『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せに:
幸せになど、してやるものか。
この俺がいない現実に、お前の幸せなどあってはならない。
上下関係はないが、友人でもない、恋人などと言う枠に収まる俺たちでもない。俺自身が、俺たちの関係を表せるような言葉を知らないだけなのだが。
覚えてるだろ、親と喧嘩したとぶすくれて駆け込んできたときも、テストでいい点が取れたと浮ついていたときも、お前が失恋などと言うばかばかしいことをしたときも、そばにいたのはこの俺だ。
本当に、やかましい奴だった。はじめて出会ったときも喚いていた気がする、その時は今と違って嬉々としていたが。
...ああ、黙ってくれ。すぐにまた会いに行ってやるから。そんな顔をするんじゃない。
ひたすら名前を呼ぶお前に応えるために。
俺は情けない声で、くぅん、とひとつ鳴いた。
今日同僚が、職場を退職する。
桜が咲くこの季節に一緒に入社し、苦楽を共にした仲間だ。
寂しい。心がポッカリと空いたような感覚。
桜が咲く季節に出会い、同じ桜が咲く季節に別れる。もう、明日からは彼女の笑顔に会えないんだ…
でも彼女の決めたことだから
幸せに
幸せに。
幸せになりたい。
自分が
楽しいとこで。
愛されてるのが
嬉しくなる。
あっ
4:00過ぎても
たまに起きてるのが
本当に嬉しかった。
幸せに
幸せになろうね
例え私たち
一緒にいられなくても
大丈夫
心はいつも
あなたと共に
背中に手を当てる。何も持っていない、ひらいた掌にあなたは肩を跳ねさせた。
呼吸が浅くなる。視線がこちらを見て、それから助けを求めるようにそこかしこを見た。
夕方の市街地には遊ぶ子どもの声が響いている。きゃらきゃらと高い声が家々の隙間から聞こえてくる。
向こうのほうから飛び出してきた子どもはあなたを一瞥もせず道の反対側へ走っていって、追いかけて後から出てきた女性はわたしを見るなり「あら!」と頬を緩めた。
ここはあなたにとって異邦。何も知らない場所。けれどわたしにしてみればここは生まれ育った場所だ。いるのは顔見知りばかり。わたしを疑う人なんてひとりも居やしない。
まさか恋人と引っ越すなんてね。あんなに小さかった子が。あはは、今までお世話になりました。
くだらない会話のさなかにあなたは何か言おうとして口を開き、何も言えなかった。
逃げようと思えば逃げられる。目の前の女に何か言うのだって妨げられない。
けれどあなたは何もできなかった。家族を愛しているから。わたしが家族の居場所を知っているから。わたしがあなたのためなら何だってする人間だと理解しているから。
お幸せに! と声をかけられて、わたしは照れながら頭を下げた。促せばあなたも同じようにした。
お幸せに。お幸せにだって。ふふ、幸せになろうね!
話しかけたら、あなたはひどい顔色でわたしを睨みつけた。
【幸せに】
兄が泣いている姿を、初めて見た。両の目からポロポロと、透明な雫がこぼれ落ちていく。自分でもそれに気がついたのか、慌てたようにゴシゴシと目をこする兄の手を、優しく取った。
「ダメだよ、そんな雑にこすったら」
そう私に教えてくれたのは、兄のほうなのに。なんだかまるで、いつもと立場が逆になったみたいだ。
五つ歳上の兄はいつだって、手の届かない大人のように私の目には映っていた。高校の卒業と同時に友人たちと起業した兄は、両親が事故で亡くなった時にはまだ二十歳になったばかりだったくせに、既にある程度の稼ぎを得ていた。そうしてまるでそれが当たり前の責務であるかのように、両親の代わりに私を育て見守ってくれた。……きっと本当は、もっと自由にもっと身軽に、生きていけたはずの人なのに。
「ねえ、私はもう大丈夫だよ」
好きな人ができて、それなりに長いことお付き合いをした。たくさん遊んでたくさん喧嘩もしたその人と今日、私は結ばれる。
「ありがとう、ここまで育ててくれて」
高校も大学も、きっと兄がいなければ通えなかった。よしんば通えていたとしても、他のみんなと同じような明るい青春を送ることは、兄がいなければ絶対にできなかった。
「だからお兄ちゃん。これからはちゃんと、幸せになってね」
私の幸福は、あなたが背負った重荷の上に成り立ったたもの。だからどうかこの先の未来では、あなたがあなたの幸せのために生きることができますように。
肩を震わせて俯いた兄のことを、そっと抱きしめた。ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんの背中って本当は、こんなに小さかったんだね。今まで知らなかったよ。
「俺の台詞を取ってんじゃねえよ、馬鹿っ……」
濡れて掠れた声で悪態をこぼし、そうして兄は私の頭を軽く撫でた。
幸せになれよ。囁くように言祝がれた祝福に、視界が少しだけ淡く滲む。それを悟られないようにただ一つ、うんと頷きを返した。
始まりがあれば
終わりもある
肌に触れる
温もり
こころに届く
優しさ
片時も離れず
全てが
幸せだった
今は
夢の中でしか
逢えないけど
いつかまた
二人で...
その日が
来るまで
空へ願う
貴方の幸せを
夜、君は写真を投稿した
ブルーライトに煌々と照らされて見る
君によく似合うあの子の姿は堂々としていて
焦燥が心の空白を沿うように襲う
時に、心の空白は決して余白ではないだろうと思う
題『幸せに』
私、今、この人と居られて幸せ…
大切な人、見つかったんだね。お幸せに…
私が言葉にするのはきっと…
先輩が卒業してからというもの、私は虚無虚無プリンのように、生きることさえ楽しくないと感じるようになってしまった。それでも、毎日毎日私の心は修復を続けた。走る時は前に先輩の姿が見えた。何気なく校内を歩いていると、先輩の笑い声が聞こえた。誰もいない3年の教室を1人で覗いては幻のように先輩の座る姿が浮かんだ。何をしても先輩のことばかり。私はずっと心が空になったままなのだろうか?
今日もまた1つ、思い出した。先輩がいた頃には、私は先輩をgoalに思い浮かべた。そしてgoalに向かってひたすら走っていた。先輩を見る度に部活の熱は燃え上がり、私はまさに絶頂に立っていたのだ。いつも1人で練習しているこの場所も、あの時は先輩で溢れていたのだ。今はもう、先輩の姿が消えてしまって見ようとしても見えないんだ。
あの日、夢見た先輩の隣。未来の私は叶えられたかな。
幼馴染くん。彼女さん、できたんだ。そっか。おめでとう。…え?私、元気がないって?そ、そんなことないよ!バッカじゃないの?き、君に彼女ができるなんて思ってもいなかったからびっくりした…だけだよ。…君が私のモノになっていてくれれば良かったのに。なんでもないよ!そっか、じゃあ、君は彼女さんと上手くいくといいね。まだ学生だけど、長く続くこともあるしね!
何かスッキリしたと感じる気もした。それは気のせいなんだ。きっと。本当に思ってもない出来事だった。そんな時に
「そんなん、嘘に決まってんじゃん。明日、来ないんでしょ?エイプリールフール、お前にも引っかけてやりたいって思っただけだから笑」
君からこぼれた真実。エンマ様、許してくださいと可愛く頼む君は、私をまた期待させてしまうんだ。
「なんでそんな嘘、つくの?もう、嫌い!」
少しだけ安心して、嬉し涙が出てしまった。君は私を幸せにしてくれる?
布団を被って
陽射しのようなぬくもりに包まれて
仕事のない朝をやり過ごす
そんなのが幸せ?
うん、幸せよ
今日は何もかも投げ出して
大人の役割はお休みです
幸せに大小なんてないのだから
いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
なんてね
【幸せに】
さらさらと流れる水の流れでありますように。
やさしく瞬く星の輝きでありますように。
ふっくらと開く薔薇の花びらでありますように。
するりと頬を撫でる春風でありますように。
あたたかく揺れる灯火でありますように。
ひそやかに微笑う葉擦れでありますように。
愛しい人へ。
たくさんの美しいものが、あなたを訪れますように。
#幸せに
幸せに出来なかったと。
悔やんでる貴方の横顔を見てる俺。
ブラウン管から流れる機械的な音声は「先日山から落ちた子供が発見された」と言い、映像では黄色いテープの向こう側に規則的に動く警官たち。
家の外では、なにも知らない大人たちが「どうして子供をずっと見ていなかったのですか」と、見世物小屋の観客のように騒ぎ立てる。
家の中では、大黒柱だったはずの俺。
だけど今だけは。
山崩しゲームのように、ただただ立っている棒だった。
『幸せに』
幸せになれ
うん、わかった。
じゃあ、幸せになれる方法を教えて?
どうすれば幸せになれるの?
お幸せに
言えるほどメンタル強くない
まだあなたから私が消えてしまうこと望めない
そんなことできるほどあなたを嫌いになれない
あなたに好きって言われることを望む
今言われることはないのだけれど
いつかあるかもでしょ?
だからお幸せにって言えない
楽しむ分にはねうん寂しいけどうん
しばらく話していない
私明日一歩踏み出すよ褒めてくれよ
/幸せに
殺したいほどに嫌いだなんて言っても、俺の事を理解できるのはアイツしかいないし、アイツを理解してやれるのも俺しかいない。
一言で表すなら"唯一無二"だ。
だからか、アイツが自殺に失敗する度に、心の根の部分では安心する。
俺だって、何もアイツが不幸のどん底を歩いて欲しいと思っているわけではない。願うなら幸せに生きて欲しいが、俺らにはシアワセがよく理解できない。
「ねぇ、どうして皆生きろって無責任な事を言うんだと思う?」
珍しく自殺をしなかった背中合わせに座るアイツが、拗ねたような声を出した。
「生きてれば良いことあるなんて、死にたい人に言ったってただのエゴなのにね。その点君は、僕に生きろなんて言わないし、そこだけは好きだよ」
独り言にも似た声は、また小言を言われたのだろうと想像ができる。
「逆に、何で手前は死にてぇんだよ」
そう聞けば、少し考え込むような声で呻いてから、上を向く。後頭部がぶつかるが、気にしなかった。
「生きるなんて行為に、何か意味があるとは思えない。大抵のことは僕の想像通りに進むし、退屈だ。死ねば生きることの全体像が分かりそうだし、死んだ後がどうなるのかの想像もできないから、何だか楽しみじゃない?」
「理解できねぇな」
「別に。誰にも理解を求めてない」
言いながら体重をかけられる。重たい体をそのまま受け入れた。
こういうヤツは、このまま、幸せも生きる楽しみも見つけられないまま、だらだらと生を引き延ばせばいい。
そうして、本当に死ぬ直前になって、後悔すれば良いんだ。
物語の悪人が好きだ。ヒーローものの悪いやつらが好きだ。
世界を憎んでしまうほど一生懸命に生きているから。だって普通の人は人生に嫌気がさしたって地球滅亡を目論んだりしないし、実行しようともしない。
でも彼等はやってしまうのだ。自分が幸せに生きるために。
やり方は間違えているけれど、自分の幸せのために一生懸命な彼等が私は好きだ。
道を歩く度に、雨音を聞く度に、花びらが散る度に、会ったことの無い貴方を思い出す。どうか幸せに。
お題 幸せ
僕はいつも思う事がある。
よく言われるんだ、君はまだ子供なんだから無理にそんな事をしなくてもいいんだよって。
多分その人達が言っている事は間違っていないし、そう言われるとそうなのかって、少しは甘えて見ようって思う時もあったりする。
でもこういう時、少ししてから思うんだ。
これは僕にとって普通の事なんだって。
同い年かなって子供達が学校に向かう中、僕は車に乗って色々な人の元へ物を届けてる。
その子達が遊んでいる間に僕は次の荷物をギルドに取りに行って、晩御飯食べている時は・・・・・・同じかな? その後皆んなが寝静まった頃に僕は遠くの場所まで移動して、眠るのはいつも日が昇り始めの、黒と紺色が一緒の空になってから。
別に辛くはない。どちらかと言えば今僕は幸せだ。
でも、大人は僕みたいな子供がこんな仕事をしていると、悲しそうな眼で僕を見つめてそう言ってくる。
それは素直に嬉しい。だけど、そう決めつけないで聞いて欲しいんだ。
届けた先で、感謝された時の嬉しさを。配達物を受け取った時、どんな道を走ろうかって思いを巡らすワクワクを。暗い山道の隙間から時折見える宝箱みたいな夜景の感動を・・・・・・。
どうか僕の幸せを決めつけないで。
それで、もし言葉を貰えるなら・・・・・・ありがとうって言って欲しいな。
それは僕の幸せだから。
貴方は娘を幸せにしなくていいです
幸せは娘が自分でなるのです
貴方が愛情いっぱいで家庭を大事にしても、好きな物を好きなだけ買えるほど稼いで来ても、どれだけ周りから恵まれていると言われても、それだけの努力をしてくれるならそれはそれで嬉しいけれど、娘の幸せとズレていたらそれは幸せではないでしょう?
だから幸せは娘が自分でならなければ意味が無いのです
貴方に望むことは一つだけ
娘を不幸にしないでください
色々なことがあると思う
本当に
他人の災いに巻き込まれるかもしれない
他に好きな人ができるかもしれない
同じ道を進めなくなるかもしれない
けど
順番を守ればいいだけです
誠実に生きればいいだけです
蔑ろにしなければいいだけです
それは娘も同じです
貴方を不幸にすることは許しません
随分とハードルは下げたつもりです
普通に人として対等に尊重していればなにも難しいことじゃないはず
それでももし
万が一にも
もし貴方が娘を不幸にしたなら
私が貴方を殺しに行きます
娘をどうぞよろしくお願いします
私が幸せを強く実感したのは、やはり
病気をしたその後に、快復したときだ。
身体も心も人らしさを取り戻したことが、
それがどんなに幸せなことだったのか、
それまでは当たり前どころか、何も感じで
いなかった。
幸せというものを理解して、もう何年も経つ。
これからも、幸せを手にしながら
生きていきたいものだ。
「幸せに」