『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きっと、誰よりも近くにいる
けれど、誰よりも遠くにいる
手を伸ばせば届きそうな距離にある背中
それを追いかけ続けて
不思議だな、もう顔が思い浮かばない
誰よりも近付きすぎた自分の目には
もう顔は見えていなかった
笑えるな
誰よりも側にいる事を許されたのに
そのせいで顔が見えなくなっていた
その事実に今更気付いて後悔する
何故後ろから近付く事を選んだのかと
何故背中越しに同じ景色を見ようとしたのかと
誰よりも解ったつもりだった自分が
誰よりもあんたを理解していなかった
そんな事に今更気付いても遅すぎる
あんたを呼ぶ名さえ忘れてしまったのだから
ティブロン
1番じゃなくていい。
誰かよりも優れてなくていい。
負けててもいい。
弱くてもいい。
ただ自分を傷つけることはしないで。
あなたはあなたのままがそのままが美しいの。
生きているだけで偉いということを
忘れないで。
かけがえのないものをくれた君
あなたに会えたことで
誰よりも幸せだなと感じているよ
いつもありがとう
誰よりも愛してくれるのは今だけよ
と義母の語る子への失恋
お題:誰よりも
言葉にできない叫びが、口から溢れてしまう。
「周りをよく見てるね、よく気がついたね」
感謝はされるけど、気苦労は絶えない。
口下手だから、失敗が怖いから、誰かのせいにして空気が悪くなるのが嫌だから。
自分の目で見て確認した方が確実に安心できるから。
周りを見ながら動く自分は、疲れがなかなか取れない。誰でもいいから、少し相手の事を考えるだけでも違うから。
少しでも胃の負担を減らしたい。ため息が溢れる。
明日は休み。残りの仕事も頑張ろう。
チャイムが鳴る。先生はそれを聞いて、授業を終わらせようと、まとめの文章を黒板に書き始める。
私はふぅ、とため息をつきながらもシャーペンを持ち直し、その文を書き写す。
ちょうど書き終わったところで号令がかかる。ペコッとお辞儀をし、次の授業の準備をする。
と、その時、私は、友達に「誰よりも好きな人っているの?」
と聞かれた。毎日のように聞いてくるのだが、私はいつものように、
「○○だよ!」
と答える。友達は笑いながら「やっぱりそうなんだ!ほんと二人はお似合いだよね。」
と言ってくる。だけど内心では
(誰よりもさ、君を愛してるのだから、君の本当の気持ちを教えてはくれないのかな。)
と思っているのだった。
君は本心を見せない。多分、私や、君の友達といる時は、絶対に見せないだろう。
見せるのは、君が一人の時だろう。それか、君が趣味に走っている時。
だけど私は我儘だから、君に見せて欲しいとただずっと思う。
だって、何回も言ってるけど、
君のことを誰よりも愛してるのだから。
─誰よりも─
他人と比べていいことなんて何も無い。
誰よりも綺麗だとか、誰よりも好きだとか。誰よりも頑張ってるとか、誰よりも愛してるだとか。
みんな誰かからそう思われたくて、誰かの唯一に、No.1になりたくて、でもなれなくて、苦しんで、もがいている。
人と比べずに生きていける人間なんて居ない、とも思う。
長所短所は、表裏一体、貴方だけのもの。
とはいえそれもやっぱり、どこかで何かと、どこかで誰かと比較して生まれた言葉なんじゃなかろうか。
ならばその、誰よりも、って言葉を他人から欲しがる前に、自分でその言葉を自分に贈った方がいい。
ほんとうに?
それはそいつにとって、誰よりも頑張れてない、誰よりも優れてない己への、
あまりに尖ったナイフだってことを気づいていない、それが分からない君だから言えるんじゃない?
『誰よりも』
目に見える数値もないのになぜ言えるの?
きっと自分が 私が 僕が あなたの事を1番に思ってるなんて
1番という言葉は
魅力的だ 蠱惑的でココチヨイ
甘ったるいその裏には自己満足という苦味が後味なの
人間が創ったあまーいそのおかし
chocolateよりcandyよりcookieよりずぅーとずっと
中毒性の享楽
だからね?
画面の先のあなたになげる
「誰よりも愛してる」
あれ…ちょっとだけ、口の中がしおのあじ
#誰よりも
#33 『誰よりも』
男「きみのために歌うね」
女「うれしい」
男「♪世界中の誰より“も”きっと~」
女「ちょっ、ちょっとストップ」
男「なに?」
女「『世界中の誰よりきっと』じゃない?」
男「いや、いいんだ」
女「なんで?」
男「“も”というのは、副助詞で同類・並列、そして強調の意味があるんだ。
ここでの“も”はもちろん強調の“も”。世界中の誰より、負けないくらいってことだよ。
それに、僕が伝えたいのは……」
女「ごめん、帰る」
「整形したい」と言ってた君の顔を
誰よりも愛してる
君の目は誰よりもキュートで
君の口唇は誰よりも美味しそうで
君の鼻は誰よりも指をつつきたくなり
君の耳は誰よりも俺の心をくすぶり
何よりも俺のすべてを狂わせる
だから化粧してる顔より
スッピンの君が
好き
大好き
愛してる
誰よりも君を想う。
君がいなくなった世界でこれからもまだ生きていくために。
そんな独り善がりを今だけは許して。
【誰よりも】
君が好きな曲、君が好きな食べ物したい事、好きなアイドル、誰よりも知ってる。インスタの投稿、夜中に数分だけ乗せたストーリー、鍵垢にしたり外したり繰り返してるアカウント、誰よりも知ってるのに。
君が誰よりも好きな人にはなれない。
僕のプレイリストは全部君が好きな曲
誰よりもというよりかは、自分自身に負けたくない
題名【誰よりも】
誰よりも
調理魔法学を選んだ魔法使いたちは
作る物も、考え方も違うけれど
今日も料理を食べてくれた人間が、
食事の間だけは誰よりも穏やかな時間を
過ごしてほしいと願っているのだ。
そんな熱々な心を持った魔法使いなのである。
#誰よりも
私は個人で【ネームプランナー】をやっている
ネームプランナーは子供が産まれた親御さんと会話し画数、運勢、言葉の意味から最善のお名前をお客様に納得した形で提供する
しかしそれは建前上の話し、私がこのサービスを始めた理由は別にある
「なにか希望のお名前はございますか?」
「はい、蒼い炎と書いてソウルにしようかと」
「…なるほど蒼炎君ですか、独創的で素敵お名前ですね」
「そうですよね! 先生!、良かった主人に話したら反対されて、喧嘩になってしまって」
素敵なわけねーぇだろーが!!、卒業式で体育館中に卒業授与されるSEOUL君のSEOUL考えろ、どう考えてもKRUSHなんだよ!
私の名前は月宮喜楽里 つきみやきらり
ネームプランナーをしている
キラリでwwネームプランナーwww
そんなこと思ったあなたは顔面パンチ☆
このキラキラネームで私は地獄のような青春時代を過ごした、
だからこそ、誰よりもキラキラネームの闇を知る私はネームプランナーとして活動する
私は月宮喜楽里ネームプランナーをしている、
言葉の意味から最善の名前を納得した形でお客様に提供する。
好きな人に好きな人がいるって本当に辛いことだと思う。現に私は辛い。横に好きな人がいるのに、この人は年下の女の子が好きだ。しかもその子と会ってプレゼントも渡して声もかっこいいって言われてって惚気も聞かされて。
「そーなんだ。絶対上手くいくよ。」
私は頑張って言葉を返すけど涙ぐみそうになる。その人はそんな私の頭を撫でながらいつも言うんだ。
「絶対好きになることは無いけど、好きでいていいよ。」
誰よりもあなたのことが好きなのに、実らないなんてほんとに辛すぎる。
君が悲しんでいる時は、涙で袖が濡れないように俺の胸で泣けばいい。痛むと言うなら原因を探りだし心に刺さった棘を抜いてみせよう。君がひとりになりたいと望むなら、そっと離れて悲しみの波がひくのを待つことだって。
あまり長いと俺が寂しくなるから出来れば近くにいさせてくれ。
落ち着いた頃にはお腹が空いているだろうから、軽食を食べてゆっくり休もうか。
時々、何も言わずに溜め込んでしまう君の悪い癖。心身の疲労は君を蝕んで陰が増えていく。どんな表情も好きだと豪語する俺も悲しみを孕む涙には弱い。それなら別の、分かち合えるような涙がいい。
「強く擦りすぎだよ…」
赤く腫れた君の目もとを冷やす。『誰よりも』君の幸せを願っているのに全ては拭いされない歯痒さは、今もなお慣れることはなかった。
誰よりも可愛くなった君
誰よりも見た目を気にして
猫背を治して
リップをつけて
髪を巻いて
香水をつけて
それは
僕じゃない誰かに向けての努力
僕なら、どんな姿でも君を好いているのに
僕なら、どんな姿でも君を愛しているのに
なんて
何も努力してない僕が言えたことじゃないな
「誰よりも」
誰よりも
私は味方です
だって
あなたは私だから
ねぇ?
鏡の中のひと
母が倒れた。突然の事で理解が追いつかないぼくに、医師は余命宣告を告げた。1ヶ月だ。
「お母さん心配よ、テスト大丈夫?」
本当にあと1ヶ月なのか。病院のベッドにいながらいつも自分の事ではなくぼくの将来を心配している母の姿を見ていると全部ドッキリなのかと思えてしまう。
「あ、学校サボろうなんて考えちゃダメよ。ちゃんとあんたには学校に行っといて貰わなきゃ」
その1ヶ月はもう二度と戻ってこない。なのに、普通に生活しろと母は言う。
「あんたが"学年1位"とか取ってくれたら、お母さん安心出来るのになぁ───」
その瞬間、電流が走った。
残り1ヶ月。1ヶ月後にちょうど期末試験がある。その時に母が生きているか分からない。でも、最後の手向けくらいにはなるはずだ。
部屋の照明を付け、筆記用具を取り出し、教材を取りだして勉強に取り掛かる。ぼくには分かる。クラスで1番、いや、学年で今1番心が燃えている。誰よりも優れ、誰よりも圧倒的で、誰よりも高い点数を取る為に。他でもない母の為に。
中庭の掲示板に成績が張り出された。
「……っ!」
その時携帯が震えた。父親からだ。ちょうどいい、自慢してやろう、何せぼくはこの学校で1番の───。
『母さん、たった今……息を引き取った』
嗚呼、そうか。目頭がぐっと熱くなる。
「母さん。1位取ったからって、安心するのは早過ぎだよ……っ」
目から光が零れそうだった。滝のように留めなく、行き場を失った熱量がわっと溢れ出るように。空を仰いだ。生前の母に似合う澄み渡った青空だ。
見ていてくれたかな母さん。ぼく、頑張ったよ。誰よりも頑張った。1番になったんだ。
いや、まだ終わりじゃない。これからも、もっと頑張ろう。母さんが安心出来るように、魂がここに留まる事のないように。
「……っ」
ぼくは、母さんが倒れて以降初めて泣いた。