『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
論理的な思考になっているので
あまりこったことは書かないが
街はいい、が、悪くもある
悪くもあるが、いい所もある
騒がしく騒々しさが肌にまとわりつくようだが
街、というのは
己を高めるためにはうってつけなのだ
そう、こうして外界に向けて
思いを馳せている自分も
街にいる。
こんなことをかけるのは
日々を忙しくしている者だけだろう
少なくとも私はそう思う。
ありがたーく育ててくれた親元を離れ
自分の足や手で
歩み、火の粉を払い除けて
進むのだ。
さぁ、こんな話は終わりにして寝ろ、
明日も学校だ。
もう一回、あなたとあの街へ行きたい。
あのキラキラと輝いていて、一人一人が笑顔で溢れていた、あの街へ。
行けるチャンスはいくらでもあるのだが、
生憎、今は彼がいない。
色々いざこざがあり、別れてしまった。
そんな今だからこそ、気づいたとことがあった。
あの人の存在が、どれだけ私に影響していたのかを――
〜街〜
【街】#3
夜の街
街灯がついて酔っぱたサラリーマン
パリピなお兄さんお姉さん
そんな中を歩いてたあの日。
好きでもない男の人と2人きりのドライブしたあの日
思い出すのはいつも冬の時期
誰かといても、どこかひとりぼっちだった。
いつか、
いつかこの街並みが綺麗なものになりますように
#46.5 街
ボクの住んでたところは、港街。
船で沖に出ると伴侶の誓いを行う場があるんだ。
だから人が多くて活気もある。
でも街並みはきれい。
ボクは店番をしながら、通り過ぎる幸せそうな二人を見ていたよ。ボクんちは船大工だからね。よそのお客さんはほとんど来ないんだよ。
え、におい?
うーん…花の匂いかな。
サカナ?においはしないよ。
サカナは獲らないんだ。お祝いの街だからね。
そういうのは、すぐ隣の街でしてるよ。
あー、うん。他の店は観光船しかやってないところもあるよ。でも、うちは技術が落ちないように、わざわざ隣や他の街からも仕事をもらってたんだ。
どう?すごいでしょ。
やだなぁ、父さんのことは言わないでよ。そりゃ、父さんにはまだまだ敵わないけどさ。でもボクだって負けてないんだから。
ねえ、船長もそう思ってるでしょ?
(#42のボクっ娘)
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#46 街
都会は、あまり好きじゃない。
良いものも、悪いものも何でもあって、
変化は止め処なくて。
ビルの谷間は、においに溢れて落ち着かなくて。
道には何だか分からないものがよく落ちていた。
それでも、毎日のように同じ道を通った。
街に溶け込もうと服も背伸びして、
周りと同じような速足で歩いてた。
今は、色々と変わっていることだろう。
もう遠い、あの街。
街
街、家屋や店が建ち並び、人が行き交い交流をしている。
朝から果物や野菜、精肉、鮮魚、惣菜を扱う露店が賑わいを見せ、思わず足を向けたくなる衝動に駆られる者も少なくは無い。その道をひとたび歩けば様々な香りに囲まれなすすべも無く懐からコインを取り出したくなる。
「食べたいのですか?」
そう声をかけられ、驚いた様子で振り返ったのは香色ともとれる髪色をした、赤目の少年。視線の先には少年と似た髪色をそよ風になびくほど伸ばし、翡翠を彷彿とさせる瞳をもった穏やかな青年。
いや、と一瞬たじろぐ少年をよそに「ずっと見てましたよ」とくすくす笑い声を漏らすのはもう1人の同行者である少女。まだあどけなさの残る顔に腰の下まで伸びる黄檗色の髪を三つ編みに束ね揺らしている。
「む、……うん、じつはその、気にはなっていた。」
「そうですよね。これだけ朝から賑わっていると、目移りしてしまいそうです。」
「ははは。我々の本来の目的ではありませんが、少しだけ見て回りましょうか。」
「いいのか?」
「あまり時間はかけられませんよ。当初の目的をお忘れなく。ルーラーと、2人で行ってくるといいでしょう。」
ルーラーと呼ばれる少女の方を見ると、艶やかな果物を目を輝かせて眺めていた。
「アーチャーは行かないのか?」
「私はサーヴァントの探索を行います。安心しろとは言いませんが、警戒はしてください。」
「……少しくらいなら、一緒でも大丈夫ではないか?」
「お誘い頂けるのはありがたいですが私なら大丈夫ですから。」
此度の戦いにおいて、サーヴァントとの接触は避けられぬもののためアーチャーと呼ばれた青年は一切油断せず、しかし少年たちにはこの賑わいに乗じて欲しい気持ちが勝っている。
街に着く その前までの期待さえ
揺れる海の 光に弾かれ
【街】短歌
🎹ぼくはピアノを
弾かないけれど
紫陽花は街に
八分休符をはなつ
荻原裕幸🌿
空は白んで薄明の時、街は静かに目を覚ます。
走る列車の音、心臓の鼓動、切る風は呼気、朝露の匂い。
日は昇って旦明の時、照らされた街は動き出す。
人の音、車の音、混ざってごうごう、街の呼吸。
日が傾いて黄昏時、眠る支度を街は始める。
引きゆくざわめき、「また明日」の声、帰宅を促すカラスの呼びかけ。
日は落ち暗い宵の時、街は静かに寛いでいる。
少しの灯り、夜の民の歌、鉄の鳥が轟音で飛ぶ。
そして静まる未明の時、街はようやく眠りに就く。
あるのは虫達の話し声と、木の葉達の囁きだけ。
————
「街」
この街が嫌いなわけではない。
しかし、ここで終わるのは嫌だ。
どうせいつかは滅ぶ命。
ならば好きだと思える地にこの身を置きたい。
彷徨い続ける人生。
最果てが安寧と願って。
~街~
いろんな形の☁️
それをみるのが好き
昼間は明るくて賑やかだった街が
静かに夜景となっていく
この街は笑顔で溢れている。みんな「悩み」なんてものはないんだろうと思えるような素敵な笑顔。そんなわけがない。今、皆が笑えているのは過去に挫折や苦悩を抱えてきたから。何気ない日常に笑みがこぼれている。私はそう思う。そうは思っても、私は今が耐え難い。学校では毎日精神をすり減らして、心情とは真反対につくる笑顔。家では母と兄の言い合いに理不尽に巻き込まれ怒りで声帯が震える。1人になっても、過去を再生し私の世界に雨が降る。もういっそのこと崩壊してほしい。「人生18年」ふとこの言葉が出てきた。死んだ後はどうなるのだろう。新しい命に生まれ変わるのか。それとも、幽霊という存在としてただ苦しんだこの世界を浮遊するのか。
明日、目覚めたときに私はこの文に嫌悪できるだろうか。
今日は日曜日、快晴。
お気に入りのコーヒーを飲みほしたら、
ドアの向こうへ。
私の大好きなパッサージュ♪
黄金色のひだまりがいっぱい。
やさしくアーケードを包んでる。
上を見て?空とおそろいのワンピース♪
スキップだってしちゃいそう。
あら、焼きたてパンのいいにおい…
休日はこれからね♪
街
私は街が好きだ。
それも住宅街より商業地の繁華街。
テナントビルの合間に人が住んでいるような場所では、誰もが自分に心地良い距離感で、人づきあいをしていて、多様に入れ替わる。ご近所づきあいなんて、そもそもそれくらいのゆるさがちょうどいい。
別に賑やかさを求めているわけじゃない。
だから1番好きなのは、朝。
燦く朝日に照らされて、夜の毒気がさっぱり抜けた街はどこかひっそりとしていて。
ゴミ袋をつつくカラスをよけながら、ランドセルを背負った子どもが、人気のない道を学校へと急ぐ。
どこからか湧いてくる活気が、喧騒を呼び醒ますまでの、ほんの数時間。そこには穏やかな静寂が確かにある。
不夜城の妖しい美男美女が、無垢な人に戻って羽根を休める時の街が、何とも言えず愛おしい。
『よるのまち』
この世界のどこかには、『よるのまち』があるらしい。そこは色んな種族が暮らす街で、その名の通り夜にしか現れない街なのだそう。
このよるのまちはどこからともなく現れて、朝になると消える。住人たちは快く迎えてくれて迷い込んでしまった人間たちは朝までほのぼのと暮らすのだそうだ。
そうふと、思い出した『よるのまち』の話。
今は夜中の12時。もう何もかも嫌になって夜の散歩中。危ないけどもういいや。
「……ほんとにあるなら出てきてよ。よるのまちとやら」
私はそう呟く。全て嫌になった人間を優しく迎えてくれるらしいよるのまち。本当にそんな場所があるなら行きたいくらいだ。
「はぁ、馬鹿なこと考えてないでさっさと帰って寝よ。明日も仕事だし」
そう思って家の方へ戻る。
その最中に灯りが見えた。
そしてとてもとてもいい匂い。
「…こんな時間に?」
まるで屋台のように良い匂いはご飯も食べる気を無くして出てきた私にはとてもつられる匂いだった。
匂いと灯りがある方へ進んでいく。
どんちゃん騒ぎの音も大きくなってくる。
「………うわあ」
目の前に広がるのは綺麗なオレンジ色の光。
ベージュ色の壁と屋根。目の前には大きなゲートがあり看板がぶら下がっている。
その看板には『よるのまち』と書いてあった。
「………『よるのまち』…?!
……うそ、本当にあるの…?」
おっかなびっくりになりながらゲートをくぐる。
美味しそうな匂いと楽しげな音。
中央付近まで歩いていくと、人間と、それから人間ではないものが楽しそうに宴をしていた。
それをぼーっと見ていると、横から驚かせないように声をかけてきた人が居た。
「こんばんは。新入りさんだよね?」
「………こ、こんばんは。」
見た目はふわふわの犬みたい。でも二足歩行だ。
顔はとても可愛らしい顔をしていて撫でたくなる。
「珍しい、っていうか見たことないよね。私たちのような種族は。人間さんもあっちにいるよ。
ここは『よるのまち』。毎日毎日頑張って偉かったね。今日くらいはゆっくり過ごしてね。
もちろん寝てもいいし、美味しいものをたくさん食べて騒いでもいいよ。ここでは現実世界の時間が進まないから安心して大丈夫。
ただこっちで朝になるとこのまちは消えちゃうから向こうに戻っちゃうと思う。
最初は強制的に戻らされちゃうけど、2回目はここに居るか決めることが出来るようになるから、もし2回目に迷い込んだら選べるよ」
「…あの、迷惑じゃなければほんのすこし話を聞いていただけますか」
「うん、大歓迎!」
「私、今仕事に追われてて…、酷いときは会社で寝るときもあったりして…もう嫌で、苦しくて
死にたくなって」
「うんうん」
「それで、あるときに聞いた話を思い出して散歩してたんです。優しく歓迎してくれるまちがあるって」
「うん」
「……不思議ですね。このまちに居るだけで、なにもしなくても心がほどけていくようで」
「そういう街なの。ここはさ」
「向こうにあるご飯は食べても平気なんですか?」
「うん!食べても平気!迷い込んだ子達には無料で提供してるんだ!」
「すごいなあ」
お題:《街》
【街】
「この街も変わっちまったな。」
戻ってきて最初に出た言葉。本当は変わってなんかいなかった。ただ、この後に来るであろうこいつの言葉が欲しかっただけ。
「変わったのはお前だろうがよ。」
何も言わずに出ていきやがってなんて悪態をつくこいつは知らない。どれだけ薄暗い感情を抱いているか。一度離れなきゃきっと全て壊れていた。最善の選択だったと思う。良かれと思ってだった。
「変わんない方がよかった?」
「変わんなきゃ壊れてたんだろ。」
知ったように抜かす。そうだけど、違う。気づいてたんでしょ、知ってる。
「俺、あん時お前のこと好きだったんだよ。」
「それ今言っちゃうかぁ。」
本当はそのことだって知ってたよ。なんて、言えることは無い。あの時言ってくれればよかった。あの時気付かないふりをしてくれなければよかった。今ならわかるこいつはきっと知ってた。知ってて言わなかったんだ。気付かないふりをした。
「だるまさんの一日しよう。」
「昔に戻ったフリ? 相変わらずバカみたい。」
公園で日が暮れるまで。暮れても続く時があった。二人でも、何人でも。
「いいよ、やる。」
本当のこと教えてあげるよ。小さい頃だって私が鬼をやってわざと捕まってくれたんでしょ。知ってるよ。知らないでいてくれたお前のための種明かし。だるまさんが泣いていた。
「だるまさんが___」
「俺の負けになっちゃうか。」
まだ、捕まってくれるんだ。いつまで掴まってくれる? いつまでごっこ遊びに付き合ってくれる?
「だるまさんは泣けなかったんだな。」
年数を重ね、重ねていくうちに、私の知らない街へと変わっていく。
わたし今夜は、とうさまと星宿のつらなりを眺めていましたの。天にこぼしたミルクの伝うのを、まばたき三度、その都度に余計伝って往くのを少しばかり濡れた草はらで見ていましたわ。あんまりにやさしくって、シルクみたいなやわらかさをともなっているものですから、 舐めてみたら甘いあじがするのかしら、水瓶座には満杯にミルクがつまっているんじゃアないかしら。 そう云ッたらとうさまに、笑われてしまった。もうわたし恥かしくって恥かしくって、くちの中に入れてゐた琥珀糖を黙って呑み込んだんですわよ。勿体ないことしちゃった。.....フン。......あのね、あのねエ。あとでわたしに海色のチョコレイトを渡して謝ってきたけど、許してあげないの!羊の人形を抱えて知らんぷりした。しろういやわらかい綿に顔うずめて、聞いてないですよッてしたんです。そしたらとうさま、しょんぼりしてた。さっき見た時も。今思い出したらわたし、チョッピリ可愛そうな気がしてきましたわ、しようがないから明日の朝ンなったら許してあげようかしら?はちみつ入れたホットミルク、持って行ってハグしてあげようっと。
街は美しい額縁のように人を生き生きと写し出す。
賑わう街では人が主役だ。
人は目的を持って街に存在し、それを果たしたら帰っていく。人が人のために作り出した街。
そこには生きる力がみなぎっている。
夜の人一人いない静まり返った様は、街自身が主役となる。街そのものがとても美しく、夜中や早朝、季節によって色んな顔を見せてくれる。
そんな街が私は好きだ。
紫蘇ジュースのような赤紫色の蔦が、生気を失った高層ビルに絡みついている。アスファルト舗装されていた道路には、まるでモグラが通ったかのように地面が歪に盛り上がり、亀裂が入り、陥没している箇所もあり、コンクリートの瓦礫が散乱していた。
仰向けになった車の後部座席は、あかあかと燃え上がる炎が立ち上り、どこからか鳥が金切り声を上げて叫び、からからと乾いた風がこの死んだ街を吹き抜けていく。
彼は空を見上げた。
黄土色に染まった空。かつては青空が広がっていたはずの、醜く汚らしい空。
顔を覆っているガスマスクに触れながら、彼は笑う。
「侵略、完了」
ショーウィンドウに飾られた純白のドレスを見上げながら考える。
自分が着る時はどんな装いになるのだろう。此処にあるようなフリルをふんだんに使ったものか、マーメイド調のすらっとしたラインのものか、レースで彩られた大人の雰囲気が漂うものか。
どのドレスを着る事になっても、晴れ姿を見せる両親が自分には居ない。生きていたら、父は感情を隠さず泣いていただろう。両親を思い出すと、どうしても目が潤んでしまう。
それ以前の問題として『相手は?』と誰かにツッコミを入れられそうだが。
不意に頭へ浮かぶ“彼”の存在。
子供っぽくて大人で、イジワルなのに紳士で。何処か掴みどころのない雲のように飄々とした人。
共に愛を誓うなんて全く考えられない間柄だ。ただのパーティー仲間、それが自分たちの距離。
でも会う度に彼へ深くのめり込んでしまう。他者には決して見せぬ努力を偶然知ってから、更に好意の芽が吹いた。
転びそうになった時に自分を支えてくれた腕の感触が、掴まれた手の感覚が、まだ抜けない。あの日からそれらの部分がなんだか熱いような気がして、不可思議に愛を強める。
あの人の隣で、いつか着られたら――。
街角のウエディングドレスは、穢れなき白さで眩いばかりの輝きを放っていた。