『欲望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
欲望
食う寝るところに住むところと言うが
そんなところも欲望まみれに煩悩まみれに糞まみれ
糞を掃除するように欲も掃除する人が必要かもしれない
けれど糞を掃除する人の糞は誰が掃除する?
その人の糞を掃除をする人が必要になってくる
煩悩を除去するだがなんだか知らんが
坊主が凡人の煩悩をなんだかするようだ
そう言ってみたところで、の話だ
欲望を除去しますと数珠をスリスリしてみたところで、
あらまぁ。と手のひら返すような芝居掛かった人生じゃない
この世は欲望まみれで煩悩まみれで糞まみれだ
テレビでよく流れてくる
「これ一本!」だとか「一日一回!」とかは芝居しかないだろう
コンプレックスを利用し物を売るのだ
リアクションも酷いものだ
えぇの後はお決まりの安い言葉を吐くのだ
商品の値段は高いのに言葉は安っぽい
欲望は金で取引される
物欲。食欲。睡眠欲。性欲。
それら全て金で買えるのだ
欲望を金にしている人はこう言うさ
みんなやってますよ!おすすめですよ!やった方がいいですよ!と。
やった方がいいはお前の心情ではなかろうか
そら金にしたいだろうし儲けたいだろう。
だからやった方がいいですよと言うのだろう?
そもそも誰が見ているかなど分からないのだから
引っかかった馬鹿をターゲットにしているのだろう
天才だと言いたいわけではない
引っかからない凡人である
引っかからない秘訣は卑屈だ
卑屈になると構え方が変わり斜に構えるようになるが
引っかかりたくない人は一度、卑屈になってみるといい
欲望は目をくらませる
ホイップ・クリームにパフェ、パルフェ、、
チョコレイト、いちご、、
完全に趣味になってしまったが
誰も彼も欲望の塊なわけで
清楚系なあの子も欲望の塊であり
いつかはその欲望が解き放たれる
自分で清楚契約でも結んでいるのだろう
下を開けたら欲望の塊だったという話もよくあることだ
誰も彼も欲望の塊である
冷静な仮面を被ったところで欲は隠せない
けれど欲を解放した際が難しいところである
その欲にもよるが犯罪になるケースや様々だ
取り返しのつかない欲の使い方もあるのでやめろ。なんて言わないが、(言ってしまっては正義の押し付けをする正義愛好家と変わらなくなってしまう)
正義を過剰に愛せばそれは悪になる
悪を過剰に愛せば正義になるかは分からないけれど
全て自己責任でやってくれ
善を強制するのもある種の悪だ
そういう人が案外、人を傷つけていたりするもんだ
欲望は目をくらませる
くらまされた目は戻らない
戻りかけても誘惑に負ける
誘惑というのはなんと官能的であり甘く臭いのだろうか
最後に誘惑に負ける言葉でも記しておく。
見られてはいけないものなので、間を空けさせてもらう
パン・ケーキ。ショート・ケーキ。モン・ブラン。
メロン・ソーダ。プリン・ア・ラ・モード。
チョコレート・ケーキ、クッキー、ドーナツ、、
欲望
自分の思っていることを人に伝えるのは無地pずkっしいとおもう
この列車は
どこに向かうの
座るとすぐに
眠りについた
キミは知らん顔
なぜかしら
不安はない
たどり着くのは
どこでもよかった
たどり着かずとも
構わないし
たとえばの話
そうしてぼくは
本を取り出す
紙の擦れる音と
キミの寝息
この列車の行方は
たぶんキミも知らない
窓の雨粒は
星屑のよう
とてもきれいだ
とても
#列車に乗って/note-22
欲は必要だよ。
生きるエネルギーになる。
個人であれ組織であれ種族であれ
成長や発展、向上というものは欲があるからこそだ。
だから、天使なんかよりも
私の方がよっぽど有用だと思わないかい?
2024/03/01_欲望
『遠くの街へ』
ひとつ屋根の下
家族の楽しそうな声が聞こえてくる。
私は隣の暗い部屋で
その声を聞きながら眠りにつく。
長い長い夜が過ぎ朝が来る。
そっと扉が開き「体調はどお?」
扉の隙間からもれた部屋の灯りで目を覚ます。
朝が来るのが待ち遠しかった私には嬉しい時間だ。
見た夢の話
咳がひどくて辛かったこと
話したいことはたくさんあった。
けれども私は我慢した。
家族に同じ思いをさせたくはなかったからだ。
お粥をリクエストし
私は扉をパタンと閉めた。
数分後用意してもらったお粥を
時間をかけてゆっくりと食べる。
抽選で当たった北海道旅行のことを
想像しながら…
食べ終わり薬を飲んで再び横になる。
元気になって家族で行けたらいいなぁ〜。
遠くの街、北海道へ…
【欲望】
いつからか、大切なあなたを欲しがる様になっていた。
自分の異常性に怖くなって、目を背けようとした。
(駄目だ。壊してしまう。)
同じく壊れるなら、せめて良き友人のままで居たいと、願っていたのに。
「ごめんね。離れたくても、離れられなくなっちゃった。オレが、欲しくなっちゃったの。だから、ごめんね。」
均衡を崩したのは、第三者で悪い大人だった。
ギリギリで繋いでいた理性は辛うじて、あなたに嫌われないようにだけ働いて、他は全てあなたを囲う為に費やした。
我ながら酷いとは思いつつ、最大限あなたを愛して護りたいと想った。
「ヒロくんって欲なさそー」
ハルカはキャッキャと笑いながら僕の肩を叩く。
「そうか?」
「なんかそんな顔してる」
「顔ってなんだよ」
「顔は顔だよ。行こ」
ハルカは僕の服を引っ張りゲームセンターの中へ進んでいく。
夜のゲーセンは一人だと怖いからついてきてほしい、と彼女に連れ出されたのだ。
目当てのぬいぐるみがUFOキャッチャーの景品になったから、それを手に入れたいとのこと。
ゲーセンのガチャガチャした騒音の中、ビカビカと派手に光る筐体の間を、彼女はひらひらと通り抜けていく。僕はその後ろに続く。
「友達にはさあ、オタバレしたくないし。なーんか丁度良いんだよね、ヒロくんって」
「あっそ」
彼女が屈託なく笑う。シャンプーの香りが鼻をくすぐる。
「あった! 良かった、まだ残ってて」
彼女は財布を取り出す。勢いよく開けたせいで小銭が散らばる。
「あーあー」
100円玉が筐体の下へ転がる。彼女は躊躇なく屈んで床に手をつく。
ゆるいTシャツの襟元がたわんで下着が見える。
欲がなさそう、か。
ないと思われてるのは、正直なところ、癪に触る。
「いいよ、拾うから」
「なんで?」
「いいから、どけよ」
「えー」
僕は拾った100円玉をハルカに返す。
「ありがと」
「さっさと取って帰るよ」
「イヤ。取れるまで帰らんし」
そりゃ、僕だって帰りたくないけどさ。
僕はまだ、彼女にとって優しい人間のままでいたかった。
【お題:欲望】
私は劣等生だ。優等生なあの子とは比べ物にならない。不登校気味で成績も最悪で、運動神経も悪い私。成績が良く、学年一位は当たり前、運動神経も抜群なあの子。でもあの子は、
「久しぶり、ノート見る?」
私に今日も話しかける。全てを持っているくせに、全てを手に入れたくせに。
何も持っていないやつを嘲笑ってるんだろ?
私は知っている。あの子だってどうせ、そういう奴だってことを。私だって欲しかった。その才能が。何をやっても出来損ないな私とは違う才能が。なんで、同じ人間なのに、私だけが。私達劣等生はどうせそういう運命なのだろう。家にも、学校にも、どこにも居場所はない。それが私たちの運命なのだろう。
「今日一緒に帰らない?」
ある冬、そう言われた。
歩道橋を歩く。歩道橋の階段を降りていくあの子の背中をみて、ふと思った。
トンッ
グシャッ
静かな薄暗い世界に音が響く。
「可哀想に。」「将来有望だったのに。」「残念。」「いい子なのに。」「なんであの子が。」
良かったね。君の話題で持ち切りだよ。
私はぼやけた視界の隅でそう思った。
あの子にも裏があるに決まってる。
テーマ【欲望】3/1 #3
欲望
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.1 藍
「欲望」
私の欲望に応えてくれる?
【#09】
"欲望"
欲望と言われても、パッとは出てこない。言ったら変に気を遣わせるだろうから。
俺の欲望が形になったら、恐らく《墓》か《祀り》だろう。
いつも自分の命は二の次で、誰か一人の犠牲が必要となったら迷わず手を挙げる。
心のどこかで《死》を。願わくば、自分を恨んでいる誰かに《殺される》事を望んでいる。
《あの日》の真実が明るみになったとて、俺の力不足でなった事には変わらない。
誰かに断罪して欲しい。誰かの幸せの為ならば、この身など幾らでも捧げる。
俺の欲望はきっと《そういう》事。
いつ死んでもいいと思っていた
それなりに遊んで
それなりに恋して
それなりの人生だと思ってた
だけど子供が産まれた
小学校行くまでは
中学行くまでは
彼氏を連れて来るまでは
大人になるまでは
結婚するまでは
孫に出会うまでは
生きたい
一日一枚書いたんです。実はね。「なんのため」って、
聞かれたら困るけど、だけど大体タイトルは『愛』なのです。そんな世界つまんないよ。
見えるものが変わっても地図はね、赤いピンを取らないもんなのです。「信じたい」って気持ちが解なら悩む必要はわかんないよ。
右左して渡る交差点、規律遵守が即ち『愛』なのです。「正しく在りたい!」って、「理性!」って、叫ぶ獣欲と生きる道。
こちら、かの有名な哲学者の欲であります。
ええ、そうです。探求欲。哲学者のものですからね、間違いありませんよ。
え? 食欲もほしい? そうですなぁ……こちらなんてどうでしょう? グルメ王のものです。取り込んだだけですぐに空腹になるに違いありません。
はい? ああ、そうですね。おひとりで何個も欲を購入される方はお客様が初めてです。大体の方は、自分に足りない欲をお分かりですから、一つだけ買っていかれるんですけどね。
まあ、悪いことではありませんよ。お客様は自分を無欲だとおっしゃいますが、私にはそうは見えませんから。
はぁ、睡眠欲と金銭欲、性欲も欲しいのですか。あいにく睡眠欲は取り扱いがございませんで。他の二つは在庫がございますが、いかがですか?
はい、ありがとうございます。では、探求欲と食欲、金銭欲と性欲をお買い上げですね。となると、金額こちらになりますが…………はい、カード払いですね。こちらにお願い致します。
レシートでございます。ありがとうございました。
…………無欲かぁ。あんなに欲を欲しがるなんて、自分が強欲だと気付いていないんだろうな。本当に無欲な人間なんて居やしないのに、面白いお客様だ。
カレは言った
なんか我慢って体によくないよな
確かにそのとおりだ
しかしそれを公にしてはならない
カレは言った
どこでもできれば良いのに
カレは共感できることしか言わない
だけどそれは
いけないことなのだ
私はそんなカレが大好き
でも正直すぎて
困っちゃう
私もよくないんだけどさ
こればっかりは
従うしかないのよね
本能に抗ってはならないよ
さぁ
戦いの時間だ
さぁ
私を天に
飛ばしてごらん?
私はね
あんたを先に
飛ばしてやるよ
愛は保管しきれない程に増えてしまって
本能が暴走しているの
だからこれに従って
毎日のように
野生に帰る
私達は
誰にも止められないし
止めてはいけない
欲望のままに生きろ
それが私達だ
まぁ一つの欲望にしか
焦点は置きませんがね
『欲望』 3月1日
僕の汚いこの欲望は、きっと世間にはただただ異常だと疎まれる類いのもので、または、その馬鹿さ加減に呆れられることだろう。
ずっと変わらない僕の想い。それは病的にこの躰を蝕んで、もう戻れない。否定してくれないからこそ終わらない。
息を止めたように静かな貴女にキスを落とす。それを拒むこともなく、ただただ静けさが聞こえた。
《欲望》
食べたい
触りたい
飾りたい
切り取りたい
溜め込みたい
毀損したい
捨て去りたい
止めたい
溺れたい
獲得したい
操縦したい
滅ぼしたい
あれをしたいこれをしたいそう考えているうちに
本当は何をやりたいか分からなくなってくる
欲望
死にたい僕の最後の晩餐
日々続くこの嫌悪感。
朝起きる時の目覚ましの音と、目玉焼きを焼く音
お母さんの声、それから、寝起きの僕は
今日も死ぬことばかり考えている。
学校について、昨日できなかった課題を進めて、次々教室に入ってくるクラスメイトに
小さくおはようと言う。
また、言われているかもしれない。また、
噂されるかもしれない。
また,,,
人間関係辛いけいけんも必要。
大人の言う言葉。大人だから分かる意味。
子供の僕には理解できないから、嫌になる。
部活が終わって、家に帰って、シャワーを浴びた。
流れるお湯の音、玄関の扉が開く音がして
母親が帰ってくる来たことが分かる。
病気でもない、環境に恵まれていない訳でもない
いじめも多い訳では無い。
だんだん増えてく辛さが大きくなる。
辛くなった時、ふと思った。
「死にたい」
腕にできた、切り傷を隠し
この気持ちを抑えて
今日も夢を見る。
朝起きて、聞こえた声は、
僕に早く起きるようにと言っていた。
今日は、目玉焼きとウインナーがあった。
寝起きの僕は、
今日、死のうと考えた。
-
4:08.
誰も想像しなかった。何も知らなかった。
学校の体育倉庫で死体が見つかった。
警察と救急車が学校に来て、突然のことだったから
混乱に陥っていた。
あとから知ったけれど、
包丁で首を切って死んでいたらしい。
誰も気づかなかった。何も分からなかった。
【僕】くんが、死んだと知った時、
悲しんだのは母親だけだったそうだ。
葬式ではずっと謝罪の言葉ばかりで、
正気じゃなかった。
目玉焼きとウインナーを食べて家を出た
その瞬間はいつもと変わらないと思っていた
後に、死体で見つかった。
最後に食べたのが目玉焼きとウインナーなんだね。
なんかしょうもない。
-
死ぬ直前にテレビで見た最後の晩餐のことを
思い出した。
僕の最後の晩餐は、
目玉焼きとウインナーだった。
とても普通で、豪華でもなくて、
そこまで美味しい訳では無いけど
最後には 十分だった。
そんなこと考えていたら
何も見えなくなってきて、
何も感じなくなってきた。
欲望の化身と出逢うのは此れが初めてのことであった。昼間なのに暗い自室で、私の袴姿をじろじろと嘗め尽くすかのように眺めるその巨大な目玉と黒く濁った巨体は、ルドンの作品を彷彿とさせる不気味さを有している。しかも、そんなのがベッドからにょきにょきと生えてくるもんだから、悍ましいことこの上ない。そんな恐ろしい風貌をした悪魔は私に口を利く訳でもなく、ただじっと私を見つめていた。そこで私は、嗚呼こいつも同類なのだと気づき、それと同時にこいつは私の渇望の権化なのかと悟った。踏台の上で首にロープを引っ掛けようとしている私にとって、この光景は非常に心揺さぶれるものだったのだろう。何故か突然気持ちは醒めていた。私にとって、この世を去りたい理由なんていくらでもある。だが、別にそれをするのは今じゃなくても良いのかもしれない。そういう風に思考転換することが幸いにも可能だったのだ。何処か異常化していた私が正気を取り戻した時には、既に私は紐を切り捨てていて、辺り一面にはいつも通りの自室が広がっていた。
そして、そこには余りある静寂しか残っていなかった。