脳裏』の作文集

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脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/9/2024, 7:38:39 PM

脳裏



冷たい静寂の中、
暗い部屋に響くのは、
只…自分の呼吸だけ。

影が影を呑み込み、
見えない手が、
俺の心を鷲掴みにする。

思考が薄れ、意識が遠退く度、
過去の残像が、脳裏を過る。

映し出されるのは、
ひび割れた、思い出。

懐かしいアイツの顔が、
歪んで、崩れて、
掌から溢れていく。

声にならない叫びが、
闇を切り裂く。
脳裏に焼き付くのは、
もう戻らない、アイツの面影。

記憶が心を蝕む。
アイツと幸せな思い出さえ、
全て、真っ赤に染まり、
アイツの断末魔と重なる。

アイツを助けられなかった。
その悔恨と無念に、
雁字搦めになって、
俺は闇に堕ちていく。

……。

暗闇の中。
俺は必死に手を伸ばす。

…こんな俺でも、
赦されるのなら。
どうか、この手を取ってくれ。

11/9/2024, 6:59:13 PM

脳裏でマイナス思考が止まらない私
そのせいでネガティブになりがちだったけど
もしもに備えてくれてると考えると少し自分が好きになった

11/9/2024, 6:30:13 PM

思い浮かぶのは

いつだってあなたの笑顔でした




_脳裏

11/9/2024, 6:27:53 PM

今際の際 走馬灯に映るのは
しくじり場面集かもしれぬ


#脳裏

11/9/2024, 6:01:07 PM

脳裏

つらいことも、泣きたかったことも
楽しかったことも嬉しかったことも
覚えてる
忘れたいようなことだってつぶさに覚えているのに
脳裏の焼きついて離れないあなたのことだけは

11/9/2024, 5:38:54 PM

視覚からの情報量が一番多い。
今は絶賛インプット中で、kindleでたくさん漫画を読んでいる。堂々とタイトル言えるものから言えないものまで。
目に光が直接入ってくるからか、割と続けて読める。
物理の積読が崩せなくて困る。
ゴールデンカムイとか全巻紙で揃ってるのに、わざわざkindleの期間限定無料で3巻まで読んだけど続きが読めない。
進撃はレイス卿が超大型巨人になって顔引きずりながら、どっかの突出区に向かう巻までは読んだけど以降は買うだけは買って完結してるのに読めてない。
鬼滅、ワートリ、夏目友人帳他同様。
長い事書くどころかろくに読めてなかったんだから、かなりマシではある。
kindleは私の脳裏にいろいろ届けてくれるのを手伝ってくれてます。ありがとう。
koboは主に小説。

あとこのアプリもありがとう。
だんだんアウトプットのコツが掴めて来ました。





「脳裏」

11/9/2024, 5:35:47 PM

脳裏によぎる
"あれ?これ見たことある!"は
世界で一番信用してはいけない妖精の声

11/9/2024, 5:05:17 PM

きみの脳裏の中をのぞきたい。
なにを考えているのか、私の事どう思っているのか

11/9/2024, 5:04:08 PM

自分とは…
自分は何のために一日一日過ごしているんだろう。
仕事を辞めて何もやる気になれなくて、少しでも何か変わればと今まで出来なかったことをしている。
でもたまにつまんなくなって、何もしたくなくなる。
働かないと行けないけど何をしようか迷う。
そんな自分が嫌になる。
少しずつ自分の気持ち書いてみようとおもった。

11/9/2024, 5:00:43 PM

物陰に隠れて一息つく。巻いたばかりの包帯に血が滲む。
きっとまだ敵は沢山いる。
味方とははぐれてしまった。
向こうから銃声音がしなくなって数分は経つ。
……隠れられていると信じたいが、きっとその可能性は低い。
昇格すると同時に部下も出来て、調子に乗って「お前らのことはこの俺が守る!ついてこい!」なんてカッコつけていたらこのザマだ。
作戦は失敗。部下を全員死なせ、一人でのこのこ帰ろうもんなら……いっそここで死んで、英雄にでもなった方がましかもしれない。
それでも。
俺は死ぬ訳にはいかないのだ。
這ってでも帰らなければならない家がある。
俺を待っている人がいる。
彼女の言葉が、脳裏によぎる。

『また賭け事でお金溶かしたの?今日のおやつは抜きですからね!』

ちょっと今それどころじゃない。



[脳裏に過ぎってほしかった言葉はそれじゃない。]

11/9/2024, 4:43:36 PM

脳裏

平静を装っている。
頭の中では、不安で怖くて孤独に耐えて、
涙で溺れそうな時も、考える事が増えて
潰れそうになったりして。
まだ平静を装っていると言えるのか??、、、

11/9/2024, 4:41:40 PM

世界が、真っ白になった。


先程まで繋がっていた頭と体が別々の所にあるのを、転がっている目玉から見ていた。
呆気ないものだ。

今の僕は……一種の幽体離脱的な感じなのだろうか。

化け物によって赤く散った自分の姿を、達観したような気で見守る。

――こんな冷静でいられるのは、君がらしくなく取り乱してるからだよ。

転がった僕の頭を抱えて、泣き叫んでいる少年。
いつもはもっと冷静沈着で、毒舌で、リアリストの癖にさ。

僕を殺した化け物は僕だけで満足する訳はなく、彼にも咆哮を浴びせる。

――危ないっ!!!

彼はそれを素早く避けると、先程まででは考えられないほどの殺意を込めて化け物に攻撃した。
その瞳には底知れない憎悪と怒りが宿っていた。

――余計な心配かあ……

まあひとまず、彼が無事でよかった。
この調子なら僕がいなくてもなんとか生き残ることができるだろう。

――さてと、僕も成仏しないとね。

どうやって成仏するんだろう。
この世に未練なんてないから、するなら早くしたいものだ。

――このままここに留まってたら、君のことが心配で憑いちゃいそうだし(笑)。

脳裏に今までの記憶が通っていく。
思えば、僕の人生は結構恵まれていたんだなあ。

沢山の人を救って、感謝されて。
家族や友達や仲間がすぐそこにいて。
傷つけることだってあったけど、それでも。

うん。総合的にみたらめっちゃいい生涯だね。

「お前の意思は必ず引き継ぐ。約束だ、司」

――頼んだよ、五日君。

覚悟の決まった五日君に安堵する。
バイバイ、世界。
また、会えたら会おうね。

『走馬灯の終わり』

11/9/2024, 4:38:56 PM

「脳裏」

いつになれば
全てが終わるだろう

いつになれば
私は変わるだろう


こんなにも
辛い思いをするならば

手放してしまいたいと
何度も思う

僕は私は
なぜここに居るのだろう


目を閉じ
耳を塞いで

それでも見える風景は

11/9/2024, 4:34:19 PM

脳裏

君の記憶の中で深いものはなんだろうか。
私はあの人との記憶である。毎晩目を瞑る度に貴方が浮かぶのだ。もう現れてはくれない貴方が浮かぶのだ。どうして。
はやく思い出になってくれ給へ。

11/9/2024, 4:25:36 PM

テーマ 脳裏

真っ先に
脳裏に浮かんだのは
きみが全力で笑った顔だった


いつも一生懸命で
いつも明るくて
いつもみんなを元気にしてくれる


そんなきみが
ぼくはやっぱり大好きで
周りのために頑張ってるキミは
本当にすごいと思う


でもそんなきみが
最初に泣いたあの日。
「私は世界一幸せです」と
言った時の声が震えていたのを
今でも鮮明に思い出す


その時改めて
ぼくはこの人を
これからも一生推していこうと
決めたんだ

11/9/2024, 4:18:17 PM

月が煌々と輝いている。
青白い光が懐かしい。

蹴飛ばした石が転がって、足はその後をそっとなぞって歩いていた。

夜はいい。
賑やかで、あちらこちらに生命が溢れるこの星でも、この時間帯だけは、静かで大人しくて、穏やかだ。

心から落ち着く時間だ。

この星の動物の脳裏は、まあまあの過ごし心地だ。
特にこの動物の脳は、ずっしりと重くて豊かだ。
この星のこの動物の脳裏なら、背景や思い出や景色を焼き付けて、保存することさえ出来た。
住み心地は抜群だ。

私たちは、もともとは月の衛星に住んでいた生き物だった。

しかし、この星はもう無くなった。
遠い、向こうの空から、燃え上がったどこかの星のかけらが、衝突したからだ。

かなりでかい星のかけらだった。
この星のかけらによって、私たちの星は瞬く間に砕き去るのは間違いないだろう。
そして、そのカケラが、月に大きなクレーターを残すだろうことは、私たちの中で、もはや疑いようのないことだった。

私たちには、別の棲家が必要だった。
他の星で生きていく術が必要だった。

そこで、私たちは最寄りの星に目をつけた。
地球。
幸い、私たちの最寄りの星は、宇宙のどこにも増して、生きるのには豊かな星だった。

しかし、私たちは強くなかった。
身体は大きくなく、鉤爪も牙も、武器になるようなものは何も持ち合わせていなかった。
私たちは、結果的に、共感性のみに長けた進化を遂げた種族だった。
太陽の光には、そこまで強くなかったし、他の生物との生存競争には勝てない。

そこで私たちは考えた。
そんな星で、どこへどうやって住みつけば、私たちは生き残れるのか。

ところで、この星には非常に脳が発達した生物がいた。
二本足で、大きな頭を抱えてヨチヨチと歩く、生物だ。

この生物には、隙があった。
彼らには、私たちと同じような共感性が発達しており、想像力が発達しており、私たちが忍び込み、住み込む間隙があった。

私たちは、ヒトの脳裏に棲むことにした。

大成功だった。
この星でどうしてだか、無類の強さを誇り、大量に生きているこの生物たちの脳裏は、私たちにとって、最高の器だった。
彼らは多かれ少なかれ、想像力と共感力を持ち合わせており、その思考は非常に面白く、楽しく、美味しかった。

しかも賢い器は、時にはこちらを認知した。
運が良ければ、彼らとも友人になれたりもした。

そういった賢いヒトの中に住む私たちを、ヒトは、イマジナリーフレンド、と呼んだりした。
私たちが、器にしたヒトに危機を知らせることを、器たちは、虫の知らせと呼んだりした。
私たちが印象深くて記憶した内容を保存し、時たま思い出すことを、器たちは、脳裏に焼き付いた、脳裏に浮かんだ、と呼んだりした。

ヒトとの共存は、楽しい日々だ。
私たちは、ヒトの脳裏に棲みつくようになったのだ。

しかし、時には故郷が懐かしくなることがある。
私たちの本能には、月の向こうの懐かしい昔の棲家が、しっかりと刻まれている。
たとえ、新世代の地球生まれだったとしても。

私たちは脳裏を棲家とし、脳裏で楽しく生きている。
そんな私たちには、あの月の向こうの景色が、脳裏に焼き付いている。

月が煌々と輝いている。
器のヒトの視界越しに見る月は、一層輝いて見える。
脳裏に焼き付いた月の向こうが、私たちの心に浮かぶ。

この星の夜は美しい。

足は依然として前に進んでいた。
視界は、私の気持ちに応えるように、月夜を眩しそうに眺めている。
器の脳裏で幸せを、今までの苦労と、今の楽しさを噛み締める。

月光は冴え冴えと、私たちを見守っていた。

11/9/2024, 4:11:53 PM

脳裏

脳裏に焼きつく
いくら洗っても取れない
デジタルタトゥーが取れない
顔の見えない人間が自分のアカウントに彫っているのに
痛いのは私の方だ
貴方がそれで満足して上がって
私がそれでくるしんで堕ちたら
差が2つも生まれるじゃないかと
脳裏に浮かんでまた病んだ

11/9/2024, 4:10:55 PM

【脳裏】

ふとしたとき、脳裏によぎるのは誰の声だったろうか。
お腹が空いたとき、眠たいとき、きれいなものを見たとき、疲れたとき、楽しいとき、失敗したとき。
色々な瞬間の中で誰の声を聞いただろうか。
家族、友人、先生、好きな人、嫌いな人。
どんな人であろうと、その声が聞こえたら自分の選択が正しいか考えるかもしれない。
そこで立ち止まることができたら、もう声は聞こえなくなっているかもしれない。
たった一瞬しか現れないくせに、それだけで思考を奪ってしまうのだから、ほんとうに大したひとだ。

11/9/2024, 4:03:21 PM

長いです。1,500字超。
──────────────────
【脳裏】


もう、無理だと思った。
剣士の相棒は満身創痍で、私の魔力は枯渇寸前。
どうにか結界を張ったけど、周囲を魔狼の群れに囲まれて身動きが取れなくなってしまった。

「ごめん。あまり長くは持たないと思う」
私が謝罪すると相棒が首を横に振った。
「ううん。私が深追いしすぎたのよ……」

息を殺すようにしていたら、突然、狼たちの視線が警戒するように一方向に向けられた。
なんだ?

唸り声が聞こえた。
巨大な黒いモノが魔狼に喰らいついた。
猫だった。
見上げるほど大きな黒猫が魔狼を蹴散らし、蹂躙していく。

魔獣の仲間割れ?
魔狼の獲物を横取りしようとしているのか。
数体の狼が倒され、残りも逃げて行った。

狼がいなくなって、黒猫だけが残った。
相棒が怯えたように後退る。
私はただ茫然とその黒猫を見上げた。

猫は鮮やかな青い目をしていた。
その目が私たちを見て、すぐに逸らされた。
どういうこと?
せっかく手に入れた獲物に興味がない……?
猫が立ち去ろうとする。
私はほとんど無意識に結界を解除した。

「ちょっと、何を……!?」
相棒が抗議の声を上げた。
私はそれを無視して猫に近付いた。

艷やかな黒と鮮やかな青。
全く同じ色の持ち主の顔が脳裏に浮かんだ。
「ハル。ねぇ、ハルだよね?」
私が声を掛けると、猫は嫌そうな顔をした。

「何言ってるの、そんなわけ……」
相棒が呆れたように言う。
「ハルって。あの落ちこぼれでしょ?」

ハルはパーティも組まずにひとりで活動している冒険者。
いつまでもランクが低いままで、冒険者ギルドのマスターに目を掛けられていなければ、路頭に迷いそうな青年だった。

黒猫は魔法で空中に水球を浮かべると、それに頭を突っ込んだ。
水が濁る。ああ、口をすすいだのか。
魔狼の血が気持ち悪かったようだ。
汚れた水を捨て、黒猫はぶるっと震えた。

青い目が私を見る。
やはりその青はハルの目と同じ色だ。
巨大な猫の体が揺らいだ。
煙のようなものが黒猫を覆う。

「なんでわかったんですか」
煙の中から男性の声がした。
猫がいた場所には、黒髪に青い目をした青年が立っていた。

ハルがため息をついた。
「二人だけで魔狼の巣に近付くなんて」
「……ありがとう、助かった」

回復薬を分けてもらった。
渡されたのは普段私が使っているものよりも効果が高い高級品だった。
この人、落ちこぼれなんかじゃない。

「僕が魔獣に化けるなんてこと、言いふらさないでくださいよ?」
私は「もちろん」と頷いた。
「命の恩人の頼みは守るよ」
「信じますからね」

相棒は魔狼から受けた怪我が原因で僅かに後遺症が残り、引退を決めた。
ひとりになった私はソロではまともに稼げず、すぐには次の仲間が見つからなかった。

数日後、ギルドマスターに呼び出された。
「お前、ハルに気に入られたらしいな?」
「え?」
「怯えた顔をしないのが良いってさ」
ああ。確かにあの黒猫を見たら、普通は怖がるだろうな……

「ハルがお前と組みたがっている」
「組む? 私とパーティを?」
「そうだ」

私は魔法士から従魔術士になった。
従魔の名前はハル。
鮮やかな青い目をした黒猫である。

「ハルはどうして落ちこぼれのふりしてたの」
「人間の姿だと弱いんですよ、僕」
「……そもそも、人間なんだよね?」
「それ、実は自分でもあまり自信なくて」

その後、私はハルのせいで、あれこれと面倒ごとに巻き込まれた。
でも猫の姿のハルが「にゃあん」と鳴いて擦り寄ってくると、つい何でも許してしまう。
体の大きさを変えられるなんて狡い。
柔らかな毛並みに逆らえない。

「君、僕の人間の顔も嫌いじゃないでしょ」
私の顔は真っ赤になった。
猫の魔獣と知人の目の色が同じだと気付くなんて、要はそれだけ見ていたということだ。

「これからもよろしくお願いしますよ、相棒。末永く、ね」
ハルが笑う。
もしかしたら私はとんでもないものに捕まったのかもしれなかった。

11/9/2024, 3:50:51 PM

月を見た時、思い浮かぶのはムーンストーンの指輪をつけた
月に恋をしている彼だ。

うっとりと恋焦がれる瞳で月を見つめ、口説き、
夜の時間を楽しそうに過ごす。
そんな彼の隣を温かな飲み物を用意して過ごす旅の時間が好きだった。

今の彼は猫のように気まぐれに無邪気に見えて、以前と変わらず月を口説く。
そんな彼を見て、脳裏に浮かぶ以前の落ち着きを纏った人。

彼との旅を終えて100年と少しした再会の時は変わりように驚いたが、核心は変わらずにいる姿にほんのり安堵する。

「外は冷えるよ。ブランケットとホットココアを持ってきたから、彼女を心配させないためにも暖まってくれ。」

言う通りにしてもらうために言い回しを考えて、用意したものを手渡す。その後は彼等の逢瀬を邪魔しないよう、食堂に戻り様子を見るだけ。

この世界では忌み嫌われる月。
されど彼は愛を囁き、僕は他の世界と等しく美しいと思う。
月がこの世界を滅ぼす時、魔法使いとしてここにいる僕は何ができるだろう…なんて考えながらあまりもので作ったウイスキー入りココアを飲む。

“ Eanul nemul ”
イーヌル ネムル

彼等への祝福を込めて魔法を唱える
どうか美しい光が 幸せへと向かえますように

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