『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「私の日記帳、拾ってくれてありがとうございます」
暇つぶしで始めたバイトの常連さん
昨日 日記帳をなくして落ち込んでたのに今日は嬉しそう
いつものキャラメルマキアート写真撮って日記を書く
背伸びしちゃってる君が、なんだか可愛いな
君は好きだった人に似ててよく思い出してしまう
女々しすぎんだろ、アルバムに閉まったろ
君の顔が見れなくて無愛想になるのは、君が気になってるからなんだ こんな俺を許して
新学期、君は制服姿
一つ下で同じ学校だったのは驚いた
不思議な気分で渡り廊下をすれ違った
そういえば、君は目を逸らしてた気がする
俺に気づいてないのかな、気まずいのかな
あれからいつものキャラメルマキアート飲みに来ない
君は好きだった人に似てて、でもなんだか違ってる
それが嬉しくて、また君を待ってしまう
次会ったら何を話そう 彼氏とかいるのかな
君が気になってしまう こんな俺を許して
久しぶりに来た君は気まずそうな顔して、キャラメルマキアートを一つ頼んで、
「同じ学校だったなんて」
君は照れながら微笑んだ
俺は嬉しかったんだ、またここで話せるね
好きだった人に似てて、でも代わりとかじゃなくて
今日も君を待ってるよ
僕のこと話したい、僕の気持ち伝えたい
君の日記帳には、また君と話せるねと書かれていた
「やっぱり可愛いね」
自然と零れた
さて、
今日はここに何を書こうかしら?
今日はいろんなことがあって書きたい事沢山あって
母さん困っちゃうわ。
んーそうだわ、
今日はみんなで、ケーキを作ったことを書きましょう。
すごく楽しかったわよ。
ジョンとゴウとルルはお買い物を手伝ってくれました。
2人を指示するジョンは、さすが長男で頼もしかった。
ゴウとルルは、小さな手で、一生懸命に計算してて、
相談しながら、お買い物をしてる姿はとても凄かった。
母さん実は自分の分早めに終わらせてこっそりつけてたのよ?
あなたたちは、気づいたかしら?
お家に帰ったあとは、
今度はマイケルとフレッドとショーンとジニーで
ケーキを作り始めました。
普段は、喧嘩ばかりしてるマイケルとフレッドが協力して
作ってるのを見て、母さんすごく嬉しかった。
ショーンとジニーが果物を切ってくれたわね。
とても上手に切れてて、いっぱい褒めちゃった。
ケーキ焼いてる間に、ロナルドが皿洗いを手伝ってくれた。
初めてなのに、綺麗に洗えてて、母さんはびっくりした。
ジルとココは、味見担当で、満面の笑顔で味見してる顔が
とても可愛くて、ついもう一切れ上げて、
父さんに怒られちゃった。えへへ
完成したケーキはとても美味しくて、
母さん、みんなの事がとても誇らしかった。
いつか、また、今度は母さんも一緒に、みんなと、
「『作りたいなぁ』っかぁ…」
俺は死んだ母の日記帳の最後のページを読みながら、
その懐かしい字をなぞり
必死に溢れてくる涙を堪えていた。
俺はマイケル、今年で17歳になるこの家の次男坊
(まぁヤンチャすぎて、家のモンスター次男って言われる)
今日は大掃除の日で、
なんとなく書斎の部屋を掃除してると
死んだ母の日記帳が見つかった。
母は、俺が9歳のときに事故で死んだ。
何となく開いて
日記の文面を読んでいくうちに、涙で溢れ、俺の視界が曇った。
だって、この日記は
全部のページが埋まっていたけど
書いた本人である母の事はあまり書かれてなくて
俺たち子供のことが沢山書いてあったのだ。
『今日は、双子のフレッドとショーンが珍しく喧嘩しました。
早く仲直りしてほしいなぁ』
『今日は、四ツ子のルルとロナルドとゴウとジニーが
おままごとしてて、母さん参加しちゃった』
『ジョンとマイケルは、日々大きくなっていくね、
母さん嬉しなぁ、』
『ジルが掛け算出来た!!まだ四つなのにすごい!!』
『ココが今日お花をくれた。押し花にして取っとこう』
そう言った、俺たち子供の日々の事が細かく書かれていて
そして最後のページには、
母のお誕生日のケーキ作りの様子が詳細に書かれていた。
あんな取るに足らないことを、詳細に
そのことに、俺は泣いた、駆けつけた他の兄弟姉妹も泣いた。
日記は全て語り口調になっていて
おそらく母さんは、俺たちに見せる気だったんだと思う
大きくなった今の俺たちに、
忘れかけた小さい頃の事を教えるために、
ただそれだけの為に書いていたんだと、思う。
年老いた自分と大きくなった自分の子供たちと
懐かしげに、小さな頃のことを思い出して語り合う。
でも母さんは死んで、それはもう叶わない。
俺は、嗚咽を堪えて、こう言った
『なんで、書い、た本人が不在なんだよ…母さん』
もちろん、答えはない。
でもどこかで、懐かしい声が聞こえた気がした。
私の日記帳は、
酢のにおいがする。
中学生の時、色々な意味で暗黒でそれはそれは痛々しい表現で生々しい心のうちを書き殴った。
酢で。
酢で書けば人に読まれないからだ。
数十年経って人並みに普通に暮らしてる今、炙り出して読もうという気もないのにいまだにそれを捨てられない。
何を書いたかはあまり思い出せないけど痛々しいほどに心のうちを隅々まで書くなんてできなくなった私にはもったいなくて捨てられない。
だけど、なんの役にもたたないお酢くさいだけの白紙のノートが机の奥底にあり続けたことが何度か私の心の支えになった時があった。
ここまできたら棺桶に入れてもらう。
火葬の時一瞬だけ文字が浮かび上がるかもしれない。
-お題『私の日記帳』146
あの世
日々の記録をメモ書きで書き残していた
ふと過去のページを読んだら 嫉妬 文句
アホ丸出しの自分がいた
できることなら目の前で焼き払いたい
ガムテープで巻いて捨てた
あの世に行ったら消したくても
帰ってこれないから
ここもいつかは消さないとデジタルタトゥーだね
「私の日記帳」
中学生の時に、時間割を書くノートが配られた
そこには一言日記も書くスペースがあった。中1のころは真面目に全行埋めていたけれど、中2になって本当に一言しか書かなくなった。「疲れた」「眠い」などなど
今はもう捨ててしまって家にないが、もしあったら読み返したいな。私が中学生の時に何を思ってしたのか思い出したい。
余談
これに関する友達の話です。友達が中1の頃、(担任じゃない)先生が嫌いでその先生の愚痴を書いたみたいなんです。このノートは担任が見る仕組みなんですけど、その日担任が出張だったみたいで友達がノートに書いた先生が代わりに来たみたいなんです。もちろんその代替の先生がノートを見たらしいんですが、なんとか乗り越えられたらしいです笑
【私の日記帳】*80*
日記は飽きちゃうんだけど
ここは飽きずに続いてる
テーマの決まった日記帳みたいなモノかな
あまり色々考えず思いついたままの言葉を並べてる
いつも読んでくれているみなさん
ありがとう♪
今日は新しい扉が開いた1日でした
当分ハマりそう笑
「私の日記帳」
「電車が混んでいた」とか「今日は寝不足だった」とか、一言だけ添える。なんでもよい。なんでもよいのである。この少しだけの積み重ねが、やがて私だけの軌跡となっていくので。
私の日記帳。
思春期に入り父親が苦手になった。
嫌い、ではなく苦手と言うのは
同じ空間に居ると必ず、気不味い空気になり
居心地が悪くなるからだ。
それをどう言語化すればいいか分からず
悩んでるのに、平気な顔で勉強はどうだとか
部活はどうだなんて聞いてくるから
無性にイライラして口を利かなくなった。
昔は良かった
肩車は好きだし、大きい背中に乗れば
何処までも連れてってくれる
好きなお菓子があればこっそり買って
置いといてくれる優しいパパだった。
大きくなって、友達が自慢してた
マカロンが美味しいスイーツの店に
連れてって欲しくて
スイーツ食べたいなってアピールした時
安い駄菓子が部屋のノブに掛けられてるのを見て
ガッカリした。
それぐらいから、父親がわからなくなった。
今日、そんな父親が死んだ。
信号無視の車から女の子を庇って轢かれたらしい
女の子は泣きながら私達に謝った
私と良く似た髪型の子だった。
家に帰り、リビングでぼーっとしていると
ママが何か持ってきた。
父親の日記帳らしい。
ママも見たこと無いから
一緒に見よう、と持ってきた。
××年×月×日
子供が産まれた、良く頑張った××!
とても可愛い女の子だ、こんなに小さいのか
凄いな!凄い!来てくれた!ありがとう!
××年×月×日
手に指を近付けると、見た目よりずっと力強く握ってくる!もぞもぞと良く動く、将来はスポーツの道に進むのかも、今のうちに貯金頑張るか!
××年×月×日
パパって言った!パパって言った!パパって言った
絶対に!ぅあーしか言えなかったのに
こっち見てパパって言ってくれた!
こんなに嬉しい事はない!
ママはこの時点で、色々と思い出して
泣いていた、私も少し泣いてたかも。
そこからずーっと見ていたが
わたしの事しか書いてない。
これは、私の日記帳なのだ。
最後の日記を読んだ時
私もボロボロに泣いていた。
私が避けていること、どう接したらいいか
わからないこと、でも部活を頑張っていること
テストが良くなかったから塾に入れようとした
ママを説得し、部活に専念させたこと。
全部、全部私の為にしてきた事が書いてあった。
私は、日記帳の余白にその時や今思っている事を
追記する事にした。
ありがとう、覚えてるよ、嬉しかった
悲しかった、全部正直に書いた。
火葬場で、パパの棺に日記帳を入れた。
ママが良いの?って聞いてきたが
私もパパに伝えたいから、と言うと
ママは、そうね、と泣いた。
パパ、ありがとう
お互い直接言えれば良かったけど
私も、パパに似てるから
ちゃんと読んでね。
私の日記帳は
パパの下へかえっていった。
ホームのベンチに座った。
「何処へ行くの?」
再び私が聞いた。
彼は、バックからノートのようなものを取り出した。
「えっ?!なんで持っているの?!」
それは私の日記帳だった。
テーマ「私の日記帳」
冷たいココアをトン、と机に置いた。
疲れちゃったわ、早く寝たい。
ここのところ毎日、ため息ばかりだ。
上手くいかないことばかりね。
ボールペンを引き出しから取り出し、
さらさらと文字を走らせる。
今日の嫌だったことを
そして良かったことを
嫌だったことの倍思い出しながら書く。
私の日記帳。
私の日記帳
書き殴っては
破って捨てるから
原本はないの
人に見せるものじゃないけど
本にしたなら
かなりヘビーな本になる
受け付けない人も多いだろう
だから世には出さないの
「私の日記帳」
日記帳は持ってない。
持ってたら私の日記帳は愚痴ばかり書いてあり、
つまらないものだろう。
自分でも読み返すのも嫌になっちゃうだろうな。
嬉しいこと、楽しいことがあれば、
もちろん書くと思うけど。
なかなかねー。
日記帳って何を書くんだ?
そんな思いながら私は新品のノートを開いて、真っ白の紙を凝視していた。
文字を書く習慣をつけるのは良いことだと母が言っていたのを思い出して日記用のノートを買ってみたが、飽き性の私に果たして日記を書き続けることができるのだろうか。
大抵のことは3日も経たずに飽きてしまう、そんな人間が日記を書くだなんて不向きすぎる。
でも買ったまま使わないのはもったいなしい、今日起きたことでも書こうかな。
私は思うがままに言葉を連ならせて書いてみた。
書いた内容は、いつでも誰にでも起きそうな、くだらない日常の出来事。人に話す程でもないごくあり触れた、そんな話だ
……でもなんでだろうな、書いていてとてもほっこりとする…。
自分の記録につまらないなどと文句をつけているのに、私はその日記の内容を見て微笑みを浮かべた。
冷たかった金魚
「へー、金魚飼い始めたんだ。」
幼馴染と久し振りに遊んで、家に呼んだ。
玄関の近くには最近飼い始めた金魚鉢が置いてあって、中で泳いでいる金魚も凄く元気だ。
珍しい物を見るかのように金魚を眺めていた幼馴染を少し可愛らしくも思えた。
「うん。お母さんの趣味でね。」
「へー…やっぱり、お前のお母さんっていい趣味してるよな。金魚飼うとか考えられないもんな。」
「そうかな?」
一緒に金魚を眺めながら、いつも通りの会話をしていた。
「そういえば、お前のお母さんって最近寝たきりになったんだよな。」
「うん。私が一人暮らしを始めてから直ぐに寝たきりになったね。私も仕事が忙しくて、基本お父さんと弟に任せてるんだけど…。」
元々ジト目の幼馴染は、私を見つめながら話を聞いていた。
何を考えているのかも分からないけど、何となく一緒に居て楽なんだよね。
「お前も大変なんだな。そうだ、一緒に煙草吸わないか?」
「うん!良いよ!ベランダはコッチ。」
いつぶりだろうな。
こうやって家に集まって、一緒に煙草を吸いながら街を眺める。
お互い忙しいし、あんま時間も取れないんだよね。
「小学生だ…夏休み始まったのかな。」
「もうそんな時期なのか。」
煙草を吸っている幼馴染を横目で見てみると、何処か切なさを感じた。
いつもと変わらない筈なのに、本当に何となくだ。
「私ら、2年前はこうやって一緒に死のうとしてたんだもんな。早いな。」
「そんな事もあったな。」
「前世の事とかいっぱい話してたもん…あるかどうかも分からないのに。」
「…………俺は信じてるよ。前世は人間になりたくない。」
「どうして?」
「……また、大切な人を失うのが怖いからだよ。」
数年前、とあるマンションの屋上から男女二人が飛び降り自殺をしたと放送された。
男側は奇跡的に生き残っていたものの、女性側は即死だったという。
「本当は…お互い、生きたかったんだよなぁ。」
一人の男が鼻をすする音が聞こえてきたのだった。
雨の匂い。
エアコンの効きすぎた寒い部屋。
毎日のようなフラッシュバック。
日記は書けない。
祖父からもらったきれいな日記帳。
開いて、書こうとしても手が止まる。
おかしいな。
スマホのメモアプリだったらなんでも吐き出せるのに。
フラッシュバックのことも、その日あった嫌なことも、書いて書いて書きなぐって、終わったらすぐに削除する。
ああそうか。
この日記帳は私が使うには綺麗すぎる。
私の醜い部分が浮いて出てしまう。だから書くことに躊躇いを覚えてしまうのだ。
それに紙だから書いたら跡形もなく削除することはできない。
消しゴムをかけても、私の醜いその日の過去は消えてはくれない。
破いて捨てようにも、紙自体はなくなってくれないのだし、こんな綺麗な日記帳を破くこともできない。
そうして、その日記帳をそっと机の奥にしまい込んだ。
もうあの日記帳が登場することはないだろう。
これからも私がそこに、後で見ても耐えられる文を書けるわけがないから。
─私の日記帳─ #45
日記は嫌いだ。
日々の営みを無理に書き集めても、良いことはないから。
小学生の夏休みの宿題に毎日日記を書くものがあった。
毎日一行だけの日記だが、毎日川柳にした。
長く書けば冗長で、短すぎたら忘れてしまう。
これくらいがちょうどよいのかもしれない。
私の暮らしの中で見つけた、私の言葉で描く、
私の綺麗な単語帳。
お題「私の日記帳」
チャレンジ37(私の日記帳)
子供の頃から、日記が続かない。立派な日記帳を買っても、長くて2ヶ月くらいしか使わなかった。そこで現在は、100均の手帳を使い、1日に3行だけの記録とした。気楽に書いて、いちおう2年ほど続いている。肩ひじ張らないほうが、私に合っているようだ。
私の日記帳
小学校の頃は宿題でよく一日日記を書いていたし、中学の時も一言日記を予定表に書いていた。
でも今はもうそんなことすることは無い
書かないからこそ記憶の中にありその分少しずつ忘れて言ってしまっている
印象に残っていることを頭に残しているからこそ楽しいというものが少しはある
頭に残していくことが私の日記帳だと思った
正直に書こ
日記帳を持たないわたしが
『私の日記帳』について書く
「いいの、それ…?」
と思われるかもしれない
そもそも書く資格がないのだから
「実はわたしも…」
という人がいるかもしれない
多分、持ってない人の方が多いのだから
『書く習慣は、時々、わたしを
懺悔の気持ちにさせる!』
日記帳があれば、きっとわたしは
そう、記すだろう
まー
私はずっと、大切な人に手紙を書くように日記をつけている。その日の出来事、思い出、気持ち、大切な人のこと、その事は、私と日記帳しか知らない。
〚私の日記帳〛