『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの人が幸せでありますように
あの人がすてきな女性と家庭をもって健康に暮らしていますように
傲慢な私が手放した幸せ
後悔はないけれど
傲慢だからこそ祈らせてください
あの満月のように何もかけない
あなたが満ち足りていますように
もう二度と会うことのないあなたがあなたらしくありますように
どうか 月に願いを
月に願いを
叶わない恋だけど
月が輝くこの瞬間までは
あなたを好きでいさせて
月の満ち欠けが
あなたとのタイムリミット
月明かりがわたしを照らして
その瞬間だけは確かに存在できる
あなたとわたしが交わり
わたしは満たされる
ほんのひと時の幻想だけど
それでもあなたがわたしの光
あなたは太陽で
わたしは月
決して交われない関係で
でもあなたがいなければ
わたしはそこに存在出来なくて
ただあなたを見つめることしか出来ない
もし叶うのなら
どうかどうか
傍に居させてもらえませんか
そんな願いが空に消えてゆく
わかってる
この願いは叶わないことも
届かないことも
だからその瞬間までは
月明かりに照らされてる
あなたを抱き締めさせて
お月様。
今だけは私を照らさないで。
傷ついて泣いている姿をどうか照らさないで。
「月に願いを」
『月に願いを』
幾千の夜を超えて
今、君に願う
どうか どうか
あの子の道を照らしておくれ
銀色の柔らかなひかりで
闇夜を照らす 君に願う
あの子の未来を照らしておくれ
月……か。
僕の月はずっと新月のまま。
いや、もしかしたら僕には月を見る
資格なんてないのかな。
だからずっと、現れないのかも。
「今日……は満月か。」
ニュースを見ながら呟く。
こんなもの見たって、僕には見えないのだけれど。
去年の1月22日。
あの日から心に穴が空いたようで。
何も、綺麗なものが見えなくなった。
いや、『見れなくなった』の方が正しいのかもしれない。
ねぇ、1つだけ願ってもいいかな?
僕に月を見せてよ。
#4 『月に願いを』
~月に願いを~
願った所で何も叶わない事はもうわかっている。
それでも願わずにはいられないのは、他に頼れるものがないからだろうか。
空に光の線を残しながら消えていく星から視線を外し、そのそばで輝く月を見つめる。
変わらず光を反射するその姿にほんの少しの祈りの言葉を贈る。
不思議と心が軽くなるのを感じながら瞼を閉じた。
『月に願いを』
何十年前
何百年前
何千年前
幾度願い 祈り
それでも
人々は
争い 傷つけあい
戦いを繰り返し
幾千 幾万の屍を越えて
血を流し
過ちを 正義とまで言うのか
願いは むなしく
今宵の月も
蒼く 静かに
ただ 輝くだけ
#月に願いを
あの子を返してください。
月に願いを
小さな星は、冷たく輝く月に恋をした
けれど月は力強い太陽に恋をしていた
太陽の光を浴びて輝く月は、星の恋心に気付かない
どれだけ星が願っても、月はちっとも星を見ない
無数に輝く星のたった一つ、その光はあまりにもちっぽけだった
星は月に見てほしかった
星は強く強く己の身を燃やした
一等輝く星になろう
太陽にだって負けないくらい輝いてみせよう
そうしたら、君は僕に気付いてくれるだろうか
強く強く燃えて、やがて星は燃え尽きて消えた
月は、ずっと太陽を見ていたから
ちっぽけな星のことなんて気付かなかった
「願い事とか無いんだ、叶わないと辛いから」
形だけ作った笑いから上げた口から、
ため息混じりに彼女は言った。
「願ったことは大概、叶わなかったから、
私の願いはそういう物になるんだ」
諦めた様な口振りで、自虐的に笑いながら語る。
「だから諦めたんだ、期待すると辛いだろ?」
そうだね、貴方の気持ちはわからないけど。
「もう良いんだ、こんなものだって、
諦めたら楽になったんだ、本音でね。」
そんな風に笑う貴方は自傷的で、
何よりも哀しみに満ちてる様に見えるんだ。
「願わないから、奪わないでくれ」
それすら願いの一つだと貴方は気づかないまま。
祈るように零したそれを、
ただ月が嘲笑うように見ていた。
#月に願いを
《月に願いを》
幼少期に読んだ星の王子様のような人になりたかった。
星の王子様に出てくるパイロットみたいにもっと自分の事を大切に出来たら、
星の王子様のように純粋無垢できらきら輝いている
あんな姿になりたかった。
昔のことは忘れてしまうけれど、少年の心は忘れたくない。
突然だが、僕は星の中でもシリウスが、好きだ。
シリウスはおおいぬ座の中で最も輝いている恒星だ。
そんな難しい話は抜きしして、
名前は良く知られて居るけれどいざ何座の何でって説明できる人って居るのかなぁ?
僕は好きだと言いながらさっきGoogle先生の力を借りてきた。写真も見たけどやっぱり綺麗だ。
僕も生まれ変わったら星になりたい。
生物よりも物質になりたい。
今回は星ではなくて月についてなので、
月について書き残すとすれば一言
本当にアポロ11号は月へ行ったのか。
行ってないという噂もあるからここではアポロ11号が、月に行ってることに望みを持って願いをかけよう。
月に願いを
________月に願いを叫ぶ
それは、悲痛な叫び??
それは、欲望??
それは、一体何だ。
自分で自分に問いかける。
だが返事が返ってくることはなかった______
開けた簀子で一人酒を晩酌していた阿倍仲麻呂は、外の景色に目を奪われた。すぐそばで聞こえる喧騒が、一瞬遠く聞こえた。
月と山。ただそれだけなのに、どうしようもなく心が震えた。ここは、どこだったか。私はもう、日本に帰ってきたのか。
「朝衡!」
はっと現実に呼び戻される。振り返ると、王維が赤ら顔でにこにこと笑って隣に座るよう手招きしていた。
立ち上がって隣に座ると、おちょこに酒を注がれる。
「君が生きていてくれて本当に良かった!」
ふ、と仲麻呂は口角を上げる。友の存在は素直に嬉しい。
「王維は大げさなこった。お前が死んだって聞いた後に俺と会った途端ぼろぼろ泣きやがって。餓鬼くさいったらねえ」
「そういうあなたも追悼の詩をかいていたじゃあないですか」
「ふんっ」
「相変わらず李白さんは偏屈ジジイですねえ」
仲麻呂はからからと笑う。
「あれはどちらの詩も傑作だった」
本当に、心の篭った素敵な詩だった。感動した。
きっと自分は、この唐の国で寿命を迎えるのだろう。
寂しいが、そうそう体験できないことがたくさんできた。だから、良い。月と山を見て浮かんだあの想いは、自分と故郷だけが知っていて良い秘密としよう。
いつか、いつか、日本へ。そっと月に願った。
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
月に願うのは
いつも変わらず
あのひとの幸せ
朝の光に
消えてしまわぬうちに
この想い
どうぞ届けて
あのひとの
眠りの中へ
夢の中へ
# 月に願いを (153)
ここから私を連れ出して
囚われの日常から
あの人が帰りを待つ場所へ
見える窓から月に願いを
ふと空を見上げると、
飲み込まれそうな程の大きな満月
今日の自分を全て見透かされているようで目をそらしてしまった。
日を追うごとに少しずつ不完全になって、やがて消えて、
そしてまた私を見透かしにやってくる。
そんなあなたに見張られながら、
明日はもっときちんと生きようと誓うのです。
いつかあなたに見守られる日が来ることを願って。
「月に願いを」
月に願いを 星に誓いを 雲に思いを 日には畏れを
風に叫びを 雨に嘆きを 雷に愚痴を 虹に歓喜を
見上げればいつも「聞き手」がいる
[月に願いを]
お月様にお願いしたら
願いが叶うの?
痩せれますように。
お金が入ってきますように。
美味しいものが食……
………
↑
ロマンチックとはほど遠い人
お題
『月に願いを』
『先輩と付き合いたいですっっ!』
私はそう満月に言う
叶うかは分からない
けど
こんなに綺麗なこの月に願えば叶うような気がしたから
願わせてください
綺麗なの
あなたの瞳が
綺麗なの
お題【月に願いを】
「なにしてるの?」
「お願いしてるのよ」
おかあさまったら、今日も夜空にお祈りしてる。ちっともわたしを見てくださらない。うんともすんとも言わない、ただの白いつぶつぶのある黒に何があるの。そんなのことより私とお喋りしてくださったらいいのに。
私は熱でぼやける視界にむっとして、顔を背ける。ふかふかのベッドの中で、布団を頭までかぶった。まっくらで空みたいできもちわるいけど、おかあさまよりましだわ。
腫れて痛む喉を無視して、とげとげしく文句をぶつけた。
「星に願ったって叶わないわ」
「あら、この子ったら。星になんか願わないわ」
くすくすと楽しげに笑ったおかあさまが、動く気配がする。布団ごしに優しく頭を撫でられて、ますます嫌なきもちになった。
子供扱いはきらい。病院で泣いたら「子供じゃないでしょ」ってなだめるくせに。つごうがいいんだから。これだから大人ってきらいなの。
「お月さまに願ったのよ」
「……月?」
聞いたこともない、思ってもいない返事にわたしは、まぬけに聞き返した。星にお願いごとは絵本で読んだけれど月というのは初めて聞いた。でもどっちにしたって。
「お月さまだって叶えてくれないわ。ほら、わたしは変わってないもの。お熱だってひいてくれない、自由にそとへもいけない。なぁんにもできないもの」
「お月さまはね、不思議な力があるの」
おかあさま、やっぱり聞いてない。いつもそう、へんな人たちの話はすなおにうんうんと頷いて、涙流しながら聞くくせに。わたしの話になんか興味がないみたい。
「お月さまはね、魔力の塊で、光を浴び続ければ万病が治るの」
「なおらないよ」
「治るわ、なんてこというの? あの方のことが信じられないの」
あの方というのは誰だかしらない。なんだか偉そうなひとが一度来たけど、そのひとかしら。
おかあさまが布団をうばった。わたしの腕をつかむ手は冷たくてきもちがいいのに、むねは押しつぶされるようにいたい。
「おかあさま」
「さぁお月さまにお願いしたから。もう大丈夫よ、お外で光を浴びましょう」
「おかあさまうごけないわ」
「さぁさぁこのカーディガンを羽織って」
「おかあさまのどがかわいたわ」
「さぁ」
おかあさま。
わたしのこえはとどかない。よたよた、おかあさまのあとをついていけば庭に出る。今日初めて見上げた、くらい、くらい、そら。わたしのむねを押しつぶそうとせまってくる。
ねぇおかあさま。
「ほら、もう大丈夫よ」
――おつきさまなんて、どこにもないよ。
星すらない、まっくろなおそらを見上げるおかあさまは、幸せそうに笑った。わらった、きがした。くらくて、みえやしない。