『落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
作品No.79【2024/06/18 テーマ:落下】
ひたすらに
落ちていく
どこに辿り着くのかも
わからないまま
身動きすら
取れないまま
ただ 落ちていく
自分では
どうしようもないほどに
落ちて
落ちて
這い上がることも
上に飛ぶことも
思いつくこともできぬまま
どこまでも
落ちていく
無愛想な君の、まるで花が綻ぶかのような笑顔をみた。
そこからはまさに急転落下。
坂道を転げ落ちる勢いで恋に落ちた。
もう一度その笑顔を見たくて、自分に向けて欲しくて。
沢山話して、一緒に居る時間も増えちゃったりして。
そうしたらいつの間にか、無愛想な君の、呆れるような絆されたかのような、はたまた無邪気な笑顔は沢山貰えるようになったけど、いつかみたあの綻ぶような笑顔を貰うことができないまま。
でもね、わかっていたんだよ。
あの笑顔の先にいる人はただ一人だけって。
恋する君の、花が綻ぶような笑顔をみて恋に落ちた。
落ちて、
おちて、
果たして、その先は。
『落下』
#15
「落下」
スーパーで買い物をしてきた。
冷蔵庫に買ってきた品物を、少しでも新鮮なうちにとどんどん入れていく。
6個パックの玉子、いつもならパックごと両手で丁寧に持つのに、嫌なことがありイライラしていて、つい片手で持ってしまった。
そして冷蔵庫に入れる直前、指を滑らせ落としてしまった。
玉子は割れてダメにしてしまうし、掃除はしないといけないしで、イライラに情けない気持ちも追加されてなんだか泣きたくなった。
緩やかに、空が視界を横切っていく。
雲を突き抜け湿った服が風で冷たくなり、肌を冷やしていく。
綿菓子みたいな雲を掴めるはずもなくて。冷えきって動かない手を軽く伸ばしてみるけれど、何にも当たることは無かった。
耳元でずっと、風が唸る。
突然。
木々が見えたかと思うと、体は水に叩きつけられた。
落下
私は落下で2つ思い出すことがある
まず1つ目は洗い物のときによくお茶碗を
落としてしまうこと
2つ目は夜にスマホを見ていて寝落ちと
同時に床にスマホを落下させてしまうこと
落下させる度に後悔の繰り返しになるので
これからはしっかり注意を払おうと思う
【落下】
元から高いところにいた訳でもない
それなのにあるのが当たり前に思っていた地面でさえ
裏切って弛み僕を沈めていく
嘲笑うように見下ろしてくる
いつからか周りに水も迫ってきて
さらに呼吸をしにくくする
口から漏れる泡だけが上がって行くが、
黒い空気に埋もれてそれもまた落ちる
これ以上落ちないように
これ以上溺れないように
何か掴めるものを探した手を
弄んでは更に深く突き落とされて
周りはいつしか暗くなっていった
誰かを呼ぶ声も出ないし、思い浮かぶ人もいなかった
いつの間にか暗闇の中でうずくまった
何かの声が聴こえて、何かがそばに居てくれる気がした
でも上がる力も術も持たない僕に
寄り添う人がいるわけもなく
そんな人がいたとしても道連れに更に落ちるだけだ
今こうしている間にもいしが投げつけられて
当たる度に落ちて行く
もうとっくの昔に全部諦めていた
だからもう良いのに
聴こえる声はなんて心地いいんだろう
どうして何処にも行かないで
ここに居てくれるんだろう
2024-06-18
いつも通りに起きたら、愛する人がいる。
愛する人の笑っている顔が見られる。
僕はそんな日常が気に入っていた。
ずっと続くと思っていた。
僕はみんなとは違う。
見えてはいけないものが見える。
お化けみたいなそれを、やっつけるのが僕の仕事だった。
ある日、愛する人が難病にかかった。
余命一ヶ月。
僕はそれがお化けのせいだと知っていたけど、言わなかった。
いえなかったんだ。
ある日彼女が、僕を呼び出した。
余命残り一日になった日だった。
彼女は思い詰めた顔をしていた。
寿命が尽きるのが怖いのかと思ったが、違った。
逃げて。
彼女はそう言い放った。
遅かった。
僕はそう思った。
彼女は、取り憑かれた霊に生気を吸われて死ぬのだと思った。
違う。
彼女は取り憑かれていた。
僕はすぐに彼女についていた霊を、死に物狂いでやっつけた。
でも、彼女の寿命はもう尽きていた。
このままだと彼女は1人彼岸に行くことになる。
そんなの嫌だ。
僕はそう思った。
僕は不思議な場所を知っている。
それは、大きな穴だ。
この穴に落ちたものは、生者でも死者でも、悲願送りになってしまう恐ろしい穴。
僕はそこに、彼女もろとも落っこちた。
なんとか口を開けた少女が言う。
死なないで。
大丈夫だよ、とぼくは微笑む。
きみを1人にはしない。
そう言って、僕らは真っ暗な穴の中に、落ちていった。
ふわっと 後ろから
落ちるような感覚になるから
上りの階段は ちょっと怖い
みんな、踵を浮かせてずんずん上れるよね
わたしは階段の断面にベタ付けじゃないと
手すりにもちゃんと掴まってないと
本当に落ちそうになるのに…
体幹とか筋力とかの問題じゃないと思う
小さい頃から 階段は苦手
背中にアザがあるから
前世は 背後から弓矢に射抜かれて
階段から落ちたに違いないのだ
と、本気で思ってる
◇落下◇
子どものころ 底なし沼に落ちた
実際には底なしではなくても
水と土の微妙な量のバランスで
泳ぐことのできない
もがくほど沈む恐ろしい泥沼になる
きれいな湧き水で知られる土地で
蝶を追っていた夏の日
池のほとりは水草が茂っていて
どこまで地面かわからないまま
踏み込んだ足がすっ、と吸い込まれた
ポチャンと水に落ちるのではない
泥の中にゆっくり沈んでいったのだ
頭は真っ白で声も出ない
蝉の声も消えた静寂の中で
身じろぎもできぬまま膝、腰、胸と
もう目を閉じるしかないような瞬間
対岸から駆けつけた父が引き上げてくれた
全身小さな浮草と泥まみれ
蝉の声が戻ってきても放心していたっけ
慣れぬ土地の池や沼、
どうか皆さまお気をつけて
「落下」
#447
落下、、
あぁ、落下したい。下を見ると、恐ろしい。勇気ない。
【落下】
「相合傘」で降下していく落下傘カップル部隊
体に浮遊感を覚える。
私の頭はそれがあり得るはずのない感覚だと訴える。
私はその訴えを認めたくなかった。
この状態はあり得るはずがなかったから、あって欲しくなかったから。
私はいつも通り魔法の箒で学校に向かう。
今日は魔物退治がある。人手が足りないらしく学生も報酬をもらい魔物退治ができるように最近決められたそうだ。
万年金欠の私にとってはとても嬉しいニュースだ。
早速申し込んだ。それが今日だ!
学校側も色々用意してくれて、無駄にお金を使う必要がなく、本当にありがたかった。
魔物は東の森にいるらしく、早速箒で向かった。周りを見渡しながら攻撃魔法の準備をする。
だが私は真下を見ていなかった。
突然箒が真っ二つに折れ、落下する。
パニックになり低速落下の魔法をかけようとすると杖を魔物の触手に飛ばされる。
森の木が近づいてくる。
手の届く範囲には折れた箒。
もう私は思考することができなくなってきた。
『落下』18/356
あなたと一緒なら、落ちるのなんて怖くはないわ。
だから、この手は一生、離さないでよ。
黒い都会の風が吹き荒ぶ。
遠くに、かすかに聞こえる嗚咽。
頼りないフェンスの向こう、眼下に渦巻く欲望。
絶え絶えに声が聞こえ、後ろを振り返る。
あなたの蒼白な顔が、月光に照らされた。
でも、残念。一瞬、遅かったのよ。
もう、私を支える物は何もない。手を固く握るだけ。
体を宙に投げ出して、次第に視界が加速していく。
鮮血を舞わせながら、落ちていく。
遺体の周囲には、まるで雨が降り注いだような血痕が残っていた。しかし、それよりも奇妙なことは…
今日は何も思考できない。頭が働かない。
帰ってきてそのまま3時間も寝ていた。
床に吸い寄せられて起きれないまま。
ごはん食べたいしジムも行きたいしお風呂も入りたい。
こんなとき重力ってほんとに一定なのか疑問に思う。
絶対いつもより身体が重い。全く起きられない。
りんごと同じで私も地面に落下してる。
題【落下】
私は、クラスで1番頭が良かった。
運動神経も1番だった。なのに、私の人生は落下するかのように、全部ができなくなった。
これから、たくさん努力をしていかなきゃな。
【⠀貴方に落ちていく⠀】
ずっと深い底で溺れてた。
貴方しか見えていなくて、ずっと一緒にいるんだと思ってた。
でもいつからか息が出来なくて
暗くて、不安で怖くて
叫んでいた
貴方の隣にいるのに
いつからかずっと信じられなくて
底にいれば私の目には貴方しか入らなくて
それが幸せだったのに
貴方は上で明るい光の中で色んな景色を見てるの
はやく出してほしい
解放してほしいのに、
貴方から離れるのが怖い
もう疲れてるのに
まだ好きだって思ってしまう
貴方の沼に執着してしまうんだ
「落下」
ずいぶんと、遠回りをしてきた。
曖昧な関係が心地よくて、目を逸らしてきたんだ。
でももう、認めるしかない、かな。
他の誰にも、この場所を取られたくないって。
あなたの隣に居たいって。
たった二文字を声に出したら、
すとん、と気持ちがはまった。
芽吹いた生命は、その瞬間から落下を始める。
落ちていくため天まで昇る。
下へと引きずる力を借りて、遠く高くを浮かぶのだ。
枝葉末節恐れず飛んで、宙を揺蕩う花と成れ。
お前を襲う大気も熱も届かぬくらいに舞い上がり、
丸みに沿ってゆっくり素早く、堕ちてこい。
私はお前を見守ろう。
いつかは花散り燃え尽きるまでな。
『落下』
【落下】
ぷつん、と何かが切れてしまうことがある。帰りの電車、布団の中、ふと空を見上げた時、どんな瞬間でも、やりたいこと全てが無意味なように感じて、全身を保っていた意識という意識が落ちてしまうことが、ある。
もう何もしたくないと、泣きたくなる時だってある。自分が嫌になって仕方がなくなる時だってある。泣き叫んでも何をしても夜が明けなくて、ただただ画面だけ追いかけている日もある。
落ちていくのが怖い。気持ちも、自分自身も、周りからの信頼も、全てがあっけないもののように思えて、無性に生きていることが恐ろしくなってしまう夜がある。
でも、言えることがある。高さ10メートルから落ちた先のコンクリートより、一人で潜った食塩水より、手首に当てた冷たい金属なんかより、心の奈落の方がまだ暖かい。心が寒いから、しばらくはまだ自分の奈落に埋まっていよう。自分に向き合ってあげよう。しんどいよね、何もしたくないよね、頑張ってるよって、言えるようにしてあげよう。
いいお天気の日に布団を干すように、元気な時に、自分の心をなるべく、羽毛布団みたいに柔らかく優しくしておこう。落ちても怖くないって言えるように。
あなたにとってあなたが、私にとって私が、安心できる着地点であり、出発点であったらいいな。
【落下】
バッと飛び起きると頬に汗が伝っているのがわかった。
あぁまた夢を見たのか。と分かる。夢を見た記憶は無いが、汗が出てることで自然に分かった。
いつからか建物から落ちる夢を見始めた。下を見ても地面が見えないほど高い建物から落ちる夢。
気付くと高い建物の屋上に立っていて、そこに地面はないのに歩き出す。地面は無いから、足は宙に出すことになり、そのまま落ちるのだ。
昔は落ちる!と思った瞬間目が覚めるのだが今では何mか落ちている最中に起きるのだ。
いつか夢の中で地面とぶつかってしまうかもな。
1回夢の種類は変わるが、家族が火事で僕以外取り残されたとき、過呼吸になってしまった。それは夢の中でも、現実世界でもだ。僕が過呼吸になっていることで起きたことがある。もしかしたら夢の世界で落下したことで、現実世界に支障があるかもな。