『意味がないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ひだまりに居るきみに即レスできないだって翼は蜜蝋のまま
月見るごときみを思い出す呪いきみも誰かに呪われている
お題 意味がないこと
眩しい笑顔を向けられ
細くなった目が私を見ている
そんな昔話を思い出している
(意味がないこと)
隣の席の少女はとても不思議
授業中は何時も、雲を見ながら小声で歌を(其時の雲の形を独特なリズムで)歌うし、体育のときはジャージ姿でファンタジー小説に出てくる踊子のように艶かしく舞う。何度か教師に注意されていたが、「ありゃ、迷惑やったかな……」とオニキス色の目を揺らしつつ、滑らかに視線を教師と合わせる。結局どんな教師もなぁなぁにしてまた授業を続ける。
悪気のない清らか、手も届かず触れようもない、僕にとってそういう存在。
今日も意味なく貴女を見つめてしまう
爪楊枝の上の方のくぼみはずっと意味が無いと思っていたけれど、箸置きがあるみたいに爪楊枝置きになるらしい。
世の中に意味の無いことなんて、無いのかもしれないし、あるのかもしれない。
何にでも何らかの意味があると思えば少しは前向きになれる気がする。
気がするだけ……。
『意味が無いこと』
この世に意味のないことなんてない
と、あなたは言う
たくさんの人に囲まれて、慕われて
仕事も活躍して、お金もいっぱい稼いで
趣味もたくさんあって
あなたはいわゆる成功した人間だからそう言えるのだ、と喉で押し殺した声はカエルが潰れたような音になって消えた
意味のないことなんてたくさんある
編みかけのマフラー、描きかけの絵、固まらなかったチョコレート、渡せなかったラブレター
全部全部意味を成さなかった
だって、あなたの隣を歩んでいるのは私ではないのだから
「楽な方がいい、とは私は思わない。好きだからやる」
そう言ってきみは、お手製のレモネードシロップをグラスにたらした。氷と、炭酸水。マドラーでカラカラとまぜる。庭先で摘んだ名前の覚えられないハーブも乗せて。
窓辺のデスクには、ずらりと手帳にノート、ペン立てが3つ、シール収納に、ブック型ケース。
君がゆるやかな足取りで持ってきたのは、甘い香りを立てて焼き上がったオートミールクッキー。
「時短にもなるし、味や質だって遜色ないでしょ?」
「それはそれ、これはこれ」
「自分でやる意味なくない?」
手間隙掛けて、なんて昔みたいなやり方の何が良いのか全然わからない。無駄じゃん。
「別に意味なんてどうでも良くない?自分が笑えるほうを選ぶよ」
〉意味がないこと
文字で伝える『おはよう』や『おやすみ』
送られてくるきみの見た世界
耳もとで笑うかすれた声
繰り返す毎日の中で
あきれるほど大切にしてきたそれさえ
意味がなくなってしまう
きみに触れてしまったら
その温度を知ってしまったら
ぜんぶが無機質な機械の中
遠く 遠く 感じてしまう
それでも
それでも
意味のないそれを繰り返すことが
離れたきみを思うことが
戻ってきた現実を
次に会える日までの日々を
生きてくための支えになるから
今日もきみに送る
『おはよう』
【意味がないこと】
消えたいものを、消してしまえ。
形のないものは苦手だけど、曖昧さが好きという矛盾、辿れない幾何学。
そんな自然、花を、みて。幸せになれたらいいのに
皮が向けても意味がなくて皮を買いたいと思いました
壮大な地球で、ちっぽけな君だけど、そっちの方が好きなんだ、抱きしめる風が、君を大地にするから。
首に巻き付けた腕は、私のためではなかったらしい
日記帳には、私の夢と、君の顔が
1枚が捲られる度に 濡れる頬が、嘘であってほしい。
ネットで誹謗中傷が起こったニュースを見ると、それをする人たちは、一体何なんだろうと思う。
自分に関係ないことに首を突っ込んで、わざわざ自分で怒りをつくって抱え込む。必要の無い怒りを。そこが分からない。意味のない怒りを抱え込んで、苦しくないの?
いや、違うか。きっと彼らは、普段何らかのストレスを抱えていて、当事者を攻撃することで、そのストレスを発散しているのだ。
彼らは苦しさなんか感じていないんだ。周りから見たら、意味のない呆れたことをしているのだけれど、攻撃をしている彼らは、そのことに気づいていないんだ。
そして、よく分からないけれど、自分のアカウント?が特定されそうになったら、削除するんでしょ?
私には、そこの仕組みがよく分からないんだけど、要は、身バレするのを避けてるんだよね。
勝手なことをしておいて、卑怯者。いや、要は、小心者なんだろうね。
「意味がないこと」
空が青いね
風が吹いてる
鳥が渡っていくよ
一番星が輝きだした
寄せる波の音
潮のにおい
もう ここにあなたはいないのに
「意味がないこと」
#243
「こら!またゲームばっかやって!ゲームしてても将来役に立たないし意味ないよ!」
『はぁ...ゲームが意味ないとかお母さんは何も分かっていない。』
「へぇ...それじゃゲームに何の意味があるのよ」
『ゲームはやっていて楽しいんだ。ただそれだけで意味がある。それに学校とか勉強、口うるさい親とかからのフラストレーションをゲームで発散しているのだよ。』
「まぁ、ストレスを発散出来てる点は良い事よね」
『理解してくれた?それじゃ僕は引き続き...』
「ところで今日の分の宿題はやったの?」
『...やべ』
「宿題を終わるまで没収ね♪」
『僕の言い訳が意味なくなっちゃった...』
あーあ。もう駄目だ。
今思えば片鱗はあった。
体調を崩したと聞いた時なんか、
いわゆるお見舞いセットを買い込んであいつの家まで行った。
「なんでこんなに必死になってるんだ…?」
なんて自問をあの時は"友だちだから"で片付けた。
きっかけは、
「あれ?こいつこんなに目きらきらしてたっけ?」
と、少し背の低い場所から自身に向けられた笑顔を見た時。
そこから先は脳内全部がこいつ色。
はなから分かっていたんだと思う。
この気持ちを片付けようとしていたこと自体が意味がないことだって。
231108 意味がないこと
意味がないこと
「はいこれ、お土産」
部屋の前の廊下で、海の匂いがする男から手渡されたのは薄紅色の美しい貝殻だった。
「赤い珊瑚はなかなか見つからなくてさ」
「本来は深海にあるものだからな」
浜辺では見つからないだろう。以前渡された赤珊瑚の小さなかけらも、どれだけ長い時間をかけて探したのか。気になって聞いた時には話を逸らされ、はぐらかされてしまった。
彼は夏の任務で海辺に行くたびに、何かしらの土産を持って帰ってくる。店に行けば珊瑚細工の商品はいくらでもあるし、買えない値段でもない。もちろん相手も承知の上で、それでもなんとなく探してしまうのだろう。
そんなことを考えながら小さなお土産をしばらく眺める。そのまま部屋に入れば、暇なのか相手もついてきた。茶箪笥の引き出しを開けて、これもまた小さな木箱を取り出す。
「その箱、前からあったっけ?」
「貰い物だ。宝箱に良いですよ、だそうだ」
蓋を開けて薄紅色の貝殻を納める。変わった模様の丸い小石、様々な形の貝殻、色とりどりのシーグラス。
「宝箱、ねぇ……」
どれも見覚えのあるものであるはずだ。彼が見つけて持ってきたのだから当たり前のことなのに、改めてまとめて目にすることで少し気恥ずかしくなったのだろうか。
「お土産って言いながら意味もなく持ってきちゃったけど、大事にしてくれてるんだね」
「意味がないことなど無いだろう」
「言い切るねぇ」
「これは貴様の、我への好意の証だ。違うか?」
小さな箱の中でキラキラと輝く海のかけらたち。それを改めて見せつけてやれば、相手は負けましたと言わんばかりにため息を吐いた。そこまで堂々と言い切られてしまっては反論の余地も照れている暇もない、と。開き直って笑う。
「オレの気持ち、大事にしてくれてありがとね」
私は好きな人がいる
もっと仲良くなりたくて
近くにいたくて
おまじないをしたり
空に祈ったり
星に願ったり゙
これは全部意味のないことなのかな
「意味がないこと」
意味がないことなんてあるのかな
それに縛られない、意味を持たせたくない
ことはあっても「ない」ことなんてあり得
えないと思ってる
深くても浅くてもどうでも良くても
「意味」はなくはない
〜鯖缶のコーナー〜
鯖缶の皮膚は異常な乾燥に侵さ
れています笑
保湿ケアが不足するとカサカサ
のバリバリです。
みなさんもたっぷり保湿してお
肌を保護してくださいね。
みかんで手が黄色くなる〜
意味がないことに意味を見出せる人と2人きりでいると
私は勝手に色々と思ってしまう。
「僕らが出会ったことは、意味がないことなんかじゃないよ。そうだろ?」
「でも、たくさんの人が死んだ。私たちは、何も出来なかった……。」
「そうかな。」
真斗は、首にかけたネックレスを、外した。暗闇の中で、わずかにボウッと光っている。
「これが光っているということは、まだ近くに、仲間がいる証拠だ。」
【意味のないこと】
意味がないこと
→どうしようもないことをグルグル頭の中で考えてる時間。
人間はいろんなことを考えながら生きているけど、その他の動物、虫等々もなにか考えてるのかな?
悩みがないことが一番いいだろうけど、悩みが尽きたらどうなるんだろう。いや、…悩みはあるほうがいいのか?
…そんなことを考えてたら、あっという間にもう寝る時間。
おやすみなさい。また明日。
〜意味がないこと〜
意味が無いことはない
だったらやってないじゃん
数あることの中からそれを選んでるんだ
無意識だとしても
だから意味の無いとか言わずに
意味のあるものにしよ
きっといつか自分のためになるから
あきらめずにやっていこうよ
意味がないことなんて
何も無いってよく言うけど、
反対に全部が全部
意味がないことっていうのも
正解な気がする。
そんなことを思ってしまう私は
やっぱり捻くれ者なのだろうか、
幸せになれるなら
そんなことはどうだっていいよね。