『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
────赤は血の色。────
世の中には『運命の赤い糸』というのがあるよね。
なんで赤いのかな。
僕は、赤は血だと思うんだ。
運命に抗おうとして、自らの糸で自らを切ってしまう。そうして、糸は赤くなったっていう話。
まぁ、これはただの僕の妄想の話であって、実際は赤は情熱とか、そういう理由でつけられたんだと思う。
これは僕の意見だけど、運命の赤い糸ですんなり結ばれる、そんなありふれた話なんて面白くないじゃない?
だから、僕は必死に運命に抗ったりする悲劇を推したいな。
お題【 赤い糸 】
「小指に結ばれてる」
とか言われてるけどさ。
もっと分かりやすくしてよ
#7 赤い糸
「私はこの人と赤い糸で結ばれているのかな?」
って考える余地を与えない人が、貴方と赤い糸で結ばれている人。
―赤い糸―
“赤い糸ってさ、切れちゃったりするのかな
さぁ?わかんない
でも、もし切れるなら、
何をきっかけに切れるんだろう
んー…大人になったら分かる…かな?
大人なれば、ね…”
遠い昔のそんな会話を
ぼんやりと思い出していた
特別、大切な思い出だったわけでもなかった
いや、思い出というよりかはただの記憶
それ程、内容の薄い話
思い出したのは今が初めてだった
こんなことよく覚えてたなとすら思える
そんな記憶だった
急に思い出したのは多分、
私が今、ほんとに何も考えていないからだ
息をすることも忘れてしまったかのように
ずっとぼーっとしている
勝手に頭で再生され続ける光景が
つい先程起きた本物の出来事だなんて
信じられなくて受け入れられなかったから
赤い糸が切れる瞬間
私の身につい先程起きたそれは、正しくそれだった
これが理由だ、なんて明確なものはない
手元にあるスマホにしか向けない視線
あれこれ言っても冷たげな生返事
約束してもドタキャンや破棄が当たり前
出張だとか飲み会だとか、顔を合わせる暇すらなく
塵のように小さなことが積み重なっていき、
ただ、“多分、これでお終いなんだな”と
静かに悟るのだ
赤い糸は、そのとき初めてぷつりと切れる
台本通りとでも言うように淡々と
事は進展していった
あのときああしていればなんて、
反省や後悔は何も無かった
もう今となっては何でも良かったし
どうでもよかったから
ただひとつだけ、後悔があるならば
赤い糸何てもの、創らなけりゃ良かった
分からない
赤い糸あるかもしれないけれど
わたしにもあるかもしれないけれど
なにせ向いてないんだろうな
あんなにいい人を不快にさせるんだから
ごめんね、本当にしんどいの
何か分からないけれどしんどい
なんなんだこのしんどさは
最早自分が自分で不快
お題「赤い糸」
「先輩っ!!」
走りながらこちらへ向かってくる彼女。
「どうしたの?」
「引越すって本当ですか!?」
息を切らし焦っている。
「情報早いな、、」
困ったように頬をかきながらそう言うと彼女眉を下げ泣きそうになっていた。
「ごめんね、本当なんだ」
「私、先輩と離れたくないです!」
「、、僕も出来れば咲良ちゃんと離れたくないんだけどね、、」
優しく頭を撫でて彼女を落ち着かせる。
「ひっく、、う、うぅ、、」
「ごめんね、」
「要命せんぱぁい、、っ」
「大丈夫、僕らは離れてても一緒だよ」
泣きついてくる彼女を宥め軽く口付けをした。
「僕のこと覚えててくれる?」
「もぢろんでず、、!」
そう言って泣くのを我慢している彼女。
それさえ愛おしく思いながら再度頭を撫でる。
「それじゃあ、行くね?」
「はぃ、、」
「必ず迎えに来るから待っててね?」
「っ、、はい!!」
ーそれから2年後ー
「さーくら!」
「わっ!?」
「ちょ、ちーちゃん!びっくりしたじゃん」
「ごめんごめんw」
小さな公園で2人の少女がじゃれあっている。
その2人を見つめる1人の青年。
そして彼は1人の少女の元へ歩き出した。
「咲良ちゃん」
「、、!!」
「久しぶりだね」
「要命、せんぱ、い、」
少女は目を見開き驚く。
「迎えに、来たよ」
「っ!先輩!!」
少女は青年に抱きついた。
そして2人の手には見えない赤い糸が結ばれている。
「ただいま」
「おかえりなさい」
2人は微笑み合い口付けをした。
END
赤い糸
運命の赤い糸
青い糸もあるんだったけ
繋がってるなら
手繰り寄せれるよね
無理矢理に
手繰り寄せると絡まるんだったけ
どちらにしろ寄ってはくる
切れてしまえる糸も
そこまでは繋がってるように見えるから
運命なのかもしれないね
いつから言われてるか知らないけど
昔はお見合いが主流だったらしい
自分に起こることは
どう捉えても運命的で必然
選べれることもあるだろうけど
ほぼ決まってると思う
選ぶまでに過程があるから
その道中にはある程度ね
どの道に行ってもいいけど
その先には運命があって
運命が定まっている
未来が決まってるなら
あとは自分がどう思えるかだけが問題で
それが全てかもしれない
結局は
どう思うのか
どう扱えるのか
どう出来るのか
そこに尽きると思われる
それも含めて現象だと思いはするけどね
自分だけが決めることじゃないし
人の数だけ運命があるわけで
どんな運命だろうと
問答無用で訪れるのが運命で
他人の運命に左右されちゃうわけですが
自分がどう思うかくらいは
自分で決めたいね
「赤い糸」
誰にでも大切な人は存在する
家族、友人あるいは親戚あるいは教師
あなたにとっての大切な人は誰だろうか
その人と自分の心の繋がり
決して目に見えないけれど
必ず感じることが出来る
それが運命の赤い糸
その人に出会えたのは
当たり前ではないよ
奇跡の連続で成り立っている
大切な人を手放したくない時は
赤い糸を掴んで離さないことだよ
私の小指には赤く、
弱々しい糸が何処かへと続いていました。
これはあの、
運命の赤い糸と言うやつでしょうか。
すると興味心が湧き、
糸の続く先へと進んでいきました。
それを見た時、私は何も動かず、
ただ呆然と立っていることしか出来なくなりました。
その糸先には、続きすらなく、
胸の前で1本の先のちぎれた糸が浮遊していました。
すると、そこへどこか楽しそうな男女の声が耳に届きました。
2人は、私と同じような赤い糸に繋がれていました。
その瞬間私は、
失恋したという現実に耐えきれなくなり、
後ろに重心が倒れてしまって尻もちをついてしまいました。
ははっ笑,,と、
枯れた笑いが零れて重たく落ちてきた髪を、さっとかきあげて視線を足元に移しました。
恋は、惚れてしまった者が負け,,,なんてよく耳にしますが、本当にそうだと実感せざるを得なくなった私でした。
─赤い糸─
私には生まれつき、糸が見える。
相手と近付くと現れ、離れると消える。
小指と小指に結ばれている、不思議な糸。
小さい頃は意味が分からなかった。
親にも、友達にも、誰にも見えない。
そのせいで周りから可笑しな目で見られ、いつしかその事を隠すようになった。
バレて嫌われるのが、怖かった。
だから周りとの関係も深めないようにし、その度に糸が見えてないか気にしていた。
しかしいつの間にか、糸は見えなくなった。
安心していた。もう治ったのだと。
だが違った。治っていなかった。
そう気付いたのは、高校二年の頃だった。
私にも、親友と思えるほど仲の良い人ができた。
いつも通り、話しているとき、ふと気がついた。
私と親友の小指に、“黒い糸”が結ばれていたことに。
何で、どうして。
そんな疑問より、色が引っ掛かった。
今まで黒は見たことがなく、青や白ぐらいしか見たことなかった。
でもただバレたくなくて、知らないふりをした。
数ヵ月後。親友が屋上に呼び出してきた。
「どうしたの?」そう聞いても、親友は何も言わなかった。
ただボソボソと『...あん...の...いで。』と繰り返していた。
心配になり、肩を触ろうとした。
しかし彼女は、それを振り払った。そして、こう言った。
『あんたのせいで!私は幸せになれないじゃない!』
三日間書いてなくて申し訳ありません!
しかも久しぶりに書いた文章がとても長く、読みにくいですよね...。
本当に申し訳ありません!これからは出来るだけ書きます!
このお話の続きは、また後日に...。
以上、作者より(本っっっ当にすみませんでした)
赤い糸
小指から、小指へ。
運命と呼ばれるそれは、あまりにも乱暴で。
もし、その相手を好きになれなかったら、どうするんだろう。
#赤い糸
私の小指に絡まっているこの糸は何なのか
🔍️ 赤い糸 。
・運命の人と繋がっている説
・運命の相手が身近に居る説
何この嘘臭い説
運命の人なんて居るわけないじゃん
居たとしても私は要らない
運命の人の正体を知らない侭でいい
大切な何かを無くしたときの悲しみ
私はそれを味わいたくない 。
人は必ず✘ぬ
先に逝かれるのが嫌だから
私はこの糸を切る 。
切った赤い糸は色が薄くなり
そのまま 消えた
溶けていくように
小指の赤い糸は何度でも、誰とでも結びつく。
プツンと切れては、蝶々結びされて、またその結び目がスルリと解けて、他の糸と結ばれて、の繰り返し。
生まれ落ちてから、死に至るまで。
一色の長い糸に、たくさんの結び目と、鮮やかな赤のグラデーションが出来上がる。
それは、きっと、とても美しいことだろう。
テーマ「赤い糸」
【赤い糸】
ふと、左手の小指に赤い毛糸が結ばれているのに気づく。
『これってもしかして…赤い糸ってやつ?!』
そうだとすると、この赤い糸の先が気になった。
恋人がいない歴=年齢。やっと青春がきたかも。
赤い糸の先を辿る。外に繋がっているようだった。
運命の相手に繋がっているとすれば…考えた末、めいいっぱいのお洒落をして家を出た。
赤い糸を辿って歩く。お洒落をしたからなのか、運命の相手と会えるからか、いつも歩いているはずの道がキラキラしてみえた。気持ちが弾む。
結構な距離を歩いてきた。まだ赤い糸の先は見えない。周囲を見てみると、お洒落なお店が並んでいた。
少し疲れたし、休憩しようと目の前にあるカフェに入った。ぼーっとスマホを見ながら、普段は頼まないコーヒーを待つ。
「おまたせしました。」
運ばれてきたコーヒーに砂糖とミルクを入れた。今日のこの後の予定を考えてみる。店内を見渡すと、コーヒーを運んできたすごくお洒落な店員さんと目が合う。店員さんは微笑みかけてくれたが、すぐに目を逸らしてしまった。少ししてあの店員さんを盗み見ると、小指に赤い糸が結ばれてることに気づく。
『あの人の運命の相手は誰だろう』
何故だか少しショックをうける。あの赤い糸が自分の小指に繋がっているとよかったのに。甘いコーヒーを飲みながら、そんなことを思った。
赤い糸
誰かに繋がっている糸が、あるらしい…でも、私には無いらしい。あの人と、と想ってたぐり寄せて見ても、途中で切れてしまう…いつかほんとに、赤い糸繋がるかな…
"赤い糸"
よく聞くこの言葉。誰しも一度は疑問に思ったことがあるのではないだろうか。
何故青い糸は存在しないのだろう、と。
精神的な落ち着きを得られる青よりも、燃えるように熱い赤の方が相応しいのだろうか。
そもそもこの言葉は恋愛面でよく聞く。何故なのだろう。
こんなしょうもない疑問ばっかりで出来た私の日々は
赤でもなく青でもない、沢山の色で混じった糸で構成されている。
運命の青い糸も私はとても素敵だと思うけどね。
赤い糸
「俺の誕生日、何かほしいものない?」
そんなことを息子が言い出したのは、大学の入学式の日のことだ。
「誕生日って普通もらう日なんじゃない?」
息子には生まれつき発達障害があったが、結婚はせず、女手一つで成人まで育ててきた。
「そうだったっけ。でも、いいじゃない。何かほしいもの教えてよ」
息子が私に何かをしようとするなんてことは、今まで無かった事だ。
戸惑いつつ、内心は嬉しかった。
「そう?じゃあ手編みのマフラーでも編んでもらおうかしら」
冗談のつもりだった。
今はそんなものをする時期ではないし、まして手編みなんて。
「それがほしいもの?分かった」
そう言うと、息子はそれきりそのことを話題にすることはなかった。
--そして1ヶ月前後、息子の誕生日
「はい」
そう言って息子が私に紙袋を手渡した。
「なに?お菓子でも買ってきたの?」
ひどい話、私は1ヶ月前の息子の話を忘れてしまっていた。
「いいから、中見て」
息子はそう言って、じっと私の方を見ていた。
息子の行動に、私はようやく1ヶ月前の話を思い出し、そっと紙袋を空け、中を覗きこんだ。
中にあったのは、真っ赤な右手用の、小さなミトン。
私は袋の中に手を入れ、それを袋から取り出した。
「最初はマフラーのつもりで編んでたんだけど...ごめん、何度も間違えて糸が足りなくなって...それで、母さんいつも料理するとき使ってるからと思って」
そう言って息子は申し訳なさそうに、私から目を逸らした。
「そうなんだ」
それだけ言うと、私は息子を両手で強く抱き締めた。
と言うより、声に出すのはそれが精一杯だった。
「ごめんなさい」
突然抱きしめられ戸惑う息子を私はじっと見つめ、
「ありがとう。お母さん、すごく嬉しい」
と涙ながらに言葉を返した。
すると息子は、私の胸の中で、
「今日、母の日でしょ。誕生日でもあるけど、お祝いの日が重なってるから、何かしたいと思って」
と言い、私のことを抱きしめ返してきた。
今日が母の日なんて、忘れていた。
今日までそんな話、しなかったじゃない。
ギュッと抱きしめあった私の手の中には、不格好に形の歪んだ真っ赤な糸で甘れた、息子の愛情がたっぷりのこもったミトンが握りしめられていた。
運命の赤い糸の話?
そういえば由来はなんだろうと思って、ググったら足首の縄の話がでてきたんだけど。
日本では小指あたりに繊細な糸。ずいぶんかわいらしいイメージになったよね。
誰かと誰かをつなぐ糸。しかも恋愛関係限定なのかな
個人的には魂の結び付きはあると信じている。糸のようなものとは限らないけど。
人と人だけでなく、人と物、動物同士、物と物など。
視えたり感じたりできる感受性を持つ人には、それらの縁が赤い糸のように見えているのかもですね。
それってキレイかな。それとも?
『赤い糸』
運命の人なんて居なかった
小指に結ばれていた糸は
塗料で塗られていただけだった
私って、ホント馬鹿みたい
手の上で踊らされて
栄養むしり取られて
まだ糸を切ってない
でも、悪いのは全部私だ
だって自分から小指に
結んだから
私には赤い糸が見える。
赤い糸とは、よくある設定の赤い糸のことだ。
他の人には見えないらしい。
一列に並んで登校する子どもたち。
エナメルバッグの女子校生。
ベンチに座る老夫婦。
仕事帰りのサラリーマン。
年齢に関係なく赤い糸は繋がっている。
当然、赤い糸がない者や、
赤い糸はあっても一人でいる者もいる。
しかし意外なことに、
繋がり合っているペアは極めて稀だ。
例えばそこで仲睦まじくしている男女も、
繋がる糸は双方とも明後日の方向へ飛んでいる。
片方には赤い糸がないコンビや、
赤い糸がない者同士も日常的に見かける。
先日やっていたテレビで、
国際結婚をしたカップルが繋がり合っているのを見て、
柄にもなく声が出てしまったのを覚えている。
彼ら彼女らが幸せかどうかはわからない。
しかしこの能力によって、
人を遠ざけてきた私よりもよほど幸せそうに見える。
私の指に繋がった赤い糸。
相手は確実に私にとって素敵な人なのだろう。
そしてそれは相手にとっても同じこと。
私は赤い糸を切った。
こんな糸があっても出会えなきゃ意味がない。
でもなんだか少しだけ、吹っ切れた気がした。
~赤い糸~