『旅路の果てに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「千と千尋の神隠し」で千尋は列車に乗り、銭婆のところへ辿り着いた。
カタンカタン、と乗ったこともない時代の列車を不思議と懐かしく感じる。
最初に映画を観たとき、これは死に向かう列車なのかなと考えた。最後まで行ったら死ぬ。
途中で降りた人は、生きる人。
「昔は帰りの切符があった」は死にそうになっても助けてくれる環境や人間があった、の言い分に聞こえた。
ジブリの考察は沢山あふれていて、同じように考えた方も多かった。
何番目まで駅があるのかな。
辿り着く先は
結局、自分が納得できる場所
《旅路の果てに》
宛のない旅路の果てに付ける名は
/お題「旅路の果てに」より
「見て〜✨」
『ん』
「この異世界物語!めーっちゃ面白いんだぁ!」
『旅路の果てに...?』
「うん!何ページだっけ...えぇとね〜」
『?』
「ここだぁ!」
「主人公の男の子がこの子にちゅ~ってし...」
『あぁあ〜もう良いよ///』
『この話は終わって!』
「なんでー、つまんな〜い」
『いい加減思い出せよ...』
『あの世界で死んじゃって俺たちこっちに転生し...』
「!?///」
「あぁぁーーーー!!」
「もうダメー!思い出したから〜!!」
「旅路の果てに」
人生という長い旅路。
その果てに望むものは、なんだろう。
富?名声?
そんなものより欲しいものがある。
これから先もこの世を生きていく人たちからの
『また会おうね』。
先にこの世を去った天国の人たちからの
『よく頑張ってきたね』。
それらの言葉に私はきちんと返したい。
これからも生きていく人たちへ
「いってきます。待ってるからゆっくりおいで」
天国から迎えに来てくれた人たちへ
「ただいま。頑張ったよ、ずっと会いたかったよ」
私は婚活という旅にでた。28歳の夏。
婚活パーティー、街コン…ありとあらゆる『コン』と付くイベントに参加してみた。
個性が輝く場…
独特な感性…
逆に全く個性がなくて話に詰まる時も。
でもそれが一期一会の場なんだ。
何かの手違い(番号の書き間違え)でマッチングしてしまったり、ちょっといいかも?!と思う人とマッチングして、あ〜やっと卒業🎓
と思いきや、『だからこの人、結婚できないんだ』って思う瞬間が必ず来て『さようなら』することも。
長く、果てしない旅はまだ終わらない。
旅路の果てに待っているのは私が求めているハッピーエンドなのか?
それとも人生のThe ENDの日まで、この旅は続くのかまだ誰も知らない。
旅路の果てに。
旅路の果てに
ゆうが
いる。
どんな形に
なってても大丈夫。
貴方と進んだ旅路の果てで手に入れたもの「貴方との信用信頼関係」(感謝)
もう少しでたどり着く!
私はゼイゼイ言いながら山頂への道を目指していた。
なぜ運動音痴な私がこんなに頑張って山に登っているかというと・・・。
「ほら、頑張れ」
恋人の会社の先輩に山登りに誘われたからだ。
恋人に嫌われたくなかった私は、二つ返事でオッケーして、山登りの準備を即席でネットで調べて必要な物をネットショップでそろえたのだ。
でも・・・実は私は超インドア派。
家にいるのが趣味、あ、昼寝、ゲームも好きな家を愛してる女だ。
本当は、先輩の誘いじゃなければ断っていただろう。
土日で泊まりで行くことになり、ドキドキしながら臨んだ当日。
日頃の運動不足で1日目はあえなくホテルについてすぐ疲労で泥のように眠ってしまった。
2日目は、1日目の筋肉痛も加味されて、もう私はボロボロになりながら山頂までの苦行を強いられていた。
先輩が話しかけてくれてたけど、もう、それに答えるのもしんどくて・・・。
山頂の案内が見えてきた時には長い旅路をようやく乗り越えて到着したような希望に溢れていた。
「もうすぐ山頂だぞ、頑張ろう」
先輩の声に頷く。
最後の力を振り絞って登り切ると、そこからの景色に言葉を、失う。
「あ・・・」
雲が一面眼下に広がっている。雲の間から緑の森がずっと向こうまで連なっている。
上を見ると空をとても近くに感じて、間近に迫っているように見える。
下も上も雲に挟まれていて、まるで空中にいるかのような錯覚を抱く。
「すっごい・・・!」
「だろ?」
私が感嘆の声を上げると、先輩は、得意そうな声を上げた。
「俺はこの景色を見るために登っているといってもいい」
「そっかぁ。この景色を見ちゃうと、確かに・・・あっ」
私は同意しかけていると、足に限界がきてふらつく。
「大丈夫か?」
すぐに先輩が来て私を抱きとめ、支えてくれた。
「はい・・・」
私は先輩を見上げると、先輩は私の顔を見て、複雑な表情をしている。
「どうしたんですか?」
「ごめんな。本当は君があまり山登りとか好きじゃないって分かってたんだ。だけど、どうしても俺の好きな景色を見せたくて、ワガママ言ってしまった」
私は先輩の頬をなでた。
「いいんです。えと、またすぐ来れるかというと・・・何年後かとかなら行けるかもですが・・・。でも、今は、先輩と山頂の景色を見ることが出来て嬉しいです」
私が上を見上げて先輩の顔を見て告げると、先輩は、顔を下ろして私にキスをした。
「好きだよ」
いきなり言われて心拍数が急上昇する私。
そんな私の姿を見て、先輩はいたずらっぽく笑う。
「さぁ、下山が待ってるから、もう少し頑張ろうな」
そう言うと、私に手を差し伸べる。
「そ、そうでした〜!!」
登ったら終わりじゃなかった!
私はこの先の長い旅路を思うと絶望感を感じながら、
それでも、愛しい人と降りれるなら頑張れる、と先輩の差し出した手に自分の手を重ねたのだった。
生きることは旅することに似ていると思う
生きとし生けるもの すべてに道がある
作った道も作られた道も すべてにドラマがある
旅路の果て 心はどんな形をしてるだろう
旅路の果て その眼に何を映すだろう
旅の終わり 何を想って逝けるだろう
旅路の果てに
待つものは何だろうか
すべての生きとし生けるものは
未だ旅の途中であり
わたしたちは皆
どこかを目指しているのかもしれない
いつか終わりが来るだろうか
そもそもそれはあるのか
生まれ死ぬことを繰り返した先に
旅路の果てに
いつか誰かが
今日のママは僕の知らないママだった。
毎週日曜日、ママは僕を連れて買い物に出る。迷子にならないように手を繋いで、帰りは僕にも荷物を持たせて、家に着いたらお菓子をくれる。それが僕のママだった。
ママは今日、僕に初めてお使いを頼んだ。
いってらっしゃい、と送り出されて、僕は家を出た。右手にはママのエコバッグ、左手にはさっき僕がママから聞き取って書いた買い物リスト。僕はちょっとした旅路の気分で街をゆく。
いつもは見上げればママがいるけれど、今日は空がぽっかり空いているだけ。
歩きながら空の先を目で追ってみる。空は僕が見えている限りどこまでも水色だった。どこまでもっていうのがどういうことか、僕にはよく分からない。水色のクレヨンで壁に色を塗っても、クレヨンはどこかでなくなってしまう。水色の絵の具を溶かして床に溢しても、水はどこかで乾いてしまう。どこまでも続く空にはその「どこか」がなくて、追いかけたらきっと終わらない。綺麗な空も今日だけはちょっと気味が悪い。
しばらく行くと、商店街に入った。アーケードが空を塞いでくれてホッとしたけど、その分景色の密度が濃くなって視界に飛び込んでくる。買い物をする人、剥げた看板、並べられたお菓子、たまに喋りだすスピーカー。その一つ一つが僕になんて目もくれず、知らん顔で佇んでいた。
もし今僕がここで助けてって叫んでも、誰にも聞こえないんじゃないだろうか。皆僕のことが見えていないか、あるいは世界には僕一人だけしかいなくて本当は全部嘘なのかもしれない。そんな恐ろしい考えばかり浮かんできて、背中がぞわっとした。
八百屋と菓子屋と魚屋と、あと3軒くらい知らない店を通り過ぎて、僕はやっとスーパーに辿り着いた。何度も通った道なのに、ものすごく遠い場所からやってきたような気がする。
ママのいない世界は何もかもが大きくて、知らなくて、怖かった。いつか僕が大人になったら、今日みたいに1人で買い物に来るんだ。それもお使いじゃない、自分で考えて買いに来る。パパみたいに仕事をして、お金も自分で用意する。
僕はよく、何でも好きに決められたらいいのにと思っていた。好きなだけお菓子を食べて、好きなだけゲームをして、好きな時間に寝られたらいいのに。けど好きに決めていいってことは、僕が道を間違ったとしても誰も教えてはくれないし、どこまでも続くぽっかり空いた空の下を1人で行くしかないってことだ。それはとても恐ろしいことのように思えた。
買い物を終えて同じ道を帰ると、僕は少しだけ大人になっていた。ママは僕をたっぷり褒めてくれて、優しく頭も撫でてくれた。それでも僕は、今日感じたどうしようもない「1人」の怖さを忘れることができなかった。ママと居るときにいつも感じる、2人がくっついて1つになってしまったような安心感はもう何処にもなかった。
ママは急に僕の顔をじっと見つめて、どうしたの?と聞いた。何でもないよ、と答えて僕はママの知らない僕になった。
『旅路の果てに』
この道はどこへ続くのか
上手くいくときは調子に乗って
壁にぶつかると凹んで
また立ち向かって
足を踏み出しても
先はまだまだ見えない
ゴールなんて誰も知らない
でも進むしかない
歳をとっていくばかりだけど
せめて笑って死にたいから
この旅路の果てに
前の文を投稿してから、放課後に学校でゲームを作り方を見ながら、ぽちぽちとキーボードを打つようになった。パソコンを買う前に学校で試して、本当にやり通せるのか確かめるためであった。地道にやってみて、やり方さえ覚えればなんとか作れるのではないかと、夢へ一歩近づいているような……気がする。
ただ……ゲーム作り以外に色々と問題が発生している。
一つ、滅茶苦茶疲れることだ。
先程、放課後でゲーム作りを学んでいると書いたが、それをやっていると一時間、二時間とあっという間に時間が溶けていくのだ。ゲーム作りは今の所楽しいと思っている。しかし、没頭すればする程家に帰る時間も当然遅くなるので、休む時間もゴリゴリ削れていくのだ。家では八時間くらい休みたい!イヤッ!と、私の中の幼稚な部分が暴れ出してしまう。切実に、1日24時間にプラス8時間くらいは欲しいと思っている。休む時間が欲しい。
二つ、ゲーム作りを学ぶ以上にやるべきことが溜まっていることだ。
私は絶望的に体力が無い。体育の持久走の授業で、時間内に走り切ることができなかったために追走を課されている。別に、忘れ物や欠席等で追走を課すのはいい。だが授業時間内に走りきったのにも関わらず時間内に走りきれなかったからと追走を課すのはいかがなものか。何度考えても私の頭では理解ができない。もしかしたら私がただただ甘ったれているだけなのかもしれないのだが。
……話が逸れてしまった。私は忘れ物の分で一回、時間切れの分で二回、合計3回の追走が課されている。これを放課後にしなければならない。正直に言ってメンタル的な意味合いできつい。今回の持久走で精神的かなり辛くなってしまったことがあり、今でこそ持ち直しているがかなり苦手意識があるのだ。このせいで今だに一回も追走を消化しきれていない。消化しなければその分評価されず、成績もかなり悪い結果となる。流石にそれだけは食い止めたい。
やるべきことは追走だけではない。私は、もう少しすれば期末テストをしなければいけない。そのためには、勉強は必要不可欠である。だが、放課後のゲーム作りだったり、追走についての葛藤だったりと、結局手付かずの状況にある。非常に不味い。今日はゲーム作りを休んで、天気も悪かったので追走もせず、そのまま早い時間に帰ってきたのだが、結局今こうして文字を書いている時に至るまで、何もしていない。何もする気力が起こらない。ここまで来ると自分の怠惰さに嫌気が刺してくる。体が重くて仕方ないのだ。他の人はテスト勉強など軽い手つきでてきぱきとこなしている事を考えると、私の存在意義を疑う。
……文字を書いていて、少しナーバスになってしまった。書くのに疲れてしまった。ここまで読んでいる人はいないだろうが、もし不快にさせてしまったら申し訳なく思う。ここまで言い訳をつらつら書き連ねていたが、結局は全て自分の甘えである。この腐った自分の性根を叩き直したいものだ。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
旅路の果てに
小さなリュックに仲良しのぬいぐるみをつめて。
右に左に揺れながら、歩いていたきみ。
坂道のてっぺんでライトが灯る。
右に左に揺れながら、いま、すこしずつ遠ざかる。
きみは優しい子。きみは強い子。
どんなに暗い夜にも絶えず輝く。
私は、今まで旅をしてきて何を感じ、何に触れてきたのだろう。
全てが終わった今、私にはもう生きる意味をなくしたのも同然だ。
これからの人生に希望も夢も何も無い。
死のうか。そう思ってた時だった。
君が現れたのは。
君は私に夢を。希望をくれた。
私の、人生という旅路の果てには笑う君がいて欲しい。君とずっと一緒に生きたい。そう、思わせてくれた。
これからまた、君と旅を続けてみようか。
『旅路の果てに』
旅路の果てに 旅路の果てにミたものは、希望や幸せなんてモノじゃなかった
やっと辿り着いたその先に
何が待ちうけていようとも
願ったものが 何も無かったとしても
握りしめていたものが 全てこぼれ落ちても
それでも
いい旅だったと思えるような
日々を 一歩一歩を
「旅路の果てに」
#318
ここはどこだろうか
人がいない
あれ?カレはどこ?
もしかして、迷子?
いや、カレ?カレは一緒にはいないはずだ
自室にいたのに何故カレがいると分かった?
なんでなの?夢…なのか?
違う、これは現実だ
私が人を二人探している
でもそのうち一人しかいらない
だから削る
私の前に立ちはだかるのは
カレに似た人だ
カレにそっくりだ
でも別人だ
だから私は削りにいった
でも返り討ちにされた
あ〜あ、最悪だよ…また探し直しか…
どこか違う世界にでも来てしまったのだろうか
カレは私を知らなかった
そりゃそうだ、カレじゃないんだから
朝カレに会って、話をした
そしたらカレは
私にそっくりな人を削ったんだって
本当にここはどこなの?
僕らは何のために生きる。何をして生きる。
よく人生を道に例えるが、道があるということは
既に誰かが通ったということではないのか。
道から外れて草原を歩き、海を渡る。
誰も行ったことのない場所へ行くのが旅ではないか。
見ろ。
お前が先頭だ。
自ら新しい道を作ったお前ならきっとできる。
その先にはきっと求めるものがあるだろう。
大丈夫だ。さあ、未知の旅へ飛び込め。
「旅路の果てに」