『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私のガラムマサラが終点に向かっていく
ガラムマサラが私を置いていったのでは無い
私がガラムマサラを置いていったのだ
#今日のお題#終点
#涙海の小説※ちなみに実話です
間もなく終点𓏸𓏸駅〜お乗りの際は〜、と流れるアナウンスが私と彼の最後の会話になる。毎回お泊まりデートの日は、彼をホームまでお見送りしてから家に帰る。その度に涙が溢れてしまった。彼は俺がもっと稼ぎよくなったら結婚しようと言ってくれた
けれど
私たちは終わったんだ
もう、これで良かったんだよ。
大丈夫だから、ね、、、きっと
泣かないで
前を向いて歩いてゆこう
1時間の1周旅行
休みの日 なにもする事なかったら
ぼんやり電車にのろう
疲れているのは自分だけじゃないのがよくわかる
ぐるぐる回っているように見える山手線だけど
田端駅が終点
東京タワーがビルの谷間に見えてくると出発点の
品川駅まであと少し
大丈夫
終着駅は
始発駅
そしてここから
はじめればいい
__________________________
終点
曲「終着駅は始発駅」北島三郎
終点
「おはようございます」
「おやすみなさい」
「いってきます」
「ただいま」
始点と終点。
終点は本当に終点なのだろうか。
わたしが思っている終点は
もしかすると別の世界の始点かもしれない。
「おやすみなさい」から始まる世界。
「ただいま」から始まる世界。
きっと、素適な世界が広がる。
今は今からの始まり。
いつでもどこでも、始まり。
さて終点は、どこにあるのだろうか。
終点を知るのは、
一度の人生で一度きりなのかもしれない。
終点を探すのではなく。
始点を楽しむ人生を歩みたい。
今、この瞬間も、終点であり、始点である。
終点とは行き止まり
自分自身が終点になるのは
いやなもの
終
点
は
銀
河
へ
続
く
滑
走
路
「終点」
今日は、彼女と一緒に花畑に行く事にした。
僕は彼女と電車に乗っている。
彼女と色々な話をして盛り上がっていると、
「まもなく、終点の花畑です」
電車内でアナウンスが流れる。
「あっ、花畑だ!」
彼女が嬉しそうに言う声が聞こえ、僕は頷いた。
電車の外を見ると、一面に花畑が広がる。
電車が止まる音がして、僕達は電車を降りた。
花畑は、色とりどりの花が咲いている。
「綺麗ー!来てよかったね!」
彼女は花を見ながら言った。
「そうだね!また来よう」
僕がそう言うと、君は笑顔になった。
「うん!また一緒に来よう!」
彼女が言った。
今日は、彼女とのとても良い思い出になった。
一面に花畑が広がった綺麗な景色を僕は忘れないと思った。
私は行き着いたのだ。この場所へ、
私が主人公であるこの人生の列車の終点にようやく着いたよ。ようやく幕が閉じる、
2024 8/10 終点
終点
終点 終点です
電車は車庫に…
はっとして目を覚ます。
カバンを掴んで閉まりかけの扉から
ホームに飛び降りる。
危なかった。
俺の背後で空の電車が空気だけ乗せて、
車庫へと向かう。
…ここは何処だ?
とりあえず新しい駅だ。
行き交う人?が人間、
いわゆる地球人じゃない気がする。
ある人(なのか?)は尻尾を生やし、
ある人は猫耳、さらにある人は
緑色の肌をしている。
俺はおかしくなったのか?
1人になりたくて、トイレに入った。
男子トイレか女子トイレかもわからない。
そもそも分けられるのだろうか。
バシャバシャと顔を洗う。
顔を上げると、
水に濡れた俺の顔が、
ない。
のっぺらぼうだ。
思わず後ずさる。
「あ、あ、あ…」
おれは、俺は、オレは…
「誰だ?」
#5 終点
お客さん、終点ですよ。降りてくださいね。
……どうしましたか。何か事情でもありますか。
終点にはいつまでも立ち止まってられませんよ。
時も人もあなたに構う暇なんてないんですから。
無慈悲ですか。そうかもしれませんね。
しかしここで止まっていると、置いていかれますよ。
……私はただの一介の車掌ですから。それも冷たい。
あなたのことなんか知ったことではありません。
やめるなら勝手にやめなさい、としか言いようがありません。
……一つ言うならば、これからに少しでいいから期待したほうが楽しいですよ、ということです。
一縷の望みに賭けませんか。どうせこのまま捨てるなら、そっちの方が愉快ではありませんか。
……失礼、出しゃばったことを申しましたね。無責任さは自覚しております。
さ、長話が過ぎましたね。
ご乗車ありがとうございました。
__またのお越しをお待ちしております。
終点、やべ乗り過ごしたーどうしようここが俺の終点?
そして俺は昇天?NONONO 普通に宿に宿泊GO
そんな宿も満員御礼、俺は野宿で普通に心霊、
そんなこんなでおやすみ GOOD NIGHT.
「終点」
そっと手を頬に触れさせた。
お前が夏に吸い込まれそーだった。
薄い唇が少し開いて泣きそうだった。
終点が迫ってた。
心臓が狂う音がした。
二人でこのまま、時間が止まるようにって。
踏切の音が遠くで泣いてた。
あー、いきにくい。
夏と一緒にサヨナラした方がいーんだって。
それくらい分かってたはずなのに。
お互いじわじわ縛りつけちゃって。
脳の裏にお前が焼き付いちゃって。
すごい近くいるはずなのに。
ほんの少しの埋められない距離が。
痛いし、もどかしいし、暑いし。
震えるお前にくっついた。
夏の終点がそこにあった。
優しい掠れた声に泣いてみた。
幸せとサヨナラの境界線が混ざった。
何を言えばいいのかわかんなかった。
サヨナラの終点。
終わりがもうそこで手を振ってる。
蝉の鳴き声でかき消された「 」は。
もう首を吊ってんだ。
「忘れモン、無いか」
「ん」
「じゃ、また」
「ん、ばいばい」
多分、終点を過ぎた。
君と終点まで電車に揺られた。
終点に近づくにつれ減る人。
日が沈んできた。
改札を通る。
人の気の無い町。
少し歩くと海が見えた。
今日の夜は涼しい。
海に映る月の明かり。
寄せる波を感じながら、君の隣に座る。
そして私達はキスを交わした。
誰も居ない浜の真ん中。
終電とか考えないで。
今はただ君の感触を感じてたい。
今日も一日が終わります。お布団に入って終点です。おやすみなさい。
終点#72
“十代の終点・一九歳”
気づけばもうこんなに生きたのかと今更ながら振り返ってみるけど何もなくてさ。
大人になる実感なんて湧かないままで、ずっとあの頃の帰りの会で居残りをさせられている気分でさ。
あの頃のあいつは何をしているんだろうかと日の落ちた空へ声を届けてみる。
十九歳の片道切符を握りしめてさ。
二十歳になった自分に託そう十代最後の最後まで。
「終点」
題と関係ない
今日人のブログ読んでていいなぁと思った言葉。
「長所は天狗になると最大の短所となり、
短所は自信を持つと最大の長所となる」
自分のことで悩んでいたから
この言葉を読んだときにすごく励まされた。
短所も悪いものじゃないなと。
「終点」
この人生には線路と同じように終わりがある、つまり「死」だ。
「死」にもいくつかのものがあるだろう。
この世界について考え自ら命を絶つもの。
おもいがけない、事故に遭うもの。
病気に最後まで戦っていたもの。
など、この世には数えきれないほどにある。
私は、どんな死に方をするのだろうか。
時々、怖くなる。
それでも私は、あなたと人生の終点を一緒に過ごしたい。
終点
ずっと手に入れられなかったものに執着していた
少しずつ扉は閉まっていって
私無しで幸せである人たちを少しずつ理解していって
私達の会話はたわいもなくって馬鹿らしくって終点がない
だからきっと大丈夫
『終点』
「なあ、銀河の果てと聞いて、どんなことを思い浮かべる?」
津久井が、また意味不明な問答を始めた。僕は心の中で溜め息をつきながらも、津久井の話に付き合うことにする。
「銀河の果て……魂の溜まり場、とか?」
何となく浮かんだイメージを口にした僕に、津久井は冷たさを感じるくらいに綺麗な笑みを見せた。片岡さんとは全く違った種類の笑い方だ、と僕は思い、そんなことを考えた自分の頭の中がよくわからなくなった。
数日前、大学のOBである片岡隆太さんを招いたワークショップが行われた。映画の脚本執筆に本気で取り組みたいと思っていた僕は、何の迷いもなく参加すると決めた。最初の自己紹介で周囲の学生に少しだけ笑われてしまったけれど、これは僕に変な名前をつけた両親の責任だ。創と書いてアートだなんて、ふざけているとしか思えない。
だが、僕が心の中で吐き続けていた両親への呪詛は、片岡さんの話を聞くうちに薄らいでいった。
劇作家は楽をしてはいけないということ。そして、僕が今持っているものは僕だけの個性であるということ。
もし、普通に読める名前をつけられていたら、それだけで僕は楽な方向へ流れていることになる。キラキラネームをつけられて苦しんだ経験が、僕の創作に何らかの力をくれる可能性だって捨てきれないのだ。
ワークショップが終わってからも、僕は片岡さんの言葉をずっと噛み締めていた。だから、同じ学科の友人である津久井に飲みに誘われた時も、ぼんやりと頷いてしまったのだった。
「俺は、終電でいつもの駅を乗り過ごして辿り着いた終着駅かな。一回、やらかしたことがあるんだよ。酔っ払って眠っちゃってさ。でも、損したとは思わない。終点の駅で見た星空が、凄く綺麗だったんだよ。お前にも見せたかった」
「それが、津久井のイメージする銀河の果てってこと?」
「ああ」
津久井は頷き、それこそ銀河の果てを望むように目を細めた。
「果てや終点っていうのは、きっと美しいものなんだよ。俺の故郷も、世界の外れみたいなド田舎だけどさ、空気が綺麗なんだ。やっぱり、俺は中央よりも果ての方が好きだな」
こういった言葉の選び方ができる津久井を、僕は羨ましく思う。ただし、話が長いのは彼の最大の欠点である。その日も、僕は津久井の長々とした話に付き合わされ、終電を逃してしまった。
「終点の駅で見た星空か」
薄ぼんやりと煙ったように見える都会の空を眺めながら、僕は、恋人である蛍先輩のアパートに電話をかけた。蛍と書いてケイ。名前で苦労したという点で、僕たちはよく似ている。
その夜、僕は蛍先輩のアパートに辿り着くや否や、新作映画のアイデアを一本まとめ上げた。タイトルは、星空の果ては綺麗。この脚本が完成したとして、どんな評価を受けることになるのかは今の所、神のみぞ知るというべきか。
脚本家は楽をしてはいけない。しかし、友人の話に取材してアイデアをまとめるぐらいのことは、充分に許容範囲である気がした。明け方、蛍先輩の隣でまどろみながら、僕はちょっとした達成感を味わっていた。