『恋物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつもの朝
いつもの時間
いつも通り家を出て
毎日同じように今日が始まる
パンを食べながら
あの人は何を食べてるだろうか
空を見ながら
今何をしてるだろうか
彼のことばかり考えながら
今日もまた時間が過ぎていく
会ったら何を話そうか
会いたくてたまらない
寂しさを我慢して
いつも通り電話をかける
あのね、今日は…
月を見ながら今日も1日が終わる
夢で会おうね
恋物語
私は中高一貫校の中学からそのまま高校に入学した。高校に入学して出会った彼は私の斜め前の席で外部の中学から入学してきた。最初の頃は必要最低限の話しかしなかったが、今では割といろんな話ができるようになっている。kpopが好き、バレーが好き、勉強は苦手、でも地頭はいい。彼のことを知るたび、私は彼に惹かれていった。まだ出会って二ヶ月、もっともっと彼のことを知っていきたい。
スマホを片手にイヤホンを耳につける。
三者面談ぶりの学校へ向かう。
桜が咲き始めようとしている姿を見て、私はいつ咲き始めるんだろうと心で呟く。
親にも内緒で音楽を聴きながら、最後になるであろう学校を過ごした。
建て変わった校舎の、三回ほどしか見た事のない教室で嫌いな先生の話を音楽で塗りつぶした。
先生にプレゼントやらあげている光景に吐き気がした。
かつて仲良くしていた人達が涙を流しているところに嫌悪感を抱く。
終わった後、少し話をしていたらBluetoothの充電が切れ、人の声や歩く音、雑音が耳に一気に流れ込む。
その時、
「付き合ってください」
ある男子が頭を下げ、手を伸ばし、一言、私をハブってきた女子に告白をしていた。
その女子は男子の手を握り、その友達の方へと逃げていった。
男子はあまりの嬉しさか、涙を流していた。
憎いアイツが恋物語を始めるなんて。
恋物語──
「恋は魔法、愛は思いやりと歩み寄り」だって、誰かが言ってたな。
そう、恋は魔法。ある日突然降ってくる。自分ではコントロールできない。そして、魔法はいつかとける。降ってきた時と同じように、ある日突然。
愛は歩み寄りと思いやり。自分の意志で、一歩一歩紡ぐもの。
恋の魔法をとかないたったひとつの方法は、魔法がかかっている間に、歩み寄り、思いやり、自分の意志で愛に変換していくこと。
#2
恋物語、それは喜劇でもあり悲劇でもある。
恋愛漫画にでてくる「当て馬役」というのをご存知だろうか。
その名の通り物語の主軸となる2人のどちらかに好意を寄せている人物達の名称である。
大体は想いを伝え、フラれる。
当て馬役にとっての恋物語は悲劇である。
逆に物語の主軸となる人物達はどうだろうか、まぁ未来は約束されているような物だ。
言うまでもなく彼らにとって恋物語は喜劇である。
話は変わるが「当て馬役」か「主人公」かあなたはどちらですかと今聞かれたら私は「当て馬役」を選ぶ。
何故なら最近フラれたからだ。
その人とは一時期、5時間は平気で喋っていた事もあり人間性に惹かれて好きになった。
フッた理由は他に好きな人がいるとの事。
他にもいい人がいるよだとか定番のセリフを言われた。
一応言い訳も聞いた、そしたらなんて言ったと思う。
「精神状態があの頃は良くなく『誰か』に依存したかったんだと思う」と言っていた。
その時は思いつかなかったが後々思いついたのをここに書こうと思う。
「つまりあなたにとって私は都合のいい人だったのか、言い訳を考える時間があるなら私を好きになれ」と、心底言いたいが残念ながら時間は巻き戻せない。
さてこんな事を書いてる間にも誰かに想いを寄せる人がいるのである。
恋をする人はみな少年少女になる。
大人としか呼びようのない人もまだまだちっちゃい子供もみな少年少女である。
私もその中の1人だ。フラれたがその人に恋人ができない限り私は好きで居続ける、諦めが悪いがそこが私の長所でもある。
これは恋物語だ。
もし、運命が変えることが出来るのなら私はこの物語を喜劇に変えたい。
悲劇で終わってもそれは綺麗だが悲劇の先には必ず何かしらの喜劇がくる。
なら、その喜劇は恋物語が一番似合う。
恋物語
綴るようなものはないけど
いつか僕の思慕いが
届きますように…
小さく花ひらく夜に
祈るように、詩のように…
恋なんて難しい僕に、愛が分かるはずも無く。
けれど、声に、文に表してみる。
貴方の元へ届く様に、形がいつか出来る様に。
僕達は、形の無いそれらを恋心やら、愛情やらと大層美しい物なのだと美化して言い表しては、醜くも惑わされ、今日も一人舞う。そう、それも貴方の「手のひら」という劇場にて。
君はどんな物語を魅せてくれるの?
私はこんな、物語を貴方に。
アン・ドゥ・トロワ。
一つの人形がワルツを踊る。
複雑な踊りを、一つ、一つと迷いの無いステップで見事に踊って魅せる。けれど、何故か何かが分からず、見ていても物語の内容なんて、人形の僕には上手く理解が出来なくて。
とりあえず、心にしまっておこう。なんて考えて、
今の物語の名はなんと言うの?
と、問うてみた。
彼女は一瞬こちらを見て、口角を少し上げたと思えば、
【 恋物語 】って言うの。
と、簡潔に答えた。
物語の名を聴いた僕は、妙に納得してしまった。
だって、恋を理解しようだなんて、僕には到底不可能な事だと思うから。
…そんな僕は、目の前の人形に魅せられてしまったみたい。
今宵は貴方と共に、踊りましょう。
これからの物語、僕がリードしたいから。
手を差し伸べてみると、貴方はふふふ、と笑みを零した。
恋物語
今日はいつもと違うくて
いつもみたいに二人で同じ場所にいるのに
私は真っ白でふわっとしたドレスを着て
貴方は胸元に青い花が刺さった似合わないタキシード
花の色は私の好きな色を選んだんだって
先に扉の向こうを進む貴方はどんな気持ちかな
扉が開いたその時先にいた貴方はいつもと少し違っていて
この22年間育ててくれた母にベールをかけてもらって
父と貴方のもとまで歩く
この後二人で踏み出す一歩は
私と貴方の恋物語じゃなくて
私と貴方の愛の物語へと変わる
そんな一歩な気がした
僕にとって『恋』とは、所詮は上辺だけのもので、自分の欲を満たすための体の良い文句だった。
幼少期、散々言われてきた「貴方のため」という言葉。
学生時代、貴方のことが好きだから、と身勝手に感情を押し付けてくるクラスメイト。
それが愛情か恋情か、はたまた別のなにかなんて僕にはどうだっていいが、とにかく鬱陶しくて仕方なかった。
だから、恋なんて―――ひいては、それを飾り付けて彩る『恋物語』なんて胡散臭いものが、僕は嫌いで嫌いで、目にも入れたくないものだった。
―――そんな僕が、恋をした。
行きつけの喫茶店の、新人の店員の女の子だった。
仲良くなりたくて、意味もなく彼女のオススメを聞いたり、もしよれば、なんて言う勇気もなくて、だけど彼女のことがもっと知りたくて、彼女の後をつけたりした。
ある日、いつも通り、帰宅途中の彼女をつけていると、そんな僕に気付いた彼女から「もうこんなことは止めて下さい」と非難の声を浴びた。
―――なんで。なんで、なんで。
なんで。
こんなにも―――ただ、君が好きなだけなのに。
フィクションのジャンルとしての恋物語なら、早いうちにカップル成立する作品が好きだ。
くっついてしまえば、多少の喧嘩でも「まあ付き合ってるから大丈夫か」と安心して見ることができる。
付き合うのか付き合わないのかでなかなか展開しないと、次第にイライラしてしまう。
脇役のカップルで見るのが充分だ。
俺と貴女の物語は、恋物語などと呼べるような、甘く素敵な代物ではありませんでした。今でもあの時の自分の狼藉を思い出すと、貴女への申し訳なさで胸が苦しくなります。
もう二度と、貴女に言葉を伝えられることはないと覚悟して、俺は貴女の守りに入りました。ですから、今こうして俺の言葉を書き取ってもらえているのが、本当に夢のようなのです。
そう考えると、駄目ですね、欲が出ます。
もしかしたらまた、貴女が微笑みながら俺を見つめ、優しく俺の名を呼び、そっと触れてくださるかもしれない。ともすると、恋仲になどなれやしないだろうか。言葉が届くのだから、そういうこともあるやもしれない。ほんの束の間の愛の関係しか結べなかった俺に、また機会が与えられるのではないか。
そんなことを考えて、我欲に溺れてはいけないとは分かっています。
それでも貴女を恋慕する気持ちが五百年ぶりに募ってゆくのを、俺は止められずにいます。
初めてあった瞬間に
ときめいた私の心
あのバス停から
いつも目で追いかけていた
私をみつけて
目を合わせてくれる
その瞬間のためだけに
生きていた
見つめて笑い合って
楽しい時間も増えていき
一緒に過ごす時間が
宝物だった
忘れられないあの頃の
私だけの大切な恋物語
【恋物語】
この物語はまだまだ続く。多分終わらないよ。これまでも、そしてこれからも色々あるとは思うけど、絶対に終わらない。
お互いに認め合って、尊重し合って、幸せを願いあって、愛し合って…。こんな物語はそうそうないよ。
タイトルがちょっと違うか...。
『愛の物語』だ。間違えた。
flamme jumelle
甘い恋物語なんてない。
全部苦くて辛いんだ。
「皐月も凛を置いてどっか行っちゃう?」
「置いていかないよ…」
「よかったぁ。」
置いていかないって言ってるけど分かってる。
凛のこと、
もうどうでもいいって思ってるんだって。
前まで見せてくれた甘い顔も無くなった。
別れて新しい恋をすればいい。
でも別れたくない。別れられない。
「凛のこと好き?」
「あぁ、好きだよ。」
好きだなんて思ってないくせに。
皐月は後輩ちゃんが好きなくせに。
「嬉しい。凛も好き。」
どうしたら、凛のこと、もう1回見てくれるかな。
どうしよう。寂しいな。
近くにいるのに、遠いな。
嘘でも、嘘でも言って。
「ずっとそばにいてね。皐月。」
そばにいるって、言って…
『恋物語』
恋とは…
心が乱され一喜一憂するもの
あぁ…
思い出す
かれぴに電話をしたの
あの頃はスマホがない時代で
家電にかけたんだ
かれぴと間違えて
声がそっくりな
お父さんとしばらくの間
会話を楽しんでしまったこと…
ずっとかれぴと話してると
思って🤍🤍🤍だったんだよ
それが…散々話しといて
急に「息子は今お風呂だよ」って…
お父さん…元気かなぁ(*pωq*)
vol.29
よく食べてるお菓子。
使ってるシャーペン。
タイトルだけ知ってる知らない漫画。
フレーズだけ知ってるタイトルの知らない曲。
カバンについてるキャラが出てくるゲーム。
きみが好きなものを好きになるからさ、
わたしだけの世界にいて
[恋物語]
恋から愛へ、愛から家族へなるかもしれない恋物語。
結末がせめて幸せであれ、とつい願ってしまう。
恋物語
ハート型の葉っぱのライラックの花言葉は初恋の香り。
彼女はライラックの花を知らなかった。
花びらが5枚のライラックをラッキーライラックと呼び見つけると幸せを呼ぶという伝説を信じてライラックを探す青年が白いライラックの咲くテニスコートで彼女を見つけるという物語を聴いて憧れていただけであった。
何故なら彼女は白という色を知ることが出来なかったし、ライラックという花を見つけることも出来なかったからだ。
彼女の目は光を色を知らなくて、心臓にも重い病があったから、七つの初夏からほとんど病院で暮らしていた。
そんな彼女を毎日見舞ってくれる彼がいた。
毎日彼女の病室を訪れては彼女の母が窓際に飾る花の色を彼女に教えたり、病室の窓から見える空の青さを教えたり春には桜が咲いたよもうすぐ紫陽花が咲くよ薔薇が咲いたよ向日葵が咲いたよ楓が紅く染まったよ木蓮が花をつけたよと教えてくれた。
彼も心臓に病があり二人は互いに励まし合いながら生きていた。
そんな彼が彼女にラッキーライラックの話を教えてくれた…。
何時か君をライラックの咲く場所へ連れて行って、僕がラッキーライラックを見つけて君に贈るよ二人はそんな約束をした。
二人は、心臓の手術を受ける日を待っていた。彼女が少し早く手術を受けた。彼女は無事に心臓の大きな手術を終えて、その病室で彼を待っていた。
彼は訪れて、何時ものように明るく爽やかな声で彼女に語りかけた。
「僕も手術が決まったよ」
「良かったわ、早くよくなってラッキーライラック見つけに行こうね」
「そうだね、そうしよう」彼の表情が少し曇っていたことに彼女は気づけない。
彼は、極めて明るく彼女に言った。
「ひとつ、言わなきゃならない事があるんだ」
「なに?」
「僕は、別の病院で心臓の手術を受けることになって、暫くここに来れないんだ」
「えっ、何時転院するの」
「明日」
「随分急ね…」
「うん、君の手術が終わってから言おうと思っていて」
「暫く会えないけど、約束するよ僕はまた戻って来るから…分かった?」
「…う、うん分かった」
彼女は暫く考えてからそう答えた。
光を知らない彼女の目からはキラキラと光る涙が溢れていた。
彼はその涙に口づけた。
それから暫くして、彼の手術まで連絡を取り合っていた連絡が途絶え彼女は心配でいたたまれなくなっていた。
そんな、彼女の元にある知らせが届いた
「角膜移植のドナーが見つかりました」
彼女は不安になりながらどうして急にそんなこと?戸惑う彼女に両親は、
「これで、目が見えるようになれば、彼とライラックが見に行けるぞ」
「お願い、そうして」と促され彼女は戸惑いながらも手術を受けた。
手術は無事に成功した。
彼女の目に光は宿ったが、心は光を失った。
何故なら、彼女の目には彼の姿は映ることがないと知ったから。
彼女は悲しみの底に居た。
深い深い漆黒の彼を知る前から知っていた漆黒の世界よりもまだ深い漆黒の世界に彼女はいた。
そこで、あの懐かしい声を聞いた。
「よく聞いて、僕の声が君には聞こえるだろ、僕ならここにいる、君の目の中だ心の中だ、僕の手術が難しいものだと知った時から僕は君の中で生きると決めていた、だからお願い悲しまないで、僕と生きて欲しい」はじめて見る彼の顔は優しいかった。「これが、笑顔というものか…」彼は最後に笑った。
微笑みこう言った。
「僕をライラックの咲く場所に連れて行っておくれ、二人でラッキーライラックを見つけよう」
白いライラックの咲くテニス場でラッキーライラックを探す彼女の目の奥に彼はいた。
小さな恋物語
2024年5月18日
心幸
恋愛は懲り懲りだと思っていた。
突如精神年齢がぐんと下がるのだもの。
そんな自分に嫌気がさしていた。
けれどやっぱり、
恋愛はするものじゃなくて、落ちるものなのね。
#恋物語
恋物語
日常の一面。私の一部分の変化。
それだけなのに、こんなにも心の面積を占めてくる。