『時を告げる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ねー今何時?」
「7時32分」
「え、うっそ!?やばいやばい!飯食ってねー!」
「はあ……」
「何時じゃ」
「7時32分」
「飯なしにしよかな今日!!」
「……」
「なん」
「7時32分」
「あかーん」
「……………」
いつもこいつは時間を聞いてくる。
なぜかといえば俺は時間が正確に分かるから。変な能力だ、と思っていた。
でもこいつに会ってからは、あってもいいと思っている自分に気づいた。
嘘の時間を伝えてしまうくらいには。
こいつは時計をつけない。俺が時間を知っているからだ。
でも嘘をついて、本当は8時前なのに、まだ一緒にいたいと
もっと長くいたいと思って言ってしまう。
俺にとっての7時32分は特別なものだった。
ごめん、嘘の時間を伝えてしまって。
過去に戻れたら、もっと長くいられるのに。
#2024.9.7.「時を告げる」
告げます。
#46 時を告げる
[神社の朝を告げる]
ドーン、ドーン、ドーン、ドーン。
どっしりと重い低音の太鼓が鳴り響く。
午前7時。
神社の始まりの音。
今日も一日よろしく
神様にご挨拶をさせていただく。
サラリとした風が葉に触れて微かな擦れる音。
木々もサーっと風が吹いた余韻の音がする。
小鳥がさえずる。
大きなカラスが飛び立つ。
朝日が昇ってきた。
そろそろ出発の時間だ。
さぁ、今日も一日頑張ろう。
神様に礼を言って、日常に舞い戻る。
時を告げる
それを聞けているだけでも、儲けもんだ。
No.113『時を告げる』
鐘の音はその時を告げる。
僕は瞳を涙で濡らす君に口付けた。
僕は君を必ず幸せにすると誓った。
「やめ」
終わりの時を告げる先生の声。また、できなかった。わたしのテスト用紙のいくつもの空欄。
みんなのテスト用紙を回収する。よくないと思いつつもみんなのテスト用紙を確認してしまう。割と空欄がない人が多くて気分が悪くなる。
わたしたちに与えられているのは同じ時間なのに。
そうやってわたしだけなんにもできないまま、平等に終わりの時が告げられる。
時を告げる
まだ未練がある
早く復縁ってのをしたい
でも、言えないまま時間が進む
そろそろ止まってほしい…
時を告げる
いま日本時間、7:06です
キュンです
命の始まりの時を告げるのは何も赤ん坊の泣き声ばかりとは限らない。
俺の大事な養い子は土から這い出てきたのだ。子の人生の始まりは土からぼこっと出てくることだった。
その日は朝から酷い雷雨で、こんな時に産まれてくる赤ん坊に果たして祝福はあるのかとすら思う。
実際に、忌み嫌われる墓場から出てきた時はやれ化け物の子だと思って一度は殺してしまおうとした。
そんな時に耳慣れたカランコロンと下駄の音、この子は大切な相棒から託されたのだ。自分が守らなければならない。己の直感がそう、訴えた。
雷の下でぎゅっと我が子を抱き締めた時、命を預かる重み、覚悟、責任を一手に背負い、これから全く新しい人生の始まりを迎えることになる。
時を告げる
年の終わりを告げる鐘
授業の始まりと終わりのチャイム
お店でかかる蛍の光
夢を切り裂く朝のアラーム
時を告げる音は
行動の始まりと終わりを告げる音
だとしたら
生まれた時はどんな音がしたんだろう
死ぬ時はどんな音がするんだろう
まだ夏の暑さが残る九月の初旬。
私は決まって毎年、ここに来る。
墓石の周りを掃除して、花を入れ替え、ちょっとしたお供物を置く。最後に水をかけてやればもうおしまい。
今日は、夫の命日だ。
「久しぶり。今年も来たよ」
夫が亡くなって五年。
数週間後に控えていた三度目の結婚記念日は、祝われることなく終わってから、早五年。
墓石に刻まれた夫の名を見る度、もう彼はこの世にいないんだと思い知らされる。
寡黙な人だった。
不器用で、ちょっと強面。友達からは「本当にこの人大丈夫なの?」と心配されてしまうほどだった。
でも、私は知っているのだ。
彼が誰よりも優しい人間だということに。
記念日は律儀にカレンダーに記入しているところとか、毎朝私の為にコーヒーを淹れてくれるところとか、ドアを開ける時は必ず私を先に入れてくれるところとか。
全部、私しか知らないのだろう。
犬や猫を触る時、密かにふっと笑う表情が好きだった。いつの日かビニール袋を猫と見間違えてしょんぼりしていたことあったなぁ。
案外甘い物が好きなのも、可愛らしいと思ったよ。
だから彼が、車に轢かれそうだった子供を庇ったと聞かされた時は、彼らしいな、と思った。
悲しくないと言ったら嘘になる。
この気持ちは今でも言葉にできない。
夫との思い出を振り返ると、自然と涙が出てくるのだ。
それでも、私は今日という日を生きていかなければならない。
「でも、ちょっと寂しいな……」
あぁ、そういえば、もうすっかり蝉の声が聞こえなくなった。
季節の移り変わりは随分早い。
毎日の時の流れなんかはもっと早い。
私がいずれお婆さんになって、もうここにも歩いていけなくなってしまった時。
私は彼との記憶を覚えていられるだろうか。
忘れたくない。
夫のことを忘れたくない。
でも、忘れてしまうかもしれない。それが怖い。人生なんて、そんなものだろう。
そう割り切れたら、どれだけ楽だろうか。
「もう少しだけでいいから、一緒にいたかった」
『時を告げる』
これまでずっとすれ違ってきたね
同じ時間を過ごしてきたのに
別々の景色を眺めて
たまに淡い色彩の
交わった線がまたすぐに離れていく
ねえでも
あの瞬間2人の景色は交わって
今同じどこまでも続く
白い空を2人共にかかえてる
あの秋あの瞬間あの視線が
2人の時を告げる
『2人の時』
今日は
仕事帰りに
友人との会食
仕事をさっさと
片付けて退勤準備
ケータイのアラームが
予定の『時を告げる』
急げ!
待ち合わせ場所まで、
小走りで向かう
SNSをチェックしながら…
楽しみー
まー
時を告げる....難しい😵ん~、(;>_<;)桜が散る頃に次の季節がやってくる暑い外から虫がいる、葉っぱが枯れハロウィンが来るはぁ雪が降り溶けたらまた春が来る?
季節はどんどん変わって行くのでそれを時を告げる的な?と考えました。
出発のときが告げられ、電車は走り始めた。
次に会えるのは夏休みだろうか。
子どもの旅立ち。早いものだ。
新生活を謳歌せよ。
→『彼らの時間』1 〜時よ、止まれ。〜
「時を告げるって、なんか大層な言葉だよね」
小学3年生の国語の時間、隣の席の但馬ヒロトくんがそう言った。
大層という単語を初めて聞いた。僕はその意味をわかっていないくせに、彼の整った横顔に見惚れて「うん」と頷いた。ずっと見ていたいと思った。時間が止まればいいのになと思ったら、チャイムが鳴った。
「あっ、時、告げられたね」と彼は笑った。
あれから十年が過ぎた。時は止まらず、その波にのまれて、僕は大人になった。
朝、スマホのアラームが鳴る。慌ててそれを止めて横を見る。キレイな横顔が健やかな寝息を立てている。良かった、起きなかった。
「ヒロトくん、朝だよ」
僕はたっぷりと彼の横顔を堪能して声をかける。小学生の時も格好良かったけど、今は大人の色気でさらに尊い。
「おはよう」
ヒロトくんは大きく伸びをして、僕にキスをした。
「うん、おはよう」
二人だけの世界。なんて素晴らしい朝だろう。
あぁ、ヒロトくんに朝を告げる、その時間が少しでも長く続いてほしい。
この関係に多くを望んではいけないのは解ってる。優しい彼が僕に付き合ってくれてるだけだから。
それでも、僕はことあるごとに「時よ、止まれ」と願ってしまう。
終わりが告げられる、その時に怯えながら。
テーマ; 時を告げる
︰時を告げる
意味とか理由とか探して、それ、見つかったら幸せになれる? 人生の意味とか、自分の価値とか、そういうのあったら生きやすくなれる? やる気出てくる? 本当にそれさえ見つかれば生きていけるの? 無い物ねだりばっかりよね。中途半端考えられる人の脳を持ってるから、中途半端辛いのね。そんなの見つけたところで臭いものに蓋してるだけなの。ずぅっと苦しいまま。
どうして生きているのかなんて二の次なのよ。そんなことを考えているのは生きていて苦しいから。ならその根源を探して潰せばいい。生きる意味があったって辛いものは辛いのだから、重要なのは生きる意味じゃなくて、ストレスを取り除くことやストレスに対処するってことなの。
ああ、そう、正しい対処法なんて、そんなの誰も教えてくれないわ。
ムカムカするの。人を見るとどうにもこうにもソワソワして、イライラしだして、とりあえず何か引っ掻いてないと落ち着かない。ギャハハって下品な笑い声も、パチンパチンシンバル持ったお猿さんのぬいぐるみみたいに手を叩いてるのも、恨み辛み愚痴ってるのも、理解できないからって攻撃してるのも、全部うるさいの。
人間邪魔だし、そこの一部である自分も嫌。イライラムカムカガリガリ。そんなことしてたら皮膚がボロボロになっちゃって痛いから、脳内で人を刺すイメージをするの。思う存分刺して刺して刺して刺してあー! スッキリ!
何度も刺したらね、そしたら人間だった何かになるの。脂肪も筋肉も内臓も混ざりあった細切れの肉と骨だけになる。人間もね、ただの肉の塊なのよ。ただの肉の塊と骨を高温で焼き尽くしてしまえば何も残らない。中身なんて無くなる。
「あ、人間もただのお肉なんだ」。なぜだかとっても心が洗われたような気がしたの。ただのお肉なら、そんなに気にしなくていいやって思ったの。
ただのお肉なんだ、ただの肉、ただの人の肉! どうでもいいや!
ただの肉ならどうでもよくなれたの。他人も、自分も。
だからね、人肉さん、好きなようにすればいいと思うの。
お前はどうせ排便するのに美味しい食べ物がいいって料理して食べてるものね。栄養にはなるよ。でも料理そのものはなくなっちゃう。それとおんなじだと思う。どうせなくなっちゃうの。
偉業でも成し遂げない限り後世の人に認識されることはないし、一人でぽっくり死んでしまったら誰からも忘れられる。どうせ何も残らないの。
だからね、人肉さん、好きに笑って、好きに怒って、好きにほざいて生きていればいいと思うの。み〜んな肉の塊よ。ただの肉塊。精肉店で販売すらしてもらえない肉の塊。人間って食べたらどんな味がすると思う? 食べる部分があんまり多くないから、齧り付くのが難しかったり。人間も鶏肉と同じように骨とくっついてる部分が一番美味し? あんまり美味しくない。でもとびきり美味しいから精肉店に並ばせてもらえないってことにしちゃおう。SSRのお肉! 共食いしたら病気になるから食べちゃ駄目ってだけだと思うけど。
「ただの人肉がなんかほざいてる」
人がただの肉塊に思えたとき、とても息がしやすくなった。どうでもいい存在、喚いてようと笑ってようと、お肉がなんか喋ってるって思ったらちょっとファンシーだった。スーパーに並ぶ肉が何か言ったとしても気にも留めないだろうし。だってただの肉だもの。
スーパーに並ぶ肉を見てひとつひとつその動物たちに思いを馳せたりする? ひとつ、ひとつ、その動物はどんな生き方をして、どんなふうに感じて、どんなふうな思いを抱いてここに並んでるんだろう、って。やる人に「人を肉だと思え」なんて強いるのは無茶な話かな。
肉に対して食べ物としか認識していないの。特に何も感じず肉のパックを手にとって「どれが安いか」「どれが美味しそうか」を気にするだけ。だからかな、人のことをあっさり「ただの肉だ」と思えたの。同じだと思った。人間もただの肉とおんなじよ。ならここにパックされてるお肉たち同様、いちいち気にしなくていいやって思った。ただの肉が動いて喋って生きてるだけならあんまり怖くなかった。
いっそ可愛いと思えた。一生懸命お肉が何か叫んでるんだって、お肉、一生懸命生きてるんだって。有難いことね、ちゃんと「いただきます」って言うように、ちゃんと挨拶しないとね。
倫理観なんて人によって変わるものなのに、それをベースに話そうとするなんて「変なの」って思わない? 曖昧に存在してる「倫理観」「倫理的に」ってやつで話が進んでく。きっちり倫理観の磨り合わせってやつをしたらね、揉め事が起きちゃうんだって。本当かな。
人もお肉。だから怖くない。己も肉の塊。だからなんだっていいんだ。
どうせ肉の塊なんだ。憎たらしいあの人も、消えてほしいあの人も、みんなただの肉。大事に思っているあの人も、仲良くしてるあの人も、みんなただの肉。己もただの肉。人って呼ばれてるだけの肉の塊。
ねえ人肉さん、少し息がしやすくなったって思わない? 人間でいると疲れちゃうものね。たまにはただの肉の塊になればいいのよ。ただの人肉。燃やしたらなんにも残らない。
人肉さん、人間みんな肉の塊なんだから、どんなこと思おうと、どんなこと言われようと、どんな行いをしようと、なんでもいいのよ。肉の塊が服着て歩いてるだけなんだから。人肉がなんかほざいてるだけなんだから。途端に全部、どうでもよくなれる。焼いてこんがり美味しい肉にはならないけど、今日もお肉、げんきそうだなあ。
ただの肉の塊がたまたま電気信号で動いてるだけで、全部己の脳が下した判断に従っているだけ。
ねえ人肉さん、貴方も燃やせばなくなるんだから、気楽に生きていいのよ。ただの肉が、何か口にしたところで、どうでもいいもの。人肉さん、なんでもいいの。なんでもいいなら、気楽でしょ。気楽に生きてね、人肉さん。
大通りの時計塔
いつもは気にしていなかったけど
今日は早くその音が聞きたかった
待ち合わせの時間が来るのが
楽しみだったから
時間毎に違うメロディ
11時はなんだっけ?
約束よりもかなり早く着いたから
早く時計塔の針が進んで欲しくて
じーっと見てしまっている
自分のスマホの時間と変わらないのに
何度も何度も見比べて
何やってるのかなーなんて思ったりしてると
急ぎ足で彼が現れた
約束の時間の5分前
お約束の「待った?」から始まる彼との時間
ウキウキ気分でその場を離れた
時計塔の11時のメロディ
結局確認できなかったけどいいよね♡
「時を告げる」
希望の鐘が
時を告げる
朝の駅舎
電車が入る
おはようと笑う
女子高生たちに
負けていられない
そんな気持ちで
さあ行こう
僕らの世界へ
新しい素晴らしき
今日という世界へ
塩素の匂いが鼻を突く。
泳ぐには少し、肌寒い。
嫌だ、まだ終わって欲しくない。
そう願っても。
目の前を飛ぶ赤とんぼが、
時を告げる。
時を告げる
時を告げる朝日が来る
夜を乗り越えられた
悪意は吸血鬼のように夜に溶けた
大半を乗り越えることに費やした気持ちでもある 報復性の夜ふかしだ
安寧は程遠くても
少しだけこの実績解除を祝おう
時を告げるチャイムが鳴る
最後の試験のあの瞬きもよく覚えている
苦戦していた汗の滲む瞬間から
思考があ、解放されたともなる瞬間
合格発表までなんとなく程遠いけど
帰り道は何しようと選択肢が生まれた瞬間