『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓から見える景色
この窓から見える景色をあと何回見れるのだろうか。
いつかこの景色も思い出になって忘れてゆくのかな。
窓から見える景色
この病院の窓から見える景色は海である。
ホスピスに入院して二ヶ月。余命半年を宣告されてから、四ヶ月が経った。
28年間しか生きられなかった。大好きな彼と結婚もしたかったし、子供も欲しかった。両親に心配ばかりかけて、親孝行できなかった。
私がこのホスピスを選んだのは、サーファーの彼のサーフィンを、ここから見ることができるからだ。両親が通うのには少し遠いけれど、彼が波の上で舞っている姿を見たかった。
彼が今日も舞っている。なんて素敵な景色なんだろう。白い波を蹴って高く舞い上がる。私が愛した人。
ありがとう。
そして、さよなら。
窓には美しく咲く桜がある。桜、淡いピンクで美しく咲き誇る桜。そのピンクは君の血が染み込んでいて木には君の骨と肉が入っている。愛おしい。
桜の樹の下には屍体が埋まっている
『窓から見える景色』
窓枠で切り取られた、見慣れたグランドと青い空。
夏休み前の試験期間のせいで、いつもは騒がしいはずの敷地内はまるで眠っているような穏やかさだ。
「あれっ!林ー、まだ帰んないの?」
暑さでぼんやりとしていた耳に、よく響く声が聞こえる。
隣のクラスの町田である。
1年の時に仲良くなった友人の1人だ。
帰らないのではなく帰れないのだ。
ここは田舎にある高校で、自宅から自転車と電車を駆使して通学している僕にとっては、少なくともあと1時間後にしか来ない電車を待つしかない。
「帰れない。」
「あ、おまえ電車通か。」
町田は自転車で通っている。本当は電車で通ってもいい距離なのだが、運動部に所属している彼は体力をつけるためにそうしているらしい。
「じゃあ俺も待とうかな!」
僕の隣の席に町田がやってくる。
すっかり日焼けした腕が、白い半袖のワイシャツからのびていて軽快にスマートフォンを操作する指は骨ばっている。
勉強する気は無いんだなとそれとなく察した。
ふと外に目をやる。
何度ここから眺めただろう。
癖になってしまった。
放課後のグランド、飛ぶように駆ける君をいつも探している。
四方を真っ白な壁に囲まれ、様々な電子機器が並ぶ部屋。
その部屋には唯一、大きな窓があった。
一つだけある窓から見えたのは海だった。
ベッドの上から動けない僕は、いつしか窓の方を向くことが多くなっていた。
晴れの日、雨の日、春夏秋冬。
毎日、少しずつ変わる景色を僕に見せてくれる窓は日々の退屈を、外の世界への好奇心を刺激した。
『窓から見える景色』2023,09,26
「窓から見える景色」
私の世界は狭い。
物心ついた時から、病院から出たことがないからだ。
外の世界の写真は見せて貰えても、外を見ることが出来るのは、ベット横の窓だけだった。
私の世界は、この窓から見える景色が全て。
いつも変わらない景色。
少し動く写真みたいなもの。
こんな小さな世界のまま死んでいくのかな。
嫌だな、そんなの。
ぽた、ぽた。
布団を強く握りしめる。
でも寂しくてもいつも独りだから。
ぬいぐるみを抱きしめて布団に潜る。
周りに迷惑がかからないよう、静かに静かに泣きながら。
胸に空いた空洞は埋まらないまま。
今日もきっと誰も来ない。
「ねえ、どうしたの?」
「おーい!おーいって!もおー!」
窓をドンドンと叩く音がする。
布団から顔を出して覗くと、同い年くらいの男の子が窓の外に立っていた。
「あ、良かった、反応した!」
そう言ってはにかんで笑った顔はとても綺麗で。
いつもと同じ色褪せた世界が、いつもより少しだけ色づいて見えた気がした。
窓から見える景色───
こっちの窓は誰かが歩いている
あっちの窓は誰が通話している
そっちの窓は誰かが怒っている
この窓は誰かがアニメをみている
あの窓は誰かが泣き叫んでいる
その窓は誰かが銃を人に向けている
貴方の窓からは何が見えますか?
見えていた世界は灰色しか見えなかった。
家の色合いや街の風景、それら全てが…
辛くても押し殺していた。
(こんな灰色しか無い世界は消えればいい…。)
(私は、誰の色にも見えない…。)
そう思っていた、だけどある日。
イラストや空の色には綺麗なことだと気付いた。
眩しい光を放つ太陽。
寂しく見えるのに、美しい夕日。
夜には静かに差し込む月明かり。
月と一緒に居てくれる星々たち。
こんな、美しい世界にあったなんて…知らなかった。
深く心に刻み、とても感動した。
(…綺麗…。)
涙を零しながら、静かに窓を開けた。
💫窓から見える景色/灰色の視点🫧
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窓から見える星よく親友と夜更かししながら見たな.....
一昨日大喧嘩して避けてばっかで喋ってないな.....
明日は、明日は絶対に仲直りしたいな
また大好きな親友に会いたい。
窓から見える景色
「このビルからなら花火が見えるよ!」
近くで花火大会があった。開始時間を待ち兼ねていた残業中の何人かが、窓ガラスに集まる。高層ビルの大きな窓越しに花火が上がり、歓声も上がる。とてもよく見える。
綺麗だった。でも思ってたのと違う。
音が遠い。風を感じない。火薬の匂いもしない。
開けられない窓から見える花火は、私には本当の花火とは思えなかった。
ちょっぴり残念だった夏の思い出。
#38
何も知らない土地に引っ越した。
初めての場所。
初めての風景。
とても緊張していたけれど。
いつしか窓から見える景色に。
心安らぐようになって。
一日の終わりに、ああ、疲れたなぁと。
溜息が自然に出て肩を下ろせるようになると。
僕はここが自分の帰る場所になったのかなと。
そんな自覚をし始めて。
ああ、良かったなぁと、ほっとする。
【窓から見える景色】
窓から見える景色はいつだって輝いて見えた。
目を瞑り手を伸ばせば届きそうなのにいつも見ているだけで気が済んだら窓を閉めてしまう。
色んな想いや感情が波紋のように広がって大きな波に変わっていく。
背後から迫る波に気づかずにまた窓を開ける。輝く景色を求めて、
窓から見える景色が、好きだった。
窓を額縁に、自然が描き出すものを楽しむ事ができた。
隣の公園の桜が、二階にある私の部屋とちょうど同じくらいの高さだったので、春には満開の桜が額から溢れんばかりに見えていた。
のほほんとして、全てを否応なしに穏やかにしてしまうような春は少し嫌いだった。でも、空気に溶けそうな淡いピンク色で、しあわせをそのまま絵に描いたような桜がふわふわと揺れているのを見ると、春も悪くないと思えた。
夏が近づくと山の竹林がさわさわと音を立て、夜には蛍が飛んだ。より夏が深まれば、濃いみどり色の空気を蝉時雨が震わせた。
紅葉の色が変わっていくのを眺め、金木犀のかおりで秋の訪れを知った。遠くには、彼岸花が畦道を赤く染めているのが見えた。
たまに夜中まで眠れずにいると、絹を裂くような音が聞こえた。うつくしい、鹿の鳴き声だった。
冬になると辺りを真っ白にするほど雪が積もる。
もう何ヶ月もすればかわいい花を咲かせる桜も、この時は水墨画のような幹に雪を乗せ、重たそうにして耐えていた。
日が昇る時の曖昧な空の色も、日没の強い色彩も、全てを描き出す窓だった。
わたしと共に育った窓。
これからもわたしの心に、生きていく窓。
電車通学の私は、いつも、同じ景色を見る。
各駅だろうと、急行だろうと見える景色は大体変わらない。そこで、私はいつも、行きも帰りも先頭車両に乗るようにしている。帰りは1番前に行き、前の窓から景色を見る。毎回毎回。
行きは、先頭車両には乗るが景色は横の窓から見る。正直、景色と言うよりかは暇つぶし。
暇つぶしのために窓の外を見ている。そしたら新しい発見がある。それを毎回楽しみに帰る。
この景色はおそらく好きなあの子も見ているだろう。いつか、隣で見れたらいいな。
『窓から見える景色』
【窓から見える景色】
部屋の中にいる僕を月が優しく照らす。
あぁ。美しい。僕もああなれたらなぁ。
眠気の闇が月光を遮る。
部屋の中にいる僕を太陽が強く照らす。
なんて力強い。僕もああなれたらなぁ。
眠気の闇を日光が切り裂く。
ただそれを繰り返す。輪廻が終わるその日まで。
ガチャッガチャッ キィィィ
「出ろ。256番。」
カツッカツッ ゴトッ
「最後に言い残すことは?」
大介side
俺っちの名前は佐久間大介!
佐久間さんはアイドルなんだ!
大介「にゃ…!翔太〜!(^^)」
翔太「朝からうるせぇなぁ…」
大介「いいじゃ〜ん!!ツンデレだなぁ ❤︎」
翔太「はいはい。分かったって。」
大介「にゃんだよ、冷たいなぁ…」
翔太「他。当たれ。」
大介「え〜…つまぁんなぁい…」
翔太「知らねぇよ。笑」
咎人はガラスの先を夢見てる
現実はそんないい所でもない
それでもあなたは素敵な夢を見ている
では、白いセカイで生きる私と黒い鉄を眺めるあなたは同じ景色を見ているのだろうか
#窓から見える景色
それはとても綺麗でした
"きれいな青が拡がっていました''
"人の流れがはやかったです''
"緑が沢山でした''
実際に私の瞳に写った景色は
汚いものばかりでした
【窓から見える景色】
窓から見える景色
ここは、以前とずいぶん変わっていた。
ほとんど知らない場所で、見たこともない。
わたしはただ、バスに乗る。
窓からこの街全体がみわたせる。
綺麗など、思ったこともなかった。
なのに、心に焼き付く。
たとえ、ここが月だろうと、南極のペンギンがいただろうと、わたしには関係ない。
見えない何かが、ここにはあるのだ。
色とりどりで、形も違う。
この街は、それがハッキリ見えた。
どんな街であろうと、わたしは自分の街(住んでいる)が好きだった…。
May this town last forever...
(永遠にこの街が続きますように。いつまでも、ありますように…)
窓から見える景色
2DKの団地の四階の北北西辺りに向いた窓から、大阪湾、淡路島の先っちょ、摩耶山か六甲山が遠望できた。
六甲山の南東すぐの所に甲子園球場かある。六甲下ろしのお膝元だ。
そのせいか中学校 3 年間、阪神に入団するのを夢みて野球部で頑張った。
3 年の時には4番でセンターだった。
5 年後輩には元巨人の 4 番、清原がいる。彼の背番号は巨人では 5 だった。
自分は清原以上に期待されたが高校で高血圧とかでドクターストップがかかり、あえなく夢は挫折した。
35作目
いまでも大リーグにチャレンジしたい夢を諦めきれない 徳博🥰