『怖がり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
春の景色はすごく綺麗だ。
新鮮で、疲れきった自分の体を優しく包んでくれる。
全てが、新鮮で輝いて見える。 毎日見ている景色のはずなのに、春の景色は本当に眩しくて、まるで人の美しい心のようだ。
なのに、どうして私の心は満たされないのだろう。
私は、こんなにも恵まれているのに。
こんなにも、人にも住むところも何もかも恵まれているのに、私の心はこんなにも空虚だ。
私の心の景色は、寒くて暗くて、周りには霧があって何があるのか分からなくなっえしまうほどだ。
「怖い」という感情というものが鈍くなってしまいそうだ。
遠回りを繰り返したな
同じ所にずっと居たな
転ぶのが怖くて走れないから
追い越された背中を何度も見たな
もう少し勇気があったのなら
叶っていた夢もあったのかな
怖がりの自分は今日も泣きそう
でも自分自身は怖がらずに愛そう
閲覧注意(怖い話)
僕は小さい頃とても怖がりだったそうです。
それもかなり変なタイプの怖がりで
鏡とか窓ガラスとか、そういったものだけに対して、酷く怯えたふうになっていたらしく。
洗面所の鏡を指さして、ブツブツなにか言っていたりとか言うこともあったりそうで。
その他にも臆病で、人見知りで。
そんなもんだから、両親はかなり心配したようです。
今では、人一倍度胸があって、快活だと言われるほどなのに。
さて、なんで今突然こういう話をしたのかというと、
引っ越しの準備のために荷物を整理しているときに、ある物を見つけたからなんです。
それは、子供の頃に書いていた絵日記でした。
へ〜こんなこと書いてたんだ そう思いながら楽しんで読み進めていくうちに、おかしなことに気づきました。
各ページに必ず、同じ姿をした人物が二人描かれているのです。
日記の内容から察するに、それはおそらく僕自身を表しているだろうと思われます。
しかしだとすれば、二人いるのは不自然です。
その違和感に気づいたとき、僕は覚えている限り初めて、背筋がゾッとするような感覚を覚え、それ以上考えることをやめました。
あの日以来、時々変な感覚に襲われることがあります。
鏡や窓に写った僕の顔が、こちらを睨みつけているような気がするのです。
それはそれは、私のことが恨めしいといった顔で…
みなさんは、小さい頃のことをよく覚えていないのだったら、深く考えては行けないかもしれません。
―怖がり―
SNSで何か投稿する時めっちゃ怖い。
誰かを嫌な気持ちにさせないかとか文句言われないかとか考えちゃう。
ここはコメント機能がないから、少しは楽だけど、やっぱり画面右上のOK押す時ちょっと怖い。
なので、いつも読んでくれてる方ありがとう。
怖々と進む未来は
がらんどう
りんとしている君も 私も
怖がり
君がいれば、君といれば、
怖がりな自分とさよなら出来そうな気がする。
君が隣にいてくれるだけで僕は強くいられるよ。
モンブラコン*
~~~~~~~~~~~~~~『怖がり』
我輩は、高所恐怖症である。だというのに、
現在位置は山頂、木の上である。
どうも、モンスター姉弟の可愛い末っ子です。
事の始まりは1時間程前。テイちゃん(兄)に、
村人三名様から、畑の手伝いの依頼が入り。
「じゃあ洗濯、オレやるよ♪︎」と志願した我輩。
洗濯物を洗濯機に入れる過程で、テイちゃんの
シャツに顔をうずめて、スーハーしていた所、
姉さんに見つかり、今にいたります。
「おみゃあにレコゥダーペロペロ的な趣味が
あるなんて、すらんかったびや…」
「弟(テイちゃん)を直ペロする趣味の人に、
言われたくねぇぇぇ…」
「にゃんだって?はんしぇいしぇ!」
「してますぅっ反省してますぅっ揺らすなてっ」
クリスマスのスターの様に木にくくりつけられておりますが、怖いのは高さだけではなく、
くくりつけている姉さんの尾っぽ、長いとはいえ
体と木の幹を2周半だけで支えるという恐怖。
その時。
ストッと…木を揺らすことなくテイちゃん♡
が来てくれたぁ♡もう安心です♡ま、絶対来てくれるって解ってたからオレ、堪えられた♡
「今日ていぅ今日ば、テイちゃんがなんぼすたって、許さねんじゃが…ら…?……ら…らめ…」
テイちゃんが姉さんに壁(枝)ドンして、顔を近付けていく…のと比例して拘束がほどけていき、
いつの間にかオレの体に巻き付いていたテイちゃんの尾っぽに支えられながら木を降りた。
……帰ろう。帰って薄いバニラの香りを、
もう一度、ゆっくり、堪能しよ………。
書きたい欲が落ち着いたので小休止します。
読んでくださった方、ハートをくださった方、
本当にありがとうございました。
鯖缶
怖がり。ガチ系は無理めだけどホラゲー実況動画とかは見ちゃうな。あれくらいがちょうどいい怖さだ。
ゲームは自分で買うと金がかかるし自分でプレイするとホラゲーって結構怖いだろうし他人がやってるのを見るのが一番だな。
てか最近はどんなゲームでも実況見て終わり。実況がないゲームならまぁいいやで終わり。そんな人が多そう。
誰も彼も金がないからな。娯楽が増えすぎたせいで時間もない。ゲーム業界とか将来大丈夫なのかね。
しかしこの頃はやる気のなさがえげつないくらいない。飯食って寝て働いての繰り返しだ。なんもやる気がしねぇ。
生きる気力がない。体に熱がない。もうなにもかもが嫌でしかたがない。このままじゃやばいな。なんとかしないとな。
明日バイト帰りにちょっと贅沢でもするか。普段買わないようなお高めな食い物でも買ってパーティーをしよう。やる気を充填せねば。
どおぉん、と何かが落ちたような音に目が覚めた。何事かと寝起きのまとまらない頭で考えていれば、少し遅れて光を放つ窓の外と再びの轟音。なるほど、雷が来ていたのか。
寝る前にぼーっと眺めていた天気予報では「明日は小春日和で暖かい」と言っていた様な気がするが、この様子ではどうだろうか。合間に聞こえる雨音に耳を傾けながら何とはなしに考える。まあいいか、どうせ休日は家に引きこもるのだから。窓の向こうの空模様よりも、まず気にすべきは胸元で震える茶色毛玉だ。
「大丈夫、みーちゃん。怖くない怖くない……」
雷が落ちる度に小さく「ひゃあ」と鳴き、擦りついてくる猫の背を何度も何度も優しく撫でる。みーちゃんはとても臆病で怖がりだ。自分のしっぽにびっくりするのは日常茶飯事。ベランダにカラスや鳩がやってくれば一目散に逃げていくし、私がくしゃみしただけでしっぽをタヌキみたいに膨らませていた。
それでいてシャイなのであまり鳴かない。決まってびっくりしたり、今みたいに怖さに耐えられなくなった時に限って小さく自己表現をするのだ。
正直言えば私も雷は得意じゃない。人間は生まれながらに大きな音に恐怖を抱くものらしいが、例には漏れず私も小さい頃はみーちゃんみたいにお母さんの布団に潜り込んで、一緒に寝てもらっていたものだ。花火大会も、見るなら遠くからが良い。
今落ち着いていられるのは、たぶん、みーちゃんのおかげ。怖がりで弱い自分をみーちゃん越しに撫でているのだ。成長して、身体もプライドも大きくなった私の代わりに泣いてくれるみーちゃんが、とても愛しいから。
「……大丈夫、大丈夫だよ」
優しく、口ずさむようにみーちゃんの背を撫でれば、少し心が軽くなった気がした。
【怖がり】
お化け屋敷で
キャーキャー叫ぶ友人
怖がりな人なんだと
ずっと思っていた
今思うと
別に怖がりなわけではなく
その場を楽しむための
キャーだったんだなぁと思う。
「久しぶり。元気?」
わざと笑って見せたけど、だめだ。
彼は叫んでばかり
すりよってか細く鳴きつ君のあと遠く雷鳴そのわけに笑む
怖がらないで、怖がらないで!
ただの人間だよ
同じ人間!
その中身がちょっと違うだけなんだよ!
聞きたい!と言った数分前の私を怒りたい。
異国の怪談話を聞かなければ良かったとぬいぐるみを抱き締めたまま、縫い付けられたように動けない。妖怪とか狸や狐の話の類いかと思っていたら…
梅雨特有のじめじめした不快感にどろっとした愛憎が加わった後味が悪く陰鬱な話だった。今まで流れ落ちる滝みたいと思ってた特徴の木が一役買っていて見方が180度すっかり変わってしまった。まだ彷徨っていると付け加えられて…。もうあの国の柳の下は通りたくない。
「怖かった?って聞くまでもないか」
怪談の発表者である彼は、未だに余韻に捕まっている私を見る。物理的に痛いとか高いところから飛び降りるとか、躊躇いはするけどそれくらいなら怖がることは少なくて
「実体のないものには『怖がり』なの。見えないのは…苦手」
感情もそう。見えないから人とコミュニケーションをとる時はどう思われているか怖い。怨念にでもくっつかれたら対処できずに弱っていきそう…。
「俺も形のないものとは戦えないから嫌なんだ」
「…専門職に頼まずに武力で対抗するつもり?」
撃退方法が物理攻撃だなんて聞いていた話とジャンルが違う。清々しいくらいの彼らしい返しにぬいぐるみが転がっていった。
「戦えるならさ、1度くらい戦ってみたいと思わない?」
「全然…!怖がらせた罰としてミルクティーをいれて隣に来てくれないと…私がお化けになりそう」
「りょーかい。君のために特製のミルクティーをお持ちしよう」
「ミルク多め!飲み頃で、クッキーもあって怖いから早く戻って来てくれると良いなぁ…」
「はいはい」
『怖がり』だからって悪い訳ではない。それを理由にちょっとだけ我が儘になれたりする。
#怖がり
子供の頃は怖がりだったけど
最近は何も気にしなくなった
理解できないことが怖かったんだと思う
大人になればわかることが増えていく
大抵のことは知ってることになるから
アリの行列を見るのが怖かった。
死骸に沸くウジを見るのが怖かった。
怖くて怖くて、目が離せなかった。
そんな様子を見て、周りの子たちは私のことを気味悪がった、助けてほしくてもそんなことは言い出せず、ただ一人その恐怖を堪えていた。
ある時、そんな私の手をとって連れ出してくれる男の子に出会った。
手を差し出して、そんなもの見てないで僕と遊びに行こうよと言う。
今にして思えば、君は私のことに気がついていたんだよね。
あのときの君の声は震えてた、今ならそう気づける。
私は手をとって、君に釣れられて逃げることを選んだ。
君が助けてくれたから、私は今、私でいられるんだよ。
ありがとう。
子供の頃、クラスに一人の女の子がいた。
いつもアリの行列や動物の死骸にたかるウジを見て、薄く薄く笑っていた。
怖い目だった。
みんな怖がる中、僕は彼女にそんな顔をさせたくなくて、勇気を出して手を伸ばした。
もっと楽しいことをしよう、そんなものがいない場所に行こう、そうやって連れ出していたら、いつしかそんな顔はしなくなっていた。
僕は気づいている。
あれは好きなのでも、興味があるのでもない。
いつでも踏み潰せる、好き勝手蹂躙できる、そんな気持ちを押し殺している顔だった。
怖くて怖くて仕方なくて、だからそんなことをさせないように連れ回したんだ。
今君は、僕の隣で僕たちの子供抱えて笑っている。
その子供を見る目が、今は怖い。
怖がり
私は何か挑戦しようとすると、失敗するから恥だと
思い込み、やめてしまうことが多かった。
失敗して何か得ることの大切さを知る。
これからは、失敗してもいいからたくさんの取り組み
経験したいと私は意気込んだ!
私は長い間生きていると、いつの間にか怖がりになってしまったらしい。
知らない間に、大人になっていたみたいだ。
世の理不尽に揉まれ、努力は報われず、人に虐げられ、下向いては転けて、何かが私を弱くしたみたいだ。
人に嫌われるのが、怖くなってしまった。
失敗することが、怖くなってしまった。
最悪を想定して、怖くて動けなくなってしまった。
自分の意思を伝えることが、怖くなってしまった。
私は大人になるにつれて、怖がりになってしまった。
『怖がり』
きみは怖がりだ。
後ろから驚かせばビクつき、
声を掛ければ怒ったように頬を膨らませる。
ぼくはそんなきみが可愛らしく見えて、
驚かせるのが好きだった。
だからかな、きみはそんなぼくに仕返しをしようとしたのだろう。大成功だ。
ぼくはとびきり驚いた。
きみが窓から飛び出したことに。
キミが居なくなると
不安になるんだ
またいつかみたいに
一人にされるんじゃ ないかなんて
キミを信じてない わけじゃないんだ
つけられた傷があまりに 深過ぎたんだ
優しさに触れると 怖くなるのは
その温もりがあまりに 温か過ぎたから
僕の名前を呼んで くれないか?
それだけでまた 歩ける様な気がする
僕の名前を呼んで くれないか?
君が居るから僕は 強くなれる…