貝殻』の作文集

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貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/5/2024, 2:23:22 PM

貝殻を耳にあてては潮騒の
音と戯る 秋のはじまり



夏終わっちゃうのさみしい(´・ω・`)
どこで覚えたのか巻貝を見ると耳にあてることが習慣化している。
巻貝の中を振動し、耳へは潮騒の音が届く。

この潮騒は人間の体内を巡る体液や筋肉の動きの音だと聞いたことがある。
耳を両手で塞ぐと流れる、ごぉ、という音。
これもまた似たような音がする。



私たちの中には海がある。
聞こえる潮騒は、内側の海の声。

9/5/2024, 2:21:39 PM

貝殻を拾った。
とても綺麗な貝殻だった。
それを見た君は羨ましそうな顔をした。



だから私はそれと対になる貝殻を君に渡した。
君は嬉しそうに笑った。



















白無垢に綿帽子、やはり君にとても似合う。
今日は君が世界で1番綺麗な日だ。
私達が世界で1番幸せな日だ。


そして迎えた人前式。

私たちはあの日拾った貝殻を合わせる。
夫婦円満を望んで。

9/5/2024, 2:17:08 PM

貝殻
あの時のこと、覚えているかな…8月の後半に、2人で出掛けた砂浜…まだまだ暑くて、サンダルに砂が掛かると、火傷しそうになったね…
波打ち際で、足を浸し乍ら二人で追いかけっこしたり、落書きしたり…なんだか、青春映画みたいだね、って笑い合って楽しんでいたね…時々、綺麗な貝殻見つけては、ポケットに隠して…
今でもね、あの日の貝殻、此処にあるんだよ…耳に当てると、あの青空と、波の音、2人の声が聞こえるんだよ…

9/5/2024, 2:16:51 PM

【貝殻】
いつものように殻に閉じ籠もる
外の世界を知らない私は
いつまでここにいられるのだろう
そんな考えだけが頭の中を支配する
その考えから抜け出したくて
また殻に閉じ籠もる

9/5/2024, 2:15:28 PM

初めての海に行った日のことだ。
海は、空のように青々として、潮の香が穏やかで優しい風に乗って鼻腔を擽るの。
砂浜は白くて、柔らかい物だと想像していたのだ。
実際は、水は黒く濁っていて空は曇天。重々しい空気感が海から漂うのを感じられる。白くて柔らかいと想像していた砂浜は、ゴロゴロと石があって歩くと痛い。
風はビュービューと音をたて、私に向かってくる。
想像していた海と違う、と思わずにはいられなかった。
そもそも、私が想像していた海はリゾートホテルや観光地で見れるような海で、実際に連れてってくれた場所は海を観光地にしている訳でもない。程よい田舎だった。
その日の天気も雨が降る直前だったらしく、条件が重なり理想の海とはかけ離れてしまった。
連れてきてくれた家族は、海は危険だからと水で遊ばせてはくれなかった。
唯一、浜辺を探検することを許された私は海に落ちているらしい貝殻を探そうと決めた。
貝殻の形と言ったら小さい法螺貝を想像していたので、それに似た形の物を歩き回った。
何十分か経って、やっと満足のいく形の貝殻を見つけることができた。貝殻だけは私が想像していた理想の海にある物として変わらなくて、幼い私は嬉しくてたまらなかった。
そんな、思い出の物を部屋の片付け中に見つけるなど何一つ考えていなかった。
成長した私だからこそ、あの時の無知で純粋だった私を羨ましく思ってしまう。
理想の海は普通では見れない。2103年の現在では海は黒い、それが一般常識で私が知った理想の海は2016年代の海だから。
せめて、陽の光でキラキラと輝き美しくあの風景を一度でも見たかった。貝殻を耳に当てながら座り込んだ。

9/5/2024, 2:15:12 PM

思い浮かべてみる。

波打ちぎわ
白く泡立つ水に砂が巻き込まれ
その隙間でコロコロとひるがえる小さな貝殻

何度もくりかえし寄せてくる波のカーテンに
カラカラ、コロコロと踊る、薄桃色の小さな貝殻。

何度も

何度も

どこかへ行ってしまいそうなのに
砂に受け止められて攫われず
また波に手を取られてヒラヒラ揺れる

そんな光景を思い浮かべてる瞬間
私の脳みそは思考を忘れ、言葉を手放す。

その瞬間
真っさらで真っ白な自分に帰る、ほんの数秒。

頭をからっぽにして
過ごすコツ。

9/5/2024, 2:13:41 PM

貝殻

海辺で拾う大きな貝殻。
誰かから貰った綺麗な貝殻。
校庭に混じる小さな貝殻。
身近なものだけど、不思議とそうは感じない。
どれも真っ白で、いつかは海に居た綺麗な貝殻。

9/5/2024, 2:10:55 PM

貝殻


これは私にまだ命があった頃のお話です。

今でこそ、こうして他の拾われた仲間たちと一緒に、ブローチやピアスに形を変えてガラスケースに並んでいるけれど、かつての私は旅人でした。


私の名前は瑠璃貝(ルリガイ)。

青色の薄い殻に覆われた私は、まるでインク瓶から零れ落ちたかのような淡い光を放つ巻貝です。

人は言います。
この貝は単純に貝殻と呼んでしまうには相応しくないほどの見目麗しい貝だと。

しかし、私は見た目が美しいだけのひ弱な貝ではありません。

砂浜の砂の中でほぼ一生を終える他の貝たちとは違い、私は自分で出した泡のイカダに乗って大海原を旅するのです。

私の仲間たちは、世界中の暖かな流れのある海の表層を優雅に漂いながら暮らしています。

好物はギンカクラゲやカツオノカンムリといった青色のクラゲたち。

私の美しい瑠璃色は何を隠そう彼らからの贈り物なのです。


しかし、波任せの優雅な旅は、とある秋の日の嵐の夜に突然終わりを告げました。

私は他の大勢の仲間たちと一緒に、島根県益田の海岸へと打ち上げられてしまったのです。


生きた貝としての命は、あの時あの場所で終わりを告げました。

しかし、今はこうして美しいアクセサリーへと姿形を変え、第二の人生を歩み始めています。

あなたがもしどこかで美しい青色の貝殻を見つけることがあったなら、それはきっと私です。

その時は、また私のことを思い出してくださいね。




お題
貝殻

9/5/2024, 2:09:52 PM

あの日の海へ、あなたと還りたい。
一緒にいることを許されていた、あの頃へ。

遠く、水平線を滑りゆく船に、
「いつか、あの船に乗って知らない国へ行きたい」
と、あなたが言う。
「全部捨てていくの?」
「あなただけは捨てないわ」
「それは光栄だね。ところであの船は、さんふらわあって言って、北海道に渡る定期フェリーだよ」
「そうなの?」
「うん。富良野か美瑛辺りで、二人でのんびり暮らす?」
「それも…悪くないね」

二人とも、寒いのは苦手だった。
でも、二人なら、工夫して意見をぶつけ合って、何だって乗り越えてゆける、そう信じてた。あの頃は。

「さんふらわあ」の船体には、大きな太陽の絵が描かれていた。
水平線の彼方から昇る朝日のように希望に満ちて、きっと僕達を北の大地へと連れて行ってくれる。
そこで住みづらくなったら、今度は本当に知らない国へ、もっと大きな船で渡ればいい。

あなたの突然の心変わりは、何の前触れもなく、そんなすべての夢を粉々にした。
さよならを告げて僕の前から去っていくあなたの後ろ姿に、あの日の海辺で見たあなたの後ろ姿を重ねて、これは現実で、あの日のあなたが僕の前から消えてしまうんだってことを実感していた。

海の向こうへ渡ることを約束したあなたが。
力を合わせて寒さに打ち勝とうとしたあなたが。

あの日、あなたが砂浜で拾って僕にくれた貝殻。
今も僕の部屋の片隅で、過ぎた日々を思い出させる。
「あなただけは捨てないわ」
いつか、あの海へ返しに行こう。
ずっとそう思いながら、僕の部屋の片隅で、静かな波音を奏でるのを聴いている。

この貝殻は、まるで今の僕のように、単なる抜け殻でしかないのに。

9/5/2024, 2:09:10 PM

貝の一つのホタテの中には真珠が一つ
一人一人真珠みたいなきれいな石を持っている

9/5/2024, 2:08:26 PM

貝殻

雲一つない快晴、夏休みも半ば、まさに海水浴日和。地元の海水浴場はどちらかといえば家族向け。県内外から人が集まるほどの有名どころではなく、あくまでも地元民の遊び場。だからか、自虐するワケではないが立てられたパラソルも敷かれたレジャーシートもおとなしめな気がする。
そんな中、前方に異質な光景を見つけ足を止める。
真っ白なでっかい貝殻。目に眩しいラメ入りのそれは貝殻モチーフの浮き輪。周りから浮きまくる派手な貝殻に寝そべる女性。どこの場違いなパリピだと顔を拝んでやろうと目をやり。
げ。
思わず回れ右をする。目立ちまくる好奇な視線に晒されているのは同級生、もとい待ち合わせの相手だった。
「アキラ、おっそーい!」
逃げることは間に合わず、他人のフリもさせてもらえず呼びつけられる。
「サクラ、何だよコレ」
「いいでしょう~。楽天スーパーセール」
いやソコじゃない。
「こんな田舎の海でこんな目立つモン持ってきやがって」
「いいじゃ~ん、ひと夏の思い出だよ」
楽しそうに笑うサクラの髪は休み前は黒だったのに今は明るい色に染められている。おそらく本当にひと夏のハメ外しで新学期にはまた見慣れた姿に戻るのだろう。
まぁ夏だしな。

ただ。
「これは、ひと夏の思い出にするなよ」
持参したサクラ色の貝殻を模したイヤリングを差し出す。

9/5/2024, 2:07:51 PM

この世界に湖はあるが、果たして海はあるのだろうか? 湖を越えた先に僕は行くことができない。まぁ正確にもできないというか、彼女に止められてしまったので、それ以上の道を進むつもりがないということだ。
 だがしかし、知的好奇心なんてものはある。海はあるのか? ここよりも発展している町があるのか? 意志を持っている住人はいるのか?
 でも、それを確かめたいとは思うけれど権力者に聞こうとは思わなかった。
 聞いてはいけない気がしたのだ、なんとなく。それは僕が踏み込んではいけないタブーのようで聞いたことにより、知られる真実は僕にとって伏せられなくてはならない事実なのかもしれない、なんて、そんなことを思ってしまったんだ。
 なんでそう思ったかは分からない。でもなんとなく。
 だから、僕はただ想像をするだけにとどめておくことにしたのだ。

9/5/2024, 2:06:57 PM

寄せては返す波の残滓。
吹き鳴らせば開戦を告げる笛の音が木霊するかもしれない。

wip……?

「no titile」
貝殻

9/5/2024, 2:06:02 PM

炭酸カルシウム。どのくらいの種類があるのか分からないが、世界中の海岸にある。全世界の海岸にはおなじような貝殻があるのかな。

9/5/2024, 2:05:39 PM

・1『貝殻』

子供の頃は貝殻の1つ1つに誰かが住んでると思ってた。
私はとびきりキレイな遊色の光り輝く巻き貝に妖精を住まわせて飼いたいと思っていた。
実際にはヤドカリを眺めていたけれど

【続く】

9/5/2024, 2:04:48 PM

昔、貴女が幼かった頃、ご家族で海に行ったことがありました。貝殻に耳を当てた貴女は、波の音がする、と不思議そうに、けれどきらきらと輝く目で母君に言いました。貴女の母君は、そうだね、不思議だね、と返し、貴女を慈愛に満ちた目で見つめていました。

 俺の中にある、ただそれだけの記憶です。
 それ以上、何が起きた訳でもありません。
 けれど俺は、今の貴女の母君がどれだけ貴女を愛しているか、改めて分かった気がしたのです。

9/5/2024, 2:02:42 PM

〈貝殻〉 

海と光る貝殻

明日は、どう光るかな?

光が反射して交差する。

明日は、どう光るかな?

9/5/2024, 2:01:45 PM

貝殻

バケツに集めた貝殻を、大切に抱きしめながら笑うあなたの無垢さが眩しい。

日々家

9/5/2024, 1:59:42 PM

貝殻を拾った、少し不思議な貝殻だ 可愛いね、愛おしいね、 愛らしいね、 好きではないでしょうね、貴方は此を忌み嫌うのでしょう、

波の音を聞きたがった貴方は今私を恨むのでしょ
見たかった様々な貝を私が今拾っていたら、

もし…… 少しでも貴方と舞踊れたのなら花の様に彼落ちましょう

9/5/2024, 1:58:15 PM

「貝殻」

ヤドカリのように
新しい貝殻を見つけてやり直したい

ああ、きっとできるさ!!

後は今の古い貝殻を
脱ぎ捨てる勇気があるかどうかだけ

目の前の新しいキレイな貝殻に入るまで
裸なんだもの、それは怖い事...


だけど、勇気を出して一歩前へ!!

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