『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
前傾の君が弾き出すメロディー
岩石さえも穿つ清流
振動が突き上げてくるバストロは
自信なさげだった君の脱皮
♯君の奏でる音楽
『君の奏でる音楽』
音楽じゃなくても、自分の好きな事を、
思いっきり楽しむことが君の奏でる音楽なんだと私は思う。
小さな事でも、がんばってる人っていうのは、すごいと思う。
〖 君の奏でる音楽 〗
君の奏でる音楽はまるで今にも消えてしまいそうな、
儚い音楽だった。
私はそれが好きだった。
君の奏でる音楽が、大好きだった。
知識も身体も記憶も
君のすべてが
君の人生という楽譜の
メロディーの一部だ
静寂の旋律
放課後の音楽室には、静寂とピアノの音色だけが響いていた環が奏でる旋律は、どこか切なく、優雅だった。彼の指が鍵盤の上を滑るたびに、萌香の胸はぎゅっと締め付けられる。
いつもこの時間になると、彼は音楽室に現れ、ピアノを弾く。それを知っている萌香は、授業が終わると真っ先にこの部屋に足を運ぶのが日課だった。
環の背中を見つめる萌香の心は、いつも言葉にならない思いで溢れていた。彼に話しかける勇気が出ないまま、ただ音に身を委ねることしかできなかった。彼の横顔を見るたびに、心の中で「好き」と何度もつぶやく。けれど、それを声に出すことができない自分が悔しかった。
音楽室には、彼女たち二人だけが存在しているかのような空気が漂っていた。音楽に没頭する環は、萌香の視線に気づく様子もなく、ただ静かに曲を奏で続けた。その姿はどこか神聖で、彼女にとっては手の届かない存在のように思えた。
「環くん…」萌香は心の中で名前を呼んだ。もしこの瞬間、彼が振り向いてくれたなら、何かが変わるのではないかと思った。だけど、ピアノの音に包まれた空間で、彼女の声はただの幻想に過ぎなかった。
環の演奏が終わると、萌香は静かに立ち上がり、音楽室を後にした。自分の気持ちを伝えられないまま、また明日もここに来ることを心に誓って。
その背中を見送る環は、微かに微笑んでいたことに萌香は気づかなかった。
初めて行ったあるバンドのライブ。いつもイヤホンで聴いてた音とは違う、体全体に鳴り響くような大音量の音の中、思い切り手を上げて、思い切り一緒に歌った。あの時、何だかすごく自由になれた気がした。
ライブが終わり家に帰っても、どこかフワフワしていてしばらく夢から覚めない様な感覚だった。
自由になれたのは一度きり。他のどのライブに行ってもそんな感覚にはなれない。また自由になりたいな。君たちの奏でる音で。
君の奏でる音楽
皆-推しが奏でる音楽に
救われたことが何度もあったし
きっとこれからも何度もある
もちろん歌詞が胸に響く
けど皆が歌っているから
私は救われた
皆の歌声、歌い方
いつも活動に全力な皆がこの歌を歌うから
リスナーさん想いの皆がこの歌を歌うから
貴方達だからだよ
子どもの頃,学習塾に通っていた。
自分が望んだわけではなかったが,両親に無理矢理入塾させられた。
学校の先生と違って,学習塾の講師は厳しかったし,塾の友達も冷た
くて好きじゃなかった。
そんなある日,いつも通り塾に行くと,廊下に綺麗な歌声が聞こ
えてきた。
「何だ⁉︎」と思って教室に行くと,かわいいと思っていた女の子が
流行りの曲を歌っていた。
僕は無関心を装いながら席に着いて,歌声に耳を傾けていた。
それから塾に行くのが楽しみになった。
今日は「天使の歌声」が聞こえるだろうかと。
#01 君の奏でる音楽
君はいつも笑顔を絶やさない
君の笑顔は皆を笑顔にしてくれた。
嬉しい時も悲しい時も辛い時も
毎日笑顔で過ごしていた。
「何がそんなに嬉しいの?」
僕は聞いてみた。
そしたら君は
「笑顔でいればきっと大丈夫だから」
僕には理解できなかった。
ある日君は学校に来なくなった。
ずっと来なかった。
数日後、先生が言った。
「○○さんは心臓の病気で入院しています。皆さんで千羽鶴を折って回復をお祈りしましょう……」
そうか、誰も不安にさせない為に笑顔でいてくれたんだな。
数ヶ月後、先生から言い渡された言葉は嬉しいものでは無かった。
それでも、君の奏でる音楽で皆を笑顔にさせたんだ。
最高の音楽をありがとう。
しぐれ
「ゼンウナ。お前の見える限りの土地全て、うちの土地だ」
幼い頃、祖父に抱っこされて聞いた低く響く声は忘れない。
ゼンウは幼名で、愛称の呼称として語尾にアやヤ、ナを付ける。
「いいか。勉強は一生するもんなんだ」
私は不思議そうに、髭の生えた祖父の顎を見上げる。
「そして、潔癖で誠実であれ。そうすれば、おのずと開ける」
確かに祖父は潔癖だった。御膳の箸が曲がっている事も嫌っていた。
「お前が男の子だったらな」
何度言われただろう。
畑を耕し続けた大きなふしくればった手に抱かれ、私は眠ってしまっていた。
いつしか祖父も亡くなり、私は大学を出て、日本人の男性と結婚し日本で暮らしていた。
今でも思い出す。
ラジオから流れる当時の韓国の歌謡曲と共に祖父に抱かれて眺めた山々を。
祖父の期待に応えられているだろうか?
題:君の奏でる音楽
歌い方って案外人が出ると思わないか?
今でもたまに思い出す、彼女に振られた夜にお前が歌ってくれたOne more time one more chance。煽ってんのかって怒ったけど、それから彼女のことが頭をよぎるたびお前の歌が一緒に思い浮かんだよ。
大学卒業して何年か経って、彼女と再会したよ。あの時もお前が歌った歌が頭の中に流れたな。
もう一回ってはっきり思ったわけじゃないけど、彼女とはやり直すことになった。
今度はたぶん続くと思う。というより、続いて欲しいって俺は思ってる。
近々、紹介するよ。面倒くさがらないで、予定を空けてくれよな。
お題「君の奏でる音楽」(雑記)
またまた雑記には書きにくいお題だなぁ。
奏でる音楽というと、大学時代の友人に割とピアノ弾ける人多くて(とは言っても確定しているのは七人中二人だけども)弾けない友達(七人中の一人)とすごいよねーと言い合っていた思い出。
そんな話になったきっかけは、友人宅にお邪魔したらアップライトピアノが置いてあったから。私は友人本人から弾けるだか好きだか通っていただか聞いていたから知ってはいたけども。
私自身は小学校低学年の頃にふんわり習っていたんだけど、家で練習した覚えが全くなくて、バイエル右手から卒業するまでにやめたから全然弾けないまま憧れだけが募って今。
ニート時代にしばらく練習してみた事もあるけど、難易度高かったから挫折してそのまま。
私の中でそのうちやってみたい習い事不動の第一位を保持している。
家族だと母が多少弾けるはず。父は教本買って秒速で諦めたっぽい。
従姉がチェロ弾けるんだけど、ピアノも弾けるからと一回実家のピアノで弾いて録音してくれた曲がまだ残っているはず。(フロッピーディスクみたいなやつに録音して自動演奏してくれるシステムがついたアップライトピアノが母方の祖父母から贈られた)(埃被っててごめんなさい)
友達の結婚式披露宴の出し物で、頼まれて相当回数チェロを弾いたらしく、「そのために習ったんちゃうで!」と半笑いしていた懐かしの思い出。(一昨年頃にとうとう結婚した)
後年、バイオリン奏者は指遣いの練習でピアノを弾くと知ってぶったまげた。練習になるのか??
……阪神百貨店本店前の地下通路で金曜日の午後十時頃から終電間際までかな?チェロを弾いている人がいて初めて見た時はびっくりした。
弦楽器以外見ないけど、ギターとか歌とかじゃなくてチェロというそこの選択。
時間が時間だもんでじっくり聴けた事はない。まあクラシック知らないのもある……。
生演奏なら昼間の大阪駅御堂筋口一階で『コンドルは飛んでいく』とかを民族楽器で演奏する人がいるから一枚CDが欲しい。
民族楽器の範疇に突っ込むのもどうかと思うけど、大阪の四天王寺に雅楽団があるらしくて通ってみたかった。
父の仕事の先輩の子供(本人の認識は幼馴染らしい……。二人きりで遊びに行った事一度もないんですが)で姉と呼んでいた人が通っていたらしくてめっちゃ羨ましかった。笙やってみたい。でも父曰く雅楽器の中で一番高いらしい。
割と雅楽も興味あったから正倉院展の音楽特集の年に行ったんだけど、竽(う。竹冠に宇のう冠なし。常用外どころか変換できてもたまに文字化けする漢字)が唯一記憶に残っている。笙より大きくて低い音が出るんだけど、廃れて今は楽譜も残っていないらしい。
ニコニコ動画で一時期VOCALOIDに飽きてクラシックを漁っていた時があるんだけど、やっぱり全然曲名が覚えられない。
ウラジミール・ホロヴィッツって確かロシアのピアニスト一人だけは名前覚えたけど曲名に記憶はない。
適当な作業用メドレーが一番助かる。
学校で習った音楽で印象に残っているのがバッハの小フーガト短調。つい最近(二ヶ月ぐらい前)大フーガなるものを知ったけど、小フーガの方が良い曲だと思う。生演奏聴いてみたい。
学校で習った音楽だと合唱曲『時の旅人』と交響曲『故郷』の中の第一章『モルダウ(ブルタバ)』が良かった思い出。それ以外は知らん。
……合唱曲って書いたけど、NHKドキュメンタリー『生きもの地球紀行』の主題歌だった『TOMORROW』と『この星に生まれて』(ごめん最後の一曲忘れた!)や大嫌いな『あの素晴らしい愛をもう一度』が謎に合唱曲扱いされて教科書に載っているから、もしかして元の歌があるのか……?
『TOMORROW』も『この星に生まれて』も原曲好きだから変な合唱曲アレンジに腹が立ったし、男性ソロ曲だ!と中学二年の一学期早々に嫌気が差した嫌な思い出。(TOMORROWは授業で習わされて最悪だった。……この時代からカバー嫌いだったのか?私)
もう終わってしまったNHKの人形劇『ハッチポッチステーション』の中で、クラシック曲を三分ぐらいに短縮したアレンジを出演人形達+レギュラーの人間一人が演奏する『夕方クインテット』が分かりやすくて好きだった。こんな名前だけど本放送は午前十時頃のはず。夕方のは再放送。
NHKといえば何の番組だったか「ソラシド」で始まる歌を探すコーナーが面白かった。「ソソラシド」とかでもOKな緩い規約。
リコーダーの曲にあった気がする。……と思ったら多分これ『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』だ。
昔フルートの生演奏を聴いた時、どうやっても上手いリコーダーにしか聴こえなかったいらん思い出が蘇ってきた。
悲しいから終わる。
君の奏でる音楽
♪~
(あっ、また聞こえる。ピアノの音。)
私は犬の散歩をしているとき、よくピアノの音を聞く。
滑らかな、綺麗な音。
誰が弾いているのだろう?
カーテン越しに見える人影。
たぶん高校生くらいの男の子。
なんて、綺麗な音を奏でるのだろう。
最初に聞いたときはそう思った。
私はいつもここでしばらく立ち止まって聞き入ってしまう。
ワンワン
ほらまた吠えられた。
早く行こうと少しムスッとした顔でこちらを見てくる。
いつか会えるかな?
話してみたいな。
そして今日もまた君の奏でる音楽を聞きながら1日が始まる。
私、貴方の歌好きよ。君は興奮で汗ばむ額を先程までピアノを弾き鳴らしていた指で拭いながらそう言った。君は音楽に愛されたような人で、楽器を渡せば自由自在に弾き鳴らし歌を歌わせれば周りに感動の嵐をもたらす。それに比べ私は何をしても凡以下で唯一好きと言える歌でさえ、満足に歌えないのだ。そんな私を君はステージへと連れ出し、広い世界を見せた。君が弾く曲は時に情熱的で恋に焦がれる恋歌、時に陽気で鼓舞されるような応援歌、時に憂いの帯びた哀歌。それに合わせて歌う私の歌はそれらの曲を褒め称える賛美歌のような錯覚に陥る。君の奏でる音楽に君と私の全てを乗せ、誰もを魅了してく。君が好きだと言ってれたこの歌はきっとこのためだけにあるのだ。私は君だけにこの歌を捧げる。君の奏でる音楽には私の歌が必要なのだから。
#君の奏でる音楽
私は小学校の頃の友達の奏でるバイオリンがとても大好きだ。
モヤモヤしていても心にスっと入ってきて自分でも解けなかった蟠りをといてくれる音色。当時はあまり接点のない友達だったが今夢に向かって夢中で幅広く頑張っている彼女を見ると感心し、私も頑張るぞと元気を貰う。
一生懸命楽しそうに奏でる音色だからこそ人の心を動かせるのだと思う。
私もテニスを楽しんで一生懸命頑張りたい。
貴方のつくる音が好きだった。あなたの思想が、世界が、脳みそが。貴方が存在しているというだけで、救われるような気持ちだった。貴方のつくる世界が、どれだけ小さくともこの世界のどこかに存在してくれている。それだけでよかった。
貴方は、私がこの星で呼吸を重ねる理由だった。
貴方は、いつだって完璧だった。素晴らしい音を、正解より正解の音を、きたないせかいに美しく産みおとしていた。
ステージが終わると貴方は、やさしく、はかなく、つよく、うつくしく咲き誇った音をいくつか置いて逃げるようにそこを引き上げてしまう。あぁ会いたい。つたえたい。貴方が、貴方の音が、美しかったこと。
《盗作》
No.10【君の奏でる音楽】
だから言ったのに
君の奏でる音楽は危険すぎる
狭いライブハウスで初めて君を聴いた時
頭が弾け飛んでしまった
君のことをよく知りもしない輩が
君の音楽を語りだし
僕にしかわからないはずなのに
好き勝手にレビューしやがって
君の奏でる音楽は危険すぎる
聴く者全てを奴隷にでもするつもりなのか
鎖で繋がったみたいに
ラジオもネットも
みんな君の話ばかり
的外れな言葉に傷ついて
誰にも理解されずに苦しいだろ
僕が解放してあげる
今夜、君の奏でる音楽は僕だけのもの
今夜、君の奏でる音楽は僕だけのものになる
君の奏でる音楽は危険すぎる
『君の奏でる音楽』
「君の奏でる音楽」
気まぐれに甘えた時の
ゴロゴロの音
大好きなおやつを食べる時の
むしゃむしゃの音
1日に何回も聞く
カリカリ爪とぎの音
いろんな感情を教えてくれる
ニャーの鳴き声の音
君の奏でる音楽は
可愛くて
愛おしいくて
幸せな音楽
君の奏でるは生命の音楽
その軽やかな足音
擦り寄る体温の下の確かな鼓動
耳を掻く足捌き
心を奏でる尻尾のタクト
一瞬はためく軽快な耳のスピン
そして、ニャアオに込められるたくさんのメッセージ
君の奏でる音楽は生命そのもの
確かで儚く愛おしい音楽だ
*君の奏でる音楽**
━━━━━━━━君の奏でる音楽━━━━━━━━
僕は小さい頃歌手になるのが夢だった。
だから、僕は自分で歌手を作ってメロディも考えて自分だけの歌を作ってはいつも歌っていた。
でもクラスの子からは「耳障りだから歌うな」と言われ、親にも「歌ってる暇があるなら勉強しろ!」と怒られた。
そして、決定的だったのが
「お前の作った歌は変なんだよ!!」
それ以来、僕は歌うのを辞めた。
そのまま音楽から遠ざかってから6年すぎ僕は高校1年生になっていた。もちろん歌は歌っていない。
今日も早く家に帰って勉強だ。でも今日は親が出張で家には居ない。
「……久しぶりに歌おうかな…」
僕は屋上に行った。ここなら小さく歌えば誰にも気付かれないから。
「•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*♩」
久しぶりに歌ったらとても気持ちよかった。
誰にも邪魔されない特別な時間になった。
「……•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*」
違う声が聞こえた。気づいた時にはその声とハモリながら歌っていた。その声は、あ〜とか、う〜とか、ラ〜とかで綺麗にハモってくれた、今歌ってる歌は自分で作った歌なのに、分かってるかのようにハモってくれて、とても気持ちよかった。
時間はあっという間に流れて声の主がやって来た。
「上手だね君」
出てきたのは1つ上の男の先輩だった。
「えっと、ゴメンなさい!こんな所で歌って…」
「なんで?放課後は自由時間だよ?何処で歌っても変じゃないけど…」
「それに俺が今歌ってた歌自分で作った歌なんです。変な歌でしょ?」
僕がそう言うと先輩は黙って僕に近づいた黙って僕のことを見ている。
「……さっきの歌お前が作ったのか?」
僕は黙ったまま頷いた、きっと軽蔑されてるんだと思った、でも先輩の反応は僕の思った反応と違った。
「お前すげぇな!!」
先輩は目をキラキラさせながら興奮したように言った
「めっちゃ歌詞の内容が共感できてさぁ!聞いててめっちゃ楽しかったんだよ!おかげでハモちまった!!」
「……キモく…ないんですか?」
「はぁ?なんでキモイとか思うんだよ。すげぇじゃんか自分で考えて歌詞作ってメロディ付けて……俺出来ねぇもん、そんなすげぇ事。」
初めて認められたクラスの子にも先生にも親にも変だって言われたモノが初めて、そのせいか僕は
「!?なんで泣いてんだよ!!?」
僕はいつの間にか泣いていた子供みたいにどばどばと涙を流しながら「ありがとうございます」と泣きながら言った。先輩はそんな僕に引くこともせず僕の背中を撫でて慰めようとしてくれた。
「…なぁ、俺お前のこと全く知らねぇから気の利いた事も言えねぇけど、お前は凄い!それだけは分かるぜ」
「だからまた歌ってくれよ。お前の作った歌俺好きだからさ」
「……はい!!!」
僕は、その1件以来歌を作り続け新作が出来ては先輩の前で歌っている。
後、先輩とも仲良くなったお昼とか放課後とかは先輩と一緒に過ごしている。そして、過ごしていく内に
「俺、お前が好きだ!男同士だけど
…俺と付き合って下さい!!!」
先輩に告白され無事にお付き合いを始めた最初は少し照れて全然喋れなかったけど先輩のお陰で今は普通に話せるようになった。付き合ってから気づいたけど先輩は凄く一途で僕には凄く甘々だった。でもそのお陰で、毎日楽しく過ごせている。
それと……親と衝突した。僕が歌手になりたいって言ったら大激怒した。でも、僕も負けじと自分の思いを怒鳴りながら言った。数日はギクシャクして家に居づらかったけど、最終的には認めてくれた。大学の費用も出してくれる事も約束してくれた。あと、謝ってくれた。今までお前の意思や意見を無視して悪かったって。
なんだかんだで、良い両親だって思った。
そのまま月日が流れて……
僕は今大学3年生になった、もちろん先輩とはお付き合いは続いていて今は同棲もしている。変わった事といえば先輩が大学卒業してから過保護さが増した事かな。
でも、全然悪い気はしないからそのままにしている。
1度諦めた夢、今度は絶対に諦めない。必ず叶えてやる
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僕は今や世界を駆け巡る歌手となった。先輩とはそのまま進み、つい先月結婚をした。親には大層泣かれた。でも、幸せになれと言われた。何処までいい両親だよ。
さぁ今日も僕だけの音楽を奏でに行きますか