくれ
グレーの整った髪に、ダンディな髭
いかにもきっちりした紳士的な服装で街を歩いていそうだろう?
だがね、私は暑さに弱い
この酷暑の中、そんな服装で歩いたら死んでしまう
にもかかわらず
にもかかわらず、だ
周囲は私の半袖のアロハシャツに半ズボンスタイルを似合わないだの、イメージと違うだの、好き放題言ってくる
びしっと決めてほしいなどと、よくこの暑さの中で言えたものだ
そもそも、私はラフな格好が大好きなのだ
髭を生やしたのも、愉快なおじさんを演出したかっただけだというのに
下手に髪や髭の形が整ってしまうから、紳士風になってしまった
私は冬でも本当は半袖で過ごしたい、半袖愛好家なんだぞ
冬でも暑がりの私は、よほど低い気温にならなければ、半袖がいいんだ
まあ変な目で見られるから、冬の間は長袖のちゃんとした服装で過ごしているが
本当に、私の理想とする自分と周りが求める姿が違うのも面倒だな
周囲を気にせず自分の好きなようにすればいい、とは言うが、どうせなら周りにも認められたい
私は半袖アロハシャツが似合い、それに加えて面白い人間だと思われたいのだ
いや、私自身、自分の理想である愉快で面白いおじさんになりきれているかというと、ユーモアの足りなさは感じている
だからといって、落ち着きあるおじさんのつもりもない
なぜ周りは私に落ち着いた紳士のようなイメージを持つのか
私はもっと努力するべきなのかもしれないな
私の理想とする自分に近づくため、もう少し面白さを追求してみよう
私の好きな半袖アロハシャツが似合うと言われる男になるために、私の中の愉快さを磨くしかない
抱きしめる彼と抱きしめられた私のサイズ感は、あまりにも自分たちに馴染んでいる。失うと分かっているからか、馴染んでいるなと思った。好きだなと思った。
半袖から覗かせる見慣れた白い肌が、もう私を抱きしめないんだと思うと、途端に悲しくなった。身勝手だと叱られるだろうか、怒られるだろうか。自分本位なのは、痛いほど分かっている。
私が泣くのを堪えれば、心配そうに眉を顰めるその眉間の皺すらも、私は愛おしくてたまらないんだ。
/半袖
お題:半袖
後日あげるので、お題とスペース保存しておきます。
午後のバス停で
風が通り抜けた後、
あなたの腕に視線が止まった
日焼けも、
無防備な薄い絆創膏も、
あまりにも、あっけなく見えて
私は半袖を着ない
理由がないわけじゃない
ただ、それを口にするのは
ずっと、苦手だった
でもあなたは平気で
袖の短さに、心まで短くしたみたいに
「今日も暑いね」って笑った
夏が来るたびに
毎年くるくる袖を折り返して
何も知らずに、明るい様子で
私の沈黙をくすぐってきた
あなたの半袖は
何も隠されていなかった
私だけ。
───鉄の匂いが鼻を掠めた気がした
半袖
「あなたたち、その格好暑くない?」
太陽燦々。他の仲間たちがみな各々袖を折り、手や帽子で仰いで風を作る中、肌を晒さないふたりの仲間に、踊子が二人に問いかける。ーー彼女は半袖通り越して隠れている肌の方が少ない、これ以上脱ぐことが難しい繊細な服だーー。
「……別に」
踊子の問いに、盗賊は素っ気なく言った。上半身のシルエットを隠すポンチョは見るからに暑苦しい。
「ふぅん?」
踊子の視線はもう一人の、ぞろりとした黒のローブ、白いシャツとこれまた通気性などまるでなさそうな服の学者の方へ。
困ったように微笑むばかりのその頬に伝う汗ひとつぶ。
・・·・・· 半袖 ・・・·・・·・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・· ・・ · ・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
題:半袖デビュー
今日も相変わらずの猛暑日か。夏って好きになれないなぁ。まあ、魔法使ってるけど。
「ロゼッタって相変わらずの長袖ドレスね。半袖じゃなくて暑くないの?」
「別に魔法を使っているので暑くありません。半袖とか着た記憶ないし……」
「ええ、嘘。半袖着たことない人、人生で初めて見たわ」
「はは……」
適当に誤魔化す。半袖なんて着る必要なくないですか?魔法さえあればいいし……?
「じゃあ明日、『半袖デビュー』、してみない?」
「え?『半袖デビュー』……?」
「そ!楽しみね。あ、服はこっちで決めとておくから安心して」
「いやちょっとそれは……」
「早速決めなくっちゃ!また明日!」
「……」
……行ってしまった……。決めるの早すぎません?怖いんですが。
というか半袖デビューって……私半袖着るの!?デビューする勇気ないんですが!?
どうしましょう……、断れなくなったし……行かないのもなぁ……。
✧翌日✧
「さあ、鏡を見てちょうだい!」
「はい……」
渋々行って渋々着て渋々見る……。終わってますね。
どうなってるのかな……、うわぁ……。(ごめんなさい、こんな嫌そうな感じで)すっごく似合ってる……!自分で言いましたね。
「どうかしら?」
「すごく……似合ってます……!」
「でしょ?」
初めての半袖デビュー。めちゃくちゃ楽しい思い出になりました!
お題『半袖』
半袖
夏の空に
君の眩しい笑顔
ひまわりと太陽
君の白い
半袖
流行り病の時にマスクをしていた時期、給食の時にマスクを外し、初めて素顔を知った衝撃にそれは似ていた。
「……ほっそ!!!」
俺はこの春彼女ができた。
しかし、彼女のことは何も知っていなかったようだ。
本日は初デート。
今日の気温は30度を超えると天気予報で聞いていた。
「いつもは日焼けしたくないから、アームカバーとか上に羽織ったりするけど……日傘あるから暑いし半袖にしてみたんだ」
彼女は黒い日傘をさしたまま、笑いながらそう言った。
半袖から見える二の腕は、程よくぷにっとしているようだが、肘から指先にかけては、俺の手で掴めそうな程に細い。
こんなに細くて生きていけるのかと心配する程の衝撃であった。
「それよりデート、ちゃんとエスコートしてよね?」
半袖姿の彼女は、はにかみながら俺の横にピタリとくっついてきた。
彼女が近付いてきたからか、はたまた気温が高いからなのか、俺もなんだか暑くなってきた。
「俺も半袖なのに……あちぃなぁ、今日!」
「そうだねー。ほら、私の日傘に入って、相合傘しよう?」
「いや日傘で相合傘は狭いよ!」
「あはは、そっかー」
初々しいデートのスタートである。
【半袖】
貴方の手が好きです
半袖の貴方の腕が
【半袖】