手ぶくろ』の作文集

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手ぶくろ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/28/2023, 4:32:31 AM

〚手ぶくろ〛

「あ、あった。」
公園に落とした手ぶくろをやっと見つけ、安堵の息を漏らす
拾い上げると中からリスがひょっこりと顔を出したため、びっくりして手ぶくろごと落っことしそうになった
リスはガタガタと震えていて寒そうだ
私は少し考えたあと、リスに手ぶくろをあげることに決めた
そっと手ぶくろを置き、公園をあとにした
また新しい手ぶくろをおばあちゃんに編んでもらおう

12/28/2023, 4:28:32 AM

京也は僕の恋人だ。
その日は雪が降っていて彼は手ぶくろをつけていた
高校生になってから学校が違うため合う日が少なかったため久しぶりのデートだった
時間はあっという間に過ぎて行き現在20時
帰らなくてはならない時刻になった。
でも僕は彼を引き止めた。
だって月に1、2回しか会えないのだ。
元々遠距離恋愛が苦手だった。
あと10分でも5分でもいいもう少し一緒にいたかった
それを言えずむしゅっとした顔で不貞腐れていると
彼は自分の片方の手ぶくろを渡してきた。


〝明日放課後俺んとこにこれ返してきて!
だから今日はこれでがまん。明日いっぱいイチャイチャ
しよ、ね! 〟

そう言って彼は僕を駅のホームまで連れて行き、
軽く接吻をして寒い風を吹かせ到着した東武線に乗っていった。ドアの閉まり際に彼がまたなと小声で言っていた
そのことに少し嬉しさを感じ自分の家へ帰った。









それが彼との最後の会話になった







夜21時母が慌てて部屋に入ってきた
京也が飲酒運転中の車に轢かれた、って
頭部を強く打ってもう起き上がらないってさ




その2日後に京也は息を引き取った。




恋人が死んだ。

この人との将来まで考えていた

もういない

何処にもいない




でも僕は大丈夫

この手ぶくろがあるから





ね、京也







ずっといっしょだよ









#1 【 手ぶくろ 】






あとがき

初投稿こんなのでいいのか心配です😓
楽しんで頂けたら幸いです
次の投稿は明日か明後日に
ここまで見て下さり
有難う御座いました。


ひぐま ʕ •ᴥ•ʔ

12/28/2023, 4:23:55 AM

道端に手袋が片方落ちている。
 ――なんでこんなところに?
 ふと、考えてみる。

 母に抱っこされた子供。嵌めていた手袋をもう片方の手で引っ張って脱いでしまう。
 それを握ったまま手を振り上げたりしていたが、ふと手から取り落としてしまう。
 母は気付かない。
 そうして、手袋は道端に置き去りにされたまま。帰ってこない持ち主をここで待っているのだ。

 ――いや、絶対違うな。
 だって、どう見てもこれは大人の男のサイズの手袋だ。
 ならば、こういうことがあったとか?

 年末。忘年会シーズン。
 酔っ払った男は、持っていた鞄もちゃんと閉じず、そこから持ち歩いてた片方の手袋が落ちたことにも気付かず。
 かわいそうに。手袋はそのまま気付かれずに置いていかれてしまった。

 ――めちゃくちゃありそう。むしろそれだろう。
 でもそれじゃあロマンがない。
 せっかくなので、もっとロマンチックな出来事を考えてみる。

 年の瀬。カップルが北風吹きすさぶ道を歩く。
 彼女の冷えた手を、彼がそっと自分のコートのポケットに招き入れた。
 元々付けていた邪魔な手袋は反対側のポケットへ。
 そのポケットから零れ落ち、道端に残していったことにも気付かない。彼には彼女しか見えていない。
 手袋はそんな二人の後ろ姿を静かに見送った。

 ――よし、これだ。これでいこう。
 これでいこうって何だ。全ては単なる想像だ。
 真実は落ちているその手袋しか知らない。


『手ぶくろ』

12/28/2023, 4:17:28 AM

【手ぶくろ】

 貴人の所有物に触れる際には、必ず手ぶくろをつけなさい。下賤な者の肌が触れるなど決して許されることではありません。物心ついた頃から、常に厳しく言い聞かされてきた。それなのに。
「そんなもの要らないよ。良いから早くはずして」
 僕の手を覆う手ぶくろを不愉快そうに見下ろして、この世で陛下の次に貴い主人は吐き捨てた。戸惑っていれば無理やりに腕を取られる。やめてください、汚れてしまいます。そう震える声で述べれば、その方は嘲るように口角を持ち上げた。
「汚れる? どうして? 君も私も同じ人間だ」
 ずっと身につけていた手ぶくろがあっさりとはずされる。美しい指で、その方は僕の手を握りしめた。
「ほら、綺麗な肌だ」
 そう告げたその方の柔らかな微笑みを、初めて触れた人の手の温度の優しさを、きっと僕は永遠に忘れないだろう。

12/28/2023, 3:48:49 AM

『手ぶくろ』

同じクラスに好きな子がいて、彼は毎朝自転車で登校してくる。近頃めっきり寒くなったので装備がダウンジャケットとマフラーと軍手になった。
「軍手、寒くない?」
「めっちゃくちゃ寒い」
「なんで手ぶくろ買わないの」
「彼女がさぁ、手ぶくろ編んでるんだって」
だから買わないんだと彼は緩んだ顔で言った。編み物なんてめっちゃくちゃ時間のかかる作業をなぜ今になってやっているのだろう。ばかじゃないのか。と、言いかけたのを飲み込んでそれは楽しみだねなんて思ってもないことを言った次の週、とても落ち込んだ様子で彼が登校してきた。彼女に振られたとのことだった。
「ご愁傷さまです」
「めっちゃくちゃヘコむわ……」
冷たい空気に鼻先や耳を赤くさせながら軍手を外す彼。
「手ぶくろ、買ってあげようか」
「え、なんで」
「おまえのこと好きだから」
「えっ。……えっ?」
自分の顔が熱い。傍から見れば彼と同じぐらい顔が赤いのかもしれない。

12/28/2023, 3:45:27 AM

手袋。今年は室内用に手袋を買ったけどあまり出番はなかったな。まぁ来年も使えるからいいけど。

 今年は冬に備えて色々買ったけど全体的に見ると買ってよかったと思える物が多い。スノーブーツは出番なかったけどこれも来年以降の備えだからいい。

 だけど電気あんかは買わなきゃよかったな。まさか電源スイッチがないとは思わなかった。スイッチがあれば使ってたと思うけど毎回コンセントを抜くのはだるすぎ。

 唯一の救いはそこまで高い物ではなかったということか。でも正に安物買いの銭失いになっちゃったな電気あんかは。

12/28/2023, 3:35:07 AM

手袋とスマホ、どっちを取るのよ!?
仕事が私かの話じゃないが、冬場はその葛藤に苛まれることがままある。
対応手袋もあるのだが、常日頃スマホを打つデジタルネイティブ世代にとっては物足りないのだ。
なので手はよく冷えるし、カバンの中の手袋の出番がない時が多い。
少し寂しい。

12/28/2023, 3:34:48 AM

手ぶくろを買おうと思っていても

結局買わない手ぶくろ

君と手を繋いでいたら温かいから

手ぶくろいらないね

12/28/2023, 3:34:28 AM

洗濯した後、寒空の下で凍ってしまった手袋に仕方なく手を突っ込む。
早朝4時30分。

12/28/2023, 3:31:25 AM

クリスマスにプレゼントでもらった手袋

派手じゃないけど、とてもおしゃれな柄。

嬉しくて登下校の時につけた。

「使ってくれてるんだね、嬉しいな」

「うん、嬉しくて、、宝物だよ」

「来年はもっといいものあげるから、」

来年も一緒にいてください

12/28/2023, 3:05:03 AM

手ぶくろ

「ハァ~」と熱い吐息を掛けて  

赤く 霜焼けになった手を温める。

まだかなぁ まだかなぁ 手を擦り合わせて じっと待つ

途端にひょいと 手の中に温かい
甘酒が渡される。

「待った ごめんね!」
彼氏がにこにこと私の前に来る。

「ううん 大丈夫!」

私は、笑って 手の中の甘酒で両手を
暖める。

彼氏も笑って 同じように 両手に
甘酒を持って 手を暖める。

お互い 甘酒で暖まった手の片方を繋ぎ
自分達の体温でお互いの手を包む

もう片方の手にそれぞれ甘酒を持って
家路を急ぐ

外出先で それぞれ手ぶくろを
嵌めて来なかった。

間抜けなカップルの暖の取り方....

12/28/2023, 3:04:08 AM

子狐はもう子狐ではなくなったのであの日買った手ぶくろをそっとそっと引き出しの奥にしまいました。ほつれや空いた穴を、母狐もしくは自分でずっとずっと繕ってきましたが、子狐はもう子狐ではなくなったので、大きくなってしまったので、その手にはもっともっと大きな手ぶくろが必要になったのです。子狐はあの日買った手ぶくろが大好きでした。日を追うごとに自分の手に入れたその手ぶくろがどれほどの宝か知っていきました。でももう手ぶくろはその手に見合いません。母狐はもういません。あのお店の場所ももうわかりません。大きな手ぶくろが必要なのに、冬が来ます。どうする?どうする?子狐は困っています。この手の冷たさと、どうやって生きていく?

12/28/2023, 2:59:03 AM

一目惚れってどうしてしてしまうんだろう
もう苦しいし辛いししんどいです
また会わせて下さい。

12/28/2023, 2:40:45 AM

暖かいから手袋したくなるよね…
寒いと手袋したいよね…
わかる…🙂

でもさ、手袋って防寒にはいいけど、スマホとか触れないやつあるじゃん…そこがあんまり好きじゃないな…😌
※これは個人的な意見です※

手袋好きなのは一緒!
手袋あんまり好きじゃないのもわかる!!!
Yeah!!!(?)

12/28/2023, 2:36:16 AM

スマホとか君の手とかに触れたいし
冷たい指先でも許してね

お題:手袋

12/28/2023, 2:36:13 AM

手袋いる?
え、持ってたっけ
あー、あの子にもらったんだ
俺のつけて欲しかったけどな…

12/28/2023, 1:59:53 AM

昔読んだ『手袋を買いに』ていう話好きだったなあ。内容は処々しか覚えて無いけど、中の挿し絵が可愛かった。
手袋と言えば今私は十着ぐらい持ってるかな?どれもお気に入り。

12/28/2023, 1:56:03 AM

12/27「手ぶくろ」

「寒い」
 口をとがらせて、僕の手袋に手をよじよじとねじ込んでくる。
「入らんて」
「じゃぁ脱げ」
「横暴」
「だって左右履いてんじゃん! 2つあるじゃん!」
「いや2つで1セットでしょうよ手袋ってものは」
「雪見だいふくだって2つで1セットだけど2人で分けるもんだろー?」
「偏見」
「そんなことない!」
「分けてくれたことないくせに」
「ぐぬっ」
 大人しくなった。ふふっと笑う。
「しょうがないな」
 右の手袋を脱いで渡し、空いた右手で手を繋いで、コートのポケットに入れてやる。
「え。これ恋人同士がやるやつじゃん」
「違うの?」
「違わない。でもさ、」
 手をスポンと抜き取られる。腕を引っ張られ、後ろから回して組んだ。
「こっちの方があったかい」

(所要時間:8分)



12/26「変わらないものはない」

 クリスマスが過ぎ、年の瀬が来る。今年も世の中は目まぐるしく変わった。変わらないものがあるとすれば、俺のくたびれた生活ぐらいだ。
 長い溜息をつくと、LINEの呼び出し音が鳴った。高校の時の憧れだった先輩からだ。
「年末年始久しぶりに戻るんだけど、どうよ? 会わない?」
「あ、いいっすね。丁度暇してます」
「よっしゃ。積もる話もあるからさ、久々に飲みながら長話しようぜ」
「だったら俺んちでいいですよ。全然引っ越してないですし。掃除しときます」
「いいの? じゃあまた後で連絡するわ」
 通話が切れる。いつもと変わらない年末と思っていたが、少しはいい年になりそうな気がしてきた。

(所要時間:9分)

12/28/2023, 1:54:29 AM

一面銀世界
そのなかを
サクサクと雪かきをする
静かな世界で
静かな音

キンキンに冷えた手で
柄を握り
サクサクと雪かきをする

『ほら、これつけでやらいん』

いつかおばあさんから渡された
暖かいそれ

ふと思い出しながら
冷えた手で雪かきをする

『さて、どこにやったかな……』
昔昔の遠い記憶を探る

12/28/2023, 1:47:06 AM

手袋…

寒い寒い真っ白い世界に手袋を着用してでかける…。

空から舞い散る雪には、手袋を外してしまう…。

直接触れたくなる雪に手袋の意味は。と想う…。

再び冷たくなった手を手袋が暖かく包んでくれる…。

そして、手袋の意味は。と想う…。

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